配偶とは?
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平成12年の15歳以上人口の配偶関係を男女別にみると,男性の15歳以上人口(5233万人)のうち,未婚者は1648万人(未婚率31.5%),有配偶者は3256万人(有配偶率62.2%),死別者は141万人(死別率2.7%),離別者は141万人(離別率2.7%)となっている。一方,女性の15歳以上人口(5594万人)のうち,未婚者は1309万人(23.4%),有配偶者は3257万人(58.2%),死別者は743万人(13.3%),離別者は246万人(4.4%)となっており,未婚率及び有配偶率は男性が高く,死別率及び離別率は女性が高くなっている。 15歳以上人口に占める配偶関係別割合の推移をみると,未婚率は,男女とも昭和30年(男性35.3%,女性27.1%)までおおむね上昇傾向で推移していたが,その後55年(男性28.5%,女性20.9%)までおおむね低下傾向で推移した。昭和60年からは再び上昇に転じたが,平成12年は低下した。 有配偶率は,未婚率とは対照的に,男女とも昭和30年(男性59.7%,女性55.7%)までおおむね低下傾向で推移し,その後55年(男性67.6%,女性64.0%)まで上昇傾向で推移していたが,60年から再び低下に転じている。 死別率は,男性は昭和55年まで低下傾向で推移した後,60年以降はほぼ横ばいとなっていたが,平成12年は7年に比べ0.2ポイントの上昇となっている。また,女性は戦前では15%台で推移し,その後は昭和25年に戦争の影響によりわずかに上昇したのを除き低下して,45年以降12%台で推移していたが,平成12年には13%を超えている。 離別率は,男性は戦前では1%台で推移し,戦後は昭和50年までは1%を下回っていたが,50年以降は上昇傾向にあり,平成12年は7年に比べ0.5ポイントの上昇となっている。女性は大正9年から昭和55年まで2%前後で推移していたが,55年以降上昇傾向にあり,平成12年には4%を超えている。 人口の配偶関係別割合の推移は,年齢構成の影響を受けるので,これを除去するために,各年の年齢構成を昭和5年の年齢構成に標準化し,配偶関係別割合を算出してみると,未婚率及び離別率は男女ともおおむね上昇傾向にあり,一方,有配偶率及び死別率は男女ともおおむね低下傾向にある。 配偶関係別割合を年齢階級別にみると,未婚率は,男女とも年齢が高くなるにつれて低下している。平成7年と比べると,男性はすべての年齢階級で上昇しており,特に30〜34歳は5.6ポイントの大きな上昇となっている。このほか35〜39歳,45〜49歳,50〜54歳の各年齢階級でも3ポイント以上上昇している。女性もほとんどの年齢階級で上昇しており,25〜29歳は5.9ポイント上昇して50%を超え,30〜34歳も6.7ポイントの大きな上昇となっている。 有配偶率をみると,男性は25〜29歳で29.3%,30〜34歳で54.9%と年齢が高くなるにつれて上昇し,65〜69歳の87.4%が最も高くなっている。一方,女性の有配偶率は,20〜24歳で11.2%,25〜29歳で43.5%と男性と同様年齢とともに上昇し,45〜49歳の84.0%が最も高く,以降年齢とともに低下している。平成7年と比べると,未婚率と逆にほとんどの年齢階級で低下しており,特に男性の30歳代,女性の20歳代後半から30歳代の低下が大きい。 死別率は年齢とともに上昇しており,高齢者となる65〜69歳,70〜74歳及び75歳以上の死別率は,男性がそれぞれ5.7%,8.7%,20.3%となっているのに対し,女性はそれぞれ23.0%,35.2%,68.2%となっており,女性が男性を大幅に上回っている。昭和60年以降についてこれらの年齢階級の死別率の推移をみると,平均余命の伸長を反映して男女とも低下が続いている。 また,離別率をみると,男女とも50〜54歳の4.8%,7.2%がそれぞれ最も高くなっている。また,昭和60年以降について離別率の推移をみると,ほとんどの年齢階級で上昇傾向にある。(表2−2,図2−1) |
[ 184] 2 配偶関係
[引用サイト] http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2000/sokuhou/02.htm
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私の研究テーマは、鱗翅目、いわゆる蝶や蛾の仲間の配偶行動と化学物質との関わりについてです。現在の研究テーマは、1) カキノヘタムシガの性フェロモンに関する研究、2) マダラチョウ成虫によるオオゴマダラ幼虫からのPA奪取、3) 日本産スカシバガ各種の性フェロモン分析と配偶行動解析、の3つです。いずれのテーマも、配偶行動の際に使用される化学物質である性フェロモンを中心として、研究を展開しています。 )は、古くより知られるカキ(Diospyros kaki )の重要害虫です。従来より、本種の防除は、幼虫による果実の被害が見られる6月と8月に、果実周辺へ薬剤を散布することによって行われています。しかし、近年の低農薬指向に伴い、カキ農家の間でも、低農薬・有機栽培を求める声が高まってきました。そこで着目されたのが、果樹害虫に広く用いられている性フェロモン剤を、本種に用いることです。 しかし、本種をはじめとするマルバキバガ科(Lepidoptera: Oecophoridae)では性フェロモンの構造が全く分かっておらず、防除に性フェロモンを使うためには、まず本種の配偶行動を解析し、そして性フェロモンの構造を同定する必要がありました。性フェロモンの同定は困難を極めましたが、東京農工大学・筑波大学の協力のもとで成分を同定し、合成性フェロモンを作ることに成功したのです。 現在は、岐阜農技研と共同で、この性フェロモンを交信攪乱など実際の防除に利用するための研究を行っています。2001年より継続している誘引試験(合成した性フェロモン製剤をカキ園に持ち込み、より多くの♂成虫が寄ってくる条件を探索する)では、複数ある性フェロモンの成分のうちの1つが、非常によく♂成虫を誘引することが判明しています。近い将来、この物質を基本とした性フェロモン製剤を市販化するため、さらなる研究を続けていきます。 (Danainae))は世界中の熱帯地域を中心として生息する蝶で、日本にはアサギマダラをはじめとした数種が生息しています。この仲間は、♂の腹端にヘアペンシルと呼ばれる一対の器官があり、そこから防御物質(鳥などが嫌がる嫌な匂い)や性フェロモン(♀をなだめて交尾に導く)を出すことが知られています。その防御物質や性フェロモンの原料として、Pyrrolidizine alkaroids(PA)が使われるのですが、これは蝶の体内で作られるのではなく、成虫がPAを含む植物(PA植物)から吸汁したり、幼虫の食草に含まれていたりします。 日本に生息するマダラチョウのほとんどは、成虫がPAを吸汁・貯蔵するのですが、オオゴマダラ(Idea 私たちの研究グループは、沖縄本島において、野外のオオゴマダラ幼虫の体表からさかんに『何か』を吸っているツマムラサキマダラを発見しました。この行動はそれ以降、沖縄本島の多くの人たちによって観察されています。また特筆すべきことに、蝶に『何か』を吸われてしまったオオゴマダラの幼虫は、その一部が数日後に死亡してしまうことも判明しました。これらの現象は、箕面公園昆虫館の放蝶温室を借りて行った実験でも再現されました。 詳細な観察と分析によって、この現象はマダラチョウの成虫がオオゴマダラの幼虫から、幼虫がせっかく集めたPAを奪ってしまう現象であり、奪った成虫は、それをちゃっかり自分で使う(ヘアペンシルから分泌)ことが明らかになったのです。現在は、この現象について、広島大学と共同で化学的な側面からの裏付けを取っている最中です。 日本産スカシバガ各種の性フェロモン分析と配偶行動解析 スカシバガは小型〜中型のガで、日本国内に39種が生息しています。成虫は各種のハチに擬態しており、その擬態が非常に精巧なことで有名です。幼虫は例外なく食草の茎部に侵入し、その内部を食害します。その食害様式から、コスカシバ(Synanthedon et al.(1976)により、コスカシバに対してE3,Z13-18:OAcとZ3,Z13-18:OAcの1:1の混合物に強い誘引活性があることが明らかにされ、その成果をもとに、コスカシバ(ウメ)およびヒメコスカシバ(カキ)に対する交信撹乱剤スカシバコン(信越化学製)が市販されています。この薬剤は、両種による加害に対し、現在まで非常に良好な成果を挙げています。 しかし、この交信攪乱剤は雌性フェロモンを同定した成果によるものではありません。従って、現在まで国内において本科の雌性フェロモンは全く同定されていないのです。本科♀の持つ性フェロモン成分は、同科他種に対しても強い誘引活性を持つことが知られており、科内で非常に似通った成分を利用していることが推測されます。国内外のスカシバガを材料として性フェロモン同定を試みることは、農業分野への応用のみならず、昼行性蛾類の生殖様式を考える上でも、また本科全体の系統分類を考える上でも極めて重要だと考えられるのです。 また、一般的な蛾類の配偶行動では、雌性フェロモンに対する雄成虫の反応はいくつかの段階に分かれており、定位、婚礼ダンス、雄性フェロモン分泌などが認められています。それらの行動連関が順次解発されるには、性フェロモン中の複数成分が別々に関与しているとされており、主に夜行性蛾類についてその配偶行動が研究されてきました。しかしスカシバガを含む昼行性蛾類においては、マイマイガなどごく一部の種でしか配偶行動の特性が議論されておらず、昼行性蛾類の配偶行動の解明にはほど遠いのが現状です。 それらの背景をふまえ、2002年度より東京農工大学・名城大学と共同で、日本産スカシバガの性フェロモン分析を行った結果、現在までに9種の性フェロモンを単離・同定することに成功しました。現在も分析は継続しており、2007年度までに国内の主要な種について解析を終了することを目標にしています。 |
[ 185] 鱗翅目の配偶行動
[引用サイト] http://www1.gifu-u.ac.jp/~entomol/naka.htm
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有性生殖を行う昆虫では雌雄の出会いは不可欠で、チョウ類も例外ではありません。雄と雌が遭遇し、種ごとに決まった求愛行動を経て最終的に交尾に至る一連の行動過程を配偶行動と呼びますが、この間の雌雄の認知には視覚だけでなく、嗅覚や時には味覚も重要な働きをしていると考えられています。これに関与する化学情報(物質)は性フェロモンと称され、チョウの場合は普通、雄が翅、腹部、腹などに特殊な発香器官を持ち、ここから性フェロモン様物質を出すと考えられています(ガの場合には主として雌が性フェロモンを分泌する)。実際、チョウの雄には人間の鼻にミカン実ほどの強い匂いを出す物がいて(スジグロシロチョウやジャコウアゲハなど)、雄の発香器官の分泌物成分はマダラチョウやシロチョウ類を中心に多数報告されています。しかし雄の分泌物が性フェロモンとしての機能を担っていることがはっきりと証明されている例はまだごくわずかで、これからの研究課題です。一方、雌が性フェロモンを持っていると推定されている例も知られていますが、その化学成分についてはよく分かっていません。 多くのマダラチョウ類の雄成虫は、腹部末端にヘアーペンシル(HP)と呼ばれる一対の分泌器官と翅(多くは後翅)にパッチ状または袋状の性標(SB)と呼ばれる分泌器官を持っています。HPは普段は体内に格納されていますが、配偶(交尾)行動時にこれを傘のように開いて、ここから性フェロモンを出して雌を交尾に誘うと考えられています。分泌物(HPとSB)の成分は概して複雑ですが、日本のアサギマダラや多くのマダラチョウでは共通してPA(前述)から由来すると考えられているダナイドン、ダナイダール、ヒドロキシダナイダール(の中の1〜2種類)を分泌することが知られています。マダラチョウ類の雄は普通、PAを含む植物を積極的に訪れてこれを摂取し、防御物質やHP・SB分泌物の原料として利用していると考えられています。またアサギマダラなどでは、HPとSBをこすりつける行動(匂い付け)がしばしば観察されます。 マルバネルリマダラのHP(左)とアサギマダラのSB(右:後翅内縁部付近に黒斑が認められる) アサギマダラの雄成虫は、PAを含む植物の花蜜や病葉の汁を吸い、体内に取り込んだPAを使ってダナイドンを生合成すると考えられています。しかしPAにはたくさんの種類があり、私たちが調べたところ、どんなPAでもよい訳ではないことが分かりました。実際、彼らは特定のPAしか積極的には摂取せず、ダナイドンの原料に使えるものはインテルメディン型のPAであることが明らかになりました。このことは、マダラチョウとPAとの進化的な関わり合いを解明するうえで、大変重要な手がかりになるものと思われます。 本種の雄はヘアペンシルから9,10-エポキシテトラヒドロエデュラン(テルペノイド:ET)という物質とビリディフロリンβ-ラクトン(VL)という物質を主な特徴成分として分泌することが分かりました。さまざまな実験の結果、ETは幼虫時代に摂取した栄養物から生合成され、VLは成虫になって植物から取り込んだ特定のPA類を前駆物質にして造っていることが明らかになりました。 ジャコウアゲハの雄成虫はその名の通り、良い匂いを放つことが知られています。匂いは主に後翅の内縁部に局在している特殊な分泌器官から分泌されていて、フェニルアセトアルデヒドという物質がその主成分であることが分かりました。匂いの機能はまだ良く分かりませんが、配偶行動に何らかの役割を担っていることが推察されます。 キアゲハ、特に雄成虫は強い香気を持っています。雄成虫の香気成分を分析したところ、リナロール、ゲラニルアセトン、n-ドデカンなどが主成分として含まれていました。さらに翅と胴体で香りの組成が異なることもわかりました。また量は少ないものの、これらの香気成分は雌成虫にも含まれていました。日本のキアゲハは同じ模様をしたナミアゲハとほぼ同所的に生息することから、これらの香り成分は両種の識別に役立つのではないかと考えています。 シロオビアゲハは微かな匂いを持っています。成虫の香気成分を分析したところ、ノナナール、デカナールは雌雄に共通する匂いであることが分かりました。また雄成虫に特異的な匂いとしてリナロールを同定しました。また、成虫の体表炭化水素を調べたところ、雌雄で組成が異なることも分かりました。 スジグロシロチョウではシトラールというレモンの成分と同じものを分泌していることが報告されています。モンシロチョウでは翅からは発香鱗分泌物と推定される未知成分3種が、腹部からはサリチル酸メチルとインドールが検出されました。また、ツマベニチョウではオシメンというモノテルペンを分泌していることが分かりました。またニューギニアなどの高地に棲む10種類以上のカザリシロチョウ類(Delias属)の雄のバルバや翅の発香器官から、炭化水素、オシメン、カルボン酸とそのメチルエステル類などが見つかっています。 |
[ 186] 配偶行動
[引用サイト] http://home.hiroshima-u.ac.jp/honce/pheromone.htm
