良いとは?

「原点から未来へ良い仕事」をテーマとした、良い仕事とは何かを見つめ直す活動の一環として、ユニットごとに「良い仕事ワークショップ」が実施されています。
さらに、新しい視点を取り入れるためにはユニットの壁を越えて意見交換する機会も必要との声から、全社横断の「良い仕事ワークショプ」も月2回開催しています。
2006年8月17日、全社横断ワークショップに参加した社員23名は、各自の業務と照らし合わせながら、良い仕事について議論を繰り広げました。
全社横断ワークショップの目的は、部門を越えたさまざまな立場の社員同士が議論することで、良い仕事の切り口や課題解決の手がかりをつかむこと。さらにそれを各部、各部門に持ち帰り活用してもらうことです。当日はコーポレートスタッフ部門・営業部門から、さまざまな業務を担当する社員が、A・Bの2つのグループに分かれ、現在の仕事の内容ややり方などから始まり、「三井物産の良い仕事とは何か」について約2時間にわたって語り合いました。
Aグループは、「誰にとっての良い仕事なのかが見えにくい」、「良い仕事の定義は難しい」と結論。その理由は、「あらゆることに表と裏があるように、良い仕事にも両面がある」からです。例えば、電気のない地域に発電所を作り、電気を引けば、地域の人の役には立つが、地球環境には多少なりとも負荷をかけてしまいます。また、環境に良いとされる風力発電設備にも、場所によっては騒音などの問題が起こりかねません。一方で「需要がある以上、お客様にとっては良い仕事だ」との意見もあり、「100%良い仕事、あるいは悪い仕事というものは無く、区別は難しい」と結論付けたのです。
そして、「各部門で、自分たちの仕事が良い仕事かどうかを点検するシステムを持つべき。また自分の部門だけの考えにならないよう他の部門との横の連携も必要」との提案が出ました。
Bグループは、「すべての面で良い仕事ということはなく、家族に堂々と話せる仕事かどうかが基準になるのではないか」、「商社の仕事はステークホルダーが多様で、バランスを取るのが難しい」との意見が出ました。Aグループ同様、「良い仕事」の難しさを感じながらも、「良い仕事は非常に幅が広く、あいまいな概念。しかし、『良い仕事なら、もうからなくてもいい』ではなく、良い仕事の中でも頂点にある『誰からも喜ばれ、利益も出る』、そんな仕事を目指したい」との結論をまとめました。
Bグループでは、業務を定量面だけでなく定性面からも評価するようになった会社の取り組みを歓迎する声が多かった一方で、「利益が出なくなったら、また定量評価一辺倒に戻るのではないか」と不安の声も上がりました。「中長期的には良い仕事でも、最初はもうからない仕事もある。定性評価を今後も継続し、途中で打ち切るようなことはしないでほしい」との経営陣への要望もありました。このほかに、「商社の特徴を生かした良い仕事とは、世界の貿易がフェアであるように貢献することではないか」との意見も出ました。
ワークショップ終了後、オブザーバーとして参加した麗澤大学国際経済学部の高巖教授に講評を頂きました。「良い仕事というのは仕事の内容ではない。仕事に取り組む姿勢で決まる」という先生の言葉に、参加者は一様に感銘を受けていました。
ほかの社員がどのような問題意識を持っているのかよくわかり、今後部門内のワークショップのとりまとめをするためにも参考になりました。自分たちの常識が世の中の常識とは少し違う場合もあることを意識し、もっと高い志を持って取り組んでいかなければならないと思いました。
部門や年次の異なる方々が参加するワークショップでの意見交換はとても楽しかったです。先輩方が仕事に対する熱意や志について熱く語られているのを聞き、改めて夢や情熱を素直に語れる会社で働けることを嬉しく思いました。自分も喜んで人に語れる仕事をしていきたいと思います。
普段の職場を離れた場だったので、フラットに「物産マン」としての視点で議論ができました。それぞれが入社した時の「自分が会社を作っていく」「成し遂げていく」という気持ちを忘れずに、自らの考える「良い仕事」を責任もって進め、これからの三井物産を作っていくという姿勢を持ち続けられるといいですね。会社を辞めたあとに「良かったな」と思えるようにしていきたい。

[ 141] CSR(社会・環境) | 良い仕事ワークショップ - 三井物産株式会社
[引用サイト]  http://www.mitsui.co.jp/csr/business/03/index.html

前者は,“仕事の結果を出す”必要を伴います。病気を治す,売り上げを伸ばす,会社の業績を伸ばす,という結果が出なければ,どんなに親切で安くても「良い」とは言われません。医者などは病気を治すのは当たり前なので,いかに患者さんに信頼され,恐れを取り除き,精神的,肉体的負担を除いてあげることができるか――そういった普通の医者以上の付加価値があってはじめて,「良い」と言われます。
一方後者は,評価が人それぞれに違います。おいしい料理,美しい器,イイ感じの音楽などといったものは,受け取る人によって評価がまちまちです。しかし,それはそれで良いのです。この場合,良いという基準は自分の感じ方にあるのであって,自分が良いと思えば「良い」のです。
それでは,良いデザイナーとは,どんなデザイナーでしょうか? デザイナーは,前者と後者のどちらに属すのでしょう。
基本的にいうと,デザイナーは前者,すなわち結果を出す職業に属します。しかし,ちょっと違うのは,クライアントの要望や好みによって,デザインが左右されるという点です。クライアントの判断によって,デザインのクオリティが落ちたり,目標達成に至らない,例えば商品が売れなかったりする場合が出てくることがあるのです(デザイナーの能力が低い場合,その逆のケースがありますが…)。
良いデザインを作るために,デザイナーはプロとして様々な知識や意識,考えを持っている必要があります。そのうえで,良いデザイナーは,良い結果を出すデザインを作ります。それでは,良いデザインとは,何を持ってして良いデザインとするか? 人それぞれ考えがあると思いますが,私は,次の四つのポイントをクリアする必要があると思っています。
商品,サービスには,それぞれ特性があり,それを使ってもらう生活者の世代や業態に則したイメージでなければなりません。会計事務所のパンフレットには,信頼性を感じさせなければなりませんし,文学館の展示デザインなら,文学の香りがデザインに欠かせません。
情報を伝えるためにわかりやすい文章で表現する,というのは当然ですが,情報伝達の手段は言葉だけではありません。情報の強弱関係や説明の順番などの全体の構成,図解のデザインのわかりやすさ,写真を使用したほうがよいのか,イラストは写実的なものよりも単純なもののほうが良いのか,などの視覚言語も内容にふさわしい方法を選択しなければなりません。
商品写真やロゴマークを差し替えてしまえば,別の会社の製品カタログに化けてしまうようなデザインは,オリジナリティが弱いと言えます。商品やサービスのアイデンティティがはっきりしていない場合は,同業他社との差別化を打ち出すためにブランド・アイデンティティを構築しなければなりません。
美しいと思うかどうかの感じ方は人それぞれ違いがあるでしょう。それは料理の味と同じく,理論的に説明ができない世界です。しかし,理由はわからないけれど,きれいだとかアンバランスだとか,感じることは誰しも経験があると思います。訓練を重ねたデザイナーは,この感覚が鋭く,常にある規準以上のものをつくることができます。
優れたデザインは,少なくとも以上の四つの点に留意して作られているべきあり,良いデザインとは,良いコミュニケーションができ,結果を出すデザインであると私は考えます。
私も良いデザインを作れるようにがんばっていますが,現実は,この短い時間で,この予算で,要望の多いクライアントさんを説得しながらいかに良いデザインを作れるのか…と,壁の厚さを感じています。しかし,この壁を乗り越えていけるのが,「良いデザイナー」とも言えるのかもしれません。
グラフィックデザイナー。株式会社ノイエデザイン代表。セールスプロモーションデザイン、ホームページ、CI・VI計画、博物館、ショールーム、展示会、サインデザインの企画開発から、ビジュアルコミュニケーション全般のコンサルティングを手がける。日本グラフィックデザイナー協会、日本タイポグラフィー協会、ミュージアムマネジメント協会会員。旧IT Proのリニューアルに参画し、現ITproのトータル・デザインをコーディネートしている。

[ 142] 良いデザインにするための四つのポイント:エンジニアのための視覚伝達デザインの法則:ITpro
[引用サイト]  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20060821/245999/



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