多しとは?
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去る27日、宮崎6月定例県議会は本会議を開き、東国原英夫知事が就任して初の本格予算となる肉付け予算案はじめ、執行部が提案した議案すべてを可決して終了した。 知事は閉会後の記者会見で「ほっとした」と語ったが、それが実感だろう。驚いたことに、知事は当日午後には上京、総務省主催の「ふるさと納税研究会」に出席、反対の立場の松沢成文神奈川県知事とやりあっている。東国原知事は「地方は都市部に人材、食糧などを供給し、森林、農地など国土を保全する公益的役割を担っている」として、総論賛成の意見を述べた。筆者も同感である。 最終日の議会は午前中で終了したが、もう県庁見学ツアーの観光客が来ていた。県の発表では、4月以降の県庁見学者は、県内外込みで何と3万人を突破。県は案内人の職員を10人から40人に増やしている。 ツアー客はコースがセットされていて、見学を終えると、道路一つ隔てた「みやざき物産館」(宮崎県産物振興センター)に繰り込む仕儀。お陰で同物産館の売上も倍増したとのこと。観ていると、人気は「地鶏」をはじめ「知事イラスト」入り商品。ちょっと紹介してみると、「チキン南蛮」「はちみつ日向夏ドリンク」「マンゴーケーキ」「赤鶏せんべい」「冷や汁」、それに最近「本格芋焼酎」が加わった。 「知事イラスト商品が氾濫しているが、粗悪品がでれば、かえって宮崎のイメージを損なうことになる。知事の肩書きで売れているのではないか(適正な管理が必要)」と一般質問ではじめて取り上げたのは、最年少で新人の武井俊輔議員(愛 みやざき)。その後、総務政策常任委員会や環境農林水産常任委員会でもこもごも問題になった(各委員長の審査結果報告)。 「イラストは知事の一身専属の肖像権に関わる。地元振興の一助になればとの純粋な思いから自由に使ってもらっている。ただし、品質など問題が生じた場合は、法的措置を含めてしかるべき対応をする。多くの商品が全国に出回っており管理できない」 社保庁問題に次いで、全くやりきれない事件がまた発生した。北海道の食肉製造加工会社「ミートホープ」の牛肉偽装事件がそれだ。農水省が牛肉の加工品を対象に、全国で原料確認の緊急調査に乗り出した。知事のイラストなど付いてなくても、不正競争防止法や食品衛生法など法に基づき、管理・監督の行政責任があるはず。ましてイラスト付きとなれば。 宮崎県では、県内の農家と全国の消費者を「安心、満足、信頼」で結ぶ県産農畜産物の「商品ブランド認証制度」を2001・平成13年からスタートさせ、現在25品目を指定している(みやざきブランド推進本部)。判断基準は安心・安全のトレーサビリテイシステムを基本に、外観、味、鮮度、規格、旬、栽培方法など厳しい。 知事は、今次肉付け予算で、「みやざきブランド」安心・安全総合推進体制整備事業と「みやざきブランド」向上プロモーション強化事業に合わせて2億5000万円の手当をした。 発端は「鳥インフル」であった。知事が初当選した本年1月、時を前後して県内3カ所で発生。知事は、生産日本一の養鶏農家を風評被害から守るべく東奔西走、それが今日の「地鶏」ブームとなり、引いては「マンゴー」ブームを招いたと言ってよい。瓢箪から駒がでた。しかし、この功績は大きい。 「知事イラスト」を野放しにしてはいけない。問題が生じてから法に訴えてもアトの祭。消費者の信頼を決定的に失うは必定。せっかくのトップセールスの「みやざきブランド」が地に堕ちることになるだろう。 |
[ 269] コラム・好事魔多し 「東国原知事イラスト」を管理せよ
[引用サイト] http://www.news.janjan.jp/column/0706/0706290043/1.php
