送りとは?

恩送り (おんおくり) (あるいはご恩おくり) とは、自分が誰かから受けた親切・善意・思いやりなどを、与えてくれた人へ直接返すかわりに、別の、必要としている人達に送る事である。又、それにより善意が社会を巡り、様々な善き連鎖が社会全体へと広がってゆく事も指す。
「恩返し」は親切にしてくれた人に、親切を返すという事であるが、これだと上手く実現した場合ですら二人の閉鎖的な関係が出来るだけである。又、実際問題として、親切をしてくれるような人は(少なくともその時は)十分に余力があり、特に助けも必要としておらず、その人に親切を返そうにも適切な方法が無い、という事の方が人生では多い。このように「恩返し」は実際は、したくても出来ない場合が多いのである。
「恩返し」にこだわりすぎると、善意を受けた人の心に生じたある種の"心理的エネルギー"と呼べるようなものは、個人の中に閉じ込めたままに放置され、やがて鮮度が失われ現実化される事なく消えていってしまう事が多い。
一方「恩送り」という考え方・実践ならば、返す相手が限定されていないので、親切を送り出す相手や、親切の内容は、自在に無理なく選ぶ事が出来る。よって比較的短い期間・時間の間に、具体的に親切をこの世に"現実化"させる事が出来る。
人々が「恩返し」にこだわらず「恩送り」も選択肢とする事で、社会全体としては、"現実化" し "流通" する親切の量が、圧倒的に多くなるのである。これは1人1人の視点でも、日常的に自分が出会う親切の量が増える事を意味する。
必要な状況、切実な状況などで与えられる善意というのは、受け取る側にとって言葉にしがたいほど有難い事は言うまでもないが、送る側にとっても気持ちが良いものであり、双方の"幸福の量"を増やすものである。「恩送り」は、社会全体の幸福の総量を増してゆく。又、それ以上に、自身の精神構造が、直接の見返りを求めない精神構造に変化してゆく事で得られるものが多い。
英語圏では近年Pay it forward(ペイ・イット・フォーワード)の表現で再認識されるようになった。
この"Pay it forward"をテーマに、書籍『 ペイ・フォワード 可能の王国』が書かれ、同名の映画が制作されてた(2000年)。ここでは、1人から受けた善意を3人の人に送る運動を起こす少年の姿が描かれている。この本のアイディアは、作品を飛び出し、ペイ・イット・フォーワード財団として現実の世界のものとなっており、学校の生徒、親、教師に、このPay it forwardの考え方を広める事を目的に活動をしている。
日本では江戸時代までは「恩送り」という考え方と実践があったとされている。又、明治時代から高度成長期にかけて、次第に日本人は利己的で近視眼的な考えにばかり駆り立てられるようになり、「恩送り」のような行動をとらない人が都市部を中心にいつのまにか多数派になり、殺伐とした社会になってしまったともされ、近年になり、「恩送り」の考え方と実践を広く復活させ良い社会をとりもどそうとする良心的な人々が、増えつつあるようである。
井上ひさしはNHKの番組『福祉ネットワーク:井上ひさし福祉都市を語る〜イタリア・ボローニャの共生社会』において以下のような主旨の事を語っている。
江戸時代に、「ご恩送り」という言葉がありました。ご恩返しは、贈り物を送ったり返したりで、関係は2人しかないわけです。ご恩送りは、誰かから親切を受けたら、これを親切を受けた誰かに返すのではなくて、他の人に渡していくんですね。そうすると、江戸に100万人いるとしますよね。1日に一度ぐらいは親切を受けることはありますよね、一瞬のうちに江戸の町に100万の恩というものがバーッといくわけです。それをお互いに回すわけですよね。
最近ではある程度の年齢の人たちだけでなく、学生などにもこのような考え方が広がってきている。特に旅好きの青年、ボランティア活動に熱心な青年などには顕著にこのような考え方を持ち、日々実践している者も多々見られる。
(ようやく恩返しができると思えたころには恩師は他界してしまっていて残念に思う人は多いが、恩送りならば出来る)
「子育て」も人類が綿々と続けている恩送りの一種である、という事を言う人もいる。(祖父母→親→本人→子→孫)
阪神淡路大震災の時助けられた人々で、後に、他の地方の震災の時にボランティアで救援活動を行っている人も多い。
かつて怪我をした時助けてくれた人の名前も連絡先も分かりそうもない → 近所の人々にいつもより笑顔で接する、ボランティア活動を始めてみる。
ビジネスマンだが、ある"助け"のおかげで大切な仕事が締め切りに間に合った → 災害援助基金などを調べ、寄付してみる。
自分から恣意的に恩送りをしようとしなくても、偶然にも困っている人が眼の前に現れて、極めて自然な流れで、善意・親切を示す機会がやってくる事も多い。人は「恩送り」という概念を持っているだけで、"アンテナ"とも形容できる「気付く能力」あるいは「状況の見方」が変化する。以前ならばぼんやりと見過ごしていた状況を眼にして、"今こそまさに恩送りをするチャンスだ" と気付くように精神構造が変化してゆくのである。
恩送りを実践し人に善行を行うと、とても感謝、感激されるものだが、その時に以下のような言葉を伝えると、恩送りの概念と実践が拡大してゆく。
「感謝にはおよびません。私も以前ある人から受けた親切を、リレーのタスキのようにあなたに手渡しただけなんですよ。これは恩送りと言うのです。今度はあなたが、私でない誰かに親切を送ってくださればそれでいいのですよ」

[ 26] 恩送り - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%A9%E9%80%81%E3%82%8A

送りがな(おくりがな)とは、日本語の漢字仮名交じり文において、漢字表記した和語を読みやすくするために、縦書きならば漢字の下に、横書きならば漢字の右につける仮名のことである。ただし、語のすべてが仮名表記された語(助詞・助動詞を含む)は送り仮名とは呼ばない。
なお、漢字仮名交じり文は、戦前は公文書などで漢字カタカナ交じり文も用いられていたが、戦後は漢字ひらがな交じり文が一般的である。
また、漢文の訓読において、漢字の右下に小さく付したカタカナも送りがなと呼んでいるが、これは上記の送りがなの範疇を越えて、訓読上必要な助詞等も読み添えるもので、厳密には「添え仮名」というべきものである。
昭和48年の内閣告示(昭和56年一部改定)の示す基準が現在広く行われている。以下その要点を整理する。
用言 - 用言を漢字を用いて書くには、ふつう、送りがなが必要になる。活用語尾を送りがなにするのが原則であるが、形容詞 ・形容動詞については次のルールが適用される。
形容動詞 - 語幹が「か」「やか」「らか」で終わる場合には送りがながそれぞれ「か」「やか」「らか」で始まる。 例 静かだ 華やかだ 清らかだ
派生語 - もとの語の送りがなの送り方に準ずる。このルールより、漢字に負担させる訓読みが統一される。 例 動く・動かす(活用語尾は「す」)・動き(名詞)
明るい - 原則通りであれば「明い」となるし、派生語の原則を適用すれば「明かるい」(←明ける)となる。
少ない - 原則通りであれば「少い」となるが、この送りがなで打消表現を書くと「少くない」となって、これが却って「すくない」とも読まれる可能性がある。
幸せ・幸い - 名詞は送りがなを付けないのが原則だが、読みを区別するために送り仮名を付ける。(語源的にも「仕合はせ」「さきはひ」で活用語からの派生語である。)
また、許容として、誤読のおそれの少ない語の送りがなを省く(例「封切り」→「封切」、「申し込み」→「申込み」)ことや、誤読を防ぐために多めに送りがなを付ける(例 「行う」→「行なう」〔原則通りの表記「行って」が「いって」とも読みうる〕)ことが認められる語や例も挙げている。
戦前の送仮名法は、現在の標準よりも少なく送るルールであった。その方が字数を削減できてよいという面もある一方で、誤読のおそれを免れないという問題点もあった。そのため、戦後の国語施策では、誤読防止、漢字の負担する訓の統一を図って、なるべく多めに送る方式が採用されたが、批判も多く、改定を経て上記の告示に至った。
原則を立てて、それに送りがな表記を合わせようとすると、慣用に反するものや、誤読のおそれのあるものが出、慣用を認め、誤読の防止を図ろうとすると、原則の他に、例外や、許容を多数認めねばならない、という微妙なバランスの上で、上記の告示は成り立っている。
送りがなの付け方がこのように複雑であるために、学校教育の現場では、まず漢字と送りがなをセットで書き取り練習させ、慣れさせることを第一とし、次いでその原則を体系的に理解させる、という指導方針を採っているようである。
また、昨今では、ワープロ・パソコンの普及により、変換によって出てくる送りがなをそのまま採用するという場合が多いようだが、変換ソフトによっては、許容例(少ない送りがなや多い送りがな)も出てくるので、どの送りがな表記を選ぶかという見識は必要であろう。
この「送りがな」は、言語学に関連した書きかけの項目です。加筆・訂正等して下さる協力者を求めています。(ウィキポータル 言語学)

[ 27] 送りがな - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%81%E3%82%8A%E4%BB%AE%E5%90%8D

一般の社会生活において現代の国語を書き表すための送り仮名の付け方のよりどころを、次のように定める。なお、昭和三十四年内閣告示第一号は、廃止する。
一 この「送り仮名の付け方」は、法令・公用文書・新聞・雑誌・放送など、一般の社会生活において、「常用漢字表」の音訓によつて現代の国語を書き表す場合の送り仮名の付け方のよりどころを示すものである。
二 この「送り仮名の付け方」は、科学・技術・芸術その他の各種専門分野や個々人の表記にまで及ぼそうとするものではない。
三 この「送り仮名の付け方」は、漢字を記号的に用いたり、表に記入したりする場合や、固有名詞を書き表す場合を対象としていない。
通則4 (活用のある語から転じた名詞であつて、もとの語の送り仮名の付け方によつて送る語に関するもの)
二 通則とは、単独の語及び複合の語の別、活用のある語及び活用のない語の別等に応じて考えた送り仮名の付け方に関する基本的な法則をいい、必要に応じ、例外的な事項又は許容的な事項を加えてある。
したがつて、各通則には、本則のほか、必要に応じて例外及び許容を設けた。ただし、通則7は、通則6の例外に当たるものであるが、該当する語が多数に上るので、別の通則として立てたものである。
例外・・・ 本則には合わないが、慣用として行われていると認められるものであつて、本則によらず、これによるものをいう。
許容・・・ 本則による形とともに、慣用として行われていると認められるものであつて、本則以外に、これによつてよいものをいう。
四 単独の語及び複合の語を通じて、字音を含む語は、その字音の部分には送り仮名を要しないのであるから、必要のない限り触れていない。
五 各通則において、送り仮名の付け方は許容によることのできる語については、本則又は許容のいずれに従つてもよいが、個々の語に適用するに当たつて、許容に従つてよいかどうか判断し難い場合には、本則によるものとする。
明らむ 味わう 哀れむ 慈しむ 教わる 脅かす(おどかす) 脅かす(おびやかす) 食らう 異なる 逆らう 捕まる 群がる 和らぐ 揺する
(注意) 語幹と活用語尾との区別がつかない動詞は,例えば,「着る」,「寝る」,「来る」などのように送る。
本則 活用語尾以外の部分に他の語を含む語は,含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。(含まれている語を〔 〕の中に示す。)
当たる〔当てる〕 終わる〔終える〕 変わる〔変える〕 集まる〔集める〕 定まる〔定める〕 連なる〔連ねる〕 交わる〔交える〕
許容 読み間違えるおそれのない場合は,活用語尾以外の部分について,次の( )の中に示すように,送り仮名を省くことができる。
辺り 哀れ 勢い 幾ら 後ろ 傍ら 幸い 幸せ 互い 便り 半ば 情け 斜め 独り 誉れ 自ら 災い
本則 活用のある語から転じた名詞及び活用のある語に「さ」,「み」,「げ」などの接尾語が付いて名詞になったものは,もとの語の送り仮名の付け方によって送る。
(注意) ここに掲げた「組」は,「花の組」,「赤の組」などのように使った場合の「くみ」であり,例えば,「活字の組みがゆるむ。」などとして使う場合の「くみ」を意味するものではない。「光」,「折」,「係」なども,同様に動詞の意識が残っているような使い方の場合は,この例外に該当しない。したがって,本則を適用して送り仮名を付ける。
(3) 次のように,他の語を含む語は,含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。(含まれている語を〔 〕の中に示す。)
〔例〕 併せて〔併せる〕 至って〔至る〕 恐らく〔恐れる〕 従って〔従う〕 絶えず〔絶える〕 例えば〔例える〕 努めて〔努める〕
本則 複合の語(通則7を適用する語を除く。)の送り仮名は,その複合の語を書き表す漢字の,それぞれの音訓を用いた単独の語の送り仮名の付け方による。
行き帰り 伸び縮み 乗り降り 抜け駆け 作り笑い 暮らし向き 売り上げ 取り扱い 乗り換え 引き換え 歩み寄り 申し込み 移り変わり
〔例〕 書き抜く(書抜く) 申し込む(申込む) 打ち合わせる(打ち合せる・打合せる) 向かい合わせる(向い合せる) 聞き苦しい(聞苦しい) 待ち遠しい(待遠しい)
田植え(田植) 封切り(封切) 落書き(落書) 雨上がり(雨上り) 日当たり(日当り) 夜明かし(夜明し)
抜け駆け(抜駆け) 暮らし向き(暮し向き) 売り上げ(売上げ・売上) 取り扱い(取扱い・取扱) 乗り換え(乗換え・乗換) 引き換え(引換え・引換) 申し込み(申込み・申込) 移り変わり(移り変り)
(注意) 「こけら落とし(こけら落し)」,「さび止め」,「洗いざらし」,「打ちひも」のように,前又は後ろの部分を仮名で書く場合は,他の部分については,単独の語の送り仮名の付け方による。
奥書 木立 子守 献立 座敷 試合 字引 場合 羽織 葉巻 番組 番付 日付 水引 物置 物語 役割 屋敷 夕立 割合
(1) 「((博多))織」,「売上((高))」などのようにして掲げたものは,(( ))の中を他の漢字で置き換えた場合にも,この通則を適用する。
(2) 通則7を適用する語は,例として挙げたものだけで尽くしてはいない。したがって,慣用が固定していると認められる限り,類推して同類の語にも及ぼすものである。通則7を適用してよいかどうか判断し難い場合には,通則6を適用する。
「常用漢字表」の「付表」に掲げてある語のうち,送り仮名の付け方が問題となる次の語は,次のようにする。

[ 28] 送り仮名の付け方
[引用サイト]  http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19730618001/k19730618001.html



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