父親とは?

あなたが描く父親像とは、どんな人でしょう。これからの、子どもと妻との関係を考えて、妊娠がわかったその日から、めざすべき「父親」について考えてみよう。
あなたのお父さんの世代では、父親が子育てに参加することは少なかったかもしれません。子育てをする父親、という具体的なイメージは描きにくいかもしれませんが、だからこそ、自分たちで子育てプランを工夫できるという自由もあります。さあ、あなたが思い描く「お父さん」への道を楽しみながら歩んでいってください。
データ結果からも分かるように、夫婦間の意識、立場の差はかなり開きがあります。妻にとって子育ての負担は大きく、心身共に困難を伴います。また、核家族化の社会の中で、子育てについて身近に相談できる人も少なく、ストレスをかかえる妻もいることでしょう。
「子育ては夫婦で」をキーワードに、子ども、妻にとっての良き理解者としてこれからの人生を設計していってください。
夫婦間で、お子さんのこと、子育てのことについてよく話しますか。ネガティブなコミュニケーションが続くと、二人の気持ちはどんどん離れてしまいます。
子どもが1 歳に達するまでの間、事業主に申し出ることにより、父親・母親のいずれでも育児休業を取得することができます(1歳から3歳に達するまでの間は、育児休業に準ずる措置又は勤務時間の短縮等の措置が受けられます)。妻が専業主婦や産後休業中であっても、少なくとも産後8週間は、男性労働者も育児休業を必ず取得することができます。
育児休業を取得したときは、一定の用件を満たした場合に、雇用保険から休業前賃金の40%相当額の育児休業給付が支給される制度があります。
育児休業を取得する従業員が安心して職場に復帰できるよう一定の訓練等を実施した事業主に奨励金が支給される制度があります。
「めざしたい父親」について、いくつかキーワードをご紹介します。このキーワードで父親像について考えてみてはいかがでしょうか。
子育てには最初から、かかわり、参加する方がいいです。そのためには妊娠がわかった時から、子育てをする気持ちをもとう。妻をいたわり、家事をサポートし、健診や出産に立ち会うなど「ふたりで出産」を実行すれば、妻も心やすらかに出産の時を迎えることができます。そして、このことが、出産後の子育てをスムーズにします。
愛情表現は苦手で…というお父さんもいるでしょう。でも、赤ちゃんに惜しみない愛情を注いであげよう。笑顔、だっこ、やさしい言葉がけ、スキンシップ、何でもOK
当然ながら、子育てには時間が必要。気持ちはあっても、仕事が忙しいので子育ての時間はないよ。そんなお父さんも職場では、急な仕事のために時間をやりくりしているはず。同じように、家庭内でも子どもとふれ合う時間を作ろう。
両親がいつも仲よし、時にけんかしても笑って仲直りができる家庭なら、子どもはいつも和やかな気持ちでいられます。妻とじょうずに会話する方法、親密になる方法を考えよう。そうでないとすれ違いになります。人間関係のお手本は、お父さんとお母さんだということを忘れないでください。
子どもと遊ぶ時は、お父さんも子どもにかえって思いっきり楽しもう。父親としての威厳が保てない…?叱る時には厳しいけど、遊んでいる時は面白くて楽しい。そんなお父さん、素敵だと思いませんか。
「女性には母性がある。だから子育ては妻の仕事」という考えに、とらわれていませんか?おむつを換える、ミルクを与えるなど子育ての大半はお父さんもできます。妻がいる時でも子どもを世話するのは当然のこと。今は、父親も子育てをする時代だということを認識して、特別なことではなく、日常的にかかわろう。
赤ちゃんには、たくさんの人を優しい気持ちにさせてくれる力があります。実家や妻の両親や親戚、ご近所や職場の人…家族への愛情を軸に、まわりの人との関係も今まで以上に深めていきたいですね。
「育児は育自」ともいわれるように、人を育てることは、自分自身を育てることになります。家事や育児・子育てを父親がやるなんて…という考え方もあるもしれませんが、子育てをすることで家族の絆や人とのつながりが深まり、またいろいろなことについて視野を広めるきっかけになればいいですね。
■奈良県子育て家庭サポートセンター ■奈良県福祉部こども家庭局こども家庭課少子化対策係

[ 41] 子育てネットなら・新米パパのための子育て情報
[引用サイト]  http://www.kodomo.pref.nara.jp/01papa/04_2.html

1800円+税 四六判 248頁 2007年3月発行 ISBN978-4-8067-1341-8父性再評価へ結婚制度を飛び越え(赤ちゃんの半分は非婚カップルから)、高い出生率(2.0!)を保つ、恋愛大国フランスの父親たちの生活と意見。
恋愛も、子育ても、仕事も----すべてを手に入れようと闘ってきた女たち、男たち。その多くが気づき始めている。父性のない社会は生きにくいということに。
結婚制度を振り切り、恋愛も子づくりも思いどおりになると信じた男女がはまった深い罠から、フランス社会はどのように抜け出し、高い出生率を保持しつつ、父親への考察を深めているのか。赤ちゃんの半数が非婚カップルから生まれる現状から、父性の再評価まで、父親たちへのインタビューを通して浮き彫りにされる、フランスの男たちが抱える、苦悩と歓び。
はじめに――フランスの男たちに今起こっていること1章 パパになったジャン――出産に立ち会う/父親手帳――手帳交付という儀式/マルク――父との「失われた時」/父親学級/出産とは、自分の母親を殺すこと/父親が産まれようとする苦しみ2章 父性をめぐる現代史父親の不確実性/フランスでDNA鑑定を制限する理由/認知というアクション/事実婚で子を産む/五月革命と「父親殺し」/八〇年代――父親の敗退/めんどりパパの出現/父親の復権/父親の出産休暇3章 あんなパパ こんなパパ父を見て父親になる/父を探して/養子を育てる/人工生殖とホモセクシャリティー/複合家族――パパ?それとも……4章 神と精神分析はじめに言葉ありき、父ありき/現代的なパパ、ヨセフ/エディプス・コンプレックスを脱して/父系社会と母系社会5章 父性をめぐる西欧史ローマ時代からキリスト教の時代へ/愛情深い中世の父親たち/近代――婚姻という砦/ルネッサンスの教育論/革命前夜/革命――幸福と子ども/ナポレオン法典の揺り返し/父親の不在、そして疎外6章 男ってなんだ?広告の中の男と女/女が男に求めるもの/メトロセクシャル/異なるものへの畏怖/母の姓、父の姓7章 「父親学」の現在母の支配を脱して/時間をつかさどる人/父の胸/親と親を足し算して……/父からすべての人へおわりに
はじめにーーフランスの男たちに今起こっていること いま父親を考えることが急務だと思う。恋愛も、子育ても、仕事も、----すべてを手に入れようと闘ってきたフランスの女たち、男たち。その多くが気づき始めている。 父性のない社会は生きにくい、ということに。 フランスの生活のあちこちに父親の姿がある。朝、小走りで保育園へ子どもを送りに行く父親。公園で子どもと遊ぶ父親。学校の保護者会で発言する父親。週末、大型スーパーでキャディーをいっぱいにして食糧をまとめ買いする父親。ヴァカンス中、子どもを背負って山歩きする父親…。父親の姿が仕事場だけでなく、生活の場に見えるのはいい。なんとも言えぬ安堵感に心が満たされる。 フランスの父親たちを理想化するつもりは毛頭ない。フランスとて、男女の賃金格差は消えないし、家庭で家事をこなしているのはやはり圧倒的に女性が多い。ただ、女性たちが仕事をするのが当たり前のフランス社会では、決して仕事は男たちだけの聖域ではないし、仕事ばかりにかまけている男性がいるとしたら、さっさと離婚されてしまうのが落ちだろう。 フランス人が最も価値を置く「家庭」で、どういうパパであるかは、男性にとって死活問題ですらある。もちろん、その前に、父親が父親をやれる社会がなくては話にならない。 学校などは、親が仕事をしているということを前提にして行事を組む。保護者会や教師との面接が夕方五時前にあることはない。日本とは生活時間がちがうから、一概には比べられないにしても、たとえば息子の通う公立中学校で、親子がいっしょに学校に出向いて成績表を受け取る時間は夕方六時〜八時と指定されている。これなら父親も出番があるというものだ。 父親と母親が仕事と家庭を曲がりなりにも両立させている背景には、もちろん、家族手当や養育手当など、政府の強力な子育て支援策がある。だがそれ以上に、仕事の仕方や勤務時間が人間的だということが大きく貢献しているだろう。フランスのような週三十五時間労働制はしょせん無理だとしても、日本の父親もせめて一日置きくらいには夕食の時間に帰れるようになるといい。 夕食の食卓に父親の姿がある。これは何気ないことでいて、実は非常に重要なことだ。毎日積み重なることだから、余計大きな意味を持つ。 かつて、「お父さんがいるから」と、おかずが一品多くなった、そういう権威としての父親を持ち出す必要はないが、母親がそうして一目置く存在としての父親の「権威」は、やはり子どもの成長に必要なのだと、父親を考察すればするほど痛感せずにはいられない。 権威というと、力ずくという意味合いがあるから、いつからか私たちはその言葉を嫌うようになった。威厳という言葉も誤解を招きやすい。だが、権威というのは、私たちが社会の一員として守るべき一線を示すものだ。「自由」や「のびのび」ばかりが尊重される社会で、その一線さえ私たちは鬱陶しく思ってないがしろにする傾向にありはしないだろうか。 しごく当たり前のことだが、社会というのは他人どうしの集まりであるから、一定の線引きがなくてはどうしようもなくなる。家庭も社会もぐずぐずになり、子どもも大人もエゴばかりが肥大してしまう。少子化の中で、親(特に母系)の視線に四六時中注視され、自分と他人の境界がよくわからない子どもが増えている。日本はすでに、そうした社会になっている。フランスもそうした状況が珍しくない。そんな中で、いま「父親とはだれ?」、「父親とは何?」、と問うことは急務だと思う。 フランスの現代のパパたちはけっこうクールである。仕事も家事も気負わずこなしている。と同時に、ごくふつうの人たちが、自分がどんな父親でありたいかを、しっかり考えて行動しようとしている。社会全体が「父親」に注目し、尊重し、その役割を飽くことなく追究し続けているからだろう。 何も特別な威厳を身につける必要はない。父たちよ、ただそこにいてくれさえすればいい。子どもの生活の場に、日々、寄り添いさえしてくれればいいのだ。母親とは自ずとちがう父親の醸し出す体臭や態度や言葉が、日常の中、静かに降り積もってゆくだろう。ただ日本は、その「いる」ということからして、まだとても難しい社会なのにちがいない。 父親を考えることは、母親を考えることでもある。歴史を振り返れば、父親の強権は「力」や「支配力」としてはっきりと認識される。ひるがえって母親のそれはあまり問題にされることがない。しかし、母親の支配力は、目に見えにくいからこそ、時に恐るべき「暴力」にもなる。もちろん、母親の愛情はかけがえがない。だがその愛情が自己愛に偏ることなく十全に開花するためにも、父親という、天秤のバランスを取る存在が不可欠なのである。 ここで「父親」と言う時、それは血のつながった父親ばかりを指すのではないことを強調しておきたい。はっきり言って、形は問題ではない。本書で見ていただくように、離婚や再婚が多いフランス社会では、父親の役割は細分化され、父親を定義することはそう簡単なことではない。日本もしだいにそうなってゆくことだろう。 そう、父親の定義は実に難しい。父親のイメージはダイナミックに動きながら、この時代に焦点を結ぼうとしているが、結んだかと思うと、次の瞬間にはまたぶれる。しかし、それでも諦めずに、父親って何? と問い続けたい。なぜなら、繰り返すが、父性のない社会は生きにくいからだ。-----この部分あとがきへ 本書は七章からなる。 第一章では、 パリの父親たちに、父親になることへの不安と苦悩を語ってもらう。同時に、フランス流「父親学級」や「父親手帳」を紹介したい。 第二章では、父性という概念が、ここ四〇年くらいの間にフランス社会でどのような変貌を遂げ、法律面に反映されてきたかを見てみたい。 第三章では、様々な男性に登場してもらい、「父親」への思いを語ってもらう。人の数ほど父親像があるのだから。 第四章では、父親を考える上で、避けて通れないフランスにおけるふたつの文化背景、宗教と精神分析に触れたい。 第五章では、父性というものが西欧史の中でどのように位置づけられてきたかを俯瞰したい。少々堅苦しい章だが「父なるもの」を歴史的に理解する一助になると思う。 第六章では、ゲイ文化の浸透などによる男と女の定義の揺らぎを、広告やファッションの面から考えてみたい。父親である前に、その人はひとりの男であるはずだが、果たしていま、男であるとはどういうことなのか? 第七章では、フランスの「父親学」の旗手を何人か取り上げて紹介したい。「父親学」と呼ばれる学問の分野があるわけではないが、父親というものへの考察の総体をそう呼ぶとすれば、フランスは「父親学」先進国であるかもしれない。 父親である人、母親である人、親になろうとしてなれなかった人、そして父親でも母親でもない人たちと、私はこの書を分かち合いたい。親でなくとも、みな誰かの子であることはまちがいない。そこへいつも立ち返ってみる姿勢を忘れずに。そうすることで自ずと、「父親って何?」 という問いが、本来の奥行きを持って立ち現れてくるように思われる。 フランスの父親たちが、日本の父親たちに比べて、特別進歩的だというわけではないし、どちらがいいとか悪いという話ではないことは、ここではっきりお断りしておきたい。条件がちがうものをただ比べても仕方ない。 ただ、ちがう文化や国に向き合った時、私たちはそこに投影される自分の影に気づき、はたと振り返り、より客観的な視線を自分の実像に投げかける契機を掴むことができると思う。私がフランスの父親たちを語るのは、ひとえにそのためである。

[ 42] フランス父親事情
[引用サイト]  http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1341-8.html

カナダでの父親支援の取り組みや事例を参考に、日本の父親を取り巻く環境や現状を踏まえつつ、地域で展開できる父親のための子育て支援プログラムを開発しました。3回の連続講座ですが、1回ずつでも開催できます。
地域で子育てする父親たちが出会い、交流し、活動し、学び、考え、話し合うプログラムを通して、5つの目的を掲げています。父親の子育て支援には、同じ父親の立場にある人や男性がかかわることで、より大きな効果を期待できます。実際にプログラムを実施するスタッフの中に男性がいない場合は、周囲に協力を呼びかけてみましょう。
※このプログラムの開発に際し、専門家を交えた委員会を設置するとともに、カナダ連邦政府父親支援プロジェクトコーディネーターであるティム・パケット氏、ソーシャルマーケッティング担当のマイク・ヒックス氏に助言をいただきました。感謝申し上げます。
若いパパも手に取るおしゃれなデザイン、読んで納得、パパが子育てしたくなるメッセージと情報!
※プログラム/講座の詳細はNPO法人新座子育てネットワークまでお問い合わせください。
父親支援の指南書、カナダのファーザーツールキット日本語版完成!
カナダ連邦政府の父親支援プロジェクトMy Daddy Matters Because...が完成させた父親支援のための知識と情報、そしてノウハウが詰まった188ページにおよぶ一冊が日本語で読めます!
平成17年11月23日(祝)、埼玉県新座市の十文字学園女子大学で、My Daddy Matters Because...に学ぶ父親支援シンポジウムが行われ、子育て支援に携わる専門家から子育て真っ最中の親まで、約150名の方にご参加いただきました。
この日のためにカナダから来日したTim Paquette氏(カナダ連邦政府父親支援プロジェクト責任者)とMike Hicks氏(ソーシャルマーケッター)の口から語られる、カナダでの父親支援への取組みは日本のずっと先行くもの。国を挙げて支援している父親の子育ては「楽しさ」「かっこよさ」を想起させます。妻のサポートではなく、子どもの成長には欠かすことのできない父親の存在。今でこそ「お父さんの出番!」を再確認したシンポジウムでした。
■新座子育てネットワークについて 赤井美智子氏(十文字学園女子大学教授)
シンポジウム終了後、質問事項をカテゴリー別にまとめたものを、両氏に会場からの質問として提出し、
父親に対する不適切な固定観念が社会的に変化し、父親もまた、子育てに関して有能で信頼できるという認識が広まりました。それは、父親というのは、母親とは必ずしも同じものではないということ、また、それでいいんだということも指摘しています。大切なことは子どもにとって心身ともに健康であることなのです。
現在、より多くの男性が、「父であること」が重要で面白いということに気づいています。父親のためのプログラムも豊富に用意されています。
カナダの父親は元々子育てに関わりたいという気持ちがあったのですか、それともキャンペーンで気持ちが変化したのでしょうか。
父親は常に子育てに関わってきたのですが、父親の子育て参加への社会的メッセージが、国家レベルでは不足していました。
この20年間、男性は子育ての価値を学んできたが、私たちはソーシャルマーケティングを通して、このことを伝え続けていかねばならないと思っています。
まだはっきりとはしませんが、このプロジェクトツールは、父親の子育て参加をうながすことは確かです。両親が子育てを分担することで、家族のストレスが減少し、赤ちゃんが生まれる可能性も高まります。
マイクは若くして父親になり、父親の子育て参加へのプロモーションに非常に熱心な取り組みをしてきました。私は、若い父親と関わっているうちに、プログラムのレベルではなく、社会的・地域的レベルのプロジェクトで父親の子育て参加に取り組んでいく必要があることを感じました。
ティムは長年、専門家として男性の問題を見続けてきたが、それに対する取組みがなされていなかった状況を打破するために10年間尽力してきました。私は家庭内暴力、いじめ、その他の家族の問題にソーシャルマーケティングの分野で20年間かかわってきたためです。
父親支援をするタイミングは、結婚時・妊娠時・出産時のいずれがベストですか。
「父親」になることは分かっていても、まだ父親になる準備の整っていない時期の、出生前が重要なタイミングです。出生後初期の段階(産後18ヶ月)も重要です。
妊娠時であれば、男性に関心を持たせることで、出産への準備をする妻を積極的に赤ちゃんが生まれるのを期待しながら支えることができます。結婚時であれば、一緒に家族計画をすることで、子育てにどの程度関われるのかを話し合うことができます。
「家庭での役割を担っている父親は、労働者として生産性が高い」ということは、具体的にはどのようなデータで示されたのでしょうか。
テレビ、ラジオ、印刷物を通じてのキャンペーンのほかに、職場でのファミリーフレンドリーポリシーの推進活動についてお聞かせください。
ファミリーフレンドリーポリシーは、この15年でカナダ社会に広まってきています。今日、ほとんどの企業は、男性の出産・育児休暇を認めています。男性が家族との時間を確保するのに早い時間に退社しても、不誠実だとは思われません。
(1)父親のためのワークショップ開催のため、ランチタイムにあわせて父親のいる職場へと足を運んでいます。(2)企業の健康フェアで、信頼性のある「父親の育児参加」のプロモーションやワークショップを行っています。
組織の方針を定める際、父親の立場からの意見を取り入れて、どのようにすれば父親にとって優しい企業になれるのか、もっと幅広い議論をして組織作りをしてみるとよいと思います。
(1) 男性というのは子どもの人生にとって重要な教師である。(2)妻と協力して子育てする男性は、妻を幸せにして負担を軽減させる。(3)子どもと共に過ごす時間は楽しい!
挑戦と課題(門番としての母)とありますが、「ツールキット」がこれらの「挑戦と課題」をどのように解決することができるのでしょうか。
ツールキットの中で女性ファシリテーターに示しているヒントとして、父親の役割は母親を助けることでも高められるとあります。Involved Fathersというガイドブックは、今日の父親が抱えている、こういった問題を広範囲にカバーしています。
もちろん「はい」です。特に父親が子どもを迎えにいく機会の多い保育園では特にそうです。幼い子どもの教育者は、父親に対して敏感である必要があります。学校に関しては、男性教師にとって小学校や保育園が魅力的なものになるよう、もっと積極的な努力をする必要があります。
日本の父親には、子育てに対する意識の低い人が多く、参加を呼びかけても難しく、地域社会に交わるのも嫌がり、母親からは「うちの夫は無理よ」とあきらめの声も聞こえます。また、「子育てがたいへん」という妻に「同じ収入を得られるのならボクが子育てするよ」いう夫もいます。このような父親の意識を変えるには、どのようなことをするのが効果的でしょうか。また、こういう日本の状況をどう感じますか。
「パパ、寂しいから一緒にいて!!」と子どもの声を通して訴えるなど、いろいろな方法があると思います。
こういう男性は、結婚と家族というものが、譲り合いから成り立ち、それぞれの役割が絶対的なものではない、ということを認めていないのです。男性は、子どもがティーンエイジャーになったときに自分の親を嫌うようになる理由のひとつに、幼年時代、積極的に父子関係を結ぶ十分な時間を費やさなかったことにある、ということを知るべきでしょう。
景気が悪く、若い父親はますます長時間労働を強いられます。こういう日本の状況を大きく変えるにはどうすればいいと思いますか。また、カナダの父親の労働環境は日本と比べてどうですか。
日本での出生がこれ以上増えなければ、経済はこの20年で悪化することを認識することが大切です。また、ある調査では、家族と共にリラックスする(ワークライフバランス)時間を多くとる労働者のほうが、いい仕事をするという結果が出ています。カナダでは、自宅でパソコンを使って仕事をしながら、同時に子育てに関わっている男性が大勢います。社会を変えるには時間がかかります。カナダでは、父親の育児参加を確立するのに20年かかりました。
ネットワークはありませんが、現在カナダでは、本プロジェクトの一端として、地域で父親グループが作られています。スポーツを通じたネットワークは、非公式ネットワークとしては重要な役割を果たしています。ある父親がコーチで、そのチームに所属する子の父親とのネットワークが生まれるという例もあります。
女性スタッフと同じ役割ですが、子育て支援センターでは父親にとって、より身近な存在になり得ます。システム的に男性スタッフがサポートされていなければ、そんなに多くのことはできないでしょうが。
あります。父親のいない子どもはティーンエイジャーになって、不登校、非行、犯罪、ドラッグやアルコール中毒になるケースが非常に多いです。
はい。都会でこういう子どもたちがよく見られます。そして、たいていは、両親の離婚などで、父親がいない家庭の子どもたちに、そのような傾向があります。
保育園で父親対象のイベントをしたのですが、父親のいない子どもに対してどう配慮したらいいでしょうか。
血のつながった父親だけが「父親」の役割を果たせるわけではありません。親類の伯父さん(叔父さん)、近所のおじさんなど、子どもにとって身近な男性と一緒に参加させればよいと思います。
子ども(5歳)が突然死した父親に、これからどう父親として生きていけばいいのか、アドバイスするとなると、どんなことでしょうか。
専門家のケアが必要になります。大きなショックを克服するための専門的な方法がありますので、まずは受診することを薦めてみてはいかがでしょうか。

[ 43] カナダ父親支援プロジェクト
[引用サイト]  http://ccn.niiza-ksdt.com/canadaproject.html

株式会社ベネッセコーポレーション(代表取締役社長兼COO:森本昌義、本社:岡山市、以下ベネッセ)では、2005年8月、乳幼児のいる首都圏の父親約3000名を対象に、父親自身の子どもへの関わり実態や子育て意識などについて、インターネットによるアンケート調査を実施しました。
「父親の子育て意識・実態」に関するマス調査は、いままで日本ではあまり実施されておらず、現在「父親の子育て」について社会的関心が高まる中、今回の調査結果は現状を広く把握できる数少ないデータといえます。また、ベネッセが子育て事業全体への研究支援を主目的として設立準備を行っている「ベネッセ次世代育成研究所」の最初の研究テーマとして位置づけています。
平日子どもと過ごす時間は1〜2時間が27.0%で最も多く、2時間未満の合計は63.7%。一方、希望としては、2〜3時間が32.6%。
家事育児で半数以上の父親がほぼ行っているのは「ごみ出し」「子どもを叱ったり、ほめたりすること」「子どもが病気の時、面倒を見ること」。
「子どもに将来どのような人になってほしいか」の問いに対しては、「友人を大切にする人」(60.0%)、「自分の家族を大切にする人」(58.6%)、「他人に迷惑をかけない人」(56.3%)が目立っており、「第3回幼児の生活アンケート」での母親の回答と類似した傾向を示しています。
「父親として今後不安なこと」の問いに対しては、「将来の子どもの教育費用が高いこと」(63.6%)、「子どもを育てるには不安な社会であること」(60.2%)、「育児費用の負担が大きいこと」(54.7%)が目立っており、経済的な不安の大きさがうかがえます。
以上を通して、子どもとの関わりをもっと増やしたいという父親の意識は示されているものの、十分な時間がとれず仕事とのバランスに苦労している様子がうかがえます。
これからの子育てにおいて、母親への子育て支援だけではなく、父親の子育て参加を促進する工夫が改めて必要であり、そのためには社会的なサポートが欠かせません。ベネッセは、事業を通してその一端を担っていきたいと考えています。
◎平日に子どもと過ごしたい時間は「2〜3時間」が最も多くなっていますが、実際には「1〜2時間未満」が最も多くなっており、「希望」と「現実」にギャップがある様子がうかがえます。
◎0歳〜6歳の子どもを持つ父親の約半数は、子どもの出産に立ち会った経験を持っています。「立会いをしたかったけれどできなかった」人は、28.2%でした。
◎父親がよくする家事・育児は、「ごみを出す」「子どもを叱ったり、ほめたりする」。あまりしていないのは「子どもと一緒に外で遊ぶ」。
ベネッセコーポレーションは、11月に「こどもちゃれんじ」を制作している"幼児教育カンパニー"を、「たまごクラブ」「ひよこクラブ」などを制作している"Parentingカンパニー"に統合し、妊娠・出産・育児期の親と子を対象とする事業部を統合したカンパニーを作りました。この統合後の"Parentingカンパニー"への研究支援を主目的に、現在、新たな研究所の設立準備を進めています。
ベネッセコーポレーションには義務教育課程以降の教育を研究領域とする、ベネッセ教育研究開発センター(略称BERD)があります。こちらの研究組織とも連携し、育児と教育の研究領域の相互乗り入れを視野に入れながら研究を進めていきたいと考えています。
今年度中(2006年3月末)に、組織体制や研究テーマを明確にし、正式にご紹介させていただく予定です。
乳幼児の発達段階に合わせた毎月の教材、音楽、生活用品、英語など多くのプログラムをご用意し、会員制によりご提供しています。こどもちゃれんじ会員数は135万人です(2005年4月在籍)。なお「こどもちゃれんじevery」は会員以外へも提供しています。
妊娠から出産・育児までお手伝いする雑誌で、書店、コンビニ等店頭にてご提供しています(2005年3月期公称部数、82万部)。たまひよSHOP(通販)も展開しています。
保護者の方がお子様を安心してお預けいただける保育園を運営しています。現在、自主運営園が8か所、公設民営園が9か所となっています。

[ 44] プレスリリース - Benesse Corporation / ベネッセコーポレーション
[引用サイト]  http://www.benesse.co.jp/newsrelease/20051212_kenkyu.html



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