主力とは?

現実の艦隊で「主力戦艦」となる戦艦は、その艦隊の保有する戦艦の中で最も能力の優れた艦である。「主力戦艦」という言葉は本来固有名詞ではない。
SFアニメ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズには「主力戦艦」と呼ばれる宇宙戦艦、さらに派生型の「宇宙空母」が登場する。(後述)
主力戦艦(しゅりょくせんかん、メインバトルシップ)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの『さらば宇宙戦艦ヤマト』及び『宇宙戦艦ヤマト2』に登場する、架空の量産型宇宙戦艦である。[1]
ガミラス戦役後、復興した地球の護りとして、アンドロメダ級戦艦を旗艦とする地球防衛軍連合宇宙艦隊の中核をなす戦艦である。量産性と実性能のバランスに優れている。デザインはアンドロメダ級に酷似しているが、大きさはそれよりかなり小さい。補助エンジンを艦後部両舷に2基装備している。
武装は、艦隊決戦兵器として強力な拡散波動砲1門を艦首に装備している。外観上2門あると思われがちだが、発射口の中央部に縦に仕切り板が挟まっているだけで1門である。[2]主砲は三連装衝撃砲(ショックカノン)を3基、計9門備える。また艦橋の上部には艦橋砲を備える。対空火器など副砲以下の装備は艦体外面にはほとんど見受けられない。
書籍によっては、全地球上にあわせて十数隻が存在などと記されている。一方、さらば宇宙戦艦ヤマトでは地球防衛艦隊の構成として戦艦36というセリフが出てくることから、戦艦アンドロメダを除き35隻いたことが伺われる。
個々の艦名の詳細は不明であるが、ひおあきらの漫画版やPSゲーム版にはいくつか登場する。 プレイステーションのゲーム『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』では再度デザイン設定されて登場、唯一生き延びた「さつま」がヤマトとともにデスラー艦隊と戦う展開になる。またプレイステーション2のゲーム『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』では更なる設定が加えられ主力戦艦の後期型の「蝦夷」(船体色黒)、「アイル・オブ・スカイ」、「メリーランド」(船体色白)という戦艦が登場しており、ゲーム版ではガトランティス戦役後に就役した艦が存在したとされている(ただし、ストーリーには一切絡まない)。
上記「イスカンダルへの追憶」には、収束型波動砲を装備した艦や波動砲を撤去し装甲を強化したバリエーション艦の設定もある。
『宇宙戦艦ヤマト2』において、主力戦艦の艦体後半部を格納庫と飛行甲板に改造した「宇宙空母型」が登場した。設定では地球側空母、模型の商品名は宇宙空母、資料集等では単に空母と呼ばれる。
この艦の場合、艦体前半部はノーマルの主力戦艦と同じであるが、後半部は最上部に発艦専用の飛行甲板を備え、その下に格納庫と、さらにその下に波動エンジンを備えている。主推進機関墳進口は長方形になっており、艦側面の補助推進機関噴進口も艦末尾まで延びている。主推進口の上には着艦専用口があり、それは直接格納庫に繋がっている。そこからエレベーターにて最上部の飛行甲板に搭載機を上げ、発艦するのである。なおデザインベースは大日本帝国海軍の航空戦艦である伊勢型と考えられる。
またプレイステーションゲーム「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」では、改めて宮武一貴氏によりデザインしなおされ、キエフ級航空巡洋艦に似せた艦左側にアングルド・デッキを持ったより本格的な空母、「主力戦艦改級戦闘空母(バトルキャリア)」が登場した。ただし作品内ではTV版の空母と同じ役回りを演じており、形は違うが同一艦として扱われている。 その後のプレイステーション2版のゲームでも活躍している。
余談だが、白色彗星帝国戦役時の地球艦隊所属艦は、艦種ごとに先端部のカラーリングを塗り分けている。戦艦はクリーム、空母は紺(または濃いグレー)、巡洋艦は白、駆逐艦はオレンジ、(戦闘部隊ではないが)護衛艦は黄、といった具合である。よって、空母の艦首をクリーム色で塗ってしまうのは、本来間違いである。
^ 主力を成す戦艦という意味なのか固有名称を指すのかは不明である。なお、「さらば〜」「2」当時の書籍、プラモデル等でも一貫して『主力戦艦』と表記されていた。
^ 最終決定稿の設定画に、はっきり‘1門’と注意書きが書かれている。しかし資料本の中にも、2門と表記しているものは非常に多い。しかし作画ミスにより、シーンによっては2連タイプも描写されている。
^ しかしゲーム版の設定ではこの部分は別の構造物で塞がれている。 また当初は艦載機を搭載可能という設定だったが、TV版で宇宙空母型が登場してからは無かった事にされている。

[ 146] 主力戦艦 - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%BB%E5%8A%9B%E6%88%A6%E8%89%A6

主力戦車(しゅりょくせんしゃ、Main Battle Tank, MBT)は、戦車の分類の一つ。 現代の戦車はほとんどが主力戦車に分類され、戦力の要となっている。 第二次世界大戦まで戦車は重戦車、中戦車、軽戦車、駆逐戦車など多様であった。戦後、戦車に求められるあらゆる任務をこなせるように走攻守をバランス良く備えた主力戦車が登場し統合が進んでいった その背景には戦術の確立と技術の発展があった。
第一次世界大戦当時の戦車は、機関銃に守られた塹壕陣地の突破を目的に開発された物(例・英軍の菱形重戦車たち)、その機動力を改善した追撃用戦車(例・ホイペット)、歩兵支援を目的とした大量生産が可能な軽戦車(例・ルノーFT)に大別できる。
しかしこの段階では、全て敵防衛陣地の突破のために特化した存在であり、機械的な技術の限界もあり、長時間の行動も不可能であった。
戦間期、各国はそれぞれのドクトリンに従い、またはメーカーによる自主開発によって、いくつかのカテゴリーに分けられる新世代の戦車を作り上げた。軍縮の時代に人気のあった安価な豆戦車(タンケッテ)、偵察用と歩兵支援用に大別できる軽戦車、機動性と火力を両立した万能の中戦車、そして第一次世界大戦の頃と変らぬコンセプトの、陣地突破を目的とした重戦車である。
しかしこの時代の戦車はエンジン出力や操行装置の技術的限界もあり、重量制限から機銃弾に耐えられる程度の装甲しか持たないものが大半を占めていた。
イギリスでは歩兵支援に特化した重装甲の歩兵戦車、騎兵的な追撃任務を担う高速の巡航戦車、豆戦車を拡大した偵察用軽戦車の三種に大別できた。
フランスでは歩兵支援用に、同時代の他国の物に比べ装甲の厚い軽戦車と重戦車を装備した。また、騎兵用にも別の軽戦車と中戦車を開発し装備していた。
しかしドイツは新たな「電撃戦」のために新型の戦車を開発していた。本来訓練用のI号、II号戦車はともかく、高い機動性で前線を突破し後方に浸透するIII号戦車、それを火力支援するIV号戦車である。
第二次世界大戦が始まると、大半の戦車は敵対戦車砲に耐えうる装甲を持たないため大きな損害を出し、また逆に耐えられる装甲を持つ物は機動性に難があることが判明した。こうして泥縄式に従来型の戦車の火力と装甲を強化することとなるが、一方で最初から高いレベルで火力・装甲・機動力のバランスがとれた戦車が求められるようになる。
例えばソ連軍の場合、当初1つの部隊に軽・中・重戦車を配備していたが、偵察用軽戦車は強引に歩兵支援に駆りだされ壊滅、重戦車は優れた火力と装甲を持ちながら、それにふさわしい操行装置を持たず故障続発で他の戦車の足をひっぱることとなり、唯一バランスのとれた中戦車・T-34だけが一定の成功を収めた。以後、ソ連軍はT-34を主力に据え、重戦車はそれだけをまとめて陣地突破用の独立連隊として編成、軽戦車は生産を止め、偵察用には装甲車やレンドリースで送られてくる軽戦車をあてることとなる。
こうして三要素をバランスよく持ち、しかもそれぞれ必要な十分なレベルに達した中戦車は、戦後「主力戦車 (MBT)」と呼ばれるようになった。かつての軽戦車や重戦車はエンジンが非力であったこともあり、機動力と武装・装甲はトレードオフの関係にあったが、エンジンが強力になり、重装甲・重武装であっても、十分な機動力を発揮できるようになったことも大きい。
主力戦車と中戦車の境界は曖昧であり、初の主力戦車はどれであるかということははっきりしていない。使用目的で言えばIII号戦車であるが実際その任を果たせたとはいえず、M4シャーマンは本来米軍のドクトリンに従った歩兵支援用であり、T-34は巡航戦車的なBT戦車を発展させ重装甲化してできた戦車であり、結果はともかく目的としては純粋なMBTとは言い難い。V号戦車パンターは「中戦車」と呼ばれながらも当時の重戦車級の重量と厚い正面装甲、なおかつ十分な機動力と敵戦車を積極的に攻撃できる火力を生産当初から持ち合わせ、比較的MBTに近い存在であった。またM26パーシングは当初重戦車として採用され、路外機動性に劣ってはいるが、後により強力なエンジンに換装したM46パットンに発展し、MBTの前段階といえる。しかし本質的な主力戦車第一世代は、巡航戦車ながら歩兵戦車のコンセプトを統合して大戦末期に登場し、後に改良を加え発展するセンチュリオンであるといわれる。
こうして戦車の分類は重量より目的に応じたものに変化、第二次世界大戦後に開発された戦車のほとんどが主力戦車であるといえる。
では主力戦車以外のカテゴリーの大戦後はどうであったのか。 まず戦後の軽戦車の開発と運用は国により差があった。第二次世界大戦での戦訓から軽戦車でありながら優秀な火力を持つ物、また空挺用など特殊任務に特化したものが現れたが、機動力のある主力戦車や、より快速な装輪装甲車に偵察を任せるケースも多く、英国のサラディンやシミターのような例を除き全体としては開発は消極的に成っていく。
ソ連は第二次世界大戦末期に出現したIS-3の他、IS-4や発展型T-10を開発。これらは(大戦中ドイツ軍が目指したような)陣地突破を目的とした独立編成の「破壊槌」であり、これを迎撃する重駆逐戦車としてコンカラー (戦車)やM103が開発された。しかし単純に装甲を厚くすることよりも避弾経始や運動性能に頼った機動回避が有効であると認識され、また重戦車を撃破可能な軽量な105mm砲も開発された。ドイツ(レオパルト1)やフランス(AMX-30)などでは早々に重装甲を捨て、機動性や地形に頼り回避することを優先した戦後第二世代の主力戦車に移行した。その最も顕著な例がStrv.103であり、日本も74式戦車で追随した。この時点で火力・防御力に機動性が追いついていない旧世代の重戦車は、一旦淘汰されている。
しかし、イギリスはセンチュリオンを発展させ、コンカラーに匹敵する重装甲と重火力を併せ持つ主力戦車の開発に投資を継続した。これは被弾経始で対応できる旧来の徹甲弾はまだしも、当時既に実用段階にあったAPFSDS弾や対戦車ミサイル等に対し機動回避のみで対応することに懐疑的だったからであり、結果チーフテンの完成に至る。その後、第四次中東戦争では対戦車ミサイルが猛威を奮い、英陸軍の懸念通りイスラエル戦車部隊はここで甚大な被害を受けている。(もっとも、通常装甲しか持たないチーフテンが投入されていても結果は同じであったが、車体側面のスカートと砲塔側面に雑具箱を装備した英国製戦車は、これがHEAT弾に対するスペースドアーマーとなり致命傷を免れることもあった。)その戦訓により、各国も英陸軍と同様に重戦車の火力と防御力(生存性の確保)を持ちながら、更により優れた機動性も併せ持つ戦車の開発に移行していくことになる。
その成果はメルカバシリーズ、チャレンジャー、レオパルト2、M1、AMXルクレールそして90式戦車といった各国の戦後第三世代戦車に結実することになった。これらは対戦車ミサイル等のHEAT弾対策としてのスペースドアーマー(中空装甲)や、弾体の運動エネルギーを相殺する、英国製のチョバムアーマー等のコンポジットアーマー(積層装甲・複合装甲)を装備し、従来型の装甲を備えた過去の重戦車とは比較にならない正面防御を備えた。さらに必要に応じて各種の増加装甲も付加可能であり、1000〜1500馬力の強力なエンジンにより、重量の増加をものともせず機動力は向上した。そして発展した火力管制装置やデータリンク等の情報戦対応能力も高くなり、真の意味であらゆる任務に対応できる主力戦車となったのである。
主力戦車はMBT(Main Battle Tank)の訳語である。主戦闘戦車もしくは主力戦闘戦車と訳される場合もありこの記事も主力戦闘戦車として起稿された。しかし戦車にはbattleを意味する戦の字が含まれているため戦闘戦車では語意の重複となる。そもそもMBTにBattleがつけられたのは英語のTankには液体を貯めるタンクの意味があるからだ(WW1に戦車が登場したとき秘匿名称としてTank=貯水タンクと呼ばれていた)。Main Tankでは主要水槽、主要燃料タンクなどと紛らわしくなってしまう。一般に日用品としてもつかう道具を兵器や武器とする場合、battleを冠して区別するのは良くあることだ。例 バトルライフル、バトルアクス(戦斧)

[ 147] 主力戦車 - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%BB%E5%8A%9B%E6%88%A6%E9%97%98%E6%88%A6%E8%BB%8A

大胆なカケで勝負に出る―アビスパ福岡のピッコリ監督はナビスコカップ開幕戦となるJ2・湘南との試合(12日・平塚)を控え選手で戦う方針を固めた。1カ月で公式戦8試合と超過密日程になっている4月を乗り切り、混戦模様で浮上が狙えるリーグ戦で勝ち上がるため、「トップ選手に休養を与える」というのだ。まさに“肉を切らして、骨を断つ”作戦。もちろん「湘南戦には勝ってみせる」と言うが、なりふり構わぬJ1生き残り戦略。さて、吉とでるか。
トップチームからピッコリ監督の姿が消えた。10日、福岡市東区の雁の巣球技場で行われたレギュラークラスの練習は、ランニングなどの回復トレーニングが中心。反対に8日の磐田戦での控え組と一部サテライトの選手がボールを使った戦術練習を2時間半も行い、その輪の中でピッコリ監督が徹底指導した。
「今はカップ戦が最優先」。練習後、ピッコリ監督は胸を張ってこう言ったが、言葉とは裏腹に頭の中はリーグ戦のことでいっぱいだ。今回の起用メンバーについて「トップチームの休養が大事だから」と明言した。4月だけで8試合という過密日程。選手層が厚いわけではないアビスパだけに「二兎追うものは一兎をも得ず」と割り切り、J1残留のかかるリーグ戦に全力を注ぐ戦略なのだ。しかも、リーグ戦は6試合を終えた時点でトップから最下位までの勝ち点差は、昨年の15に対して今年は10。混戦模様で、これからの戦いによっては上位進出も夢ではない状況なのだ。
ピッコリ監督はさらに理由をつけ加えた。「このメンバーで新たな戦力を試してみたい」。カップ戦当日はトップチームは雁の巣球技場でフィジカル練習に励む。トップ選手の体力回復、それにアウエーの地で新戦力が誕生すればこれほど望ましいことはない。
ただ、カップ戦で対戦する湘南ベルマーレはJ2とはいえ、元日本代表のMF前園真聖らを擁し、J1昇格最右翼につけているチーム。足元をすくわれた場合、リーグ戦から通算すれば“公式戦”3連敗。チームのムードに影響はないのか。ちょっぴり気になる懸けではある。(松尾正和)
Jリーグは11日、主力を温存してナビスコカップの湘南戦に臨むアビスパ福岡に対し、異例の事情聴取を行った。Jリーグ規約の公式試合の条項には「最強のメンバー(ベストメンバー)を持って試合に臨む」とあり、Jリーグの佐々木事務局長がアビスパの町田常務に対して「主力を出さないことについて一部報道で知ったが、その内容を説明してほしい」と電話で事情説明を求めたものだ。
アビスパは午前中の練習を終えたピッコリ監督らを球団事務所(福岡市博多区)に呼び出して事実確認を行った。その結果、アビスパは「今の状況ではこれがベストメンバー」というピッコリ監督の方針を追認し同日、管理強化部の森統括部長を通してJリーグに、電話と文書で報告した。
結局、Jリーグからの“おとがめ”はなかったが「新聞などにこういった記事が出ること自体が問題。それにスポンサーに対して誤解を与えないようにクラブ側は慎重になってほしい」とお灸を据えられた。
第42条〔最強のチームによる試合参加〕Jクラブは、その時点における最強のチーム(ベストメンバー)をもって前条の試合に臨まなければならない。
(注)前条とは「公式試合および協会が開催する天皇杯サッカーに参加しなければならない」などの規則を定めた「参加の義務」の条項
アビスパ福岡がカップ戦1回戦のJ2湘南戦(12日)で主力を温存、「最強のチームによる試合参加」を定めたJリーグ規約に抵触する可能性があるため、Jリーグの佐々木一樹事務局長が14日、博多の森競技場を訪れ、柏戦を視察した。
来賓席でアビスパの真鍋純哲社長とともに試合終了まで観戦した後、佐々木事務局長は「3試合を見て判断することになる」とし、12日の湘南戦、この日の柏戦、19日の湘南とのカップ戦2回戦の3試合を見て、規約違反(制裁金1500万円以下)かどうかを判断するというこれまでのJリーグの方針を述べるにとどまった。
一方、真鍋社長は「(佐々木事務局長から)何の意見も出なかった」と話し、「ピッコリ監督を支持している」とメンバー編成の正当性を主張していく考え。また、ピッコリ監督は19日の湘南戦のスタメンについて、「月曜日(17日)の選手の調子を見てから決める」としている。
最終的にスポンサーへの配慮をJリーグ側がどのような形で表すか。アビスパは裁定を待つ身だが、佐々木事務局長のJリーグへの報告に「福岡に山下あり。トルシエ監督の視察求む」とあれば万々歳というところだろう。(坂田恵紀)
十二日のナビスコ・カップ初戦で主力温存を報道され、「最強のメンバーを持って試合に臨む」とするJリーグの公式試合規約に抵触する可能性があるとJリーグから事情聴取を受けたアビスパ福岡が、十九日のカップ戦(対湘南、博多の森球技場)でも再び“控え組”で臨むことが、濃厚になった。Jリーグ側は同日の試合まで視察して、規約に抵触するかの判断を下すとしており、その対応が注目される。
ピッコリ・福岡は持論を突き通しそうだ。十七日の練習で監督は控え組につきっきりで戦術練習などを行い、十五日のリーグ戦で柏に完勝したトップ組はボールを使わず、ストレッチなどの回復トレーニングだけを行い、早々に引き揚げた。ピッコリ監督は十九日のメンバーについて「明日(十八日)決める」と明言は避けたが、「FW山下やGK小島伸らは、柏戦で足を痛めているし、その辺も考えないと」と話し、“控え組”の出場を示唆した。
Jリーグ側は十九日の試合で三度目の視察を終え、規約に抵触するかどうかの判断をするとしているが、ピッコリ監督は「これまでの試合のメンバーも、十九日もすべてベストメンバー」との主張を崩していない。どこでベストメンバーの線引きをするのか。過密日程の中で、リーグ戦の勝ちに執着する現場と冠スポンサーなどへ配慮するリーグ側、思惑が交錯するだけに、その“落としどころ”が難しそうだ。(坂田恵紀)
アビスパ福岡はきょう十九日、博多の森球技場(福岡市)で行われるヤマザキナビスコカップ1回戦、J2湘南との2戦目のスタメンを、「控え組」を主体に、守備陣を「主力組」で“補強”した布陣で戦うことになった。レギュラーのFWモントージャらはベンチに入れ、リードされたときに備える。
十二日のカップ戦のスタメン全員を、直前のリーグ戦と総入れ替えし「ベストメンバーで試合に臨む」と定めたJリーグ規約に抵触する可能性があるとリーグ側が福岡を事情聴取する中、十五日のリーグ戦は「主力組」で快勝。そして十九日のカップ戦は結果的に“混成”チームとなった。
主力組のスタメンはボランチ(守備的MF)の石丸、DF藤崎とDF河口。カップ戦はホームアンドアウエー方式で2回戦進出が決まるため、アビスパは勝ちにこだわり、主力組を切り札としてベンチ入りさせるようだ。
〇…十二日と十九日のカップ戦(対湘南)と十五日のリーグ戦(対柏)のアビスパ福岡の3試合を視察し、規約に抵触するかどうか判断するとしていたリーグ側は、十九日の試合に佐々木事務局長を派遣することになった。
アビスパ側はピッコリ監督の「試合にはいつもベストメンバー」という主張を支持しており、規約に抵触する(千五百万円以下の制裁金)とされた場合は「社長が川渕チェアマンに説明にいくだろう」(クラブ幹部)と直談判の構えだ。
「お前たちもトップだ!」主力組とのゲーム形式の練習で、湘南戦のスターティングメンバーにハッパをかけるピッコリ監督(中央)
「ベストメンバー問題」に揺れるアビスパ福岡は、19日のヤマザキナビスコ・カップの1回戦、J2湘南との2戦目(午後7時開始、博多の森球技場)のスタメンを、「控え組」を主体に守備陣に3人の「主力組」で“補強”して戦うことが18日、明らかになった。結果的に主力組と控え組の混成チームとするその真意は何か、そしてJリーグ側はこれをどう判断するのか。“落としどころ”が難しい問題は、いよいよ最終局面を迎える。
福岡が12日の同カップ1回戦、湘南戦の1試合目にスタメン全員を直前のリーグ戦と総入れ替えたことから、「ベストメンバーで試合に臨む」と定めたJリーグ規約に抵触する可能性があるとして、リーグ側がクラブ側に異例の事情聴取を行うなど問題化した。これまで2試合を視察したJリーグ側は「19日の試合を視察後、規定違反かどうかを判断する」としている。
その最後の“御前試合”となる19日の試合では、主力組からボランチ(守備的MF)の石丸、DF藤崎とDF河口の3人がスタメン出場することになりそう。さらにベンチにもレギュラーのFWモントージャやMF野田らが入る予定。
ピッコリ監督は18日の雁の巣球技場での練習後「試合はいつもベストメンバー」とこれまでの主張を繰り返すにとどまった。意地悪な見方をすれば、主力を数人投入した“妥協案”にも映るが、ピッコリ監督の真意はそうではなさそうだ。
12日の同1回戦の1試合目、湘南に勝ったものの守備はズタズタだった。主力組の投入はそのための補強に見える。そのほかの選手は“控え組”となっており、ピッコリ監督は初心を貫いた形だ。また、1回戦の最終戦となるため、勝ちにこだわったために主力組を切り札としてベンチ入りさせたようだ。カップ戦で選手を試したいのがピッコリ監督の真意ではないか。過去の監督も同様にカップ戦を選手の底上げの機会にしたがっていたが、これまではそれすらできないほどの選手層の薄さだった。
今季は控え組とはいえ、MF久永、MF牛鼻、DF平島、FW江口はトップチームのスタメンにいつ入ってもおかしくない力を持つ。DF橋口も即戦力として獲得した選手。
異常なまでに勝負にこだわるピッコリ監督だけに、勝算がない“控え組”なら起用しなかったはず。ただ、19日のスタメンがリーグ戦のメンバーと違うのは明確。落としどころが難しい。(坂田恵紀)
Jリーグ1部(J1)のアビスパ福岡がリーグ戦とは大きく異なる選手起用で先のヤマザキナビスコ・カップに臨んだことに関し、Jリーグの佐々木一樹事務局長は18日、クラブ側を事情聴取した上で近く裁定委員会に諮る可能性があることを明らかにした。
福岡は12日の同カップ1回戦の対湘南ベルマーレ第1戦で、8日のリーグ戦先発メンバー10人を入れ替える布陣で臨んだ。Jリーグ側はこれに批判的で、福岡の選手起用を「主力選手の温存」と認識し、Jリーグ規約に抵触するとみる空気が強いが、試合は福岡が3―2で湘南を下した。
佐々木事務局長によると、Jリーグでは19日の同カップ1回戦第2戦を受け、総合的な判断で裁定委に諮るか決定する方針。Jリーグ規約は「その時点における最強のチームで試合に臨む」と定めており、この解釈が焦点となるが、最終的には川渕三郎チェアマンが結論を出す。
4月12日のナビスコ杯でベストメンバーで戦わなかったとして事情聴取を受ける福岡に続き、同日の大分戦で直前のリーグ戦からメンバーを9人入れ替えて試合を行った市原にもJリーグは事情聴取することになった。
18日、Jリーグの木之本興三専務理事が明らかにしたもので、「福岡も勝ったからいいというものではない。サポーター、スポンサーに理由が明らかにならなければいけない」と福岡、市原の代表者をJリーグ事務局に呼び、川淵三郎チェアマンが事情聴取する。
アビスパ福岡が「ベストメンバー」でナビスコカップ2回戦進出を決めた。19日、博多の森球技場(福岡市博多区)での1回戦第2戦で湘南ベルマーレと0―0で引き分け。勝った第1戦に続いてリーグ戦から先発メンバーを入れ替えて戦い、試合終了時には約半数が主力に。きょう20日はJリーグが真鍋純哲社長に事情聴取する。
「ベストメンバー問題」という思わぬ出来事で注目を集めているアビスパのモヤモヤは試合にも映し出されたように見えた。決定力を欠いた攻撃に、簡単に裏をつかれるディフェンス。気迫で迫る湘南イレブンに対してシュート数も9―12と劣勢だった。それでも、ピッコリ監督は「五分五分の戦いだったが、少しうちが上回っていた」と強気で、「重ねて言うが、最高の戦力できょうも戦ったのだ」と胸を張った。
この試合もまた「ベストメンバー」。ピッコリ監督は、ベストメンバーの定義について「技術が優れている選手を指すのでなく、90分間良いパフォーマンスをする選手のことだ」と持論を解いた。“控え組”主体のメンバーの中に3人の“主力”を補強して試合に臨み、後半にはモントージャを投入。試合終了時には約半数が主力となった。妥協を狙った“折衷システム”とも受け取れるが、ピッコリ監督は「そんなことはない」と否定した。
1回戦第1戦では3―2で勝ち、この日は0―0。ピッコリ監督は主張を続けた。「先週(12日の第1戦)は(Jリーグが考えている)レギュラーは1人、きょうは5人を使ったが、先週は勝ち、きょうは引き分け。どちらがいい結果なのか考えてほしい」。きょう20日にはJリーグが真鍋純哲社長を事情聴取するが、「何の会合なのか分か. ない。(リーグ戦では)柏に勝ち、(カップ戦は)2回戦に進んだのでJが祝福してくれるのだろう」と皮肉たっぷりに続けた。
その一方で、こんな本音も隠さなかった。「選手層の薄いチームなので、試合が週2回のペースになるとわれわれの頭を悩ます」。レギュラーを目指して血気盛んな控え組が高いパフォーマンスを見せる可能性もあるわけで、選手たちにチャンスを与えることこそ、Jリーグで苦戦を続けてきたチームの生きる道ということか。その意味では、毎試合がベストメンバー。
サポーターからピッコリ用兵を支持する声が聞こえた。6年間、夫婦でアビスパの試合を観戦してきたという大分県九重町の堀ヒロミさん(59)は「若手を起用するのは大賛成。きょうのメンバーに将来性があるのもよく分かるので見ていて楽しいし、お金を払って見る価値もある」。J幹部がサポーター席を“取材”して歩けば、福岡からいつかは天下をと頑張るチームの事情が理解できるはずだが…。(松尾正和)
アビスパ福岡がリーグ戦とは大幅にメンバーを代えてヤマザキナビスコ・カップに臨んでいる問題で、Jリーグの佐々木一樹事務局長は19日、真鍋純哲社長らから20日に東京で事情聴取することを明らかにした。
アビスパは12日の湘南戦で、8日の磐田とのリーグ戦から先発メンバーを10人も入れ替えて臨んだ。この日、博多の森球技場(福岡市)を訪れた佐々木事務局長は「今日(19日)の試合を含めた3試合で判断することは変わらない。20日はJリーグから木之本興三専務理事ら4人が出席してクラブとしての考え方、状況について聴取し、裁定委員会にかけるかどうかを判断する」と話した。
一方、真鍋社長は「聴取の内容によってはベストメンバーの定義について逆にこちらからJに問いかけるかもしれない」としている。
アビスパに制裁金!? アビスパ福岡がリーグ戦とは大幅にメンバーを入れ替えてヤマザキナビスコ・カップに臨んでいる問題で、Jリーグの川渕三郎チェアマンは20日、リーグ規約第42条「最強のチームによる試合参加」に抵触する疑いで、制裁に関する「裁定委員会」(筧栄一委員長)を来週中にも開くことを明らかにした。
Jリーグはこの日、木之本興三専務理事らが東京都内の同リーグ事務局でアビスパ福岡の真鍋純哲社長ら幹部から事情聴取。福岡側は「ベストメンバーは監督が決める」とのクラブの考えをあらためて説明したが、Jリーグの考えとの相違は明らか。裁定委員会で規約違反と判断されれば、1500万円以下の制裁金が科せられる可能性が出てきた。
90分間にわたるアビスパ福岡側からの説明も“物別れ”となってしまった。この日、東京・Jリーグ事務局でアビスパ福岡の真鍋社長と町田常務、菊川総監督がJリーグの木之本専務理事らから事情聴取を受けた。その結果、福岡の処遇は川渕チェアマンの諮問機関である「裁定委員会」にゆだねられることになった。
真鍋社長は事情聴取の席上「規約は理解している。ベストコンディションの選手を監督が起用、それをクラブが了解した」とこれまでのクラブ側の考えをJリーグ側に説明した。しかし、川渕チェアマンはこれを痛烈に批判。聴取には同席しなかったが、報道陣に対して「世間がそれを見ておかしいと思うメンバーなら、それはベストメンバーではない。客観的に判断されるべきだ」と明言した。福岡のやり方に疑問を投げかけ、「今月中にも(裁定委員会で)結論を出す」考えを明らかにした。
今回で問題になっている「ベストメンバー」の意味。規約には具体的な明記はなく、監督が決めることを主張する福岡の意見に対してJリーグ側の定義は何か―。報道陣に質問された木之本専務理事は「一言では言い尽くせない。主力選手が何人いるかという数の問題でもない。サッカーが分かる人なら見れば分かる」と述べ、福岡が規約違反となった際にも「具体的なベストメンバーの判断基準の考えは示さない」と終始、具体的な発言を避けた。
Jリーグ側はこの日の聴取した結果とリーグ側が分析したものをリポートにまとめ、川渕チェアマンに提出するが、今回のカップ戦では21日に福岡同様に事情聴取される市原のほかにも、19日の試合では5人以上のメンバー変更が計5チームあった。メンバー変更は2チームに限ったことではなく、福岡に下される処分次第ではJクラブ全体へ大きな波紋が広がりそうだ。(田中耕)
第四二条 「最強のチームによる試合参加」Jクラブは、その時点における最強のチーム(ベストメンバー)をもって前条の試合に臨まなければならない
第一三八条 「設置」本規約に関連する紛争の解決および本規約に基づく制裁に関するチェアマンの諮問機関として裁定委員会を設置する
第一六一条 「Jクラブの義務等に関する規約違反」次の各号のいずれかに該当するJクラブに対しては、千五百万円以下の制裁金を科す(1)第四二条の規定に違反して最強のチームをもって試合に臨まなかったとき
Jリーグによる裁定委員会が開かれることになったのを受け、アビスパ福岡のピッコリ監督は「まだ内容に関しての報告はクラブ幹部から受けていないが、私はこの件については何も考えていない。Jリーグに好きなようにコメントさせておけばいい」と完全無視を決め込んだ。
この日、福岡市東区の雁の巣球技場で行われた練習後、ピッコリ監督は約20分間にわたって“演説”。選手1人ひとりの体調を説明した上で、「その時点でのベストメンバー」と強調し、報道陣には「湘南戦ははずかしいゲームをしたと思うか?」と問いただした。
選手たちの反応は一致しており「選手はピッチで結果を残すのみなので、別にこの件については関心がない。それにピッコリ監督は勝てるだけの実力を持ったメンバーを常に起用しているわけだからね」(久永)というのが代表的な意見だった。
〇…真鍋社長らクラブ幹部が事情聴取のため上京した20日の福岡市博多区のアビスパ福岡のクラブ事務所はひっそり。かかってくる電話もほとんどなかった。時折「どうなるんかな」と職員も関心を示したが、待つ身だけに淡々と日常業務をこなしていた。
Jリーグの福岡、市原がナビスコ杯1回戦(12、19日)で先発メンバーを大幅に入れ替えて臨んだ問題で、Jリーグは21日、東京・虎ノ門の事務局で市原の岡健太郎社長(58)と祖母井秀隆チーム統括部長(48)の2人を事情聴取した。
市原は12日の第1戦で、直前のリーグ戦から9人を入れ替えたが、11日の実行委でこの件が問題に上がったのを受け、同社長がザムフィール監督に「若手だけでは戦力が落ちるし、経験のある選手も入れてほしい」と要望。第1戦前日に、急きょGK下川ら3選手を呼び寄せた。
岡社長からこうした説明を受けた木之本興三専務理事は「(市原には)やれることはやってもらった感じ。個人的には(制裁の)必要がないと思う」と話し、裁定委に諮らず不問とする意向を示した。(高橋正和)
ナビスコ杯でメンバーを入れ替えた福岡が、協約違反かどうかを審議する査定委員会はメンバーが集まらず、早くても5月の連休明けに延期されることになった。
Jリーグ・木之元興三専務理事は25日「どう審議すべきか対応を検討中。世論の動向を見極めたい」と慎重姿勢。ナビスコ杯は明確な選手起用のガイドラインが示されておらず、原則論だけで処罰するのは難しい情勢。Jリーグ事務局には福岡を処罰することへの抗議の電話が殺到しており、実行委員会に諮り、今後のベストメンバーの定義を討議する予定。

[ 148] 主力温存問題関連記事・2000年4月
[引用サイト]  http://www.nishinippon.co.jp/media/A-3000/9806/avispa/00kiji/0004kiji_cup.html



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