十夜とは?
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『ユメ十夜』最後のドリームトークショーは第五夜・豊島圭介監督、第七夜・河原真明監督、第八夜・山下敦弘監督(告知しておりました第三夜の清水崇監督が、新作撮影のため欠席となり、急遽駆けつけて下さいました。)、第十夜・山口雄大監督によるトークイベント。最後ということもあり、ユメ十夜ならではのバクダン発言も飛び出して、ちょっとスタッフはドキドキもののイベントの模様を<漱石さん3号>がレポートします。 本日はお越し頂き有難うございます。それでは、ご紹介しましょう。第五夜の監督、豊島圭介さん。第七夜の監督、河原真明さん。第八夜の監督、山下敦弘さん。第十夜の監督、山口雄大さんです。どうぞお座りください。 さっそくお話をお伺いしていこうと思うのですが・・・この「ユメ十夜」、率直なところ監督のオファーが来た時にどのような感想をお持ちになりましたか? 10人のベテランから若手までが揃って1本の映画を撮るというのが面白いと感じました。映画界ではこうやって(監督のオファーの)話を頂いても無くなってしまったりすることがよくあるんですよね。でも、この企画だけは絶対に成立してほしいと思いました。そして、10人の中に入れてほしいと思いました! 最初、自分は第八夜を撮りたいとお願いしたんですが、山下君が「僕は第八夜じゃないと撮れない」ってプロデューサーに泣きついたみたいで(笑)それで、第五夜にしました。 いや実は、僕最初は第六夜を頼んだんですけど、松尾スズキさんで決まりということだったんです。なので、第八夜をお願いしたんです(笑) でも、結果的にはすごいバランスの取れた感じになってますよね。それは偶然なんでしょうけど、奇跡的なことだと思います。 僕は早い段階でお話いただいたんで第七夜を選びました。それがそのまま出来てよかったです(笑) 第七夜にした理由は、原作では大きな船が出てくるんですね。その船を描くのは、実写では難しいだろうなと思ったんです。3DCGアニメなら行けるかなと。 この第十夜は他の監督で決まっていたんですよね。そのことはもちろん僕も知ってましたし、清水崇君や豊島君や山下君が『ユメ十夜』を撮るってことも聞いていたんですね。10人の監督が決まっていて、(自分が選ばれないのは)「真面目な文豪の夏目漱石原作だし、話来るはずがないよな。まぁ、しょうがないか。」と思っていたんです。 今までがハチャメチャな作品が多かったので、今回はちょっとテイストを変えて、夏目漱石だしアーティスティックな面も見せたいな(笑)なんて思ったんですけど、プロデューサーからは「今までの山口監督の<いつもの>でお願いします」って言われたんで、漫☆画太郎さんにお願いしてハチャメチャな原作をハチャメチャにしちゃいました(笑) まぁ、あんまり狙ってないですけどね、アーティスティックなのは。豊島君に、僕もユメ十夜参加することになったという話しをしたら「雄大の今までにない一面を見てみたいなぁ」って言ったんですよ、彼が!! いやぁ、まさか雄大が撮るとは思わなかったんで(笑) それに雄大が撮るのが第十夜ってことだったんで「この映画は雄大の(作品の)印象で終わるのかぁ・・・」と思うと、ちょっといろいろと考えちゃいましたね(笑) それで僕が「漫☆画太郎さんの脚色で、ハチャメチャに撮る」って言ったら、(豊島監督が)「あんた、それずるいよ!!」って言われて(笑) 僕は、雄大監督が決まったって聞いた時は、ちょうど漫画家で今回脚本をお願いした長尾さんと一緒だったときで、二人揃って「かぶったな・・・」って言っちゃいました(笑) いやぁ、すごい裏話ですね(笑) そうえいば、このトークイベントに参加いただいた皆さんは年齢が近いんですよね? どうですか、こうやって同年代の方たちと同じ作品に参加するのは。 そうですねぇ、巨匠たちの間に挟まれたら萎縮していろいろと考えちゃうんでしょうけど、同年代の人たちがそれぞれ自由な表現で出来たのがいいですね。しかも通常、監督って作品に対して一人じゃないですか?普通の映画でこうやって監督が何人も集められて、こうしてトークショーする事ないですから(笑) 3/15の深夜2時過ぎに「ドキュメントスパイトダ」というニセ・ドキュメントがTBSにて放送されます。 今回は、監督の様々な落書きが施されています(笑)通常のサインではもらうことが出来ない代物です。しかも、監督たちは最初ちょっとマジ投げで、ストレートでビュッって勢いよく投げられていました!!ちょっと怖い(笑) 同年代ということもあり、監督同士も<山下君><豊島君><雄大>と呼び合う感じは普段からの仲の良さがうかがえました。(※今回は、本文中も監督たちがおっしゃった通りの呼び名にさせていただきました。) 全10回にわたって行ってきました「ユメ十夜」のジャンボドリーム・トーク&プレゼント大会もこれにて終了です。本当に数多くのお客様に支えられて、10回という驚異のイベント数をこなす事が出来ました! 『ユメ十夜』第八弾のドリームトークショーは「第七夜」から天野喜孝監督・河原真明監督&Saschaさんが登壇。普段はあまり表舞台に出られることのない天野監督の貴重なお話を聞けるという激レアトークショーの模様を<漱石さん3号>がレポートします。 日はお越し頂き有難うございます。それでは、ご紹介しましょう。第七夜にて声の出演のSaschaさん、そして天野喜孝監督、河原真明監督です。どうぞお座りください。 こちら「第七夜」は、他の夜とは異なった(3DCGアニメという)映像美に仕上がっていますが、どのようにして作品が出来上がっていったのかをお伺いしたいのですが? 最初お話を頂いた時に、皆さんの個性が出てくる“バトルロワイヤル”のような作品になると感じていたので、実写が多い中で1本毛色の違う作品、アニメが面白いんじゃないかなと思いました。制作期間や費用はかなりきびしかったんですが、天野さんにお声がけをさせていただきました。 唯一CGでやりたいと河原さんからお聞きして、面白いじゃないかと感じました。当たり前なんですけど、すべてがオリジナルで作り上げていくんですよね。イチから作り上げていってますから細かいところまでこだわって作っています。そういうところまで観ていただきたいですね! 普段はラジオのDJをしていて、声優ってのは初めてで「僕なんかでいいのかなぁ?」って思ってました。自分は「FF」世代(※ゲーム「ファイナル・ファンタジー」の略/天野喜孝監督がキャラクターデザインを手がけた日本が誇る大人気ロール・プレイング・ゲーム)なので、天野さんのキャラクターに自分がしゃべっちゃっていいのかな?っていう葛藤がありましたね。実際にはやってみたら河原監督がやりやすい環境を作ってくださったので、感謝しています。それが映像に表れているといいなぁと思っております。 普段ラジオで話をされているsaschaさんは、こうやってキャラクターがあると、アプローチの仕方はどんな風に変わりましたか? そうですね、ラジオでしゃべるのは自分の中のしゃべりなので、割と自分のキャラクターのままで行けるんですよね。自分で想像するキャラでいけるので。 今回は、キャラクターがいますから。設定として20代前半ということだったので実年齢よりも若干若いイメージでした。さらに「夢」っていう特殊な世界の中のお話なので、普通に会話をするんだけど、なんか一人でブツブツ言っているっていう世界がなかなか普段にないことので新鮮でした。 声優さんであったり俳優さんという選択肢もあったんですが、「ラジオ」という絵のない所で自分の心情を語っていかないといけないというのが良いんですよね。今回、僕らがやりたかった「一人語り」というか、自分の内面というなかなか言葉にならないつぶやきみたいなものをやってほしいと思っていたので。Saschaさんや秀島さんという<しゃべり>を商売にされている方にやっていただいてよかったと思っています。 お2人ともラジオでのお仕事が毎日のようにありますので、合間を縫ってって感じでしたねぇ。Saschaさんのほうは結構長かったですね。それでも半日でしたが(笑) 秀島さんの場合は・・・・あ、今ちょうど生放送中ですね。(秀島さんはこの時間<16:30〜20:00>はJ-WAVE「GLOOVE LINE」の生放送中のため、お越しいただけませんでした)そんな感じで月ようから金曜までずっと入っていますので、かなり短かったですよ。 (録った理由として)日本の映画なんですけど、無国籍な感じを出したかったんです。他の実写の作品と違ってアニメーションですから、日本人が出演しているって訳ではないということもあったし、僕とか天野さんに書いていただいた物というのはどうしても<和物>というイメージが出てくるので、無国籍なイメージを出すには台詞は英語にしようかなと。 確かに、夏目漱石さんはイギリスに留学していたこともありますから英語でも違和感ないんでしょうね。天野さんは今回、キャラクターを書く上でこだわった点などはございますか? だいたい河原さんの方からは「こんなイメージで」と最初からおありでしたので、僕としてはそれをキャラクター化したっていう事ですね。とはいえ、今まで僕の書く少女が動くっていうことってなかったんですよね。その辺りには注目していただきたいですね。かなり細かい微妙なところにもこだわってますから。 なんと、今回、天野監督は以前手がけられたキャラクターの直筆イラストまで入れてくださるという超お宝ボール。スタッフも全員が個人的に「ほしいー!」と唸ってしまったサインボールでした!! 『ユメ十夜』第七弾のドリームトークショーは「第四夜」の清水厚監督&山本耕史さんが登壇。山本さんは舞台の合間を縫って駆けつけてくださいました!なんと徹夜組まで出たという熱気あふれるイベントを<漱石さん3号>がレポートします。 本日はお越し頂き有難うございます。それでは、ご紹介しましょう。第四夜出演の山本耕史さん、そして清水厚監督です。どうぞお座りください。 昔、夢の中で本当に見たような、不思議な感覚で、僕自身好きな作品なんで皆も楽しんでいただけたかなと思っています。 監督の清水厚です。(立ち上がって、ご挨拶した山本さんを見て)思わず、山本さんに見惚れてて一緒に立ち上がることができずにいました(笑) こうして、山本さんと(「第四夜」のトークイベントに)一緒に出れて嬉しいですね。 いや。読んで無いですねぇ。 原作を読むと、それに近づけようと思ってしまうので、あまり読まないようにしてます。脚本を読んで、これは現場でディスカッションしながら作っていく作品だなと感じました。 男らしくて、行動力がありそうなんだけども、実はナイーヴな一面も持っているっていう<夏目漱石>像を描きたくって。それで、そういう部分も持ってらっしゃる方というイメージもあり、以前から一緒にやってみたかった山本さんを。ということでキャスティングさせていただきました。撮影に入ってもイメージ通りで、ノスタルジックな雰囲気や世界観を伝えるのにぴったりでした。 小さい頃から、空を飛ぶ夢を見るんですよね。昔は、敵から追われている夢で、走りたいけど走れないみたいな。最初は助走つけたりとかしてじゃないと飛べなかったんですよ!しかもフラフラしながら飛んでいたんですね。 最近は<思う>だけでシュッと飛べるんです!なのでもう、陸上の敵はいなくなりましたね!(笑)逆に最近は空の敵が・・・化け物系が襲ってくるんです(笑) すごいですねぇ(笑)夏目漱石の夢もすごいですが、山本さんの夢も映画化してみたいですね!!監督が山本さんの夢の話を聞いて、呆然とされてますね? いやぁ、羨ましい限りですね!僕なんかは小さい頃は自由に空を飛べる夢を見てたんですが、最近はビルの上から落ちる夢とかですから・・・。やっぱり勢いのある役者さんは見る夢が違うなぁと(笑) まず、歩数を減らして(笑)次に気持ちを高めて。そうするとちゃんと飛べますから(笑)今の僕なんかは、スピードも付いてきて、まるでドラゴンボール並です!カメハメ波まで撃てますよ!!(笑) ここ(映画館)のすぐ近くのFACEという劇場で「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」というドラッグクイーンのロック・ミュージカルをやっているので、ちょうどそれを終えてこちらに来させていただいたので、マニキュアも落とせず申し訳ございません。 十夜の中では比較的わかりやすい夜だったと思います。その不思議な世界観を山本さんで描いたつもりです。山本さんのファンの方がいらっしゃると思いますが、山本さんだけじゃなく次は僕の作品も見ていただきたいです!次の作品では是非、山本さんを脱がせたいと思っています(笑) この映画は、まだ映画館で観ていないので今度こっそりとここの映画館に見に来ようと思います。舞台の合間を縫って。そのときは・・・そっとしておいて下さい(笑) 最後は、来場者の方々にお2人のサインが入ったボールを投げてプレゼント!奥行きのある映画館で、山本さんの粋な計らいできちんとまんべんなく届くように投げていらっしゃいました。きちんとキャッチされる方を見て「おおぉ!」と山本さんも驚いていましたよ! 『ユメ十夜』第五弾のドリームトークショーは五弾なだけに「第五夜」の豊島圭介監督&大倉孝二さんによるトークイベント。大倉さんは稽古の合間を縫って駆けつけてくださいました!その模様を<漱石さん3号>がレポートします。 本日はお越し頂き有難うございます。それでは、ご紹介しましょう。第五夜に出演の大倉孝二さん、そして豊島圭介監督です。 さて、ご質問に入ります。監督はずっと大倉孝二さんと一緒に仕事をしたい!と思っていたとお聞きしたのですが・・・。 通常は、若手の監督さんたちはキャスティングの権限というのはなかなか無いんですね。いつも「この役者さんでお願いします。」っていうのが多いんですが、今回は僕が「大倉孝二さんと市川実日子さんのお2人とお仕事できたらいいなぁ」とお願いしたら本当にそのまま組んでいただけたので嬉しかったです。 実は・・・二日しか撮影がなかった上にただ黙々と歩くシーンがほとんどでしたから、感想は難しいですね(笑) でも、監督は「どうやりましょうか?」ってまず聞いてくださるんですね。「こうやってください。」ということではなくて。僕はそういう人が好きなんです(笑) 「こうやれ!!!」って頭から言われると、心の中で「(演技を)変えちゃおうっかなぁ・・・」って思っちゃってますから!(笑) 監督、演技を変えられないでよかったですね(笑)でも大倉さんは、二日しかないと監督や共演者の方と打ち解ける間もなくって感じでした? まず最初に僕のほうから大倉さんに、この映画の庄太郎(大倉さんの役柄)の意図や、僕がやりたい事は全部伝えたんですね。 それで撮影の初日は森の中をさまようシーンを撮ったんです。そこで、僕は現場では何も指示しなかったんですが、大倉さんは口をポカーンと開けて歩いてるんです。 (あまりにも自然体のイメージがぴったりで)それを見た瞬間に「大倉さんでよかったぁ」って思いましたね(笑) これは褒められてるんでしょうか?(笑)いや、本当にただ単に普通に口が開いていただけです(笑)自然と口が開いちゃう系なんですね、僕。 いやぁ、でも大倉さんは格好つける事なかったり、思い入れが強すぎて「この役だからこんな顔でいくんだ!」とかで決め付けて入られることもない感じがよかったんですよね! まず普通の人で森をさまようことってないじゃないですか?しかもそんな(不安な)状況下で普通の人は口が開かないと思うんですよね。それなのに、大倉さんのあの自然体な感じ(笑)撮りながら「良いなぁ・・・」って思いましたね。 最後にご質問です。今回は夏目漱石原作の映画なんですが、大倉さんは「漱石」ってどんなイメージがおありでしたか? 投げている最中には監督が以前にも投げられた経験(2月13日@シネ・リーブル池袋)で、「投げて、きれいに取ってもらえると嬉しいんですよね」と打ち明けられていました。大倉さんは皆さんから「欲しい!」と手を伸ばされているので、どこに投げてあげればいいのかわからずにちょっと困惑されている姿からも人の良さが滲み出ておりました。 最後に、第五夜で出演の子役の方も会場にいらしていて監督に促されて登壇。皆さんに挨拶されました。今回は、笑いあり可愛らしさありのボリューム満点なトークイベントとなりました! 大倉孝二さん・・・3月5日からBunkamuraシアターコクーンにて公演される「橋を渡ったら泣け」に出演されます。 豊島圭介監督・・・3月15日に深夜TBS系「ドキュメントスパイ戸田」にて豊島監督の回が放送されます! 『ユメ十夜』第四弾のドリームトークショーは4人の監督による<ユメ十夜>ならではのトークショーです。監督だけとはいえ、色の濃い皆さん。一筋縄じゃいきません。 本日はお越し頂き有難うございます。それでは、ご紹介しましょう。第四夜の清水厚監督、第五夜の豊島圭介監督、第八夜の山下敦弘監督、第十夜の山口雄大監督です。 さっそくですが、今回はテイストがバラバラな感じの監督さんが揃っていただいたと思うのですが、皆さんには他の監督さんの作品の感想をお聞きしたいのですが。まずは山下監督から。 僕は実は、一般のお客さんと一緒に見たんですよ。女子高生とか若い女の子がたくさんいる会場だったんですが、僕の第八夜が終わると隣の女子高生同士が「え?何だったの?」って聞こえて、(テンパって)冷静に作品が見れなくなっちゃいました(笑) それが見事にかぶってないっていう本当に珍しいなぁと思いました。ここまでバラバラなんで当然好きな夜もあれば気に入っていただけない夜もあるのかも知れませんが、それを探して自分の趣向を見つけるのも面白いんじゃないかなと思います。お友達や知り合いと自分の好きだった夜なんかの話をしてほしいですね。 でも原作がきちんとなっているものを皆がバラバラにしたんじゃなくて、原作自体がバラエティに富んでいるところにそれぞれのテイストを生かしたっていう事かなと。 第四夜(清水厚監督)は、すごいノスタルジックなんですが、実は細かいところに意外なキャスティングがちりばめられているんですよね。その辺が面白いなぁと思いました。 第十夜(山口監督)は、僕個人的にはケレン味のあるカットが好きなんです。なので本上さんや松山くんの絡みのところとかはすっごい好きでした。 山下監督(第八夜)のはねぇ・・・最初見たときには正直、意味がわかんなかった(笑)でも、何度も見てると分かって来て面白くなってきた。 今、僕の中ではかなり上位になってきました(笑)皆さんにも何度も劇場に足を運んでいただいて見ていただいて確かめていただきたいですね! そういえば、今回のこの作品の企画意図として他の監督さんの作品の情報は一切ださないという方針だったそうですが、気になったりしましたか? 本当に一切教えてくれないんですよ。気にはなるんだけど、教えてくれないから気になりようがなくて。清水厚監督が撮ったエピローグがあるんですが、それすらも教えてくれないですから。 僕のは、最後(第十夜)ですごい突き放した終わり方をするので、それからエピローグにきちんと繋がるのか?って思って。観る人は続けてみるのにって心配でしたけど。 他の監督さんに僕から聞きたいんだけど、夏目漱石(「夢十夜」)ってのにどうやってアプローチしていったのか気になるんですが、どうでした? 第四夜を撮るってなったときに、四夜は原作だと結構抽象的だったんできちんとストーリーを作っていかないといけないなっていうところから始めましたね。きっと他の夜だったら違うアプローチだったと思うけど。 お話いただいて、そこで初めてきちんと「夢十夜」を読みました。活字でも「夢」を描いている夏目漱石に「漱石ってスゲー!」って純粋に思いましたね。それで、脚本の長尾さんとの夜な夜な居酒屋で漱石の千円札を机の上に置きながら「漱石ってさぁ」って感じで話していって作っていきました。 あ、でも今の千円札は野口英世か!英世だったかもしれない。机に置いていたのは・・・。(いまさら反省する山下監督) 酔っ払っていたので、あんまり覚えていないや(笑) 何はともあれ、英世だったかも知れませんが、漱石に見立てて話していました! 第十夜をやる上で、原作自体が第十夜はハチャメチャなんですが、なんとか漱石の意図を読み取ろうと思ったんです。今までの自分の作品とは違う方向で。でも、プロデューサーからは「監督のテイストのままでお願いします。」って言われたんで吹っ切りました。 僕も清水監督と同じで、お話を作ろうと思ったんです。原作では主人公は男性だったんですが、僕は女性に置き換えて作ったんです。主人公を変えたから全然違う話になっているかというとそういうわけじゃなくて、キーワードは同じなんですよね。だからきちんと意図は同じになったかなって思います。 その辺りにも注目していただきつつご覧いただけたらと思います。短い間ではございましたが、皆さんありがとうございました!! たいていは、席順に皆さんにお話を聞くところを今回は順不同でいきなりお話を聞くというスタイルで、監督さんたちもドキドキのトークショーだったみたいです! 監督同士、みなさん同年代なので、そのままのテンションで夜の街に四人仲良く消えていってしまいました・・・。 今までの舞台挨拶とは一風変わって、ひと夜分に絞った監督&出演者のトークショーを<漱石さん3号>がレポートします。 本日はお越し頂き有難うございます。それでは、さっそくご紹介しましょう。第九夜よりピエール瀧さんと西川美和監督です。ではさっそくご質問をさせていただきたいのですが、こちら第九夜は実はかなり前に撮影されているとお聞きしましたが? プロデューサーが夏目漱石の「夢十夜」を映画化するんだけどどうか?ってお話しいただいて。この作品自体、いろんな方が撮りたがっているとは聞いていたんですけど、まさか自分のところに来るとは思ってなかったですね。 すごい切なくて一途で真面目な女の人と全然違う肩透かしな感じのふざけた旦那さんの組み合わせにしたかったんで・・・ 監督は、現場ではチャキチャキと仕切りますし、あまり細かいことは言わずに雰囲気で撮っていってましたよ。僕らとしてはやりやすかったけど、緊張感がある雰囲気でしたね。 ピエールさんて他の俳優さんがもっている緊張感とかと違った雰囲気を持って来て下さるんですよ。「なんでこの人はこんなにリラックスしてるんだ?」っていうムード?(笑) さすが!という感じでトークを展開してくださったピエール瀧さんに、真のしっかりとしたトークをしてくださった西川監督。お時間がなく、エンジンが暖まって<これから!>って時に終了してしまい、お2人とも残念がっておりました。 『ユメ十夜』公開初日に続き、翌28日にはシネ・リーブル池袋に第四夜・第七夜・第九夜の監督・キャストの皆さんによる舞台挨拶を行いました。公開初日の熱気が覚めやらぬ中で、迎えた二日目も多くのお客さんがご来場くださいました。キャストの方自らが司会も務められるというちょっと不思議な(?)舞台挨拶。 第四夜の清水厚監督、第七夜からSaschaさん・秀島史香さん・河原真明監督、第九夜から西川美和監督にご登壇いただきました。 本日は「ユメ十夜」舞台挨拶にお越し頂き有難うございます。本日司会を務めさせていただくのは第七夜で声の出演もさせていただいているSaschaです。 みなさん、こんにちは。秀島史香です。いつもはラジオのお仕事なので、なかなかこういう場に慣れていないんですが、宜しくお願いします。 ご覧になられた後の舞台挨拶はやりずらいですねぇ。1年半も前に撮影したんで、よく覚えていないのが正直なところです。撮影中のエピソード・・・。 しかも、年を重ねるごとに上手く飛べるようになっていくんですって。「空を飛ぶ夢」というのは上昇志向というか上手くいっている暗示らしいんですが、年々上手く空を飛べるようになるっていう夢っていうのが、さすがだなと。役者としても順調に成長していっている山本さんらしいなと。私なんかは、空を飛ぶ夢なんて滅多に見ないですし、見たとしてもなんかもがくような感じになっちゃってますから(笑) (レトロ感のある)バスが大変でしたね。なかなかないんです。今回茨城で撮影したんですが、ロケ先にたまたまあったから良かったんですが、なかったら大変でした。撮影場所が都内だったらバスを見つけたとしても排気ガス規制で入れなかったですから。 私は、いつもはインタビューする側なんで、こういう風に(舞台に)たつのは緊張します。普段は絵の無い(ラジオという)所でお仕事をしているので、そこがまず初めての体験でした。そしてまず絵を見て思ったのが“キレイ!”。こんなキレイな絵に「いいのかしら?」「なんで私が?」って思っちゃいました(笑) 私もそうなんですよねぇ。普段はパーソナリティーなどをやらさせていただいて、初めての経験で・・・。かなり難しかったですけど、監督に助けられました。 ん〜、起用理由としては声優さんとは違って、お2人とかは世相であったり今の流れ、そういったものを自分の言葉で表現されるじゃないですか?切ない気持ちとか自分の心情を語れる人にお願いしたかったんです。 (絵がキレイだという事を受けて)ピクサーとかの作品とも違う3DCGアニメーションなんですよね。実は、この七夜って今公開している『鉄コン筋クリート』のよりもアニメーション量は3倍になるんです。CGや合成処理とかそういうのでかなり時間も手間もかかりました。 キャストの皆さんについては・・・緒川たまきさんは、「ユメ十夜」全体を通してのイメージにぴったりだと思いました。現代の女性とは思えないほどの立ち振る舞いで、言葉もゆっくりでキレイな方でした。しかも緒川さんご自身も「夢十夜」がお好きだったということも運命ですかね。 逆にピエール瀧さんは緒川さんとは対極にある人(笑)その対極にある二人を夫婦にしてアンバランスな感じを出したかったんです。 撮影中はやっぱり子供の演出が難しかったですね。さっきまで笑顔だったのがカメラをまわそうとした途端に泣き出されちゃったりして・・・。あやすにも私自身もそうですし、スタッフにもお子さんを持つ人がいなかったんでかなり大変でした。 さて、この「ユメ十夜」の楽しみとして、皆さんにお聞きしたいのですが自分の作品が子供のように大事で大好きなのはわかるのですが敢えて、他に気になる作品をあげていただけますか? どの夜も好きでしたね。良い意味でバラバラですから、ダブっていないんでね。皆さん全力投球で変化球を投げてきてますからね。 ただ、自分が原作を読んでいてポイントにしていたところにだいたいどの夜もひっかかっていたんですが、第二夜だけは読めませんでした。 (以下ネタバレになってしまいますのでここでは書けません・・・)あの一言はズルイです(笑)バカボンのパパじゃなんですから。 私は第十夜の“豚”がインパクトありました。なんか寝るときに目を閉じると思い出します(笑)さらに今日来た時に劇場さんに置いてあって実物を見て、さらにビックリしました!あと、第九夜も印象的でした。ピエール瀧さんのあのお腹!そしてふんどし姿に<萌え>でした。 どのエピソードもそれぞれの色が出ていて「これ」って言えないですよねぇ。なんか優等生発言みたいですね(笑) なんといってもあの第八夜のミミズ(リキ)の落下シーンが好きでした!「ヒュー。ドン!!!」あのシーンをいつも思い出してしまいます(笑) 「ねらわれた学園」や「エコエコアザラク」「蛇女」などの独特な映像世界とはまた一味違い、物腰の柔らかい雰囲気で、暖かい感じが滲み出ている清水厚監督。 紅一点で、美貌だけでなく去年の映画祭では「ゆれる」で映画賞を総なめするなど監督としての実力も折り紙つきの西川監督。 そして、普段ラジオで拝聴しているSaschaさんと秀島さんの軽快で聞き心地の良い声と周りの監督さんたちからコメントを引き出そうとしてくださるそのスムーズさに、感心しきりの<漱石さん3号>でした。 新宿シネマスクエアとうきゅう、シネ・リーブル池袋、渋谷シネ・アミューズでの初日舞台挨拶のチケットは5分で完売した話題の『ユメ十夜』がいよいよ初日を迎えました。 第三夜の清水崇監督、堀部圭亮さん、香椎由宇さん、第十夜の山口雄大監督、松山ケンイチさんをお招きしたシネ・リーブル池袋で行われた第二回目の舞台挨拶を<漱石3号>レポートします。 本日は初日舞台挨拶にお越し頂き有難うございます。それでは、登壇者の皆様にご挨拶をしていただきましょう。 松山君に今、意地悪をされている山口雄大です。【松山さんからマイクを渡される時に上手くいかなかったことに対して】 この作品は10人の監督によるドリームエンターテインメントですが、撮影時のこんなことがあったな、というエピソードをお話いただきたいと思います。 夏目漱石には子供が沢山いるんですが、子役の俳優さんが寝ていて欲しいところではやたらはしゃいでいたり、起きていて欲しいところでは寝てしまったりと、かなり振り回されました(笑)大変だったことはそのくらいで、現場もかなりいい雰囲気で、楽しい撮影でした。 私にとっては、子供が寝ていて欲しいシーンが本当に大変でした。中々寝てくれなく、しまいにはぺらぺら話し始め(笑)どういう状態だったかはこれから第三夜をご覧になってお確かめください。 子供が沢山出てくる話なので、確かに大変だったのですが、私はお二人と違って子供が大好きなので(笑)まぁ子供ってそういうものです。で、堀部さんに求めていた漱石と香椎さんに求めていた漱石の奥さんをお二人はしっかりと表現してくださって、年齢的なものが少し引っかかったのですが、香椎さんも嫌がらず演じていただき満足できた作品になりました。是非、第三夜これからお楽しみください。 撮影は楽しかったです。4日間だけだったので、あまり面白いエピソードというのはなかったんですが、以前から、仕事を是非一緒にやりたいと思っていた監督さんだったので、1ヶ月位はご一緒したかったなと思っています。で、僕の役は豚と戦う役なのですが、現実の人生の中で豚と戦うということは多分無いと思いますので(笑)作り物の豚でしたが、豚と戦えてうれしく思いました(笑) 豚と松山君を一緒に撮れる監督なんてそうそういない思いますので光栄でした。何か面白いエピソードは無いですか?との事なんですが、第一回目の舞台挨拶でも、「ありません」第二回目の今も「ありません」ということはこの後ある第三回目も多分「ありません」(笑)という、楽しかったことが無かったのかなとちょっとショックな感じですか。(場内爆笑) 楽しかったことはあったんですが、上手く言えないんです。監督の演出方法が面白かったんですが、何て言われたか忘れちゃったんです(場内爆笑)第三回目までに思い出しておきます。 きれいにまとめていただきありがとうございました。この作品は10作品あるわけなんですが、もちろん皆さんご自分が監督出演なさった作品が一番だとは思うんですが、他の作品でお気に入りがおありでしたら教えていただきたいのですが。 自分の作品は置いといてですが、この間お亡くなりになられた実相時昭雄監督の第一夜、山下監督の第八夜、そして第九夜、紅一点の西川監督の作品が面白かったです。第十夜の山口監督の作品は、それまでの9夜を忘れ てしまうくらいのインパクトがある作品ですので、見終わってから、いやあれも良かったよね、と以前の作品も思い出していただければなと思います。 第十夜ですね。しかし、まだ拝見していません(山口監督ずっこけ、場内爆笑)ので、一番期待して興味のある作品は第十夜です。他の監督さんは先日の完成披露試写会で初めてご一緒させていただいたんですが、以前の作品でご一緒させていただいた実相時監督とはその時あまりお話できなかったので、亡くなられてしまった事がすごく残念でした。 全て興味がありますが、私もまだ他の作品を拝見していません・・実は自分が出演した第三夜も音が入ったものをまだ観ていないので、本当だったら今日、ここに残って皆さんと一緒に観て行きたいくらいです。 僕は第三夜を観ていないので(笑)なぜこのメンバーなんでしょうね?(場内爆笑)僕は市川崑監督の第二夜が好きでした。 オムニバス映画は極端につまらないものが一作品くらいあったりするんですが、この作品に関しては無いと思いますね。しいて言わせていただければ、松尾監督の第六夜かな。私と同じコメディなので、どうしてもそこに視点が行ってしまいますね。私とは違うことをやっているんですが、よく出来ているな〜と思いました。 10作品ともテイストが全然違いますので、見終わった後すごく疲れると思います。犬神家の一族を観る位疲れると思います(笑)しかし、多分飽きずに観れると思いますので、例えば10夜の中で「これはちょっとついていけそうにないな〜」と思った作品があっても10分我慢すれば終わりますから(笑)それで次に臨んでいただければなと思います。で、他の監督が撮られた作品を観て「おおぉ〜そういう手法もあったか」と本当に勉強させていただいたんですが、第三夜は怖い話なので、その話を私にいただけたということはやはり怖い物を望んでいるのかなと思いまして、怖い作品になっていますが、堀部さんの持ち味を生かして最後のほうはちょっと面白い場面なんかもありますので、お楽しみに。 この作品は10夜本当にいろいろなテイストから成り立っていて、第三夜の最後に僕がポツリとつぶやく言葉があるんですが、それで夏目漱石って意外とお茶目だったんではないかと思いました。そしてそんなところを僕に任せていただいて、かなりプレッシャーだったんですが、台本を読んですごく自然に入って来たので、そんな所も楽しみにしていただけたらと思います。 私も漱石の言う最後の一言がすごくかわいらしくて、それが夏目漱石を表しているんだろうなと思いました。あと、子供達が大変だったな、と(笑) 僕10作品あって一本10分なんですが、本当にそれぞれ中身が濃いので映画を10本分ご覧になった感じになると思いますが、楽しんでください。 先ほど清水監督が第十夜はインパクトが強いとおっしゃっていましたが、原作も第十夜だけ突出してインパクトが強いんですね。その上、漫★画太郎さんに入っていただいてよりインパクトが強い感じになったので、原作に忠実になったのではないかと思っています。【松山さんにマイクを向けて】何か最後に言う? 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[ 61] ユメ十夜
[引用サイト] http://www.yume-juya.jp/special2.html
