サンドロヴィッチとは?

ナイロン100℃、KERA・MAP、劇団健康、雲の上団五郎一座、オリガト・プラスティコなど、活動拠点を年々増やし、しかもパワーもクリエイティビティも向上しているケラリーノ・サンドロヴィッチ。自他ともに認めるワーカホリックで、今年も次々と作品を発表したが、来年は書き下ろしが1本のみ。それが、2度目の登場となるシアター・コクーンの「労働者M」だ。堤真一、小泉今日子、松尾スズキら豪華キャストを得て、KERAがたくらむのは?
「それはハードルが高いってことでもあるんですけどね(笑)。堤君は一昨年の『カメレオンズ・リップ』に出てもらって、どんな芝居も任せられるという信頼があります。で、小泉さんによって動く世界観が僕の中にすごくあるんですよ。堤君の相手役が深津ちゃんとキョンキョンでは、生まれる物語がだいぶ違う。小泉さんは答えを出さない方が面白い女優さんというのかな。今回、収容所の中の話なんですけど、あいまいでしょ、収容所って。罪がある人もない人もそこに入れられてる感じじゃないですか。そのあいまいさが、キョンキョンのイメージと重なるんです。で、そこに松尾さんが来る。今回、僕は松尾さんに関して決めてることがあるんです。それはね、徹底的にもがく役にしたい。自分が書いた芝居に出てるときはどうしても、客観的な人物を演じがちじゃないですか。そういうのを一切排除して、役者さんに徹してもらう。40過ぎたら一緒に何かやろうって約束してたんですけど、それがようやく叶います。」
「これ、実はね、空手バカボンといって、僕と大槻ケンヂくんたちでやってたバンドの曲のタイトルなんですよ。タイトルがなかなか決まらなくて、本当にギリギリというときに降ってきました(笑)。」
──社会主義、共産主義の雰囲気がありますね。収容所の話ということですし、そういう内容になるんでしょうか?
「内容はまだ細かくは決まっていないんですけど、においとしては社会主義、共産主義みたいなものが出てくると思います。ある集団があって、その秩序が壊れていく過程が出てくると思いますし。」
「僕がつくりますから、やっぱりポップだろうし、笑いはあります。ただ、ゲラゲラ正面から笑うものではなくて、今回は不条理みたいなものを多く含んだコメディになると思いますよ。だから見る人によって“怖い”と感じるかもしれないし、逆に元気が出るかもしれないし、もしかしたら“なんじゃ、これ!?”と思うかもしれない(笑)。」
──今年は劇団健康を復活させたり、その前にはKERA・MAPで30歳以下の若い役者を30人以上使った舞台をつくったり、例年以上に精力的でしたよね。作品のクオリティも高いまま保たれているように思いますが。
「保たれていればいいな、とは思いますけどね。自分で最近うれしいのは、いろんな役者さんに“(KERA作品に)出たい”と言ってもらえることなんです。自分としては、ずっと偏った芝居をつくってきたつもりだから、いろんな役者さんがそう思ってくれるのは意外だし、すごくうれしいです。」
──私たち観客にとっても今回のキャストは、すごくうれしい、刺激的な面々ですよ。前述の3人だけでなく。
「僕もね、ただひとりとして“じゃあその人でいいです”って妥協した人はいない、全員第一希望だった役者さんがそろいました。自分でもけいこがすごく楽しみです。」

[ 161] Yahoo!チケット -ケラリーノ・サンドロヴィッチ
[引用サイト]  http://tickets.yahoo.co.jp/interview/roudousha_m/

劇団ナイロン100°C主宰、ケラ&ザ・シンセサイザーズ ヴォーカリスト/劇作家、演出家、ミュージシャン
こうして、毎晩徹夜して台本を書きたくても頭も体もついていかないようになると、若い頃にした、無駄な、なんの得もしない幾晩もの徹夜が思い返され、俺はなんてもったいないことをしていたのだろうと悔やんでも悔やみ切れない。
徹夜するのだから、昼間か、せめて前日はしっかり睡眠をとっておきゃあよいものを、あろうことか、前日も無駄に徹夜をして映画館に向かったのが間違いだった。
友人四人で列に並び、交代で吉野家に牛丼を食べに行ったり、持って行ったラジカセから流れる大場久美子や河合奈保子で踊り狂って、夜が明ける頃にはヘトヘトで、映画館に入って着席するなり熟睡した。
4:いやいやいや、本番開けて4日めの、楽屋入りから開場時間までの間に舞台上でするウォーミングアップほど楽しいことはない、という人。
その筆頭が、俺の回りでは大倉孝二だったりするし、やる舞台やる舞台でキレまくっていることで有名な入江雅人だったりするわけだが、「犯さん哉」の打ち上げのコメントで、大倉は「何年ぶりかで楽しい芝居ができました」と言い、イリポンも「なぁんだか知らないけどホンット楽しかった」と満面の笑顔で語った。
普段そういう事を言いそうにない人間が、そういう事を言うからには、よっぽどそういう事だったんだろうと思えるから不思議だ。
ちなみに、階下では野田秀樹さんが、階上では長塚圭史が演出をしており、もし今この建物に爆弾が落ちたら、来月行われる三本の「目玉公演」が中止になるので、どうか我々の稽古場の棟には誰も爆弾を投下しないで頂きたい。
そして野田さんは、ヒトの稽古場に遊びにきたついでに、セットの箪笥の引き出しにくだらないモノを入れようなんてくだらない事は考えないで頂きたい。
残された稽古日数を考えると、今の台本のペースはかなりヤバめなだけでなく、明日明後日と役者のNGで理想的な稽古スケジュールが組めなかったり、不安は多いものの、稽古を楽しめるだけの精神的体力的余裕があるのはよいことだ。
話は変わって、日々行われている試写会で「グミ・チョコ」を観たキャストたちから、「面白かった」という感想が届けられて、嬉しい。
キャストの皆さん、面白いと思ってくれたなら、どうか「おもしれえ、おもしれえ」と所構わず狂ったように吹聴してまわってほしい。
映画「グミ・チョコレート・パイン」は12月15日か22日か29日から、東京テアトル新宿にてロードショー。
8日、9日と稽古がオフだったので執筆に専念していたが、思うように進まず、10日もオフにしてもらった。
専念とは言っても、9日には毎日新聞、10日にはクイック・ジャパンの取材が入ったり、事務的ななんやかんや(主に来年のこと)があったり、夕刊フジの連載を書いたりで、専念という程は専念できない。
あ、前回ロッキン・オン(正確にはロッキング・オンだということですが、俺にとっては30年近くロッキンオンだったので、もはや修正はきかないのです)について書いたら、「私も嫌いです」みたいなコメントをいくつか戴いたけれど、俺は別にロッキンオンが嫌いなわけではない、逃げるわけではなく。
クイック・ジャパンで取材に来たキレイなお姉ちゃんが、なるほどと思う分析をしてくれて溜飲が下がったのは、エグさに対する世の中の反応についてだ。
芝居にしろ映画にしろ、もはや「援交」や「トラウマ」をキーワードにされたところで、観る者にはなんの驚きもなかろう。
ホストに何千万注ぎ込もうが、だからどうした、てなもんであり、それは「不治の病」と同じぐらい陳腐に感じられるのが「今」だ。
もっとも、「陳腐だ」とは感じない陳腐な方々も大勢いるから様々な商売は成り立つわけだが、そんな奴らのことはこのblogではどうでもよい。
そう、「わが闇」では、事件の意外さや大きさで物語ることをせず、誰でも少なからず抱えているだろう小さな(少なくとも、死にたいと思うことはあっても、結局は生きていくことを選ぶ程度の)傷をもつ人々を丹念に書きたいと思っている。
「つまらないと思う人を説得して、ああそう言われるとなるほど面白かった、と思い直してもらえるならいくらでも説得するんですけどね」
ハワード・ホークスの映画を観て面白いと思えなかったのに、蓮實重彦の批評を読んで、えっ、そんなに面白いの?と半信半疑で再見してみると、驚くほど面白かった、という話だ。
対談の成り行きはよく覚えていないが、「面白さ」は個人的なものだけれど、「面白がり方」というものがあり、それを共有させることが面白さの広まりなのではないか、みたいな話だったように記憶する。
ともすると本来はまったく意図していない部分を面白がられてしまう危険性を感じるし(例えばみうらじゅんさんのような人にね)、どこを面白がるか、あるいはつまらながるかは観る人の自由だから、「ここをこう面白がれればOK」みたいな提示をしてしまうのはヤボなのではないかという思いもなくはない。
さじ加減を考慮しつつ、このblogが、自分の作る作品の「面白がり方」のヒントを与えるサブテキストとして機能するのもよいかな、と思ったりした。
知らないところで自分について語られることがあるのは、立場上しかたないにせよ、自分の部屋の本棚に並んでいる、まさか、と思うような本に自分の名前を見つけてギョッとすることがある。
高平哲郎さんの「アチャラカ」(ビレッジセンター刊)は一年近く前に購入したまま読まずにいた評論集だが、なんとなく手にしたままタクシーに乗り、パラパラめくっていて、次の一文に思わず煙草の灰を落とした。
2000年の東洋館の平成アチャラカ座旗揚げ公演には、いとう(せいこう)さんも、翌年「空飛ぶ雲の上団五郎一座」を上演する予定のケラ・サンドラビッチさんも見に来てくれました。
本を出す時には、必ず校正という作業があるはずで、「あ、誤植だ」と思ったら、「まあいいか、このままで」となることはまずないのだ。
「グミ・チョコレート・パイン」の宣伝で大槻と対談した某雑誌(CUT)で、グミチョコプロデューサーへの苦言、というか単なる悪口を一杯言ったら、それこそ校正で「わが雑誌は他人の誹謗中傷は掲載しないのでカットしてくれ」と言われた。
昔、LONG VACATIONというバンドで、アルバムをけなされたから、アッタマきて、中野サンプラザでのライヴでMC中に、そのレコ評を読み上げ、ロッキンオンジャパンを引き裂いたばかりでなく、その模様をライヴ盤で発売したことがあって、以来、しばらくロッキンオン社には相手にしてもらえなかったのだが、ようやく取材、と思ったらまたコレだもん。
グミチョコを宣伝したくないわけではまったくないのだが、電気グルーヴだか石野だかがやってるラジオへのゲスト出演も、大槻のアスキーだかの連載の対談だかも、せっかく誘って頂いたものの、台本執筆の為に断ってしまった。
コーヒーをお気に入りのTシャツをこぼし、あわてて水につけたりしている間にも、どんどん時間は過ぎてゆく。
1月にはナイロンでも来阪するし、やはり1月の下旬にはテアトル梅田で「グミ・チョコレート・パイン」も公開されるから、宣伝せねばならないのに、「わが闇」についてはまだストーリーを語れない。設定と心意気だけを滔々と述べて勘弁してもらう。
千秋楽はバラシがあってスタッフが参加できない為、前日に打ち上げをするというのは、地方公演ではよくあることだ。
と思わずにはいられないけれど、入ると思ったからやったのだろうし、そう思わせた俺にも責任はあるのである。
さて、「わが闇」の相関図は、この二週間の間にかれこれ20パターン以上を書き、ようやく「これでいけるのではないか」と思えるものが出来上がった。
それでも、しばらく眺めていると、「いや、もっとなんか、あるんじゃないか」と感じてくるので、眺めるのはもうやめて、ついにノートから原稿用紙に筆の先を移した。
一応チラシにも「変わるかもしれない」的なコトワリを入れておいたハズなので、変わったら変わったでいいじゃんか、の心意気で、結果、やはり変えたワケである。
「犯さん哉」で自分の中の「駄菓子的部分」をすべて吐き出してしまったので、「馬鹿馬鹿しいのはもうしばらくいいよ」という気分になっている。
まだ役者も知らない情報なのにここに書いてもよいのかどうかわからぬが、以下が今回自分に課した注意事項&禁止事項。
(前者は、間違えて「パリ」と書いてしまったところ、コメントで指摘していただきました。そうだよな。パリにキンタマーニはないよ。ありがとさん。)
「意外にも」というのは、これまでナイロンで何本か「ナンセンス系」の作品を大阪で上演してきて、東京の七割ぐらいしかウケないのが常だったからだ。
きっとそれもあるだろうし、役者も俺も、皆それぞれ頑張ってきて、そうしたアレが、なんというか、ようやく認めてもらえてるとゆーか、伝わってるのではないか。
俺にはむしろ「かわいた皮膚科」のイメージが湧いてしまうなあ。皮膚科としては「乾いた」というのは致命的なマイナスイメージだと思うがなあ。
この前乗ったタクシーの運転手さんは「登坂大悟」(のぼりざかだいご)って名前だったなあ。インパクトあるなあ。
詳しくは言えないが、観なければならない事情があったのだけれど、観たかった映画なので都合がよかったものの、そしてとてもステキな映画だったけれど、島根の風景は大スクリーンで観たかった。
まだサワリしか観ていないが、正月第二弾で公開される、藤田容介監督、荒川良々、岡田義徳、木村佳乃出演の、「全然大丈夫」のDVDも渡された。
で、東京では「ベタ過ぎてコレちょっとどうなんだカットするべぇか」と思ってたトコロでフツーにウケてたりしてた。
「わが闇」は構想がなかなかまとまらないまま、予定していた二日間の本読みの予定を飛ばして(なにしろ、読むべき本が無いのだから)ひたすら机の前で舞台模型と役名のメモを眺めながら悶々と、していたいのだがそうもいかず、もはやいつのことやらわからなくなってしまったが、
年内に片付けてしまうべき雑務、例えば、来年再来年の公演スケジュールとキャスティング、会社の資産、その他諸々の七面倒くさいことを、果たして本当に年内に片付けられるのかどうかが突如気になり始める時期であり、言ってみれば、年に数度しか意識することのない「社長さん」としての立場を考えざるを得ない時期である。
そう。現在あんなに素晴らしくくだらない芝居をやっている俺様であるというのに、その実、二つの会社の代表取締役なのである。ホント笑っちゃうよ。
PARCO劇場には行かず、グミチョコ関連取材と0号試写と劇場売りパンフの打ち合わせ。つまりは「グミチョコDAY」。
すでにマスコミ試写会が始まって一月以上経っているこの時期に、初めてフィルムにプリントされた状態の試写を観たわけで、つまりこれまでの試写会はすべてビデオプロジェクターでの上映だったわけで、まったく以ってわけのわからない仕切りだが、グミチョコに関してはもうわけがわからないことにはとっくに慣れた。
CUT誌の取材では、久々に大槻と会って対談。原作者と監督の対談だったわけだが、油断するとすぐ昔話になってしまうのが大槻と公の場で話をするときの留意点だとはわかっていたものの・・・。
本チラシ用の撮り下ろし写真はやはり古い付き合いの常盤響氏に依頼。しかし、12月公開なのに今からデザインて。さ来年の正月映画にしてはどうか。
↑みたいなことを考えていたら、なんだかグッタリしてしまい、ベッドから起き上がれぬまま、気がつけば日が暮れていた。
21日、つまり今日は、「犯さん哉」のマチネを観たあと、ナイロン100℃公演「わが闇」パンフ用対談で銀杏ボーイズの峯田君と会う。

[ 162] ケラリーノ・サンドロヴィッチblog 「日々是嫌日」 - livedoor Blog(ブログ)
[引用サイト]  http://blog.livedoor.jp/keralino/



お気に入り



  • track feed
    • seo