ピアノとは?
|
弊社のプライバシーポリシー及び通信販売の法規に基づく表示は最新在庫リストコーナー最下部にあります。 技術スタッフ&バイト募集中(若手の技術者が不足しています。当社「ピアノドクター養成所」においても入学合格者が激減しており、これからの時代のピアノ技術者不足は深刻です。)経験者の方随時面接中 当社は大型ピアノ量販店、ピアノチェーン店ではありません。社名が類似している企業とよく間違われますが一切無関係です。 「安かろう、悪かろう。」のような中古品ピアノは扱いません。一台一台に時間をかけてベテランスタッフが修復し、詳細な修理内容を記した「修理完了報告書」を添付しておりますので、安心してお選び下さい。 当社のポリシーは響板の材質が優れていた時代のピアノの良さを最大限に生かして修理・修復し、また蘇らせることです。ピアノは耐久性の優れた楽器です。磨耗した部品をこまめに換えてやれば何年でも保つのです。 森林保護の観点からもピアノこそリサイクルしていかなければいけないものなのです。 当社のHPについてのご批判などのメールには、誠意を持ってお答えし、返信しております。が、返信不可能なメールアドレスでの中傷メールは悪意を持った他社による営業妨害と考えます。それにより当社のポリシーを変更することは一切ありません。善良な一般消費者が粗悪品を買わされる被害を少しでもなくすことがいけないこと、商法に違反することなのでしょうか。正規のメールアドレスにてのご意見、ご希望をお待ちしています。(メールはこちら) 東京・町田でピアノの修理・再生・販売を行っている、「流通ピアノセンター」では最近、ピアノの修理の需要が増えている。祖母のピアノを孫に譲ろうと、思い入れのあるピアノの修理を頼む人も・・・。しかしそうしたピアノを修理する職人が減っているのも現実だ。調律から修理に至るでの技を持った職人が少なくなっている。そのため10年前から「ピアノ修理職人養成所」を開設し若手職人の育成もしている。現在、家庭で眠っているピアノは数百万台と言われている。ピアノ再生にビジネスチャンスをかける職人たちを描く。 「多くの視聴者様からお問い合わせを頂き反響の多さに驚いております。さらに修理依頼も全国からご依頼を受け、感謝に耐えません。これからも貴重な資源を蘇らせる使命感とプライドを持って社員一同頑張ります!ありがとうございました。」社長 2005.12.10 ワールド・ビジネス・サテライトで「中古市場の異変」の番組で紹介されました。 2005年3月、ドミニカ共和国芸術大学へ当社で修復されたピアノ11台がリサイクルピアノ基金を通して寄贈されました。そのピアノで猛練習をした学生4名が「ラテン音楽国際コンクール」で見事入賞を果たしました。その写真→大学へ搬入 コンクール (ニュースアイ・ワールドビジネスサテライト)・・等のマスコミに取り上げられました。 2002.11.1 NTTドコモ「らくらくホン」鈴木京香さんバージョンに当社ビンテージスタインウエイが出演!見事に好演?してます。 2002.6月下旬に寄付された10台のピアノが当社で修復され、タイの学校機関へ寄贈。 販売店でチラシ、口頭などでそのピアノメーカー、あるいはブランド名の原産国を表示されて、それを信じて契約し、購入された方でそのピアノが本当に表示された原産国のものかどうか調査されることをお勧めします。もし、虚偽であれば、証拠を提出し、消費者センター、弁護士に相談し、販売店に返品、販売代金等の全額返還請求を起こすことができます。 お調べになりたい方は当社へメール頂ければ。判る範囲でお答えいたします。虚偽販売の一例 歴史的に貴重な「松本」「西川」両氏のオリジナルピアノを展示(非売品)しています。博物館ではさわれませんが、ご自由に弾いて「日本のピアノの歴史」を感じてください。写真は在庫情報の中にあります。 平成16年11月5日、町田市障害者施設「ラ・ドロン」さんへ当社商品のヤマハピアノを1台寄贈させて頂きました。 少しでもお役に立てれば幸いです。 今年(2004年)の11月にドミニカ共和国の芸術大学へ10台以上のピアノの寄付をピアノリサイクル基金が行う予定です。それに向け、当社も修理のお手伝いをしております。現在、あと3台ほど寄贈ピアノが不足しております。 寄付をお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひご協力を!(贅沢を言って申し訳ございませんが、内外ともに程度 良好なものをお願いいたします。) 11月26日現在、11台寄付して頂きました。ありがとうございました。 2003年9月、寄贈された「クニユキ」ピアノを修復し、秋田県の本住寺様へお送りいたしました。 2002年6月下旬に寄付していただいたピアノ10台がタイの学校機関へ寄贈されました。 2001年1月に皆様より寄付していただいたピアノ20台が南アフリカ他へ寄贈されました。当社で綺麗に修復されたピアノが第2の人生を送ることになります。 |
[ 147] 流通ピアノセンター ピアノ(中古ピアノ)の販売,調律,修理,選び方
[引用サイト] http://www.rpc.co.jp/
|
この項目では楽器について記述しています。その他の用例についてはピアノ (曖昧さ回避)をご覧ください。 ピアノは鍵盤楽器の一種である。元々は、イタリア語で「弱い音と強い音」という意味の「ピアーノ・エ・フォルテ」と呼ばれた。 据え付けて用いる大型の楽器で、横に並んだ鍵を指で弾くと、鍵に連動したハンマーが対応する弦を叩き、音が出る。音域が非常に広く、標準的には88鍵を備える。 演奏目的として使われるのはもちろんのこと、音楽教育、作品研究、作曲などにも広く用いられている。ピアノは、クラシックオーケストラの持つ音域のほぼ全てを内包しているので、西洋音楽のほとんどの曲は、ピアノ曲に編曲して演奏することができるという特徴がある。実際、管弦楽を伴う声楽曲を、ピアノ伴奏で演奏できるようにしたもの(ヴォーカル・スコア)が出版されているし、作曲家の多くは、管弦楽作品やオペラを書くにあたって、ピアノ譜を作っておいてからそれをオーケストラにしている(オーケストレーション)。 汎用性の高い楽器であることから、ピアニストに限らず、他楽器奏者、声楽家、作曲家、指揮者、音楽教育者などにも、演奏技術の習得を求められることが多い。保育士試験、小学校教員採用試験などでも必要とされている。 ピアノが発明される前の弦楽器系鍵盤楽器は、チェンバロとクラヴィコードであった。前者はある程度の音量は持ち合わせたものの、レジスターの切り替えで何段階かの強弱を出せる他は自由に強弱を演奏することは困難であった(強弱を付けているように聴かせる演奏技術はあったが)。一方、クラヴィコードは強弱が自由に付けられた(さらに打鍵した後で鍵を揺らすことによってさらに表現を付けることができた)ものの、音量が得られず、狭い室内での演奏にはよかったものの、ある程度以上の広さの空間で演奏するには耐えなかった。そこで、クラヴィコードに音量を得させるために、より弦に張力を与え、その張力に耐えるフレームを用意したことにより、チェンバロとクラヴィコードの両方の欠点をなくして、音の強弱を表現が自由に行えながら、より広い演奏会場でも音が届くようになったのが、この楽器である。 17世紀後半に、イタリアのバルトロメオ・クリストフォリ(Bartolomeo Cristofori) が発明したとされる。1709年に発明されたという説が語られる事もあるが、これは確定的なものではない。 時代ごとの作曲家に照らし合わせると、J.S.バッハは最晩年の1747年5月7日にフリードリヒ大王の宮廷を訪ねた際、大王より与えられた主題により即興演奏を行なった(のちに『音楽の捧げもの』としてまとめられることになる)。この時演奏に用いたのはジルバーマン製作のピアノであったが、バッハはピアノには否定的で、この時以外演奏の記録は無く、ピアノ用の曲は1曲も書かなかった。その次男、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、チェンバロとピアノを各1台ずつ独奏楽器に指定した二重協奏曲を残している。また、末子のヨハン・クリスティアン・バッハはロンドンに在住中、演奏旅行で訪ねて来た少年時代のモーツァルトをひざの上に乗せて、二人の連弾でピアノを弾いたという。またモーツァルト本人は3歳の頃からピアノを弾き始め、6歳でマリア・テレジアの御前で演奏した(その際7歳のマリー・アントワネットに求婚した逸話がある)。この頃がピアノの普及期であったと言える。 ハイドン、モーツァルトの頃のピアノはペダルが無くダンパーは膝で操作し、又、ハンマーが木造なので音色はダルシマー、ツィンバロンに似たものとなる。演劇のアマデウスにも使われた。シューベルト、ショパン、リストの頃にはハンマーがフェルト製となる現代ピアノ(モダン・ピアノ)の構造が概ね確立する。 日本には、シーボルトによって初めて輸入された。山口県萩市の熊谷美術館(くまやびじゅつかん)にはシーボルトより贈られた日本最古のピアノが現存する。 発明当時の正式名称はイタリア語でクラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ (Clavicembalo col piano e forte) で、クラヴィコードの表現力とクラヴィチェンバロ(チェンバロのこと)の音量を併せ持ち、弱い音(ピアノ)も強い音(フォルテ)も表現できることに由来する。 一般に、楽譜には「ピアノフォルテ Pianoforte」または「フォルテピアノfortepiano」、略して「Piano」や「pf」と表記される。ただし、ドイツ語では「ハンマークラヴィーアHammerklavier」がピアノを意味し、より一般的には「Klavier」(鍵盤の意味)と呼ばれる。 現在あえてフォルテピアノと呼ぶ場合は古楽器(およびその復元楽器)、すなわち現代ピアノの標準的な構造が確立される以前の構造を持つ楽器を指す。モーツァルトの時代のようにピアノが発明された初期のものはチェンバロにきわめて近い構造を持つ(日本でハンマークラヴィアと特に呼ぶ場合はこのような楽器を指すことが多い)。後の時代のものほど現代ピアノの構造に近づくので、同じフォルテピアノと呼ばれる楽器でも、その構造は様々である。現代ピアノが普及する以前に作曲された作品を、当時のスタイルで演奏する古楽派などに用いられる。 (鍵盤と反対の位置から見た)グランドピアノの内部構造。弦が水平(前後方向)に張られている。左右一列に多数並んでいる黒っぽいものがダンパーと呼ばれる消音装置で、弦を押さえている。弦の下には響板が見えている。 弦が水平に張られているピアノ。コンサートホール等での演奏会に使われる。形状は水平型で左右非対称。占有面積が大きい。特に全長の長いものはコンサートグランドピアノと呼ばれることもある。 奥行きを小さくすることで一般家庭など場所の狭い場所にも設置できるよう、弦が垂直に張られているピアノ。形状は縦型で左右対称。 現在のピアノは88の異なる音高を持つが、一つの音あたりの弦の数は音高により異なり、最低音域では1本だが、低音域では2本、中音域以上では3本が一般的であり、弦の総数は200本を超える。各音の弦は複数弦でも単一のハンマーで同時に叩かれるが、グランドピアノの弱音ペダルを踏むとハンマーを含めた鍵盤の機構すべてが物理的に横方向にずれ、中音域以上では叩かれる弦の数が3本から2本に減り、低音域でも片方の弦がハンマーの端で叩かれるので音量が低下する。 弦はミュージックワイヤーと呼ばれる特殊な鋼線で、低音域では質量を増すために銅線を巻きつけてある。弦長は、一般に長いほうが豊かな音色になる(その分張力を増さねばならない)といわれ、限られた寸法の中で最長の弦長を確保するために、弦を二つのグループに分け、各グループ内の弦は同一平面上に張られるが、段差を持った二枚の平面が角度を持って交差するようになっていることが多い。弦はフレームに植えられたチューニングピンで張られるが、1本あたりの張力は70〜80kg重程度で、全弦の張力の合計は20トン重にも及ぶ。ピアノが現在の音量を出せるようになったのは、この張力に耐える鋼製のミュージックワイヤーと鉄製のフレーム(現在は一体の鋳物)が使われるようになってからである。このフレームおよびそれを支える木製(一部にはアクリル製のものもある)の胴体、足、弦、アクション機構などによりピアノの重量はほかの楽器に比べて桁違いに重く、アップライトピアノで200kg〜300kg、グランドピアノでは300kg以上、コンサート用グランドピアノでは500kgを超えることも珍しくない。このため、ごく少数のこだわりを持つ名演奏家を除いてコンサートに自分のピアノを持参することはなく、会場にある楽器を使う。 各弦の張力を調整する、いわゆる「調律」は、今日のほとんどのピアノが平均律で調律されることや、弦の総数が200を超えること、他の弦楽器に比べて張力が大きいことなどから、演奏者が自分で行うことは稀有で、「調律師」と呼ばれる専門の技術者が行う。平均律ではオクターブとユニゾンを除いてどの二音の振動数も整数比にない。これによって本来純正でうなりの生じない完全5度、完全4度、長3度に固有のうなりが生じる。このようなうなりを聞き取り、所定のうなりをつくることを訓練することによって、各ピアノにとって最適な平均律音階をつくりだすことができる。うなりを聞き分けることは容易であるが、それをピアノにつくりだすためには充分な訓練が必要になる。しかし、最近ではハンドヘルドコンピュータで周波数を測定し調律する方法もあり、特に調律師の教育を通信教育で行うことが多いアメリカでは、直接的な訓練の機会を必要としないので普及している。しかしそのような電子機器が普及しても、ソフトの開発者自身が「最終的には聴いて補正すること」を勧めている。また調律師の仕事には、いわゆる調律に限らず、修理、整調(アクション調整)、整音(音色に関わる作業)に対する知識と訓練、そして構造全体に対する知識も必要であり、調律の実技も含め、そのための充分な環境と訓練、そしてそれに基づく経験が要求される職域であることに変わりはない。 鍵盤を叩くと、連動したハンマーが弦を叩いて振動させ、弦振動(Speaking length)の端の一つである駒から響板に伝わり拡大される。この仕組みをアクションという。弦に直接触れるハンマーヘッドは、一時樹脂製のものが用いられたこともあったが、今ではほぼ例外なく羊毛のフェルトでできている。ハンマーヘッドは長時間演奏されれば変形するが、音色に大きく影響するものなので、音程の調律ほど頻繁ではないが定期的に調整することが必要となる。具体的には、調律師など専門の技術者が「ファイラー」と呼ばれる表面にサンドペーパー(紙または布製#80?#800程度を数種類)を貼ったものでハンマーフェルトの表面を削り整形したり(ファイリング)、「ピッカー」と呼ばれる柄に針を数本取り付けた工具でハンマーフェルトを繰り返し刺して音色を整える整音(「ボイシング」または「ピッカーリング」とも呼ばれる)を行う。 アクションにおいてハンマーとともに重要なのが、ダンパーと呼ばれる消音装置であり、打鍵時以外はこれが弦に密着し、その振動を常に抑えている。鍵を叩くと、ハンマーがハンマーと弦の間(打弦距離)の1/3 ないし 1/2 進んだときにこのダンパーが弦から離れ始めるように調整される。これにより弦の自由な振動を可能とする。鍵を抑えている間中ダンパーは離れているが、鍵を離すと同時にダンパーが弦に戻り、弦の振動を止め、音が消える。ただし、ピアノの最高音部は、弦の鳴る時間が短いため、ダンパーを備えない。 また、鍵を押し下げたときに、ハンマーが弦の手前 2?3ミリの位置にくるとハンマーが鍵のアクションから開放される。打つことによって発音させる場合には発音体との接触時間を短くすることが重要な要素であり、これを鍵盤の動き(長い音符では鍵を押し下げたままにしたい)に関わらず一定の条件で行うためのしくみである。このようなしくみをエスケープメントと呼ぶ。なお、この調節はレット・オフ調整と呼ばれるが、2?3 ミリの調整はその範囲内のいずれでも良いわけではなく、全鍵において可能な限りそろえられる必要がある。一部のメーカでは最高音部のレット・オフを 1ミリまで近づける方が充分な音色を得られることがある。このエスケープメント・アクションを発明したことが今日のピアノの地位を築く出発点である。その後は、エスケープした部品(ジャック)を如何に素早くハンマーの下に戻して次の打弦に備えるかが重要な課題となり、様々な方式のアクションが発明、改良されることになった。歴史的にはウィーン式アクション、イギリス式アクション。またエラールによる特許などがある。現代ピアノでは、アップライトピアノはシングルエスケープメント(ジャックがエスケープメント)、グランドピアノがダブルエスケープメント(ジャックとレペティションレバーがエスケープメント)である。グランドピアノのダブルエスケープメントアクションは、シュワンダー式アクションが主流だったが、1970年代以降スタインウェイ式アクションを採用するメーカが多くなった。 グランドピアノでは、ハンマーは水平に張られた弦を下から叩くので、ハンマーはすばやく自重で弦から離れ、鍵盤が少し戻っただけでまた打鍵することができるようにとらえがちであるが、実際には打弦後、鍵盤を押し下げる力をわずかに緩めた瞬間に、レットオフの時にジャックとともに外れて(エスケープメント)いたレペティションレバーがハンマーを持ち上げジャックの戻りをたやすくすることで素早い連打が可能になる。しかしハンマーが弦を横から叩くアップライトピアノでは、シングルエスケープメントアクションのために鍵盤が完全に戻らなければ次の打鍵はできない。ハンマーが戻るのを助けるバットスプリングと呼ばれるスプリングが付いているために、この力によってハンマーが戻りやすくなっているようにとらえられがちであるが、スプリングを外しても連打の性能には大きな変化はない。レペティションレバーの有無、この構造の違いが、グランドピアノとアップライトピアノのタッチの違いを生んでいると言える。正しく整調(アクション調整)が行われたグランドピアノアクションでは毎秒21回程度の、アップライトピアノでは17回程度連打が可能である。連打の性能の違いは、アップライトピアノアクション(シングルエスケープメント)では打鍵した鍵盤を静止状態まで戻さなければ次の打弦が出来ないが、グランドピアノアクション(ダブルエスケープメントアクション)では鍵盤深さの半分まで戻すことで繰り返し打弦が可能になる。この違いがアップライトピアノアクションとグランドピアノアクションのタッチ、表現力の差に大きく影響を及ぼしている。 鍵そのものは、ほとんどの場合木でできており、表面にかつては白鍵は象牙を、黒鍵は黒檀を貼っていること多かったが、現在では合成樹脂製つき板を使ったものが多い。また、近年では、象牙や黒檀の質感を人工的に再現した新素材(人工象牙、人工黒檀)などが採用されたものもある。アクション機構は伝統的に木材で作られてきたが、近年はごく一部のメーカーで炭素繊維を含ませたABS樹脂なども使われる。 技術が進歩した近年では、電気ピアノのように同じような発音原理を持ちながら電気的に増幅するものや、電子的に発音するピアノに類する楽器も登場している。 グランドピアノでは弦を覆う上蓋(大屋根)がついており、これを持ち上げることによってより豊かな音量を出すことが出来る。これは支え棒によって斜め約45度に固定され、これにより音が指向性を帯びる。このため、演奏会場では客席に向かって音を発するため、客席から向かって左側に鍵盤が置かれることになる。 むしろピアノの響きに直接関係するのは、弦の下に位置し、弦の振動が駒を通じて伝えられる響板・響棒である。響板は柾目に木取りされておりその方向は駒の長さ方向に一致させるのが一般的である。響棒は駒に対して響板の反対面に位置し、やはり柾目に木取りされている。響棒は響板木目方向に対して、つまり駒の長さ方向に対しても交差する方向に配置される。響板を支える骨組みの役目を果たすが、響板・響棒材を伝わる音は木目方向と木目横断方向ではおよそ4:1となるために、響板の柾目横断方向への振動の伝搬を助け、響板全体に振動が均質に伝わるように工夫されてもいる。 アップライトピアノも上部の蓋を開けることが出来るが、これによって若干の音量調節は可能になるものの、グランドピアノほど効果的ではない。むしろほこりが入るので開ける事はあまり好まれない。 第1のペダルは、いちばん右の長音ペダルであり、ダンパーペダルと呼ばれる。このペダルを踏むと、すべてのダンパーが離れ、打鍵した音が伸びる。また演奏した弦だけでなくそれらの部分音成分に近い振動数を持つ弦が共鳴することで、ペダルを踏まずに同じ弦を弾きっぱなしで延ばした時よりも音響が豊かに聴こえる。ペダルを放すとダンパーが戻り、伸びていた音は止まる。またペダルの踏み込み具合を半分などに調節することで、音の反響具合を調節することも出来、これをハーフペダルと呼ぶ。さらに熟練した奏者は、このハーフペダルと完全に踏み込んだ状態とを往復させることによって、反響の具合を周期的に変化させ、ヴィブラートに似た音響効果を得ることも可能である。武満徹の「雨の樹素描」では楽譜上にこれらの踏み込み具合の指定がある。またこのペダルを踏み込んでいるときの弦の共鳴は周囲の反響も拾うので、合唱曲の伴奏などでは声楽部分がピアノの中で共鳴している現象も聞き取れることがある。ピアノを一切発音せず、ペダルの踏み込み具合や鍵盤を無音で押し込むことによって他の楽器を共鳴させる手段もある。例えばルチアーノ・ベリオの「セクエンツァX」(トランペットと共鳴ピアノのための)ではトランペット奏者がピアノの内部に向かってトランペットを吹き、その反響を聞き取る場面がある。 第2のペダルは、いちばん左の弱音ペダルであり、ソフトペダル、もしくはシフトペダルと呼ばれる。このペダルを踏むと、音が弱くなる。グランドピアノでは、鍵盤が少し右にずれ、弦の叩く位置が変わり、音色が変化する。アップライトピアノでは、ハンマーの待機位置が弦に近づく(打弦距離が短くなる)。元々ハンマーは弦の手前2?3mmで鍵盤からの動きを遮断(レット・オフ)され、自由運動で打弦するが、きわめて弱い音を速い動きで繰り返す場合には、ハンマーが弦を打たないミス・タッチとなる。そこでソフトペダルを使用して打弦距離を幾らか短くすることで、弱く弾いた場合でもミス・タッチを起こしにくくする効果がある。つまりアップライトピアノのソフト(左側の)ペダルは、他のペダルのようにペダルを踏むことによって何かしらの効果を得るものではなく、演奏の補助的な役割を果たすペダルといえる。 第3のペダルは、中央のペダルである。かつてのエラールの様に多くのメーカーによって省略されていた。グランドピアノでは、ソステヌートペダルと呼ばれ、このペダルを踏んでいたときに押していた鍵盤のダンパーが、鍵を上げてもペダルを踏んでいる間、離れている。主に低音の弦を伸ばしたまま高音部を両手でスタッカートで弾いたり、あるいは高音部のみダンパーペダルを複数回踏み変える奏法に際して用いられる。前者はシェーンベルクの「3つのピアノ曲」(作曲者自身はこの指定をしていないが、ピアニストによってこの選択を取るものが多い)、サミュエル・バーバーの『ピアノソナタ』終楽章のフーガなど、後者はドビュッシーのピアノ曲集「映像」第2曲「ラモーを讃えて」や、武満徹の「閉じた眼」「雨の樹素描」などの作品で効果的に使われる。また低音の鍵盤を無音で押さえたままソステヌートペダルを踏んで「押しっぱなし」の状態にし、高音部の鍵盤をダンパーペダルなしで(多くの場合スタッカートで)弾く事により、低音で押さえられた音の部分音の振動数に対応する音が部分音の共鳴によって若干の残響を伴って聞こえる。多くの現代音楽で使われている奏法である。 アップライトピアノでは、弱音(器)ペダルとも呼ばれ、夜間練習などのために、弦とハンマーの間にフェルトを挟んで、音を弱くする。もともとのこのペダル効果はハンマークラヴィアなどでハンマーと弦の間に薄い皮や羊皮紙などを挟み、音色の変化を愉しんだことによる。弱音ペダルは通常、踏み込んだペダルを左右いずれかにずらすことでロックされ、踏みっぱなしにしておくことができる。 このほかファツィオリ社のグランドピアノでは第4のペダルを備えるものもある。このペダルを踏むことにより、鍵盤の前面が下がり、鍵盤の沈む深さが浅くなる。現代のピアノが沈む深さは平均して約1cmであるが、モーツァルトが活躍した時代の鍵盤が沈む深さは約6mmであり、操作は現代よりも遥かに軽やかであった。この時代のような鍵盤の軽やかさを現代のピアノに持たせるために第4のペダルが備えられたものである。ブリュートナー社は最近「ハーモニックペダル」の特許をとり、どのグランドピアノにも接続することができる第5ペダルといえるペダルを開発した。すでに新製品に組み込んだメーカーも出現している。 歴史的楽器では4つないし5つのペダルを持つものもあり、このうちのいくつかはシンバルや太鼓といった打楽器に連動されていた。シューベルトの一部の作品では、これらの打楽器に連動するペダル構造を用いた曲もある。 またオルガンと同様に足鍵盤を備えた楽器(ペダルピアノ)も存在した。シューマン、シャルル=ヴァランタン・アルカンらにペダルピアノのための作品がいくつかある。 ピアノの奏法は、最初はチェンバロのそれの流用であった。しかしながら、チェンバロよりも残響が長い楽器では、音を続けて演奏する奏法がより効果的であるため、レガートに演奏する方法が生み出されていく。レガート奏法はクレメンティ(現在ではこの説に異議が唱えられている)によって開発されたとされ、それまで2本の指を交互に使って切れ切れに音階を演奏していたのを3本ないし4本の指を使い、親指が他の指の下に位置する指遣いによって完全なレガートを作り上げた。 19世紀にはヴィルトゥオーゾのピアニストらにより、リストの半音階、3本の手などの新たな技巧が開発された(20世紀の奏法については下記参照)。 19世紀のヨーロッパでは、サロンの愛好家やアマチュアの子女のたしなみとして連弾のための音楽がもてはやされた。ヨハネス・ブラームスはこのような状況を受けて『ハンガリー舞曲』を書いた。さらに後輩であるアントニン・ドヴォルザークに『スラブ舞曲』を書くことを勧めた。どちらも連弾のレパートリーとして欠かせない楽曲であり、またオーケストラ編曲としても親しまれている。 カミーユ・サン=サーンスの「交響曲第3番『オルガン付き』」では、第4楽章においてオーケストラ内のピアノが連弾で用いられる。(しかし主役はオルガンであり、そちらの方がずっと目立つ。)また一般的な2人で演奏する4手連弾のほかに、3人で演奏する6手連弾もラフマニノフなどの楽曲に作例が見られる。 ピアノを2台並べて演奏する方法。連弾よりも音量において勝り、また奏者が2人とも音域に制限されずに演奏できる利点がある。その反面、音が混ざり易く、雑多に聞こえ易いという短所もある。 多くの場合は2台のピアノを向かい合わせに置くため、2台目のピアノは反響盤が1台目と反対方向に向いてしまう。このため、大抵の場合は2台目の上蓋を取り外して演奏する。 2台ピアノのために書かれたオリジナル曲のほか、オーケストラ曲やピアノ協奏曲を試演する際にも用いられる。この試演とは、主に19世紀において限られた音楽関係者の聴衆を前にオーケストラ曲の新作を披露する際、または現在においても音楽学校などでピアノ科の生徒が協奏曲を試験などに際して弾く際に用いられる演奏手段である。2台目のピアノを連弾にし、合計3人の奏者が演奏する場合もある。 また1993年から毎年開催されているヴェルビエ音楽祭で、2003年の10周年記念として行われたガラコンサートでは、著名なピアニスト8名(エフゲニー・キーシン、ラン・ランなど)が、スタインウェイのピアノ8台を「八」の字に並べ同時演奏したことは有名である。 ピアノ協奏曲とは、ピアノをオーケストラの前面、指揮者の横に置いて、オーケストラを伴奏としてピアノが主役で演奏するオーケストラの演奏形式である。指揮者自身がピアノを演奏しながらオーケストラを指揮する場合もある。 まれに2台のピアノとオーケストラのための協奏曲も存在する。モーツァルトの『ピアノ協奏曲第10番』、メンデルスゾーン(2曲)、プーランクの曲が有名。モーツァルトには3台用の協奏曲『ピアノ協奏曲第7番』もあるが、自身による2台用編曲が演奏される機会が多い。 さらにまれな例としては、4手連弾とオーケストラのための協奏曲というものがあり、カール・ツェルニーが数曲作曲している。 ピアノ協奏曲のように主役としてではなく、オーケストラの音色の一つとして脇役でピアノの音色を挿入する際に用いられる。この場合ピアノは舞台の左脇に配置されることが多い。その役割は単純で補助的なものから、ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』のようにあたかも独奏者のごとく活躍するものまである。プロコフィエフやショスタコーヴィチが多用した。 テリー・ライリーは、通常のピアノの調律である平均律ではなく、純正律に調律されたピアノを用いる作品がある。特に「in C」が有名。 ジェラール・グリゼーの後期作品「時の渦」は、ピアノの特定の数音を四分音下げて調律することが要求される。調律の狂ったような音に聴こえるが、これは合成された倍音に基づく調律である。特に激しい跳躍のある第1部のカデンツァにおいて効果的に響く。 いずれの場合もコンサートに用いる際はピアノ調律師の特殊な技能が要求され、また日本のコンサートホールではこのような特殊調律を断られる場合があるので、それでもあえて演奏する場合にはピアノのレンタルが必要になる。レンタル料金と調律料金が必要になるため、日本でこのような特殊調律を用いた作品を演奏するのは経済的な理由で非常に難しい。 クラスター奏法とは、ヘンリー・カウエルらによって提唱されたもので、鍵盤を手・腕・ひじを使って打楽器のように演奏する。トーン・クラスターも参照のこと。 内部奏法とは、ピアノを鍵盤によってではなく、内部の弦をギターのプレクトラム(ピック)などで直接はじいたり、弦の淵や真ん中を指で押さえながら対応する鍵盤を弾いたり、松脂を塗ったグラスファイバーあるいは弦楽器の弓の毛を、ピアノ内部の特定の弦に通して擦弦したりすることにより、本来のピアノにはない音色を得るための奏法。ピアノの作音楽器に劣後する特性を何とか克服しようとするものである。 現代音楽では当たり前のように多用されるが、日本の多くのコンサートホールは、楽器が傷むという理由からこの内部奏法を非常に嫌悪し禁止している。それに対して外国とくにヨーロッパではこのような規制はほとんど見受けられない。とはいえ、楽器に傷をつけやすい金属製器具での演奏は控えたり、指の汗が弦につくことを考慮し演奏後にはサビ防止のためにきちんと布でふき取るなどの配慮は必要である。 プリペアドピアノとは、ピアノの弦やハンマーにネジやゴムなどの異物を挟んで、ピアノの各鍵盤ごとに音色を変えて打楽器のような効果を得る奏法。ヘンリー・カウエルによって試みられた後、ジョン・ケージによって開発された。 日本では、戦前の文献では「ピヤノ」と書かれたものが見受けられる。一例として尋常小学校の国語の教科書に「月光の曲」と題されたベートーヴェンの逸話が読み物として掲載されていたことがあるが、このときの文章は「ピヤノ」表記であった。 イタリア語ではiaの表記を、日本語表記ではほとんど「ヤ」音に近い音で発音するため(例:人名の「ルチアーノ」を「ルチャーノ」と表記するなど。ルチャーノ・ベリオの項を参照)、戦前にまだカタカナ語が定着していなかった時期では、「ピヤノ」という表記は発音に即して考えれば必ずしも誤りではなかったと言える。 アニタ・T.サリヴァン 岡田作彦 訳 『ピアノと平均律の謎』調律師が見た音の世界 白揚社 ISBN 4826901232 |
[ 148] ピアノ - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E
