ノイラミダーゼとは?
|
年間で一番寒い季節となりました。今年は予想通りインフルエンザが大流行しています。インフルエンザのワクチン接種に関しては、昨年末の突然のワクチン在庫不足の問題がありました。今冬前には、行政も医療機関も出来るだけ多くの方々へのワクチン接種を推奨しており、十分な数量のワクチン(1400万人分!)を準備してあったはずなのですが、12月になって突然(!)在庫が底をついてしまいました。ワクチン接種の購入予約をしていた医療機関は大混乱してしまい、患者様に多大なご迷惑をおかけしました。その一因には報道によると、買占めをしていた一部の医療機関があったとのことです。行政・厚生労働省は、今回の問題について真相を徹底的に究明するべきであると思います。 さて、昨年春に流行したSARSの流行は今のところありませんが、今度は「鳥インフルエンザ(H5N1型)」による人間の感染死亡例が報告され、感染地域は中国・東南アジアから全世界にひろがりを見せています。感染鶏の大量死亡が日本でおこるなど、新型インフルエンザ発生への警戒心が高まっています。 インフルエンザウィルスには内部のタンパク質によって、A・B・C型があります。大流行を起こすのがA型で、鳥インフルエンザもA型です。ウィルス表面には、生物の細胞にあるレセプター(いわば「鍵穴」のようなものです)に取り付く「鍵」のひとつ「赤血球凝集素(HA)」を持っており、感染を起こします。そこで増殖したウィルスは、くっついた部分が切れるところで体内に広がっていきます。切る役割をするのが「ノイラミダーゼ(N)」です。鳥インフルエンザA型には、抗原としての働きの違いで15種類のHAと9種類のNがあり、今回のウィルスは「H5N1」型です。 さて、感染した鳥と密接な接触をしない限り、鳥インフルエンザに感染する可能性はありません。もちろん鶏肉を触ったり食べたりしても感染する可能性はありません。人間から人間への感染も否定されています。しかし、現在もっとも懸念されているのは、鳥のA型インフルエンザの遺伝子が人間に入り込み、人間のインフルエンザウィルスの遺伝子が組み替えられて「新型インフルエンザウィルス」が出現するかもしれないことです。過去に流行した新型インフルエンザは、1918年の「スペイン風邪」、1957年の「アジア風邪」、1968年の「香港風邪」です。特効薬のなかった時代ですので、世界中で多く方が亡くなりました。 現在日本で使われているインフルエンザの特効薬(ノイラミダーゼ阻害薬)は、細胞に取り付いたウィルスが切れて体内に広がるのを阻害する薬で、ウィルスの増殖を元から断つので非常に効果があります。幸い、HAレセプターとの結びつきが強く、ノイラミダーゼ(N)依存性の強い「新型インフルエンザウィルス」は、より強い効果が期待されます。大切なことは、ウィルスが増殖する前(発症後48時間以内)に、ノイラミダーゼ阻害薬を投与することです。日本はこの薬が世界で一番普及しており、約1300万人分の備蓄がなされているということですが、前述したように1400万人分用意したはずのインフルエンザワクチンが医療現場から「忽然と」なくなってしまうようなことがないように、厚生労働省の行政指導・監督(こういった場合こそ!)をお願いしたいものです。 |
[ 139] 奥沢病院/ニューズレター
[引用サイト] http://www.tmg.or.jp/okusawa/newsletter/0402/nl.htm
|
5月19日(金)、茅場町サン茶房で標記バイオカフェが開かれました。お話はくらしとバイオプラザ21の外山博視さんによる「酵素の巧妙さ、すごさ〜ミニ実験を含めて」でした。始まりは、高橋節子さんによるバイオリン演奏。クライスラーが作曲した3つの曲を弾いていただきました。当日は、テレビ(NHK)やラジオ(文化放送)の取材の方がいらして、参加者全員、緊張したり、照れくさかったり。 酵素というと、消化酵素(アミラーゼ、トリプシン、リパーゼ、ペプシン)、食べると唇が荒れるイチジクのフィシン、タンパク質の汚れなどを落とす洗剤に配合されている酵素などがある。 酵素は生物がつくる触媒で反応を促進する物質である。酵素はたんぱく質でアミノ酸が70−700個(分子量1万―10万)くらいつながっている(300-400個つながったものが多い)。生物が生きていくには、メタボリックマップ(代謝マップ)といって、物質が分解されたり、合成されたりするような経路(たとえていうなら、コンピュータのIC回路)ができており、その各ステップには必ず酵素が働いている。 基質特異性がある:それぞれの酵素には反応する相手(基質)が決まっている。例えば、でんぷんにアミラーゼを作用させると麦芽糖(マルトース)になり、麦芽糖にマルターゼを作用させると、グルコース(ブドウ糖)になる。ところが、アミラーゼを麦芽糖に作用させたり、マルターゼをデンプンに作用させても反応は進まない。 酵素にはその能力を最も発揮する温度があり、これを至適温度という:化学反応は温度が高いほど進むが、私たちの体内にある酵素の至適温度は体温くらい。 酵素にはその能力を最も発揮するpHがあり、これを至適pHという。特異的な例として胃にあるペプシンの至適はpH2である。 ○化学発光の例:ルミノール反応(鉄分があるところでルミノールと過酸化水素水が反応すると青く光る)、イベントに使われるペンライト ○生物発光の例:ホタル、オワンクラゲ、ホタルイカ、ウミホタル、ツキヨタケ、ナラタケ(夜、光るキノコは毒) ホタルの発光は、ATPがあるところでルシフェリン(基質)とルシフェラーゼ(酵素)とがそろったときにおこる。 ルシフェラーゼ遺伝子を変異剤で処理すると、ルシフェラーゼを構成するアミノ酸が換わり、色の変わったルシフェラーゼができることが、キッコーマン社の研究者によって明らかにされている。今日は市販されている黄色と赤色の蛍光の出る酵素を使って実験する。 この他にまな板や手の汚れを調べるのにこの発光の仕組みが使われており、その場で判定できる。月に微生物がいるかどうかの判定にも、このシステムが使われた(1966年アメリカの月ロケット)。 *タンパク質や脂質の汚れなどを落とす洗濯洗剤には、アルカリ性で働く酵素が使われており、更には、洗濯の水の温度である15℃でも洗浄力を持つ酵素に改良されている。 *果糖は甘味料で飲料水に使われており、グルコースに酵素グルコースイソメラーゼを働かせ作る。グルコース(ブドウ糖)の甘さを1とすると、砂糖は1.7、果糖は3である。果糖は砂糖より甘く、低い温度で甘さを強く感じさせる性質もある。果糖が50%未満でブドウ糖が50%以上のものをブドウ糖果糖液糖という。果糖が50%以上のものを果糖ブドウ糖液糖という。飲料水の表示に使われている糖が記載されているのでご覧になるのもよい。 *チーズを固めるのも酵素。牛乳などを酵素で固めて沈殿させた「カード」を熟成させて作る。アオカビを混ぜるとブルーチーズ、白カビを塗ってカマンベール。チーズを固める酵素であるレンニンは子牛の胃にある。今は遺伝子組換え技術により微生物によって作られるようになり、子牛を殺さないですむようになった。ただし、日本では遺伝子組換えによって作られたレンニンは使われていない。 *医療への応用として、風邪薬には菌の体を溶かすリゾチーム、血栓溶解剤にはウロキナーゼが使われている。 インフルエンザにタミフルが効かないというのは→ウィルスは宿主とする細胞の中で増える。ウイルスが細胞外に出るときにはウイルスが作るノイラミダーゼが必要である。このノイラミダーゼを抑えるのがタミフルである。効かないということについては、確かな情報を得ていないが、もし効かないとしたら、ノイラミダーゼ遺伝子に変異がおき、ノイラミダーゼが形を変え、タミフルが作用しなくなったのではないか。 ホタルはなぜひかるのか。昼間も光るのか→ホタルは幼虫でも少し光る。今回調べてみたら、オスもメスも光るそうだ。オスの方がよく光、光り方で仲間を集め、グループを作ったりしているようだ。 洗剤に酵素を入れると汚れが落ちるのか→でんぷん、たんぱく質や脂質を分解する酵素などが入っているので、でんぷん、たんぱく質や脂質の汚れを落とすことができる。 ホタルがピカピカする(発光したり消光したりする)するメカニズムはどうなっているのか→スイッチオンオフのしくみはよくわからないが、ATPの供給機構がオンオフになっているのではないか 他の生物の光るメカニズムはどうなっているのか→分泌物が光ることも、その生物についている微生物が光ることもある。 ホタルイカは光ったまま食べても大丈夫だが、毒キノコは蛍光を発するというのは矛盾するのではないか→暗闇の中で蛍光を発するキノコは毒性があるので食べてはいけないことを薬用植物の講義で教わった。 光るブタ、光るサルも作られたという報告があった→実験系として医学や生物学の研究のためにつくられたものではないか。観賞用に作られることはよくない。 酵素の由来について→酵素(エンザイム=Enzyme)とは、ギリシャ語で、「酵母(ザイム=Zyme)」の「中にある(エン=en)もの」を意味する。酵母の中で、様々な生命の活動を行なっている物質が発見されたのにちなんで付けられた。 酵素が原因で起こる病気があるか→フェニルケトン尿症はフェニルアラニンからチロジンが生ずる反応に働く酵素又は補酵素の欠損によってフェニルアラニンの蓄積とその副産物の生成が起こり、生ずる。適切な治療を行わないと精神遅滞を起こす。 私はパパインという酵素が入っている化粧品を見たことがあります。パパインやパパイヤなどのトロピカルフルーツに含まれる酵素で、生で食べると口が荒れることがありますが、そういう酵素は化粧品に配合すると皮膚を柔らかくするそうです。 |
[ 140] 第18回バイオカフェ「酵素の巧妙さ、すごさ」開催レポート
[引用サイト] http://www.life-bio.or.jp/topics/topics211.html
|
アルカリ性フォスファターゼ(EC:3.1.3.1,以下ALP)は,生体に広く分布し細胞膜に局在する酵素で,種々の病態で血清中活性の上昇が観察される.したがって血清ALPの測定は,上昇を示す疾患,特に胆汁うっ滞や骨疾患などの診断に有用とされている.しかし,食後や血液型がBまたはOの分泌型の場合に小腸型ALPが血中に出現しやすいことが知られており,疾病によるALPの上昇と区別し難い場合がある. また,小腸型variantのALPは電気泳動上,骨型ALPと同じ位置に泳動されることが指摘されており,アイソザイムの判読時にも注意が必要である.今回,われわれは,血液型および食事が小腸型ALPの変動に及ぼす影響について検討を行い,データ判読時の注意点について若干の知見を得たので報告する. 15例のボランティア健常者対象の血清を試料とした.対象の血液型は,A型5例,B型4例,O型5例,AB型1例で,被検者は前日夜8時以降絶食とし,翌朝10時に採血し,そして,昼食後1,3および6時間にそれぞれ採血した.採血後1時間以内に血清を分離し,当日中に総ALP活性およびALPアイソザイム検査に供した. 高速電気泳動法(REP:ヘレナ杜製)を用い,アガロース膜を支持体として電気泳動により分離された血清ALPをホルマザン色素(NTB:ニトロテトラゾリウムプルー)により発色,650nmでデンシトメトリー解析した.試料は50μl使用し,抗胎盤抗体処理では,血清100μlと抗胎盤抗体20μl(ベックマンコールター杜製)を混合後の50μlを使用し,ノイラミダーゼ処理では,血清100μlとノイラミダーゼ20μl(Clostridium菌由来:ベックマンコールター社製)を混合後37℃2時間インキュベートした後の50μlを使用した. 1)血液型のBおよびO型においては,空腹時でも小腸型およびvariant小腸型ALPが認められる場合が多かった.一方,A型,B型及びAB型では,空腹時に小腸型あるいはvariant小腸型ALPが検出されることはなかった. 2)いずれの血液型でも,食後では3-6時間をピークとする小腸型およびVariant小腸型ALPの出現が高率に認められた.この場合variant小腸型のほうが出現しやすい傾向にあった.これらのALPの血中からの消失時間には個人差があり,9時間後でも小腸型およびvariant小腸型ALPが認められる例があった. 以上の成績から,ALPアイソザイムパターンは,血液型に関わらず食事による影響を受けることが明らかとなり,ALPの検査には空腹時採血が必要であると考えられた.また,空腹時であっても血液型がBまたはO型の例ではvariant小腸型ALPが骨型ALPに重なって出現し骨型ALPの増加のように見える場合があり,このような場合には抗胎盤抗体処理などによる確認が必要と考えられた.血液型が不明の場合には,同時に小腸型ALPが存在するかどうかが参考になると考えられる. |
[ 141] 血液型および食事が小腸型ALPに及ぼす影響について
[引用サイト] http://naraamt.or.jp/Academic/Gakkai/2002/alp.html
|
インフルエンザが大流行しています。皆さんは大丈夫ですか?私の勤務する病院でも毎日たくさんの患者様が押し寄せています。ところが、インフルエンザ検査キットも薬も全国的に不足しているという状況です。検査ができない、薬がないというお粗末な状況なのです。 インフルエンザの薬、ノイラミダーゼ阻害剤には吸入タイプのリレンザ、そして内服薬のタミフルがあります。A型だけに効果があるアマンタジン(シンメトレル)もありますが、小児の場合幻覚を見たり、変なことをしゃべり出したり暴れたりする副作用が、投与した最初の1〜2日によくおこって困ってしまいます。 副作用の少ないタミフル(ノイラミダーゼ阻害剤)でインフルエンザを治療したとします。約24時間から36時間程度で解熱し大変元気になります。ただ、これは見かけだけなのです。たとえば内服して3日目、2日前からまったく熱はなく症状もない子供にインフルエンザの検査をするとしっかり陽性になります。これはノイラミダーゼ阻害剤がインフルエンザの増殖(発芽)を押さえるだけで、インフルエンザウイルス自体を破壊する能力がないからです。 ここで困ったことがあるのです。性能の良い薬を出された子供は、3日程度薬を飲むと元気になり保育園に行くひとも出てくるのでないでしょうか。すると健常保菌者となり、ウイルスをまき散らしてしまうでしょう。元気なだけに行動範囲も広く大変です。 インフルエンザにかかった患者様を観察すると、熱が出て5日目から7日目の間にわずかに発熱する人がいます。これは平熱よりも少し高い程度で、36度8分とか37度1分とか発熱とはいえない程度のものです。私はこの微熱が重要と考えます。この微熱が出て2日ほどすると、ほんとうにインフルエンザが治癒したといえるのではないでしょうか。 これはウイルス発芽に伴う全身播種時期に高熱が出て発症し、ノイラミダーゼ阻害剤で増殖を阻害され、一見症状がなくなったあと、インフルエンザウイルスを免疫系が認識し液性免疫が賦活化したときに微熱が出るのではないかと考えたからです。 タミフルで治療した患者様の隔離を解除するために、投与終了翌日にインフルエンザ抗原検査を行ったことがあります。罹患6日目でもしっかりインフルエンザ陽性でした。ちょうどそのころは鼻水がでたり、咳が出たりと症状もそれなりにあります。 これはウイルスが生き残るために獲得した能力でしょう。少し元気になったときにホストに自分を散布するように働きかけている。そのように思えてなりません。 水痘(水疱瘡)を治療するときに、抗ウイルス薬(ゾビラックス)を使うときがあります。抗ウイルス薬を使用すると化膿するほどこじらせる水疱が少なくなるといわれています。ただ、抗ウイルス薬を使うと普通よりも少し早く解熱して本人は楽ですが、水疱が良くなる期間は逆に長くなります。 インフルエンザもノイラミニダーゼ阻害剤を使うと、薬を使わないよりも1〜2日長く治癒するまで時間がかかるように感じます。 インフルエンザの治療はノイラミニダーゼ阻害剤の出現で画期的に進歩しましたが、それによる弊害がここにきて噴出しているのではないかと感じます。私は、ノイラミニダーゼ阻害剤で治療も行っていますが、その前にインフルエンザ予防注射がもっと重要であるとして、皆さまにお勧めしています。特にインフルエンザの免疫を持っていないのは20代から40代の私たちの年齢層です。ノイラミニダーゼ阻害剤抵抗性インフルエンザが流行する前に、是非ワクチンを見直すべきではないでしょうか。 PowerMacがクロックアップされて発売されました。中身を見るとまだL2キャッシュ容量が256キロバイト。ようするに改良版7455が使われていて0.13μmの7457ではないようです。0.18μmの古いFABで作ったPowerPCをクロックアップして搭載してお茶を濁したのではないでしょうか。 このキャッシュ容量は結構重要だと思います。PowerPCはFSBが167メガヘルツとIntel系のチップセットと比較すると大変プアで、せっかくのPC2700メモリも性能を発揮できません。その埋め合わせをしているのがDDRで250メガヘルツ(500メガヘルツ相当)のL3キャッシュバスです。アドレスバスが分離されていてPowerPCがそれなりに性能を発揮するためにははずすことができないものです。 逆にPowerPC G4がフル稼働するためにはL3キャッシュをたくさん搭載すればよいのですが、発熱もすごいことになります。PowerPCアーキテクチャはショートステージのパイプラインを並列にたくさん並べて、ディスパッチユニットを単純化し、投機的実行による無駄な電力を極力使用しないため発熱が押さえられています。この方法では高速化の限界があるため、PowerPC 970では非常に複雑なディスパッチユニットを搭載し、とても長いパイプラインに命令を分解してばらまくというペンティアムに似たアーキテクチャになっているといいます。しかし、効率よく動かすとそれなりに発熱します。突発的発熱を押さえるためにはスピードリミッターをつければ良いということになります。PowerPCの場合、L3キャッシュを減らす、もしくは装備しなければ、お行儀の良いCPUになります。 そうです、PowerBook G4 12inchがL3キャッシュと搭載しない理由は差別化だけではないかもしれません。最大発熱量を考えるとL3キャッシュを搭載したくても詰めなかったと考えられはしないでしょうか。 何がショックだったかといえば、20万円も値下がりしたCinema HDです・・・この綺麗で広くて明るいモニターが25万円を切ったということは、ベストバイではないでしょうか。それにしても、2ヶ月前に購入した私がショックなのですから、先週Cinema HDを買った人は・・・・それは別として、値下がりしたCinema HDはお勧めです! 昨日、福山通運がKeynoteを届けてくれました。確かにキューブが回転するトランザクションは「派手」ですが、あまり眺めているとよってしまいました。 Quartz extreme全開の派手な演出や、iDVDににたセンスの良いテーマが目立ちます。一方、基本機能はしっかり押さえられているようです。 PowerPointのファイルの読み書きが出来る?本当にうまくいくのでしょうか。結果は「60点」。日本語フォントと文字ボックスの大きさがあわず、調節しなければ文字が全部表示されません。アニメーション設定したグラフィックが一部表示されないとか。完全な互換性は望めませんでした。 ただし、グラフや矢印、図形といったパーツのクオリティはすばらしく、PowerPointはその足下にも及びません。陰属性ひとつとっても、自然で穏やかな「Quartz」の陰がつきます。アニメーションも、PowerPointよりも種類は少ないのですが、実際に利用するのは限られていますから特に不足しているとは感じませんでした。 文字や図形、グラフといったパーツを並べるとき、位置決めしやすいようアライメントガイドが表示されますが、この操作性は秀逸です。Adobe系のフローティングメニューを並べる時にたとえられるかもしれません。CADソフトでも同じような機能を持っているものがありますが、Keynoteのそれはずっと洗練されていました。 最近、学会発表でもコンピュータプレゼンテーションが一般的になってきましたが、WindowsのPowerPointのみ、と限定されてしまっています。Keynoteがそこへ割り込めるといいのですが。 PowerBook G4 DVIのカーボンフレームの塗装がはげてとても見苦しい状態でした。購入してから数ヶ月で塗装が浮いて、さわるだけでパラパラはがれてしまうのです。あまりにもみすぼらしいため、思い切って修理してもらうことにしました。クイックガレージに依頼すると、対面修理で修理してくれました。トップケースの交換は、ほとんど完全に分解しなければならず、約1時間30分ほどの時間と保証が適応されないため2万6千円ほどの費用がかかりましたが、新品のようにきれいになりました。 正直驚きました。この時期にPowerBookの新筐体が二種類も発表されるとは思いもしませんでした。 軽くふれてみることにします。デザインはAppleのサイトを参照していただくことにして、従来のPowerBookから変更された部分に注目してみます。まず、17inchのPowerBookですが当然大きさが異なります。17inchの液晶画面は1440×900ピクセルで、液晶の大きさにあわせ本体は幅39.2cm(+5.1cm)奥行き25.9cm(+1.8cm)、高さ2.6cm(+0cm)と大型化しています。ヒンジ部分がiBookと同様、本体内部に一部切れ込んでいるため最大開口角度に制限がでると思いますが、その分奥行きの増加がわずかになっています。フルキーボードがミニチュアに見えるほどトップケースは広いのですが、カーボン樹脂の枠がなくなったため、さらにその印象が強くなっています。 ヒンジ部分のデザイン変更に伴いインターフェースが左右に配置されました。筐体が大きいため確かに横をのぞき込まなくてはコネクタは目立たないかもしれませんが、むき出しのコネクタは妥協とも思えます。材質はアルミニウムに変更され、無塗装はチタニウムから引き継がれています。PCカードインターフェースは残り、USBインターフェースは左右に一つづつ配されるなど使いかっての改善が図られています。 おもしろい機能として、周りの明るさを認識して液晶の明るさをコントロールするだけでなく、キーボードの縁と文字を暗闇で光らせるというギミックが搭載されています。これまでも、スライドカンファレンスなどでいちいち液晶の明るさを手動で調節していたことを考えると、とても便利な機能だと思います。(バックライト付きキーボードはPCユーザーに自慢できるでしょう(笑) CPUはPowerPC G4 1GHzに、L3キャッシュ容量も1MBに据え置かれていますが、FSBがおそらく167MHzにアップしているようです。このため、PowerBook G4 1GHz/15inchと比較して30%近いパフォーマンスアップが期待できます。メモリもDDRをサポートし、PC2700対応になりました。これはUni-North 2がPowerBookに搭載されたことを意味しています。同時にATA100にハードディスクインターフェースが更新されていますが、はたしてパフォーマンスが十分ででているかは、実測してみないといけないでしょう。 AirMacは802.11gをサポートしたAirMac ExtremeカードとBluetoothを内蔵しています。新型ベースステーションと組み合わせ54Mbsになっています。また、FireWire 800も新採用されました。ただ、まだ一般的でないのとコネクタ形状の変更があったため従来のFireWireポートも残し二系統搭載されています。AirMac ExtremeベースステーションにはUSB端子が加わり、USBによるプリンター共有機能を実現しました。ネットワーク非対応のプリンターがベースステーションだけでコードレス印刷が可能になったということです。 SuperDriveはDVD-Rの2倍速書き込みが可能になっています。スロットローディングですがスロットの位置が非常にパームレストに近いことから従来のSuperDriveと違うドライブかもしれません。 いま新幹線の中からの更新しています。ちょうど上田あたりでしょうか。奥様の実家におじゃまして、とんぼ返りで東京に戻る途中です。というのも、1月2日は当直だからです。 確かに外来業務は暦通り12月28日までで、新年は1月5日が日曜日であるため1月6日からの診療です。さて、この8連休がお休みかというと、そうでもありません。入院患者さんは年越しを病院で迎えますし、救急外来は24時間年中無休体制です。そこで、交代で勤務をすることになります。1月2日朝9時から翌朝の9時まで24時間勤務です。8連休中に2回ほどこの当直をします。当日と翌日がつぶれますので、4日間は拘束されることになります。しかし、これは例年に比べて大変楽なシフトといえます。 昨年の今頃は、故障者もいて、実質4人の常勤医と数名の非常勤医師でこれを乗り越えなければなりませんでした。昼間は非常勤医師の援助もありましたが、夜間は一人で入院、外来に対応しなくてはならなかったのです。労働基準がどうのという話もありますが、医師の勤務を労働基準に合致させた場合、いまの倍の数の医師を雇用しなければならないでしょう。 しかし、徐々に体制も変わりつつあります。専修医制度や卒後2年間のローテーションの義務化など、過去のインターン制度が復活する流れがあります。ただ、インターン制度と全く異なるのは研修医の身分保障をしっかり行ったことでしょう。変革が浸透すれば、医師の慢性的な過労働は解消していくのでしょうか。 元旦からWindows XPを扱わなくてはなりませんでした。義父のパソコンの相談を解決するためです。痛感したのはインターネットを見るためなら、というか、IEを使うだけなら圧倒的にWindowsの方が優れているということでしょう。Webサイトを見るということは、一般的なパソコン利用の大変大きな部分を占めるわけで、パソコンならWindowsという結論も納得がいくわけです。それにしても、今のパソコンはすごいことになっていますね。デスクトップにはボタンがたくさん張り付いていて、見苦しいを通り越して、あきれるばかりです。トラックパッドのタップ機能がデフォルトでONになっているため、デスクトップのボタンは、まるで落とし穴のようにパソコンメーカーのサイトやサービスにつなごうと、罠を張っているようです。 たしかに.macも巧妙に仕組まれた罠みたいなものですが。まだ、節度をもっています。 あれこれしているうちに、テストメールを出してみることにしました。すると、メールを送るとエラーで送れません 。よく見ると、勝手にPPoEも切断されてしまっています。再度、接続しなおして(そう、接続アプリケーションから接続コマンドを送出しゅなければ、PPoEは機能しない設定がデフォルトなんですね)未送メールを送ると、ほんの一瞬ノートンのダイアログが点滅したかと思うと、エラーになってしまいます。ウイルスチェックプログラムがデフォルトでONになっているのに、ウイルス定義ファイルがダウンロードされていないため、ネットワーク接続を切断しているようなのです。で、ウイルス定義ファイルをダウンロードすると、3ヶ月間の無料使用に同意させられるという仕組みです。こうして、3ヶ月後にはまた、「エラーがでてしまって・」と相談されるでしょう。 2002年は振り返ると、大変変化のあった一年でした。結果的には最後となってしまったMacworld Expo Tokyoのカンファレンスでの講演やcom-schedulerのリリース、書籍出版、東京ER広尾開設に伴うリアルタイム統計・管制システムの構築など、公私ともに大変忙しく、また有意義であったと思います。2003年は、新しいEBMを目指したオリジナル電子カルテシステムの構築を最大の目標にします。これからもmedical macintoshをよろしくお願いします。 さてお店を一つ紹介。これまでBar. LiBLiと同じ場所で、新しい雰囲気を手に入れBar. BLADEが本格的に軌道に乗って営業を開始しています。なじみの顔もまた一人、そしてまた一人と戻って活気が出てきました。 日記とまではいきませんが、気楽に更新できるスペースもあって良いかもしれません。人知れずアップすることにします。 そういえば、本日アップルサービスに電話してみました。0070-800-27753-1です。ヨーヨー型の旧式アダプターのACケーブルから火花と発煙があったという人の代理で電話しました。保証期間ではありませんが、これは在宅修理が可能かどうか、有償か無償かという点だけに絞って質問しました。するとあっさり、(当然でしょうか?)無償在宅修理が可能とのことです。ケース番号をもらって、相談者にアップルサービスに電話するように伝えて一件落着です。 一つためになったのは、この0070という番号、Docomoの携帯電話からも通話料アップル持ちなんですね。電話代がもったいないと思うのは私だけではないでしょう。担当者まで接続する時間は約6分。待っていると長く感じるものですが、それ以上にこの電話料金を負担しているアップルも、いい方法はないものかと悩んでいるかもしれません。ただ、対応は迅速で、非常にスムーズだったので少々驚いてしまいました。(笑) ご自由にリンクして下さい。トップページへのリンクも併記して頂けるとありがたいです。 |
[ 142] medical macintosh::BAR BRADE
[引用サイト] http://www.medicalmac.com/BLADE10.html
|
この広報誌は、田園調布中央病院と患者さまが一体となって、病気やけがと闘うために 昨年度は地球温暖化気象異常の影響で、インフルエンザ流行時季がずれ、1月下旬から4月頃まで発生が続き、B型が大半を占めました。今期はどんなインフルエンザウイルスが日本に攻めて来るでしょう? 新型H5N1鳥インフルエンザの流行は2003年頃から、韓国、北朝鮮、中国、東南アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカと拡大し、日本では九州、中国、関西、関東地域に発生がみられましたが、幸い拡大しませんでした。 人への感染は、WHO世界保健機関の感染症例12ヶ国の報告では、感染確定316症例・死亡193例、致命率は61.9%と極めて高率でした=人人感染例? (注)インドネシアでは、鳥インフルエンザウイルスによる死者、感染者がいずれも世界最多を続けてます。世界的観光地のバリ島では年間130万人が訪れてます。今季、8月に主婦、娘が感染死、近くの2歳児が感染の疑い、島内各地で新たに患者が出てると報じてます。 今日広く使用されていた抗インフルエンザウイルス薬ノイラミダーゼ阻害剤「オセルタミビル」=タミフル服用後の異常行動が発現し、転落、飛び降りなどの事故が話題になりました。勿論、既往歴、薬用量、服用1日2回を守ることは大切です。尚、高熱持続時間は側での看護管理が必要でしょう。特に高熱発症から24時間は要注意です。通常の薬剤では脳内移行はないとされてま 厚生労働省は医療関係者に注意を喚起してます。日本はインフルエンザ治療薬に世界で一番「タミフル」を多く使用し、副作用も報告されてます。 しかし、タミフルによると思われる脳精神・神経障害、異常行動などの副作用がアメリカFDA(食品医療品局)・スイス・ロッシュ社・国内外で検討され因果関係は否定されてます。 インフルエンザウイルス自体でも異常行動、痙攣などがみられますが、今後、薬剤との関連性、発生機序(脳神経生理学)の解明が待たれます。他の問題点はタミフル耐性ウイルスの誕生です(日本で「タミフル」の合成に成功したと報じてます=読売新聞) 日本では5歳以上、アメリカでは7歳以上に承認され1日2回、5日間吸入します。 A型インフルエンザに有効で、B型には無効です。A型香港インフルエンザウイルス耐性が多くアメリカ、日本でも使用しないよう勧告されています。 ウイルスへの直接作用の他、免疫宿主側に働き効果を示すと推察されてます。熱発の初期に服用、特に小児に服用されやすく第一選択となってます。 ウイルス由来RNAポリメラーゼ阻害剤で新型H5N1インフルエンザ治療薬とし開発研究が進められ、極めて有用で期待されてます。 ワクチン接種した方には、インフルエンザに感染しないと信じる人がいますが、予防接種の主な目的は、感染阻止能力を高めて症状の軽症化を計り、重症化を軽減させることが第一義的です。特に、免疫抗体生産能力には個人差・体質がありますから、各自、自己防衛の点から各年齢者とも2回接種を勧めてます。 日本のワクチンは安全性・有効性が高く、副作用は殆ど心配ありませんが、個人差があります。小児達のために各種予防接種は接種率、経済的にも早急に全面無料化すべきです。 新型インフルエンザワクチン(H5N1)正式承認2品目=パンデミックワクチン= 厚生労働省薬事、食品衛生審議会で、北里研究所の沈降新型インフルエンザワクチン「北研」と阪大微生物研究所「ビケン」を正式承認、いずれもヒトヒト感染ベトナム株が用いられています。 プレ・パンデミックワクチン・トリヒト感染(ベトナム株・インドネシア株)ワクチンも備蓄されています。 予防接種毎に、予診表・体温・同意書サインをチェック、受診が必要です。 冬の感染症・インフルエンザ・ノロウイルス 感染性胃腸炎の予防のためにも正しい手洗いうがいをしましょう。 手は、外で様々なものに触れて、想像以上に細菌等に汚染されています。手を洗い細菌等を洗い流してしまうことは、非常に効果的な感染症の予防方法です。 のども手と同じように外の空気に直接さらされる部分です。のどは細菌等を体の中に進入させない働きをもっていることから驚くほどの細菌等が付着しています。細菌等を取り除くためには、適切な方法によるうがいが必要です。 うがいがしやすい量(約20ミリリットル)の水、またはうがい薬を希釈したものやお茶(お茶には殺菌作用があるので意外と効果的です)などをコップに入れます。 外来医師担当は変更になる場合がございます。また、緊急処置・手術等により休診となる場合がございますのでご了承ください。 診療科によって受付・診察時間が異なる場合があります。詳細はお電話にてお問い合わせください。 |
[ 143] 田園調布中央病院_広報誌 『あおぞら』
[引用サイト] http://www.tmg.or.jp/denencyofu/nl/0710/nl.htm
