ヒラタとは?

サイトや掲示板を覗かせていただくと、どうやら東京産ヒラタも今や貴重種とは到底言えないくらいに採れている。
コツさえ掴めば、エキサイトするほど難しい採集ではなさそうだ。しかし、それにもかかわらず、ヒラタ採集には、
暗闇の雑木林の中を懐中電灯片手に忍び歩き、自然にあるがままの個体を直接掴み取ることにあるのではないか。
している。探して見つけ出すこと、生態を確認し観察することで、自分としては十分に満足しているのである。
前置きはこれくらいにして、今年のヒラタ採集の自分なりのトピックスを書き連ねてみる。乏しい内容にご容赦を。
最早個体(「もはや」個体と読むのではない)なんて言葉があるかどうかは知らないが、要するに最も早い時期に樹液で
今年の樹液採集は5月のGWの時から始めてみた。5月初旬と言えば、夕刻を過ぎるとまだ肌寒く感じる時期であり、
ところが、5月7日は夜に入っても気温が高いままだった。仕事から帰宅後、車を走らせて外気の温度計を見てみると、
手にとって懐中電灯を頼りにじっと観察してみる。 前肢が内側に湾曲気味である。鞘羽にスジは見られず、ピカピカと艶やかに光っている。一昨年採集した25mm弱の
かくして、これでも立派なヒラタ♂であった。結局、体長は18.8mm。よくぞこのサイズで羽化したものである。
自分はヒラタを河川敷を中心に採集しているところであるが、 リュージョン氏が書かれているように(→くわ馬鹿2003年春号「ヒラタクワガタを掘る」)、クヌギ林で採れるヒラタよりも河川敷のヤナギ林で
採れるヒラタの方がサイズは一般的に小さいと思われる。中でも、自分がこれまで採集してきた東京産ヒラタ♂成虫は
30mm台が中心で、50mmには遠く満たないものばかり。聞くところによれば、関東の河川敷でも50mmオーバーのヒラタは
その目標は、樹液採集を始めて2ヶ月近く経った6月29日にようやく達成できた。日頃から野外で小さいサイズばかり
見てきたせいか、その個体は異様に大きく見えた。定規を当てると51mm。思わずガッツポーズ。「こんな程度でよくもまあ」
などと呆れることなかれ、幸せの基準は個々人次第の相対的なものなのである。ともあれ、河川敷の細い木で見る
ことである。いろいろな広葉樹に目を向けて採集の可能性を探ることは、近場のクワガタ採集が行き詰まらないように
そして、その目標は、尊敬すべき知人であるP.Kawadai氏からの貴重なアドバイスにより、比較的あっさりと、
しかも反復・継続的に達成してしまった。氏のアドバイスによって知りえたことでもあり、まことに恐縮ながら樹種名は
伏せさせていただくが、上記51mmの個体もその樹種における採集である。その樹種では、他にコクワは勿論のこと、
これも、最早個体の対語としての造語である。今年のその時期は、昨年の10月6日という自己記録を約一週間更新して、
10月も中旬に入ると気温が下がり、樹液採集ももはや諦めるべきかと思った矢先の12日、その日だけ暖気がぶり返し、
夜になっても気温は20℃を下回らなかった。よもやと思って出撃すると(家内の表情は呆れ顔を通り越していた)、
特に9月に入ってからは、ヒラタの新成虫が見られることはこれまでめったになかったが、この個体も例外ではなかった。
これで、今年は5月7日から10月12日までの5ヶ月以上の間、ヒラタ成虫を追い続けることができたことに
ヒラタ採集を楽しむほどに、気軽に通える近場のポイントでの観察や新規開拓には、もはや限界を感じつつある。
一方、自分の懸案となっている近場でのミヤマの成虫採集は、この夏は惨敗を重ねてしまった。一応ここぞというポイントを
さて、来年はどうしよう? 毎年末、こればっかり言っていて、採集記に全く進歩がないことにどうかご寛恕を願う。

[ 195] 2003東京ヒラタ採集メモ
[引用サイト]  http://www.asahi-net.or.jp/~mr8k-sgn/kuwabaka2003cd/eimon/2003tokyohirata.htm



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