装備とは?

エンジン幅を最小限に抑えつつ、全域において優れたパワー特性とコントロール特性を両立する水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒・998cm3エンジン。吸・排気ポートおよび燃焼室は、燃焼効率を高める最適な形状とし、12.2という高圧縮比を実現している。さらに、カムシャフトの軽量化を図ると同時に吸気側のカムリフト量を9.1mmに設定。これらにより、低・中速域での力強いトルクと優れたスロットルリニアリティーを実現している。また、吸気バルブにデュアルバルブスプリングを、クランクシャフトに高強度材を採用し、高回転域での耐久性と極限領域での信頼性を確保している。
さらなる進化へと、自らの限界に挑み続けるCBR1000RR。高出力における信頼性を確保するため、剛性の高いセミクローズドタイプのシリンダーブロックを採用。シリンダーボアの上部とブロックのアウターウォールとの間に革新的なブリッジを一体成型することで、冷却性能を損なうことなく優れた耐久性を得ている。
高回転・高出力エンジンにおいて、慣性マスとフリクションロスを最小限に抑えることは重要なテーマである。軽量ピストンは、サイドスカート部に高純度二硫化モリブデン粒子を深く着床させてフリクションロスを大幅に低減し、軽量ナットレスコンロッドとの相乗効果で、スロットルに鋭敏に反応するシャープな加速フィールを発揮。またコンパクトな水冷オイルクーラーは、エンジンの軽量・スリム化に貢献している。さらにオイルパンとシリンダーヘッドカバーに加え、ACGカバーにもマグネシウム材を採用することで軽量化を図っている。
クラッチには操作が軽くメンテナンス性に優れた油圧式を、クロスレシオの6速ミッションには交換が容易なカセットタイプを採用している。また、レースユースを考慮し、クラッチアウターの剛性アップとシフトチェンジドラムの軽量化を図り、ミッションには3〜6速の加速側に逆テーパードッグを採用。高回転域におけるスムーズなシフトチェンジとともに、耐久性を高め、優れた走りのパフォーマンスを実現している。
フロントのエアインテークから走行風をスムーズに取り入れ、大量の空気を直接エアクリーナーに送りこむダイレクト・エア・インダクション・システムを採用。速度に応じて最適な空気量を得るために、吸入部にフラップを装備し、その開閉をECUで制御することで中・高速域の優れたパワーとレスポンスに貢献。大容量円筒形エアエレメントを2個採用し、クリーンで高効率なエアフローを実現する。
RC211Vでパフォーマンスの高さを示したPGM-DSFI(Programmed Dual Sequential Fuel Injection System)を採用。幅広い回転域で優れたパワーとレスポンスを発揮する。1気筒あたり2つのインジェクターをもち、下流の第1インジェクターと上流の第2インジェクターで構成。第1インジェクターはスロットルボディー(ø44mm)に装着され低回転域での力強いトルクとリニアなレスポンスに寄与し、第2インジェクターはエアファンネル上部に設置され、3,000rpm以上、スロットル開度1/4以上で作動しハイパワーを供給する。すなわち中・高回転時、加速時では上下2段のインジェクター8基が同時稼動する。これらのコントロールは、小型・軽量の32ビットプロセッサーECUによって行われ、理想的な空燃比制御で排出ガスのクリーン化にも貢献している。このECUはダイレクト・エア・インダクション・システムや排気バルブ、電子制御ステアリングダンパーなどの制御にも役割を果たしている。軽量インジェクターは12個の小ホールによるワイドスプレータイプで、燃料を微粒化し、霧化が促進され急速燃焼を可能とする。プラグは強力な着火力で燃焼効率を上げ、かつ耐久性に優れたイリジウムスパークプラグを採用。
過酷なレースシーンでは、つねに高い冷却能力を要求される。ラジエーターは、表面積を大きく取れるラウンド形で上方が広く下方にいくに従って狭くなる逆台形。大容量・高密度により、高い冷却性能を発揮しつつ軽量化にも寄与している。
容量18Lを確保した燃料タンクは内装式。タンク位置を下方のヨー軸付近とすることで、マス集中に貢献し、燃料残量によるハンドリングへの影響を抑えた。タンクカバーはニーグリップ部を最適な形状として、高いホールド性を提供している。
CBR1000RRのアグレッシブなスタイリングを象徴するセンターアップエキゾーストシステム。細部にいたるまで軽量化を徹底し、マスの集中を実現している。車体横にサイレンサーをマウントする方式では避けられないタービュランス(乱流)の発生を防ぎ、優れた空力特性を実現。また左右の重量の均等化とともに深いバンク角を可能とし、クイックなレスポンスにも寄与している。4-2-1集合排気で、ECU制御によるサーボモーターで駆動する可変排気バルブを設置。バタフライバルブの開閉で排圧をつねに最適な状態にコントロールし、低・中速域のパワーのつながりをスムーズにしている。サイレンサーには熱マネジメントのため内部にチタンを、外側にはステンレスを採用。
RC211Vの設計思想を引き継ぎ、CBR1000RRはマス集中設計を徹底。フレームは、エンジンや燃料タンクなどをかかえこむように設計したアルミツインチューブフレーム。最新のキャスティング技術とパイプ材のバランスを駆使した構造としている。キャスター角は23°25′に、トレール量は100mmに設定することで、適度なしなやかさを保ちつつ、俊敏かつ応答性に優れたハンドリングを実現する。シートレールは、センターアップマフラーにフィットするような造形。アルミ鋳造製の4ピース構造で、各構成部材をボルト固定し、軽量・高剛性を確保、ライダーとパッセンジャーの安心感を生み出している。
フロントサスペンションは、応答性に優れるカートリッジタイプの高剛性倒立フォーク(φ43mm)。電子制御ステアリングダンパーとあいまって、安定性と安心感を両立している。前・後輪には、軽量・高剛性のアルミ製3本スポーク17インチホイールを採用。リアホイールダンパーはショックを効果的に吸収し、安定した乗り心地に貢献する。タイヤは専用開発したラジアルタイヤ、ブリヂストン・BT-015またはピレリ・ディアブロ・コルサを装着。リアタイヤはワイドな190セクションとし、最適なグリップ性能を発揮して優れたハンドリング性能を実現している。
ステアリングヘッドには小型・軽量ロータリータイプの油圧ダンパーで、世界初※の電子制御方式を実現したHESD(Honda Electronic Steering Damper)を装着。高速時の安定性と低速時のハンドリング性能の向上を両立した。HESDは車速やスロットル開度をセンサーが感知してECUで制御。低速時には軽快な取りまわしを可能とし、高速時では路面からの外乱や振動を抑え、正確で安心感のあるハンドリングを実現する。またスポーツ走行だけでなく、長距離の高速走行などでライダーの疲労の軽減に貢献している。※ 当社調べ
ハイブリッド構造のスイングアームと、小型・軽量の新型シングルポットキャリパー装着のリアディスクブレーキ
フロントブレーキキャリパーはラジアルマウント方式を採用。キャリパーを締結するボルトを車軸方向ではなく進行方向にすることで、キャリパーの倒れ剛性、結合剛性を確保。パッド全体に均一に圧力を分配している。キャリパーはトキコ製の4ポット対向ピストンキャリパーを装着。ピストン部にはニッケルメッキとクロームメッキを施し、スムーズな作動とレバーストロークの変化量を低減する。大径・薄肉のディスクローターはφ320mm、厚さ4.5mmとし、広い放熱面積を確保することで高い制動性能と軽量化を実現。これにより、高効率かつ応答性とコントロール性に優れた、安心感の高いブレーキフィールを獲得している。また、マスターシリンダーにはバーチカルピストンタイプを採用。レバー長を大きくし、握り位置によるレシオ変化を抑えている。リアにはφ220mmのディスクローターと、ニッシン製の小型・軽量シングルポットキャリパーを装備。
軽快なハンドリングを獲得するため、適正なホイールベースを設定。589mmのロングスイングアームとあいまって、クイックなレスポンスと高いスタビリティーを実現している。アルミ製スイングアームは鋳造、プレス成型、押し出し成型による各部材を接合して高剛性と軽量化のバランスを図ったハイブリッド構造。ショックユニットをスイングアーム上部とロアーリンクのみでマウント、フレーム上部とは直接リンクしていない構造とした。スイングアームの動きのなかで独立した作動を行い、フレーム上部にサスペンション反力を伝えないため、フレーム剛性の設定に大きな自由度をもたらし、車体ロール挙動を安定させ、高い旋回性と加速時の安定性を発揮。リアサスペンションは最適なリンクレシオを設定することで、リアタイヤの路面追従性を高めている。またダンパーの伸び側/圧側の減衰力特性と、スプリングのイニシャルプリロードを調整できるフルアジャスタブル機構を装備。スプリングアジャスターには、軽量のアルミ材を採用している。
スタイリングにも“究極の走り”を追い求めたCBR1000RR。フロントからリアエンドまで、全身にわたってアグレッシブかつシャープなイメージのカウリングには、進化した滑らかな流線形の3ピースデザインを採用。フロントフェンダーやカウル全体の軽量化とともに、カウル表面積を縮小することで空力モーメントを低減、コントロール性を高めている。またロアーカウルに設定したエアアウトレットにより、ライダーに対する熱居住性およびエンジンやシャーシーコンポーネントへのアクセス性にも配慮。滑らかでスリムな燃料タンク(燃料タンクカバー)はワイドなシートとあいまって、自由度の高いライディングポジションと俊敏でニュートラルなハンドリング特性を実現。また機能美が際立つクリアウインカーを採用している。走りのエキサイトメントと高いレベルの快適性。ふたつの命題を、多くのライダーがそのスキルに応じて堪能できるCBR1000RR。歴代のFireBladeの魅力を継承しつつ、サーキットとストリートのふたつのフィールドで卓越したパフォーマンスを発揮する。
精悍な顔つきを際立たせるコンパクトなヘッドライトは、ラインビームタイプをデュアルで装備。55Wハロゲン式バルブを覆うユニットは、高輝度マルチリフレクターと樹脂製の軽量クリアレンズの組み合わせ。既存ロードスポーツモデルの2灯式ヘッドライトの約半分の面積でありながら、優れた照射能力と配光パターン、高い被視認性を実現している。
アグレッシブなパフォーマンスを連想させる、大胆にアップしたテールビュー。マフラーエンドカバーは、質感の高いステンレス製のバフ仕上げとしている。バンク角の深いコーナリング時には、センターアップマフラーが迫力ある姿をあらわし、2本出しのテールパイプがパワフルな走りを象徴する。テールランプには高輝度LEDを採用し、省電力とメンテナンスフリーを実現。コンパクトにまとめ、車体中心から離れた周辺部分のマスの分散を防いでいる。スリムなテールカウルと調和する12個のLEDによるテールランプは、コンパクトながら高い被視認性を実現している。
フロントカウルのスラント化にも寄与する軽量・コンパクトなインストルメントパネルはRC211Vと同様の六角デザイン。中央に大径のアナログ・タコメーターを設置し、その周囲にデジタルのスピードメーター、デュアルトリップ/オドメーター、デジタル水温計、燃料計などを見やすくレイアウト。さらに、REVインジケーターを搭載。4,000〜11,650rpmの間で任意に設定が可能なこの機能は、一般道はもちろん、レースシーンにおいても効果を発揮する。
ピリオンシートはデタッチャブル構造。オプションのボディーカラー同色カウルを装着することで、よりスポーティーなスタイリングへと演出可能である。ピリオンシート下には専用Uロック※、ライディンググローブなどの収納が可能。※ 別売(ホンダアクセス製)
大切な愛車を守るセキュリティーシステム[H・I・S・S(Honda Ignition Security System)]。オリジナルキーに内蔵のチップがエンジンコントロールユニットからの信号をキャッチ。キーに設定されているIDをエンジンコントロールユニットが認識して、お互いの信号が合致しない限りエンジンが始動しない、Honda独自の盗難抑止機構を標準装備している。また、位置情報提供サービス[ココセコム]にも対応。ココセコムユニットの装着に最適な設置スペースを確保し、専用充電キットも用品設定している。
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[ 82] Honda | バイク | CBR1000RR | 主要装備
[引用サイト]  http://www.honda.co.jp/motor-lineup/cbr1000rr/equip/index.html



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