ウェインとは?

戦後の西部劇はジョン・ウェインで始まって、ジョン・ウェインで終了したといってもいいかも知れません。それほどウェインの存在は大きいんですね。ウェインの西部劇を観ることによって、戦後の西部劇史の流れがわかります。そして嬉しいことに、日本で公開された大半のウェイン西部劇はビデオ化・DVD化されているんですね。
戦後の西部劇は1946年5月に公開されたジョン・ウェインの『拳銃の町』(1944年製作)からはじまります。まだ映画製作を再開していなかった日活が配給しています。
西部の小さな町サンタ・イネズに行くため、ロックリン(J・ウェイン)というカウボーイが愛用のサドルをこわきにかかえて列車から降り立ちます。サンタ・イネズには、そこから駅馬車に乗って行くのですが、お客は東部からやってきたクララ(オードリー・ロング)と口やかましい彼女の叔母さん。ロックリンは駅馬車の馭者台に座って、馭者のディブ爺さん(ギャビー・ヘイズ)と意気投合します。
サンタ・イネズの町に着くと、雇ってくれるはずの牧場主が殺されており、ロックリンは行きがかり上、犯人捜しをする破目になります。気性の荒い牧場娘(エラ・レインズ)とは、互いに惹かれながらもケンカばかり。そして、あくどい牧場主や悪徳判事(ワード・ボンド)を相手に、牧場乗っ取りの陰謀を暴いていく、といった内容の定型的な西部劇でした。
腕っぷしの強い流れ者、男勝りの娘、腹黒い町の顔役、東部からきた上品な娘、元気いっぱいの老人、といった登場人物は西部劇ではお馴染みのものです。作品としては決して優れたものではありませんが、たいへん親密な気分にひたらせてくれる昔変わらぬキャラクターの存在が、久しぶりの西部劇ということと相俟って人気を呼び、興行的に大ヒットしました。
1946年に日本で公開された西部劇はたった3本でしたが、残りの2本の内、もう1本『スポイラース』もジョン・ウェイン主演だったんですよ。ラストのランドルフ・スコットとの、もの凄い殴り合いが評判になりました。
1949年の『拳銃無宿』(1947年製作)は、J・ウェインのプロダクションの第1回作品であるとともに、リパブリック映画(白頭鷲が羽ばたくマーク)が戦後初めてお目見えした作品でした。
現在の視点で見ると、内容的にはどうってことのない作品(はっきりいって退屈)でしたが、ウェインの相手役となった清純派女優ゲイル・ラッセルに日本では人気が集まりました。この映画をリアルタイムで見た先輩たちと、西部劇に限らず映画の話をしますと、女優では必ずゲイル・ラッセルの名前が出てきますね。
ウェインもラッセルを熱烈に想っていたふしがあり、ウェインの奥さんが二人の仲を嫉妬して、ウェインを射ち殺そうとした、という話まであるくらいです。
私は、ゲイル・ラッセルより、『拳銃の町』のナイフを投げつけてくる鉄火娘・エラ・レインズの方が好みですがねェ。
ウェインはこの後、ジョン・フォードの『アパッチ砦』に出演した後、ハワード・ホークスの『赤い河』に出演します。この作品で、ウェインは頑迷固陋な初老の男を演じていますが、この作品で演技を開眼したと思いますよ。それまでのウェインの西部劇は、名作『駅馬車』ですら、演技的にはモノグラムのB級西部劇時代の延長でしたからね。『アパッチ砦』でも、単なる儲け役で演技面では司令官役のヘンリー・フォンダに格差をつけられています。フォードは『赤い河』のウェインを見て、「あのデクの坊が演技できるとは知らなんだ」と言ったそうですよ。そして、事実、『赤い河以降、フォードは、ウェインにフォード自身の映画において、より複雑な役柄を与えています。
日本では、『赤い河』(1953年公開)より、『黄色いリボン』(1951年公開)の方が先に公開されたため、『黄色いリボン』での老け役が評判になりましたが、『赤い河』がなかったら、『黄色いリボン』もなかったかもしれませんね。
ちなみに、ジョン・フォードの騎兵隊三部作は、『アパッチ砦』(1948年)→『黄色いリボン』(1949年)→『リオ・グランデの砦』(1950年)の順で製作されていますが、日本では、『黄色いリボン』(1951年)→『リオ・グランデの砦』(1952年)→『アパッチ砦』(1953年)の順で公開されました。
ウェインは『赤い河』以降、遺作となる『ラスト・シューティスト』まで55本の映画に出演していますが、27本が西部劇でした。西部劇が7割近く占めていると私は思っていたのですが、これは意外でした。逆にそれだけ西部劇の印象が強く、西部劇以外のウェイン作品には、あまり見るべきものがないといえるかもしれません。
ハワード・ホークスは、ジョン・フォードと、ウェインなしで西部劇を撮るのがどんなに大変かを話し合ったそうですよ。

[ 89] ジョン・ウェイン2
[引用サイト]  http://www2u.biglobe.ne.jp/~kazu60/seibusi3/sengosi2.htm

彼はアイオワ州ウィンターセットで生まれ、マリオン・ロバート・モリソンと命名された。しかし両親が彼の弟をロバートと名付けることを決め、彼はマリオン・マイケル・モリソンと名付けられた。一家は1911年にカリフォルニア州グレンデールに転居し、その地での隣人が彼を「ビッグ・デューク」と呼び始めた。彼はどこへ行くにも「リトル・デューク」と名付けられたエアデール・テリア犬を連れていたためである。彼は「デューク」を本名の「マリオン」より好み、残りの生涯その名を使用した。
アメリカ海軍兵学校を卒業した後、彼は南カリフォルニア大学に入学した。そこで彼は伝説のコーチ、ハワード・ジョーンズの下、フットボールに取り組んだ。しかし水泳中に負った怪我が元で競技生命が絶たれてしまう。彼は怪我の原因が明らかになった時のジョーンズの反応を恐れたと後に記している。
大学在学中、ウェインは田舎の映画スタジオで働き始めた。ウェスタン映画のスター、トム・ミックスはフットボールのチケットと交換に夏の間、大道具係の仕事を彼に世話してやった。ウェインは大道具係からすぐに映画の端役に選ばれ、そこで監督のジョン・フォードとの友情を固めた。彼の最初のクレジット入り映画はラオール・ウォルシュ監督の『ビッグ・トレイル』であった。ウオルシュがアメリカ独立戦争での将軍、「マッド・アントニー」ウェインから取った「ジョン・ウェイン」の芸名を彼に与えた。
ウェインとフォードの間の友情は多くの作品を生み出し、幾つかはウェインの代表作となった。ウェインは1928年の端役から始まり、続く35年間で『駅馬車』、『黄色いリボン』、『静かなる男』、『捜索者』、『荒鷲の翼』、『リバティ・バランスを射った男』と言ったフォードの映画20作以上に出演した。
『駅馬車』がヒットするまではB級活劇専門という長い不遇の時代を過ごした。不遇期間に主演したなかには『歌うカウボーイ、シンギング・サンディシリーズ』などというものもあり馬にのりながら歌うシーンが残っている。
ウェインは西部劇や戦争映画において強く英雄的な役割を多く演じた。その一方でコメディ映画やNBCのコメディ『ラフ・イン』にピンクのウサギの着ぐるみで出演するなどユーモアの感覚も持ち合わせていた。
彼は多くの戦争映画に出演し「アメリカの英雄」として賞賛されたが、現実には兵役には就かなかった。1940年に徴兵が復活し、1945年に第二次世界大戦が終了するまで彼はハリウッドに残って21作の映画に出演した。1941年の真珠湾攻撃当時、彼は34歳で徴兵の該当年齢であったが、家族依存の理由で3-Aに分類され徴兵猶予を申請し受理された。これには国中の興味が集まり、後に2-Aに変更された。
彼は多くの作品に出演したにもかかわらず、オスカーは1969年の『勇気ある追跡』での最優秀主演男優賞のみであった。彼は『硫黄島の砂』で最優秀主演男優賞、監督した『アラモ』で最優秀作品賞のノミネートを受けた。彼の制作会社は「バジャック」(Batjac)という名であったが、それは『絶海の嵐』での彼の役名のミススペルである。
ジョン・ウェインは1979年6月11日にカリフォルニア州ニューポートビーチで胃癌で死去し、カリフォルニア州オレンジ郡のコロナ・デル・マーにあるパシフィック・ビュー・メモリアル・パーク墓地に埋葬された。癌の原因の一つとして、『征服者』の撮影がネバダ核実験場の100マイル風下で行われたことが考えられている。
彼は3回結婚した。妻はジョゼフィン・アリシア・シーンズ、エスペランザ・バウアー、パイラー・パレット。彼にはジョゼフィンとの間に4人、パイラーとの間に3人の子供がいた。最も有名なのはパトリック・ウェインである。彼の子供のうち1人を除いて全員が映画俳優となった。
カテゴリ: アメリカ合衆国の俳優 | アカデミー賞受賞者 | ハリウッド名声の歩道 | アイオワ州の人物 | 1907年生 | 1979年没

[ 90] ジョン・ウェイン - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3

ルイス・ウェイン (Louis Wain, 1860年8月5日 - 1939年7月4日) は猫を対象とした作品で知られるイギリスの画家、イラストレーター。晩年には統合失調症を患い、作品中にその痕跡をたどることができる。
ルイス・ウェインは1860年8月5日にロンドンのクラーケンウェルにおいて生まれた。6人兄妹の長兄であり、彼以外の5人は皆女の子であった。彼女らは皆未婚のまま共に生活し生涯を終えた。ウェインが13歳のときに妹の一人が精神病を患い療養所へと送られている。
ウェインは学校を抜け出しロンドンを歩き回ることが多かった。後にウエスト・ロンドン美術学校を卒業し、短期間であるが教師として働いている。20歳の時に父が死去し、彼が母と妹の生活費を稼がなくてはならなくなった。
ルイスは給与の安い教師の職を辞め、フリーの画家となることにした。 イラストレイテッド・スポーティング&ドラマティック・ニュースやイラストレイテッド・ロンドン・ニュースをはじめとする雑誌の挿絵として動物画や風景画を描き賃金を受け取った。1880年代を通してウェインは英国の家屋、敷地の詳細な絵や家畜の絵などを描いている。ある時点においては犬の肖像画を描いて生活していこうとも考えていた。
23歳になったウェインは妹の家庭教師であったエミリー・リチャードソンと結婚した。彼女はウェインよりも10歳年長だったが、これは当時のイギリスではやや問題視されることである。二人は北ロンドンのハムステッドで生活を始めたが、エミリーはガンに冒され結婚の3年後に死去してしまった。病に苦しむエミリーはピーターという飼い猫をかわいがっており、妻の余興にしようと考えたウェインはピーターに眼鏡を着けさせ読書をしているかのようなポーズをとらせたりしていた。後にウェインはこの猫について、「私の画家としての創造の源であり、後の仕事を決定づけた」と語っている。この頃のウェインの作品の多くはピーターをモデルとしている。
1886年に擬人化された猫を描いた彼の作品がイラストレイテッド・ロンドン・ニュースに掲載された。『猫達のクリスマス』と題されたこの作品には150もの猫が描かれており、お辞儀をする猫、ゲームをする猫、他の猫の前で演説をする猫の姿を描写している。猫は皆4つ足で服も着ておらず、後の時代のウェインの作品を特徴づける人間らしさは見られない。
さらに時間が経過すると、ウェインの描く猫たちは後ろ足で立って歩き、大口を開けて笑い、豊かな表情を有して当時の流行の服装を着こなすようになった。楽器を演奏する猫、紅茶を飲む猫、トランプを楽しむ猫の他、釣り、喫煙、オペラ鑑賞と人間のすることはみな行っている。このような動物の擬人化はヴィクトリア朝における流行であり、当時のグリーティング・カードや戯画にしばしば用いられた。ウェインやジョン・テニエルの作品はその代表例である。
ウェインは多作な画家として知られており、以後30年間で残した作品は数百にも上ると見られる。彼は100あまりの児童書の挿絵を執筆し、新聞、専門誌、雑誌と様々な場所で作品が掲載され好評を博した。1901年から1915年には"ルイス・ウェイン年鑑"なる書籍が発売されている。
作品においては時代の流行に追いすがろうとする人間社会に対する風刺や皮肉もちりばめられている。ウェインは「レストランなどにスケッチ・ブックを持ち込み、その場にいる人々を猫に置き換えて、できるだけ人間臭さを残したまま描く。こうすることで対象の二面性を得ることができ、ユーモラスな最高の作品になるんだ」と述べている。
背景に抽象的な幾何学模様の描かれた作品。この時期のウェインは同様の絵を多く残している。このような作品は彼の統合失調症の悪化を反映していると指摘する者が多いが、単に母が編んだ手作りの織物を描いた"壁紙を背景にした猫"にすぎないとする者もいる。
王立ベスレム病院における作品の一つ。入院中に描かれた作品の多くはこれとは異なり過度に抽象化されている。
作品の人気の高さにも関わらず、ウェインは常に金銭に困っていた。母と妹たちの生活費を稼ぎ出さなくてはならず熱心に働いたが、経済的な感覚に乏しいことが仇となった。気性は穏やかでだまされやすく、作品を安く買いたたかれ、権利関係は取引相手に任せっきりで割の悪い契約を押し付けられることもあった。1907年のニューヨークへの旅行においては作品は高い評価を受けたものの、後先を見ない買物の為に懐具合は旅行前よりさらに悪化してしまった。
この時期を境としてウェインの人気にもかげりが見え始めた。それと歩を合わせるようにして精神的にも不安定さが増していった。周囲の人々から『チャーミングだがちょっと変わった人』と評価されることが多かったウェインだが、次第に現実とファンタジーの見分けがつかなくなっていった。話し振りも舌がもつれて何を言っているのか理解できないことが増えていた。そしてウェインの行動や言動は決定的に変わってしまい、妹の一人と同じように精神病を発病してしまう。ウェインは妄想に苦しみ、優しい兄であった彼が疑い深く敵意に満ちた性格へと変貌してしまった。ウェインは「映画のスクリーンのちらつきが脳から電気を奪ってしまう」などと主張するようになった。夜には通りを彷徨い歩き、家具の配置を何度も変更し、部屋にこもっては支離滅裂な文章を書き連ねた。
1924年になり彼の言動そして暴力に耐えきれなくなった姉妹によって、ウェインはスプリングフィールド精神病院の貧困者用病棟に収容された。1年後ウェインが病院に隔離されていることが知られるようになると、H・G・ウェルズなどの嘆願と当時の首相の介入により、彼の治療環境は改善されるようになった。ウェインは王立ベスレム病院へと移され、続いて1930年には北ロンドンハートフォードシャーのナプスバリー病院へと転院された。この病院には患者たちのために心地よい庭が用意されており、そこには数匹の猫が飼育されていた。ウェインは死去するまでの15年間をこの施設で過ごし、本来の穏やかな性格を少しずつ取り戻していった。気が向けば以前のように猫の絵に取りかかったが、その作品は原色を多用した色使い、花を模した抽象的な幾何学模様などで構成されている。
精神病学の教科書において、ウェインの描いた表現法の異なる4つの作品が、病状の悪化と比較され説明されることが多い[1]。しかしこれらの教科書において示された作品の作成時期には誤りがあり、正確に反映したものであるとは言えない。
H・G・ウェルズはウェインについて、「彼は自身の猫をつくりあげた。猫のスタイル、社会、世界そのものを創造した。ルイス・ウェインが描く猫とは違うイギリスの猫など恥じてしかるべきである」と記している。
カテゴリ: 1860年生 | 1939年没 | イギリスの画家 | イギリスのイラストレーター

[ 91] ルイス・ウェイン - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%B3

バーンシュタイン城謁見の間において、ウェインのインペリアル・ナイトの称号を授与するエリオット王の声が高々に響いた。
「おほん…。ウェイン・クルーズ…。今まで、任務、任務で休む暇もなかったでしょう。三日間、休暇を与えます。じっくり静養して下さい。新たな任務はその後です。それでいいでしょうか?」
ジュリアの解散の一言で簡略された叙任式は幕を閉じた。そして、各々、エリオット王に一礼すると謁見の間を後にした。
「…そうだなぁ…。急に貰った休暇だからなぁ…、まだ考えてもいないよ。まぁ、用事がない限り非常に備えて自室で本を読んでいるかもな。そう言うハンスはどうするんだ?」
「えへへ〜…。久しぶりにスタークベルグの孤児院へ行こうと思って…。急に弟たちの顔が見たくなって。副官としてのお給料も頂いたし、うまいモノを腹一杯食べさせてやろうと思ってます。」
いつもはおちゃらけているハンスのしっかりした考えを聞いてウェインはちょっと驚いたが、彼の今までの行動を見ていてハンスらしい考えだと思いウェインも微笑んだ。
「そうだあぁ…休暇は3日しかないしなぁ…ちょっと昔だったら、ルイセのテレポートでヒョイヒョイ遠くも出かけられたが…、まぁ、コムスプリングスの温泉でも行って、骨休めしてくるか。なぁ、カーマイン、ライエル、一緒に行かないか?」
「俺は別にかまわないが、…ゼノス…。ルイセを何かの便利な乗り物のような言い方しないでくれ。可愛い妹なのだから。」
すると、ゼノスはカーマインの背中を叩くと、カーマイン、ライエルと一緒にパーティーから外れ、与えられていた自室の方に向かった。
「ウェイン。私もちょっと用があるから、ここで分かれるわ。姉さんに報告があるの。それに、ちょっとは姉さん孝行したいじゃない。それじゃ、三日後ね。頑張ってね、ウェイン…。」
「…そうですねけ…これといって行く当てはないのですが…。城下町にでも出てみようと思います。やっぱり、今までは世の中を年三日しか起きてられませんでしたから。街に出て流行のモノとかを見て回ろうと思います。」
アリエータはにこりと笑うと、そのまま自室には行っていった。すると、ウェインは、一番後ろをもじもじしながら赤い顔をして歩くシャロの姿を見た。
理由も訳も分からず、ウェインは一時、呆然としてしまった。そして、ふと、我に返ると首を傾げながら自室へ戻って行った。
自室に戻ると、ウェインはベットの上に横になり、白壁の天井を見つめた。そして、ぼんやりしていると今までの任務の疲れもあってか、何時しか眠っていた。
「くはぁぁぁぁ…。俺、眠っていたのか…。あぁ…明日から休暇か…何をしよう…。全く思いつかないなぁ…。みんなの後を追いかけてみるのも面白いが、どうせだったら、女の子ともっと話がしたいなぁ。…女の子といえば、シャロ…。どうしたんだろうなぁ…。ちょっと部屋に行ってみるか。」
ベットから飛び起きると、ドアの方に歩みだした。そして、ドアノブを捻ったとき、ふと、足元を見ると白い便せんが落ちていた。そこには差出人も書いてなかった。疑問に思い、ウェインは封を破るとそこには整然と綺麗な文字で書かれた手紙が入っていた。
この度はインペリアル・ナイトへの叙任、大変おめでとう御座います。そこで、私からの提案なのですが、ささやかながら当実家、屋敷にてお祝いをしたく思い、お誘いいたしたいのですがいかがでしょうか? 明日、夕刻、、スタークベルグのクラウディオス邸までおいで下さいませ。お待ちしております。
「シャロ…この事を言いたくてあんな行動をしていたのか…。もっと、ちゃんと言ってくれても良かったのになぁ。まぁいいか。」
「では、ジュリア先輩。休暇中、私はスタークベルグの方に行っております。もし、何か緊急なことが起こりましたら、そちらの方に使者をよこして下さい。よろしくお願いいたします。」
「あぁ、分かった。休暇、ゆっくりしてこい。…それから、私のこと先輩を付けて呼ぶな。今では、インペリアル・ナイトとして同僚ではないか。ジュリアでいい。」
スタークベルグまでは、そうは遠くない。だが、折角彼女が叙任を祝ってくれるというのだ。遅れてはなるまいという意気込みで手短に準備をすると、昼前にはバーンシュタインの城下町を出た。
ウェインはスタークベルグの街にはいると、すぐにはクラウディオス邸には行かず、町中を詮索していた。一時期は銀色の怪物に襲われた事もある街。そして、ナイトの最終試験を行った街。すべてが始まった街…。彼にとっては思い入れの強い街だった。
街角から花売りの声が聞こえる。ウェインはふと思うと、招待にあずかったのだから、手ぶらでは申し訳ないなと思い。花売りに声を掛けた。
「…んん…そうだなぁ…。その百合の花と赤いバラを下さい。あっ、それと、赤いリボンをラッピングとして付けて貰えますか?」
花売りはかなり膨らんだ花束をウェインに渡すと、規定の料金を受け取った。花束を抱えウェインは更にぶらぶらするとアクセサリーショップが目に入った。
ウェインは花束を抱えたまま、アクセサリーショップに入った。ショップ内にはあらゆる宝石のアクセサリーが陳列され、どれも美しく見えたが、ウェインは引き寄せられるかのように一つの宝石に魅入ってしまった。それは、一つの大きめのルビーが輝く指輪だった。作りはシンプルだったが、シャロに似合うのではないかと思った。
ウェインは迷うことなくその指輪を指さすと、購入すると、ポーチにしまい込んだ。気が付くと、午後のお茶の時間はとっくに過ぎていた。
「お待ちしておりました、ウェイン様。どうぞこちらへ…。お嬢様、お嬢様…。ウェイン様がいらっしゃいました…。」
執事の招きにより邸内にはいると、上の階でドカッという音がしたかと思うと、ドドドと走る物音がした。そして、その足音がピタリと階段の所で止まった。
足音の主はシャロだったが、階段を下りてくるシャロは何時にもなくおしとやかに降りてきた。何だかそれがウェインにはおかしくて、微笑んだ。
「…相変わらず、すごい家だ…。そう言えば、クラウディオス卿の姿が見えないが…。インペリアル・ナイトになった報告をしようと思ったのだが…。」
「旦那様は、只今、長期外出中で席を外しております。今日は、お嬢様とお二人の祝賀会だと聞いておりますよ。」
ウェインは、その待ち時間、執事と話していた。そして、客間にメイドが入ってくると、準備の完了を告げた。そして、廊下に出たウェインは、驚愕した。そこには、いつもの軍服とは異なる真紅のドレスを身に纏った彼女が待っており、淑やかに一礼した。
「そうだ…シャロ…。ユニコーン騎士団に入団合格した時は忙しくてお祝いしてやれなかったな。これ、合格祝い。貰ってくれたら嬉しいのだけど…。」
ウェインはポーチから先程買ったルビーの指輪を出すと、彼女に渡した。彼女は目を丸くして驚いて、うっすらと、涙を浮かべた。
祝賀会が始まり、二人は夕食を交えて今までの思い出やお互いの過去等を語り合い、最後はダンスを一曲披露して二人だけの祝賀会は締めくくられた。
「…ウェイン…あのぉ…私、彼方にプレゼントがあるの。三十分程したら、二階の私の部屋まで来て欲しいの。お願い…。」
ウェインは言われるがまま、燭台の蝋燭に明かりを灯した。炎が燈った瞬間、部屋の奥にもう一つの明かりが灯った。その明かりに照らされてシャロの顔が暗闇に浮かぶ。
歩んだ先の光景にウェインは驚愕した。蝋燭の明かりに照らされ、現れたのは一糸纏わぬ生まれたままの姿にリボンを付けたシャロが立っていた。
笑みの中に涙を浮かべてシャロは立っていた。ウェインは一度、生唾をゴクリと飲むと、更に一歩踏みだし、シャロの震える体を抱き寄せた。
ウェインは耳元で囁くと彼女は涙をこぼして頷いた。そして、燭台をシャロに渡すと、左手で体を右手で脚を抱えると、彼女の唇に軽くKISSした。
燭台の鈍い光がベッドを照らすと、優しく彼女を横たわらせた。そして、ウェインは燭台を渡して貰うとベット側の棚に二本の燭台を置いた。そこには、彼が贈った花が活けられ、雰囲気を醸し出していた。
彼女ははにかみながらウェインを見た。無言で彼は頷くと上着を脱ぎ捨て、ベットに横になった。そして、優しいその手で彼女の頬を撫でると、そっとKISSした。
そう言うと、再度二人は唇を重ね合わせた。そして、ウェインの舌が彼女の唇を押し分けて入ってきた。彼女もそれを拒まず、自らの舌も彼の口に潜り込ませ、お互いに舌を絡ませあった。
彼女の目はトロンとウェインの顔を見つめていた。唇からはお互いを繋ぐように唾液の糸が延び、そして、切れた。
ウェインは頬にKISSすると、舌は頬から首筋へと渡り、左手は十五歳としては不似合いの艶やかな大きめの乳房を優しく弄ぶと乳首を摘んだ。
「はぁんっ…だめ…んん…。乳首…弱いの…。…ウェイン…私の胸、…変じゃないですか…? …年の割に大きいし…。私、ちょっと…コンプレックスなんです…。」
「…そんなことないよ…。とても可愛いよ…。それに、俺、胸の大きい女の子、嫌いじゃないし、それに…シャロはシャロだよ。…好きだよ、シャロ…。」
ウェインは返事の代わりにに今まで空いていた右の乳房を左手で揉み、しなやかな腰のくびれを右手の指先で愛撫した。
体の側面も彼女にとっては激しく感じる性感帯らしく、くびれを愛撫した瞬間、彼女は仰け反り、シーツを握りしめた。そして、彼女が内股をすりあわせた瞬間、クチュッという粘質な音を彼は聞き逃してはいなかった。乳房を愛撫していた左手は太股を押し分け、秘唇に伸びると優しく撫でた。
彼女の体が跳ねる。ウェインは彼女の乳房から舌を這わせ、臍を経由すると、舌先は更に下半身へ降下していった。
ウェインの舌先は、秘唇を通り越して愛液で群れた太股を舐めていた。じらされ、恥ずかしさとうれしさと気持ちよさにに悶える彼女は思わず、内股を閉じ、彼の顔を絞めてしまった。
そう言うとウェインは彼女の太股をゆっくり押し広げていくと徐々に蝋燭の光に淡く照り輝きながら彼女の秘唇が露わになった。
彼女の秘唇はグチュグチュに濡れ、ベットの下にシミを広げていた。そして、ウェインは、彼女の秘唇に優しくKISSすると、膣内に舌を潜り込ませた。
彼女は真っ赤に火照った顔を思わず両手で覆った。しかし、ピチャッピチャッというウェインの愛撫の音はなおも彼女の性欲を刺激した。
彼女の内股に力が入るがそれをウェインは両手で止めた。更に彼の舌が秘唇を這い回り、膣内を陵辱する。ウェインの責めに彼女は身をくねらせて悶えていた。そして、何度も体を仰け反らせ、全身で快楽を表現していた。
「はんっ…ああっぁぁあああ…イっちゃう…だめぇ…ふぐぅっ…はぁんっ…イくぅ…イっちゃうぅぅぅぅぅぅ……。」
精一杯体を仰け反らせると彼女は弾けた。弾けた瞬間、愛液は飛沫をあげてウェインの顔に振りかかり、荒い息を上げてベットの上に崩れ落ちた。
「はぁはぁはぁ…イ…イっちゃった…。ごめんなさい、ウェイン…彼方の顔をベシャベシャにしちゃって…。…ウェイン、上手なんだモノ…。ねぇ…こういった経験、あったの?」
彼女は、ウェインの顔を見るなり微笑みかけた。そして、まだ気怠い体を起こすと、彼にすり寄ると、顔に飛び散っている自分の愛液を舐め始めた。
「はぁはぁんっ…、自分のって…変な味…。自分では分からないモノなのかなぁ…。こういった、味って…。」
そう言うと、ウェインは下着姿になると彼女の近くに寄った。彼女もベットの縁に腰を掛けると、まじまじと彼の下着を見つめた。そこにはすでに大きく膨張した肉棒が形分かるように張り出していた。
そして、彼女が生唾をゴクリと飲み、覚悟を決めると下着に手を掛けた。張り出した肉棒に引っかからないように少し下着を浮かせて脱がせた。すると、臍近くまで張り出した肉棒が姿を現し、ビクンと跳ねた。
「きゃんっ…これが…男の人の…ウェインの…性器なんですね…。大きい…、これが私の中に入るなんて…信じられません…。」
彼女は初めて見る肉棒に彼女の心臓は高鳴り始めた。そして、恐る恐る肉棒に触れるとそれは、とても熱く別の心臓のようにドクッドクッと脈打つのが感じ取れた。ウェインも、柔らかい彼女の手に握られ、体が、肉棒が硬直する。すると、肉棒の先端から、透明な液がにじみ出てきた。
そう言って、彼女はその先端と触るとウェインの体はビクリと反応した。液を触ってみると、粘性を持った液であり、その証拠に指先と肉棒を透明な液が糸を引いた。そして、その液を顔へ持っていくと臭いを嗅ぎ、舐めてみた。
「…あまり臭いしないんだ…それに…味も…あまりしない…。でも、何だか、いやらしい気分になって来ちゃった…ねぇ…そろそろ良い?」
気持ちの良さにウェインの口から歓喜の声が漏れる。テクニックはおぼつかないものの、彼女なりに手、口、舌を動かし、刺激する。
「…んん…ぷはっ…私に…気にしないで…口の中で…出して欲しいの…。彼方を…ウェインを味わってみたいの…んんっ…。」
「大丈夫…ちょっと、驚いただけ…。だって、ウェインの…熱いから…。それに…初めはすごい味だなと思ったけど…嫌いじゃないよ、この味…だって、ウェインの味だもの…。美味しい…。」
そう言われると、何だかウェインも嬉しくなった。そして、精液の光煌めく彼女の顔を見ている内に再度、下半身が熱くなっていった。
肉棒に手を添えると、秘唇に押し当てた。そして、肉棒の先端を柔らかな秘唇の割れ目に埋没させると、一気に膣内に押し入れた。
「ひぐっ! 痛いっ!…ふぇん…これで私…女の子から女になったのよね…。でも、…痛いよぉ…ウェイン、ゆっくり、ゆっくりね…。」
挿入した瞬間、奥でブチッという感覚がしたかと思うと痛みで彼女の体は電流に打たれたかのようにビクンッと跳ねた。その痛みと嬉しさのあまり、大粒の涙を浮かべた。血と愛液により奥までヌルリとした感覚が伝わった。
「んあぁっ…何だか…不思議…。痛みが…なくなってきたような…痺れるような…。嫌じゃない…痛み…。あぁぁぁぁぁぁんっ…。」
彼女の表情は先程まで快感と苦悶が入り混じった顔から、苦悶の表情は消え、二人のの息は益々荒くなっていった。
無意識に挿入スピードが速くなる。彼女も痛みにだいぶ慣れたらしく、純粋に快楽を楽しむようになっていった。そして、その速さが最高潮に達したとき、ウェインは叫んだ。
激しかった腰の動きを膣奥深くで肉棒止め、二人は体を密着させた。そして、KISSをし、舌を絡ませあった。
お互いの中で何かが弾け飛んだ。精液を流し込む瞬間、幾度となくウェインの腰は奥へ奥へと押し込み、彼女は快楽の渦にしがみつくようにシーツを強く握りしめていた。
精一杯、ウェインは出し尽くすと、力が抜けるように柔らかな彼女の肢体の上に挿入したまま倒れ込んだ。そして、その拍子に秘唇からわずかに萎えた肉棒が抜け、破瓜の血と精液・愛液が混じり合って泡状になったピンク色の液が膣内からこぼれ、シーツにシミを作った。二人の体は汗だくになっており、蝋燭の明かりがその汗に反射して、二人は輝いていた。
「はぁはぁはあ…大丈夫、平気よ。…ちょっと、傷口にしみるけど…だって、ウェインにして貰った証拠だもん。嬉しくて気持ち痛みだよ…。」
二人はそれぞれ寝間着に着替えると、シャロの希望もあってか、先程まで愛し合ったベットで眠ることにした。しかし、まだ余韻が残っているせいか二人ともなかなか寝付けずにいた。
「あのね…私の初体験のことなんだけど…。相談しちゃった人がいるの。…実は…リビエラもこの事知っているの…。怒らないで…どうしても初体験、気になっていたの。…だって、ウェインが好きだっていう気持ちに私、気付いちゃったから…。」
「…怒りはしないさ。それに…俺の初体験の相手って…リビエラなんだ…。ちょっと前に温泉宿で迫ってきて…、女の子の扱い方、覚えなさいって言ってきた…。」
「…そうなんだ…もしかしたら、リビエラ、私達に気を使って…だって、相談したとき、何気なしに初めての場合どうやったらいいか、ムードの出し方とかも教えてくれたし、彼方を誘う前にも実は相談してたの。休暇が貰えるって聞いたときから…。…彼女、彼方のことが好きだったみたいね…。」
きつい質問に対し、ウェインは少し考え込んだかのように見えた。だが、その答えが出るまでにそれほど時間はかからなかった。
「ウェイン、君に任務がある。現在ランザックは復興の途にあるのだが、それを軍事面で手伝って欲しいそうだ。長期滞在になるが、行ってくれるか?」
「ふっ…まあ良いか…。それと、我がユニコーン騎士団より君のサポート役を付けようと思う。入ってきてくれ。」

[ 92] 「騎士・ウェインクルーズ
[引用サイト]  http://www.aurora.dti.ne.jp/~wonari/ss-senko-syarulone.htm



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