答えるとは?

最近、メールをいただいてもなかなか返事も書いていない私だったりするのですが(ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい)、それはそれとして、たまに技術的な事柄に関する質問のメールが来ることがあります。
なぜ私のところにそういう質問するんだろうなあ、他にもっと適任者がいるんじゃないのかなあ、と思いつつ、基本的には無視しています。というようなことは以前にも何度かここでネタにしているので、いまさら同じ話をしても仕方がないとは思うのですが、それでもあいかわらず「どうして、その質問を私にしてくるの?」と思わせるようなメールが来ます。
まあ、以前よりはそういうメールも減ってるみたいで、これはもしかすると「ネタにされたらかなわん」と思う人が増えたのでしょうか。
さて、メールや、プライベートや、そんなところで質問を受けた場合、いつもいつも無視するか、というと、もちろんそんなことは無いわけでして、じゃあどんな場合に無視せずに答えてるか、というと…
ここの駄文に書かれていたことに関する質問。「おまえはここでああいうことを書いたけど、こんな場合はどうなの?」とか、「○○に関する情報を探してここに来ました。○○で△△がうまく出来ているようですが、自分のところではうまく出来ません」とか、はたまた「あんたの言ったアレは、本当はこうなんじゃないの?」とか(←これは質問じゃ無いか…)、そういう類のです。
駄文とは言え、こうやって不特定多数に文章を公開している以上、そういった内容の質問には答えるのが一種の義務みたいなもんかな、とは思います。
「○○で××がうまくいきません。どういう設定にしたらいいでしょうか?」とか、答えたあとにもいろいろとフォローしないといけなそうな面倒な質問じゃ無くて、すぐに答えられそうで、後腐れが無くて、でもってこっちの気分がいいとき。
答えることによって、自分の方にも利益があるとき。この「利益」ってのは別に金銭的なことを言っているわけではありません。たとえば、質問されて、それに答えて、質問者の女の子が喜んで、それを機会にその女の子とお近づきに…いやいやいやいや、そういう「利益」では無くて…というか、そういう「利益」を決して拒否しているわけじゃ無いのですが、そんなうまい話は今まで一度もありませんでした、しくしく。
ってそうじゃなくて、ここで言っている「利益」ってのは、答えることによってこちらの知識が増えたり、整理されたり、ということです。他の人がその質問の件に関してどう考えているのか、問題が発生した場合の実例としてどんなものがあったのか、また、相手に分かりやすい説明の仕方をするにはどうしたらいいのか、とか、いろいろと得るものが多い、という意味です。
さて、なぜこんな下らないことをだらだらと書いているか、というと、最近3通ばかり、私の書いた駄文に関連して、自分にとって有益になるかも知れない質問があったからなんです。
それらの質問はどれも、あるハードウェアやソフトウェアがうまく動作しない、おまえのところではうまく行っているように書いてあるけど、どういう設定にしているんだ、というものでした。で、それぞれ、可能性のありそうな設定上の問題点、間違いやすい点、自分のところの設定の一覧、というのを調べて返事しました。
で、それに対する反応は、1人はまだ返事なし、2人は「うまくいきました、ありがとうございました」という感じの、それだけの返事でした。
そりゃあまあ、私の方も、こういう返事をくれ、という風には書かなかったのが悪いと言えば悪いのですが、「どこをどうしたら、うまく行った/駄目だった」というのが一番知りたいところなのです…それが自分の「利益」になるわけですし。
よく掲示板なんかで「質問者は回答者に感謝の気持ちを、云々」と言う表現を見かけるのですが、感謝の言葉よりも、いま言ったような、解決したとしたらどうやって解決したのか、回答者としてはそこが知りたいんじゃないかなあ、と思うわけです。
掲示板あたりでも「解決しました。もういいです」なんていうだけの質問者の発言があったら、回答を寄せていた人は、がくっとくるんじゃないかな、と。
とまあ、これだけ言いたい放題書いておけば、どうでもいいような質問メールは減るんじゃないかなあ、と期待しているわけですが。
あ、ちなみに女性の場合には上の話には当てはまりませんので、どしどし質問をば…って、またそういうオチかよ。

[ 140] 答える
[引用サイト]  http://www.amy.hi-ho.ne.jp/~lepton/program/p2/prog235.html

11月9日付けのこの欄で,うつ病などITエンジニアの「心の病」に関するアンケート調査の結果を報告した(記事へ)。アンケート調査は9月に日経ITプロフェッショナルが行ったもので,「医師から心の病との診断を受けた人が約2割に上る」という深刻な状況が浮かび上がった。
前回の記事には,読者の方から,おしかりや質問を含む数多くのご意見をいただいた。反響の大きさに改めて,心の病の深刻さと啓蒙・対策の重要性を再認識させられた。今回は,いただいたご意見のうち3つを選んで,それに答える形で,心の病への理解を深めるために知っておきたいことを解説する。
なお心の病とは,ストレスが主な原因の1つとなって起こる病気のこと。耐え難いほど落ち込んだ気分が続いたり何ごとにもやる気や興味を失ったりする「うつ病」,強い不安を覚えたり発作に襲われたりする「神経症」,胃痛や頭痛など体の不調となって表れる「心身症」などがある。
アンケート調査では,心の病であるかどうかを判断する基準の1つとして,医師の診断を用いた。この医師の診断について,「安易に診断書を出しているのではないか」と問題提起するご意見が寄せられた。
非常に敏感な部分であるため,賛否両論だと思いますが,産業医が簡単に「心の病」と診断するケースも多く問題と思います。私の勤務するソフト会社でも年々,「心の病」と称して休養を取る人間が多くなってきております。実際,「軽い悩み」と思われることでも,産業医に相談すれば「心の病」と診断され,専門医に行けば高い確率で「心の病」で診断書が発行される。15年ほど前までなら信じられない状態です。産業医としても重大な事態になる前に,芽を摘み取ることを目的として処理しているのかもしれませんが,真に「心の病」か見極めて処理しているか疑問です。もちろん,真に「心の病」を患っている人間がいることも十分承知して,投稿させていただいております。
実は,心の病に関する特集の取材をしたときに,医師やカウンセラーなどの専門家からも,心の病のなかで最も代表的である「うつ病」に関して,安易な診断書の発行を指摘する声があった。単に精神的に落ち込んでいるだけの人を,「うつ病」と診断してしまうケースがあるというのだ。
なぜそんなことが起こるのか。一部の医師の能力・経験不足もあるが,そもそもうつ病の診断は医師でも難しいことを理解する必要がある。うつ病は,脳内伝達物質の異常を伴う確固たる病気だ。ただし医学的な検査で,脳内伝達物質の状態を調べることは実質的に不可能である。そのため血液検査のような客観的な診断基準がなく,医師はうつ病であるかどうかを診断する際に,問診に頼らざるを得ない。具体的には,患者から「気分の落ち込み」や「食欲の状況」などの自覚症状を聞き取ったり,話し方や目つきなどの様子を見たりして診断する。
ここで診断にブレが生じる。取材した精神科医によれば,問診で分かる自覚症状や話し方・目つきなどは,単なる精神的な落ち込みと比較的軽度なうつ病で境目があいまいなのだという。経験豊富な専門医であれば「単なる精神的な落ち込み」であることを疑うケースでも,すぐにうつ病であると診断する医師もいる(ただしそれが誤診であるかどうかはよく分からない)。ただしそういう医師は悪意があるわけではなく,コメントにもあるように「重大な事態になる前に芽を摘み取る」という意図があると思われる。
医師のなかにさえ安易な診断書の発行を問題視する声が挙がっているくらいだから,行き過ぎと感じるのも無理はない。しかし先述したように,うつ病の性質から言って,明確な診断方法を確立するのは容易ではないのも事実。上司を含む周囲の人は,診断が出たことを受け入れるしかないのが実状だ。それだけ,うつ病は難しい病気なのである。
なお患者という立場では,医師から診断を受けた本人が納得できない場合,別の専門医の診察を受けることをお勧めする。治療を進めるうえでも医師への信頼感は極めて重要なので,納得のいく説明をしてくれる医師を可能な範囲で探すべきである。
心の病との診断を受けた人が2割近い19.2%に上ったことについて,「決して驚くような結果ではない」というご意見をいくつかいただいた。次のコメントはその1つである。
「心の病と診断されたことのある人」2割って,それほど意外ですか?「心の病と感じたことのある人」55%の数字が示すとおり,実際に診察を受ければ「軽うつ」等と診断される人が4〜5割いたとしても私は驚きません。職場によってはもっと多いのではないでしょうか。
「4〜5割いたとしても驚かない」「職場によってはもっと多い」というご指摘は,まさにその通りである。アンケートの結果は,そのことを示している。ただしアンケートの結果として筆者が強調した「2割」という数字の解釈について,意図がうまく伝わらなかったかも知れない。説明が足りなかったので,補足したい。

[ 141] 読者の意見に答える──「心の病の悲惨な実態」について:ITpro
[引用サイト]  http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20041212/153743/



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