悪化とは?

最近は治安が悪くなったと感じることが多い。いや、インターネット上ではなく、現実世界の話だ。
私は東京の通勤圏内にある、典型的なベッドタウンに住んでいるのだが、この1年ほどで真剣に盗難の恐れや身の危険を感じるようになった。
事実、私が住んでいるアパートでは、空き巣や車上狙いの被害が発生しており、先日家に帰ったら警戒と対策を呼びかけるビラが置かれていた。ちょっと前には、自宅近くの路上でひったくりが発生したという。それ以来、夜道を通るときにはなるべく建物寄りを歩き、スクーターが後ろから近づいてきたりしたら、ちょっと体を硬くして警戒するようにしている。
幼いころをど田舎で過ごし、普段は家の戸を開けっ放し、ちょっとした買い物くらいならば鍵などかけず、近所に声を掛けるだけですんだ経験を持つ私としては、なんとも堅苦しく、嫌な時代になったものだと思う。けれども、かつてのような共同体がなくなり、いろいろな意味でのボーダーラインがなくなってきた現在の社会では、日ごろから安全に対する意識を持たざるを得ないのだろう。
いずれにしても昨今の治安の悪化から改めて痛感したことがある。人は痛い目を見ないと――現に脅威が目の前に見えないと動かないということだ。
それにしたって、だれだって痛い目を見るのは嫌だ。となれば、被害に遭うことのないよう、未然にそれを防げごうとするのはごく自然なことである。私の住んでいるアパートでも現実の被害を受けて、鍵を付け替えたり、ダミーの鍵を加えて二重鍵に見せかけ、侵入しにくく思わせるようにした入居者が増えた。駐車場を見ると、盗難防止用ブザーを備えた車の割合も確かに高まっている。
また、犯罪抑止効果を狙ってか、町内会などが「自警団」を組織し、定期的にパトロールするという試みも始まっている。そのおかげか刑法犯数の統計を見ると、5年前に比べ倍増の勢いだったものが、若干頭打ちの傾向が見えてきたということだ。
この構図は、そっくりそのまま情報セキュリティにも当てはめることができるだろう。ドアや窓の鍵を強化し、監視カメラなどで入り口や裏口を見張り、何かあればブザーなどで警報を鳴らす仕組みは、ネットワークセキュリティに当てはめればファイアウォールの設定を適切に行い、ログイン/ログアウトの履歴を取り、不正侵入防止システムなどを導入することになぞらえることができる。不正アクセスやらワームやらの脅威がフォーカスされるにつれて、これらの導入比率が高まっていることに間違いはない。
ここで覚えておきたいのが、防御を固めるにせよ抑止力にせよ、「コト」が起こる前に予防するのが効果的であり、コスト的にも安くつくことだ。これは現実の犯罪であろうとネットワーク上の犯罪であろうと同じことだ。
あるテレビ番組での特集によると、空き巣が侵入に要する時間はわずか数分。それ以上時間がかかるようだと侵入をあきらめて、別のターゲットを狙うということだ。インターネット上の攻撃にも同じことがいえる。また、以前ある講演で聞いたところによれば、攻撃者が不正アクセスを仕掛け、侵入してから目的を果たし、出て行くまでに要する時間もほんの数分ということだ(もちろん攻撃者は事前の準備にはかなりの時間をかけているとは思われるが)。
無論できる限りの対策を取ったところで、相手も人間であり、いろいろ工夫を凝らして新しい手口を考えてくるだろうから、100%守りきれるということはあり得ない。けれど、こうした現実を突き付けられると、まずは侵入を受けることのないように隙(すき)を見せず、侵入を未然に防ぐことが非常に重要だということが分かる。プロによる産業スパイのような犯罪を除けば、ちょっとてこずらせるような工夫を加えるだけでもずいぶん危険性は減るはずだ。
ただ難しいのは、現実の世界ならば「盗まれた」ことが比較的分かりやすいのに対し(でも中には、通帳がいったん盗まれ、悪用された後にまた元の場所に戻されるため、後々になるまで犯罪に気付かなかったケースもあるとか)、ネットワーク上の犯罪の場合、情報をコピーされたり、改ざんされたことに気が付きにくいことだ。
Webページを派手に書き換えられたならば話は別だが、ある特定のドキュメントの中のある部分だけが修正された、といった場合は非常に検出が難しい。例えば、MD5などを用いてハッシュを比較して、改ざんの有無は分かったとしても、どこが改ざんされたかを特定するのは困難。ましてや、元データに何も手を加えずに持ち出されたとなると、その事実を突き止めるのはさらに難しい。犯人の足跡をたどる作業も同様だ。
こうした状況を踏まえれば、これまでにもたびたび指摘されていることだが、侵入が起きたことを把握し、そこで何が行われたのかを検証する体制を整えておくこともポイントになる(詳しくは「連載:管理者のためのセキュリティ推進室
〜インシデントレスポンス入門〜」を参照されたし)。つまり、「コト」の起きる前と同様に、起きた後の初動体制こそ重要だ。
話は飛ぶが、もう1つ私が今後注目したいと思っているのが、インターネット上の天気予報システムならぬ「セキュリティ予報システム」である。警察庁の「@Police」に続き、JPCERT/CCでも先日、定点観測システムを稼働させた。この観測システムは早速、マイクロソフトのWindows
XP/2000に存在したセキュリティホールを悪用していると見られるTCP/135番ポートへのスキャン増加を検知したということだ。
個人的には、こうしたセキュリティ予報システムに「自警団」的な動きが組み合わされば、何か面白い結果が得られるのではないかと思っている。といっても、ややこしいことを期待するわけではない。単に自分のパーソナルファイアウォールや不正侵入防止システムで計測したパケットの動きを互いに報告し合い、照らし合わせることができる場があるだけでも、だいぶ違うのではないかと思っているのだが、どうだろう。
1966年生まれ、福島県出身。社会学専攻だったはずが、 ふとしたはずみでPC系雑誌の編集に携わり、その後セキュリティ関連記事を担当、IT関連の取材に携わる。
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[ 107] @IT:治安の悪化で改めて痛感したこと
[引用サイト]  http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/column/sudoh/17.html

黄砂が肺に入ると花粉症や気管支ぜんそくなどのアレルギー症状が悪化するというマウス実験結果を、市瀬孝道大分県立看護科学大教授(環境毒性学)と国立環境研究所などのグループがまとめた。
黄砂が呼吸器に影響を及ぼすことは指摘されていたが、黄砂とアレルギーの関連を実験で確かめたのは初という。
市瀬教授らは、マウスの肺に、アレルギー症状を起こす卵白アルブミン(卵の白身の成分)と中国・ゴビ砂漠南部で採取した黄砂をカテーテルで注入し実験。卵白アルブミンだけを入れたマウスと比較した。黄砂は環境基準値の2−4倍の量(※注釈参照)とした。卵白アルブミンだけでも気管支などに炎症が起きたが、黄砂を入れた場合に炎症はより強かった。
市瀬教授は「日本の黄砂は韓国と比べ細かく、肺に入りやすい。微量でも吸い込むと花粉症やぜんそくなどが悪化する可能性があり、マスクで防ぐことが必要だ」と指摘している。
愛知県でも今年のスギ花粉のシーズンは終了(愛知県の花粉情報)し、昨年の記録的な大量飛散に比べると約1/4の比較的少ない飛散数となりました。とはいえ、ことに春先はスギ花粉症の患者さんにとってはつらい季節だと思われます。
同時に、今年は黄砂が目立つ季節でもありました。ちなみに、東海地方では4月初めに黄砂現象が観測されました。黄砂は岩石の細かくなったもので花粉のようなアレルギーの原因となる物質ではありません。しかし、黄砂は呼吸器に直接吸い込まれますので、呼吸器の粘膜を刺激することは十分考えられます。
そこで、スギやヒノキの花粉が最も飛散する時期と黄砂の時期とがほぼ一致する3月中旬から5月初旬にかけては、花粉症の患者さんには悪条件の重なる季節となります。
黄砂の健康影響に関する調査研究は今後の進展を待たねばなりませんが、いずれにしても、花粉や黄砂の飛散は直ちに止めることはできませんので、花粉アレルギーの患者さんはマスクなどの対策をすることが必要と思われます。
※ 注釈実験では、中国の黄砂発生地で集めた砂ぼこり50〜100μgと、アレルギー抗原として卵白0.1mgを混ぜたものを、モルモットの鼻に垂らしています。また、環境基準値とは、大気汚染物質である浮遊粒子状物質(略称SPM)で、これは空気中に漂う直径が10μm(1μmは1mmの1/1000)未満の粒子です。わが国の環境基準値は、SPMが1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であること (S48. 5.8告示)となっています。ちなみに、長崎県では黄砂が飛来した時にSPMが高濃度となり、環境基準が達成できない年度が続いていると報告されています。

[ 108] 黄砂で花粉症が悪化!?
[引用サイト]  http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/5f/kousa.html

ここ最近、ニュースや新聞でよく目にする「黄砂(こうさ)」。この時期になると、やはり気になる人が多いようです。今回はこの黄砂とアレルギーとの関係をご紹介します。黄砂とは?ゴビ砂漠などの砂が偏西風に乗って日本に飛んでくる。それが黄砂黄砂は、主として中国の乾燥地帯(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯で強風(偏西風)により吹き上げられた多量の砂塵が上空の風に運ばれて、日本で降下する現象をいいます。一般的には、春季(3月〜5月)に多く見られ、濃度が濃い場合は、空が黄褐色となることがあります。化学組成的には CaCO3(炭酸カルシウム)が10%以上。このCaCO3(炭酸カルシウム)はアルカリ性で、酸性雨の中和効果があるともいわれています。黄砂とアレルギーの関係黄砂の粒子は直径0.1mm以下の細かい土の砂粒ですから、気道を刺激すると咳が出ます。喘息があると、発作の悪化因子になりますので、黄砂の多い日には注意しましょう。マスクをして、黄砂が気道に入るのを防ぎましょう。アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎も、黄砂によって悪化します。特に花粉症が落ち着いたのに涙目になる場合は、黄砂が原因になっている場合があります。砂というものは、その粒子がアレルギーを悪化させます。この時期に外に出て、目・鼻・のどの不快感を感じれば、1つの原因として黄砂が考えられます(アトピーでも運動会も大丈夫!を参照)。黄砂が皮膚につくと、乾燥肌や皮膚を刺激し、アトピーの症状を悪化させることがあります。以上のように、この時期は黄砂によって様々なアレルギーが悪化するのです。誰でもできる黄砂対策マスクや眼鏡で黄砂をブロック。これが誰でもできる一番の対策です3月から5月まで黄砂が多く、特に4月に多いので、その時期には天気予報に注意を払う黄砂の多い時期には外出を極力控える花粉症対策と同様に、眼鏡やマスクを使用する洗濯物にも注意。黄砂の多い日には、干している洗濯物に黄砂がついている可能性大などが対策として挙げられます。スギ花粉と同じで、飛んでくるものはなかなか避けられないものですが、自分を防衛することはできます。また、黄砂について少しでも知っていれば、対策も可能です。黄砂そのものが、どれだけアレルギーに悪影響があるのかは個人差が多く、正確なデータがないのが現状です。ただ、黄砂の時期に、アレルギーが悪くなる場合は要注意です!★豆知識偏西風:地表付近においては赤道から北極側に吹き出す風が地球の自転の慣性力(コリオリの力)によって西向きとなり偏西風となる。偏西風は高度とともに強くなり対流圏界面付近で風速が最大となり、ジェット気流とよばれる。ジェット気流が強い地域は低気圧が発達しやすい。この気流で、飛行機所要時間が往復で異なる。【第1回】怪しい民間療法の見分け方【第2回】漢方薬でアトピーは治るの?【第3回】水でアトピーが治るの?【第4回】アトピーでも海や川に行けるの?【第5回】アトピーでも山に行けるの?【第6回】アトピーでも運動会も大丈夫!【第7回】アトピーでもペットは飼えるの?【第8回】カニ・エビアレルギー【第9回】アトピーでもスキーは大丈夫?【第10回】黄砂が飛ぶと、アレルギーが悪化!?<参考リンク先>黄砂に関する基礎知識(気象庁)黄砂のはなし

[ 109] 黄砂が飛ぶと、アレルギーが悪化!? - [アトピー]All About
[引用サイト]  http://allabout.co.jp/health/atopy/closeup/CU20060424C/



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