放送技術研究所とは?
|
HOME > 雑誌サイト > 日経エレクトロニクス > NHK放送技術研究所っていらないの? 今日から,NHK放送技術研究所における日ごろの研究成果をお披露目する一般公開が始まった(こちらを参照)。恒例のこのイベントに対し,日経エレクトロニクスの編集部からも毎年多数の記者が押しかけて記事にしたり,企画を考える上での参考にしている。 公開の展示項目を見ると,今年の目玉は,放送の将来像として示される「サーバー型放送」と,デジタル放送の再送信技術として展示される「IPマルチキャスト」などになりそうだ。NHKは以前,デジタル放送の再送信技術として波長多重を強く推していただけに,今回この波長多重技術と一緒にIPマルチキャスト向けの技術を開発して公開することに,大きな時代の変化を感じる。 ところで,NHK放送技術研究所については,常に付きまとうのはNHKがこうした研究所を所有する必要があるのか,という議論である。竹中総務大臣が主催する「通信・放送の在り方に関する懇談会」でもそのあり方を問う議論があったようだ。例えば,5月9日の会合で座長の松原聡東洋大学教授が示した「論点整理(案)」でも,「NICT(独立行政法人情報通信研究機構),NHK及びNTTの基礎研究の機能が分散しているのは問題ではないか」と指摘,統合を含めた検討が必要ではないか,という論点が提示されている。 先日,日経BP社が主催した「メディア コンバージェンス サミット」にパネラーとして参加していただいた村井純慶應義塾大学教授に,この懇談会のメンバーでもあるので,どうしてこういう議論が出てくるのかを控え室で聞いた。まだ懇談会が最終的な結論が出ていないこともあり多くは語らなかったが,村井氏自身は「研究の分野にも競争は必要」と考えているようだ。 筆者は,現場に近いところにこうした研究所があることは,まだまだ意義があることだと考えている。NHK放送技術研究所について言えば,放送技術だけではなく「映像や音,番組制作」などの分野について,放送事業者に密接な関係を持つ技術者集団が存在することで,研究テーマの発掘や実用化への取り組みが進むと期待するからだ。 ただし,研究テーマによっては,「民間に任せてもよいのでは」あるいは「NICTなどと統合してもよい」と感じるものもある。そこで,例えばこうした一般公開のおりにでも,個別の展示に対して,なぜNHK放送技術研究所でこういうテーマに取り組むのか,という説明があってもいいのではないか,と考える。 研究所のあり方に関連して,先の懇談会では研究所発の技術に関連した標準化のあり方についても,議論が出ているようだ。この件については,改めて文字にしたいと思っている。 2007 11/15著作権絡みの議論がなぜ腑に落ちないかをPerfumeとニコニコ動画から考えてみる ■「NICT(独立行政法人情報通信研究機構),NHK及びNTTの基礎研究の機能が分散しているのは問題ではないか」について・・・ 世の中には,無駄を排除する観点から統合というものもありますが,多様性を確保する意味で,統合しない方がよい場合もあります。本件は後者と思います。ましてNTTは,半ば民間企業です。 ■民間で研究開発期間が短くなってきているからこそ,こういった公立の研究所には,長い目で見た基礎研究ができる場所であって欲しいと思いました。 大きな夢を持ってじっくりと研究できなければ,その研究について勉強することも,身につけるよりは使ったら忘れてしまう方が効率がよくなるので,身につかないと思います。ひいては,粘り強く考える,よい研究者も現われて来なくなるのではないかと思います。(2006/05/27) 問題点を個々に挙げればいろいろあると思うが,松原氏,村井氏のスリム化・効率化優先では,長期の研究より直ぐに成果の上がる方向に行きがちになります。 ■NHK技研については,小生も以前より,テーマ選定や研究所自体の存在意義について疑問を持ったこともあり,大変,興味深いレポートでした。整理統合の議論が,良い方向に向かうよう注目していきたいと考えています。 民間での研究と差が無いものや,企業の研究所よりも明らかに遅れているのにテーマが継続しているものなど,お役所体質が多分に残る研究所だと思います。(2006/05/25) ■研究開発については,いつも投入資源と成果の比較がなされますが,成果を期待しすぎると,研究者が新しいことにチャレンジしなくなってしまい,ブレークスルーが減少してしまいます。研究所を運営するにあたっては,過去の成果を正しく評価し,現在の活動については,ある程度寛容さを持って,結果が出るまで見守る事が大切だと思いました。(2006/05/25) Annex会員の方はAnnexにログインしていただくと,クリッピングした記事をここに表示します。(ログイン/Annexへの新規登録 | Annexとは?)'; ソフトウエアにとって最も大切なものは何でしょうか。その答えが、しっかりとした設計・検証の方法論であることは論を待ちません。本書は、専門記者が最前線で取材・執筆した記事と、専門の技術者による講演内容をまとめ、組み込みソフトの開発方法論を中心に構成しました。 各種システムの障害は,ソフトウエアの不具合によるもののほか,システムを構成する電子機器,もっと言えば,電子機器に搭載されているさまざまなデバイスの故障・劣化によることが少なくない。 今回はイノベーションについて考えてみたいと思います。製造業はグローバルに競争が激化しています。そんな中で競争力を高めるためには,イノベーションが必要不可欠となってくるわけです。 日なたもあれば,日陰もある。多くの技術者は日陰者のようである。もっと日なたに出てもらいたい。私自身も技術者が表に出てくる活動に汗をかいている。今回は,その一端を紹介しよう。 東京大学ものづくり経営研究センターが主催している「ものづくり寄席」を覗いてきた。先生方が祭りのはっぴを着て,経営学を落語風に語る,という趣向である。… 妻が、バスタオルが欲しいので探せという。そういうの得意でしょ、と。今使っているものがどれも随分くたびれてきたので、一気に入れ替えたいらしい。 BPnetTRENDYnetビジネスパソコンITテクノロジー医療建設・不動産安全・安心経営とIT動画転職 |
[ 139] NHK放送技術研究所っていらないの? - 日経エレクトロニクス - Tech-On!
[引用サイト] http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20060524/117457/
