ピックアップとは?

ピックアップトラック (Pickup truck) とは、米国での自動車の分類のひとつで、大型以外のボンネット型トラックの総称である。ボディ形状は、キャビン以降に開放式の荷台を有する。キャブオーバー形は、小型のものでもピックアップには含まず、単にトラックと呼ばれることが多い。
開発費抑制のため、多くは乗用車やSUVと車台を共用し、中にはFF式の乗用車をベースとしているものもある。
ピックアップトラックは米国では古くから農場で使われていたが、急激に普及し始めたのは、ピックアップトラックの自動車税は州によって無税か割安になるため、所得の少ない若者達がピックアップトラックをファッションとしてこぞって乗り始めたためである。これは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で主人公マーティーが憧れる車として登場していることでも窺える。これに目をつけた米国の旧ビッグスリーと、現地のトヨタ、日産、ホンダがフルサイズピックアップを生産をしている。ほとんどの車種が自社のSUVと共通のはしご形フレームを有しているが、ホンダ・リッジラインのみは、同社のFF乗用車であるUSアコードやレジェンドの派生車であるため、はしご型フレームを持たず、ライトデューティーとなっている。
アジア、中南米、南アフリカなどで生産されているものは、以前の日本製ピックアップに近い、小型から中型サイズのものばかりである。
かつて、1940年代から1970年代にかけては、日本でも1トン積み程度のものを中心に、すべてのメーカーがピックアップトラックを生産、販売していた。個人商店では配送業務に、農家では農機具や農作物の運搬などに利用され、休日にはレジャー用として家族のドライブにも活躍していた。乗用車が高嶺の花であった時代、トラックの「時々、乗用車」という用途には、運転姿勢が立ち気味で、騒音や熱気の侵入が多いキャブオーバー型は適しておらず、ボンネット型のゆとりあるレイアウトが大きなアドバンテージとなっていた。
その後小型トラックの多くは、スペース効率の高いキャブオーバータイプへ移行し、ボンネット型は主流ではなくなるが、生活レベルの向上とともに、天候による荷痛みの心配や、荷造りが面倒なトラック自体が次第に敬遠されるようになり、キャブオーバートラックすらもライトバンに仕事を奪われ、小型トラックの販売台数は急激に減少していく。
さらに近年は、NOx規制やPM条例の影響もあり、現在、国内向けには、タイ生産の三菱・トライトンが細々と輸入販売されているのみで、そのほかに関しては並行輸入に頼らざるを得ない状況である。
また、多くの日本メーカーは日本国内でのピックアップトラック生産を終了し、タイに移管している。タイから世界各地へ輸出(日本メーカーの外外輸出)も行われており、今日ではタイはピックアップトラックの主要生産、輸出国となっている。シェアはトヨタといすゞと三菱が高い。
世界の紛争地帯で民兵やゲリラが使う「テクニカル」と呼ばれる軍用車両は、ピックアップトラックの荷台に支柱を立て、重機関銃やロケット砲、無反動砲を自由に旋回出来るように据え付けたものである。

[ 156] ピックアップトラック - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF



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