歩きとは?
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最近、日中友好協会の太極拳の中で「ナンバ」という言葉について論議されるようになってきた。 事の発端は、昨年の本部指導員の合宿で、中国人指導者の屈国峰さんが、「ナンバ」の動きを紹介してからです。屈さんが「ナンバって知っていますか?」と言うと「女の人に声をかけて友達になる事」「大阪にもあるよ、地下鉄に難波駅の次は大国町」はじめて耳にした人は「何だろう?」と思った事でしょう。 私は数年前から「ナンバ」について知っていました。その時、「昔の日本人はナンバで歩いていたようだ」と言われて本当かなと驚きました。 言われてみると、江戸時代では浮世絵の手足の姿勢が「ナンバ」で、火事場で庶民が逃げている絵をみても「ナンバ」であり、飛脚の走る姿もナンバだ。 畑を耕す動作も、阿波踊りなどの民舞にも、ナンバの動作が実に多い。このように考えていくと、「ナンバ」歩きは不思議な歩き方でもないようです。 人は歩くとき、右手左足という様に交差神経支配で拘束されていて、右手、左足が前に行くとき左手右足が後ろにいくのが一般的である。 右手右足、左手左足と同側で歩くと、おしりを左右にふり、ぎこちない動きになる、又子供などが行進の時、緊張の余り同側の手足を振って歩くことがある。この様にナンバ歩きは不器用な人の歩き方と思われていました。 最近ナンバのような不都合と思われる動きが注目されだしたのは、なぜだろう?身体の巧みな動きに、より関心が高まって来たからであろう。 階段を大股であがる時、しんどくて、もうダメだというとき自然に膝の上に同じ側の手をあて膝と肘をのばして歩く姿勢になる、「難場」の字のごとく難ぎな場所でおおきな力を発揮する歩き方を「ナンバ」歩きと言う。 又山道などの谷に面した狭い難ぎな道では両手を振って歩けない、手を振らない歩き方も「ナンバ」歩きと言います。 スキーの回転で、ポールを背に同側ですり抜けるときの高速の動作。武術では、刀を素早く抜く動作や袈裟切りの動作、すもうの四股での前への押し。空手の追い突き。剣道の打ち、突き。 太極拳の動作では 倒巻肱、野馬分そう、手揮琵琶,単鞭、など同側型動作が実に多い。 昔の日本人はナンバで、高速で走るプロがいた。飛脚や馬丁などの職人だ。実際に幕末のころ日本にきた外国人が場丁を雇い乗せてもらったところ、何十里もたずなをもって一緒に走り、休むとき馬の世話をしていたと言う、日本人の足の速さに驚いた記実がある。 一見、不都合と思われる「ナンバ」の動きも習熟すると、右手左足と言う相反神経支配から抜け出し、人間の動作や表現、広い意味で脳の働きが拡大し技能も質的に向上するのでしょう。 昔の日本人は「ナンバ」で歩いていた。「ナンバ」歩きとは、同じ側の手と足を同時に出して歩く歩き方で又、手を振らないで歩く歩き方も「ナンバ」歩きと言う。 当然、腰に手を当てているので、手は振り出せない、ほとんど肩を振らないでも歩けるはずだ。 嫌がおうにも骨盤を前後に動かし肩を前後に動かす歩き方になる。「そう、肩で風切る歩き方だ。」やってみよう 両手を肩において、二歩小さく歩いて三歩目で大きく踏み出し、同時に同側の手を前に差し出す。「三歩一手」で正しい立ち方、姿勢が出来たら、又差し出した手を肩に戻して反対の動作を繰り返す。 三歩目を踏み出した時、手は指先を前方に向けて遠くにしっかり差し出す。 この時立ち方は弓歩になり目はまっすぐ遠くを見る、前膝は足先と同一方向、腰は、垂臀にしてしっかり落とす、後ろ足のかかとは上げない。 出来ているかな、お互いに点検し合おう、他の人の動きも観察しよう!「イチ、ニイ、サン」、「イチ、ニイ、サン」とリズミカルに無理のない姿勢で伸び伸びと・・・・・ ナンバ動きに習熟すると、同側動作で、前後の幅が大きくとれ、腰背を軸にした力強い動きが出来ます。 |
[ 19] ナンバ歩き
[引用サイト] http://hc2.seikyou.ne.jp/home/jcfa-osakanisi/taikyokuken/nanba.htm
