萌えとは?
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株式会社野村総合研究所(NRI)テクニカルエンジニアNRIデータiテック株式会社(野村総合研究所...お客様から直接「ありがとう」と言われるITサ...株式会社インステクノ(NRI野村総合研究所...プログラマ転職ならリクナビNEXT 一般に「架空のキャラクターに対する愛情」として理解されることが多い。が、マスコミ的にはオタク全般に対するイメージと合わさり、歪んだ伝搬をされることもしばしばである。なぜか萌え=メイドさん、のニュアンスが付加されるなど。 1990年頃から、ある特定の(名前に「萌」の文字が含まれている)アニメキャラクターや声優などのファンの間で使われていたとされる。その発信元が誰のファンからなのかは諸説紛々ある。 実際には「燃える」のミスタイプ説、駄洒落説が有力であり、上記の三例は成立過程のひとつに過ぎないとみなす識者も多い。 「萌え」、と語幹で切って名詞化されているのは、「萌える」という動詞としてだけでなく、「萌え萌え」という反復語(擬態語に近い)や「萌え〜!」という感嘆詞(これは上記の「萌」という名前のヒロインを叫んだものでもある)として用いられることが多かったため。こういった擬態語や感嘆詞としての表現は、「燃える」の方が先行していたことに注意(パソコン通信の過去ログなどで「燃え燃え」や「燃え〜!」といった会話が発見できる)。 そもそも「燃える」という表現自体が、キャラクターへの愛情を自然現象に喩えたメタファーだったわけだが(「心温まる」という隠喩表現があるように)、「芽生える」という意味の「萌える」の方が、より適切なメタファーとして機能したため、現在の普遍性を獲得しえたのだと思われる。 2001年3月16日初版発行のコミック、ぢたま某『気分気分』(第2巻)の第8話のタイトルが「らぶこめ気分もえもえ気分」(p.87) 前述したように「萌え萌え」という擬態語、「萌え!」「萌え〜!」という感嘆詞としての用法がある他、接頭辞(「萌え属性」など)や接尾辞(「妹萌え」など)としても用いられる。 動詞としての「萌える」は、一人称にも他人称にも付けることが可能なので、「私は○○に萌える」「あなたは(私から見て)萌える」「彼女は(私から見て)萌える」などとフレキシブルに表現することができるが、日本語の常として主語は省略されがちである。 コンテンツ上のキャラクター(漫画・アニメ・ゲームなどの登場人物やアイドルなど)への抽象的愛情表現。それらに恋心、またはそれに非常に近い感情を抱く様子。対象は人物そのもののみならず、特徴や仕草、または状況に対して、またはその全てであったりもする。 特定のパーツ(眼鏡、ツリ目、ネコミミ、メイド服など。いわゆる萌え属性、萌え要素)を備えたキャラクターに対する偏愛や強い愛着を抱く様子。(例:眼鏡っ子萌え) ある特定の傾向の性格(これも萌え属性に含まれる)を持つキャラクターに対する偏愛や強い愛着を抱く様子。(例:ツンデレ萌え,委員長萌え) 主に幼女や美少女などといった、かわいらしいもの、いじらしいものを目にしたとき、脊髄反射のような感覚で起こる、生理的で原始的な感覚。魅了され、激しく心が動くこと。 大人の女を相手にできない男が、言うこと聞いてくれそうな美少女に対して使う腐った愛情表現。(堂高しげる説) それだけでは普通一般には好きとも嫌いとも判断できかねる(ほどに些細な)事項に対し、好意を覚えること、またその感情。 単に「自分はこれが好き」というこだわりや思い入れ、没入感を示すための強調語として使われることもある。その対象は、それこそ好き勝手に個人の嗜好で選ばれるため、これといった類型は無い。 元々同人系のオタクが使い始めた「萌え」は、その起源と関係なく、徐々にではあるが広く一般的に(他のジャンルのオタクやオタク的な感性を持つ者または「オタク」と呼ぶほどでもない愛好者・ファンの間でも)使われ出す。柔らかく温かい響きが、人々に好意を持って受け入れられている理由なのだろう。ここでは、主にオタクが萌えを使うときの、部外者には分かりづらい点について、補足しておく。 重要なのは、この萌えが、彼らがキャラクターに対する愛情を表明したりして盛り上がりたい、といった彼ら独特で共通の気分を簡単に説明できたがゆえに、特定のファン以外のアニメファンの間でも急速に広まり、萌えが彼らの共通言語となったことだ。 その後、語源の一つといわれるキャラクターが含まれる「美少女戦士セーラームーン」のヒットの原因が「萌え」を促進させる構造にあると分析した庵野秀明による「新世紀エヴァンゲリオン」のブレイク(商業的成功)によって「萌えビジネス」が確立。後に「To Heart」など、萌えを決定付けさせる作品が乱立する。その結果、もともと「パソ通」などの限定的な空間で使用されていた「萌え」が、インターネットの普及にともない、アニメファンの活動が個人ファンサイトやBBSなどでも行われるようになり、結果、予期しない多くの人たちの目に触れられるようになるにつれて、漫画やアニメやゲームのキャラクターや声優などの「オタク専門趣味」以外の人たちも使うようになる。 そして、既に多くのオタクは「萌え」というフレーズを解体して多義的な用い方を好むようになっている。キャラクターに限らず、身近な異性や同性の「ちょっとした可愛い言動」に対しても「萌え」と言うし、パソコンや車といった非生物や、概念にすら「萌える」ことも少なくない。 「萌え」とは「愛」というプリミティブな感情をただ別の言葉で言い換えただけだ、という考え方もありうるだろう。 更に言えば、「激しく心が動く」ほどでなくとも、軽い気持ちで(「好き」よりもライトな感覚で)発言されるケースも多い。 なお、2004年から一斉にマスコミが「萌え」を取り上げたのは、美少女イラストつき英単語帳『もえたん』のヒットや、ニッポン放送のラジオ番組『東京キャラクターショーRADIO』にて、DJをつとめた声優の田中理恵とアナウンサーの吉田尚記が、夜な夜な「萌え〜」と連呼していたことも影響していると思われる。「萌え」と関連して語られるキーワードとして、電車男、メイドさん、メイド喫茶、ツンデレ、キボンヌなどが挙げられる。 (1)マンガ・アニメ・ゲームの少女キャラなどに,疑似恋愛的な好意を抱く様子。特に「おたく好み」の要素(猫耳・巫女(みこ)などの外見,ドジ・強気などの性格,幼馴染み・妹などの状況)への好意や,それを有するキャラクターへの好意をさす。対象への到達がかなわぬニュアンスもある。 萌え(もえ)とは、アニメ・漫画・ゲーム等様々な媒体におけるある種の対象に対する、何らかの感情の高まりを表す言葉。詳細説明は後述。「萌え」は2000年代中盤から社会的に広く認知される言葉となり、現在ではその経済的価値が注目されマーケティング対象として研究される社会現象となっている。 訳:Moeとは元来、ビデオゲームや日本のアニメ・マンガに出てくる女性キャラクターに対し、個別に(注:特定のキャラクターに対し)、あるいはグループ的に(注:同一の萌え属性を備えるキャラクター全体に対し)感じる、フェティシズム的な愛情や性的魅力のことを言う、日本の俗語である。例えば眼鏡っ娘萌えは、眼鏡をかけた(架空の)女の子が大好きな人のことを言う。 「萌え」は芽生えを意味する「萌える」が語源です。アニメやまんが、ゲームの登場人物に愛情を覚えることをいいます。アニメなどに強いこだわりを持つ「おたく層」から生まれました。そんな「萌え」を意識した書籍や映像、ゲームの市場規模が2003年で888億円になることが、浜銀総合研究所(横浜市)の調査でわかりました。また、昨年秋、イタリアのベネチアで開催された国際建築展の日本館のカタログには日本特有の美意識を示す「侘び」「寂び」と並んで「萌え」も紹介されました。日本のアニメが人気を集めていることもあり「萌え」も世界に広がる可能性があります。 アニメなどの登場人物の性格で、愛らしい「萌(も)え」という感情を意識した書籍や映像、ゲームの市場規模が、03年で888億円に上ることが浜銀総合研究所(横浜市)の調査で分かった。バターやステレオコンポの出荷額と並ぶ規模で、同研究所は「近年大きく膨らんだ市場。無視できないジャンルとして確立している」と分析している。 浜銀総研は、萌え市場を書籍・映像・ゲームの3分野に分け、書籍は関連するコミックの販売額から273億円、映像は関連アニメビデオソフトの販売額から155億円、ゲームは恋愛シミュレーションゲームの販売額から460億円と推計。おたく層全体のゲームなどの市場規模は約2900億円との推計値もあり、単純比較で3割が「萌え関連」とみられる。 株式会社野村総合研究所(略)はこのほど、特有の消費行動を示す日本のマニア消費者層(いわゆる「オタク層」)の市場規模推計と実態に関する調査を、主要5分野(アニメ、コミック、ゲーム、アイドル、組立PC)について行いました。今回の推計で、5分野全体におけるマニア消費層の消費規模は約2,900億円に達することがわかりました。コンテンツに関連する4分野(アニメ、アイドル、コミック、ゲーム)の産業全体の市場規模は約2兆3,000億円であり、このうちマニア消費層の割合は、金額ベースで11%を占めることになります。マニア消費者層の市場に対する影響力と消費規模は、もはや「ニッチ」とは言えなくなっています。 マニア消費者層はアニメ・コミックなど主要5分野で2,900億円市場 〜「オタク層」の市場規模推計と実態に関する調査〜 小野寺浩二, イズミノウユキ, 面白漫画倶楽部, ういんどみる, 岡本倫, アキバ系アイドル, オタクの常識, 阿部川キネコ, MC☆あくしず, 麻生銘柄, 朝日まどか, アキバ系, あらまきくるみ, エンジェル萌, 大山顕, 石井哲, おこさまらんち, 井上みゆ, 委稲風砂, あべにゅうぷろじぇくと, 池山田剛, F&C, 大谷昭宏, エロカワイイ 後藤邑子, 快盗天使ツインエンジェル, 後藤真希, コミックエール!, 神作画, きこうでんみさ, 小松いちか, 木村卓寛, カップリング, 傷つける性, Guilty 週刊少年マガジン, 斎藤環, C.G mix, 素直クール, サーナイト, 坂本美里, 新ジャンル, 順序小説, 灼眼のシャナ, 桜川ひめこ, 清水愛 大富野教, 田村ひより, 電車男, 大量破壊兵器, ツインテール, ツンデレ, 月野ゆか, 天津, 大英図書館, 常藤明子, Dimitri From Paris, 電撃萌王 Perfume, 堀田純司, 本田透, パトリシア=マーティン, 本多陽子, 非モテ, ハァハァ, ヘッドフォン娘, ぱれっと 喪男の哲学史, メフィ, 水樹奈々, マジカルハロウィン, 魔法先生ネギま!, メカビ, 村上賢司, 魔法使いチャッピー, まんが4コマKINGSぱれっと, 牧隆文, メゾン・ド・ペンギン, 南藍乃, 萌理賞, mavie, 萌え擬人化, 萌え台詞 |
[ 141] 萌えとは - はてなダイアリー
[引用サイト] http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%A8%A4%A8
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この記事や節の内容に関する文献や情報源を探しています。ご存じの方はご提示ください。出典を明記するためにご協力をお願いします。 オタク文化におけるスラングとしては、アニメ・漫画・ゲーム等における、対象へのある種の感情を表す言葉。 スラングとしての萌え(もえ)とは、オタク文化において、アニメ・漫画・ゲーム等様々な媒体における、対象への好意・傾倒・執着・興奮等のある種の感情を表す言葉。元は隠語・俗語に由来する。日本で1980年代後半から1990年代初頭頃に使用され始めたと推測されている。成立の経緯についてはいまだ不明な点が多く様々な憶測がある。 なお、2000年以降オタク用語としてマスメディアに取り上げられるようになり、2005年にはユーキャン流行語大賞に選出された。現在は様々な分野で使用されているが、使用法や解釈を巡る議論は絶えない。 本来、日本語では、「萌え」とは、ヤ行下二段活用の動詞である「萌える(萌ゆ)」の連用形である。語義は「芽が出る」「きざす」「芽ぐむ」を示す。文学的な雅語の文脈などではこの用法で用いられる。 「萌え出づ」、「萌え立つ」、「萌え渡る」、「若草萌ゆる」等の派生表現もある。それぞれの意味は「植物が芽吹く」、「草木の芽がいっせいに出る」、「一面に芽が出る」である。 また萌黄色(もえぎいろ、萌葱色とも書く)と呼ばれる色は、葱(ネギ)の芽が出た時に見られる薄青と緑の中間色のことを指す。いいかえれば薄い緑に近い色である。 人名にも「萌」の字が用いられることがあるが、この場合の意味はこの古典的用法としての「萌え」であり、現代的なスラングとしての「萌え」の意味ではない。(但し、オタク向けのアニメやゲーム等の登場人物の場合はこの限りではない) 「萌え」は古語の用法から推測して本来は動詞の語幹であったが、現在では用法が拡張し、名詞としても普通に用いられている。さらに形容動詞の語幹や感動詞としても用いられることもしばしばある。 「萌え」を動詞として使う場合、活用はア行下一段活用となり、元来の日本語に存在する「萌える」(「芽生える」の意)という動詞と同一である。ただし、芽生えるの意の「萌える」は自動詞であり、下記のような他動詞的用法はありえない。 動詞「萌える」の意味は、文脈によって微妙に変化する。以下の例文において、「A」を「私、私達、彼」などの人称(主体)、「B」をその対象(客体)とする場合、以下のような形で機能すると考えられる。 ただし、特定の客体(「何に萌えるのか?」という目的語)や主体(「誰にとって萌えるのか?」という修飾語)を明らかにしない用法も多く、「萌える」という概念自体を自立化したものとして扱う傾向も見られる。これは、「泣く/泣ける」や「笑う/笑える」などの情動を表す動詞が、目的語や修飾語の有無を問わないことに類似する。 更に、日本語の常として主語は省略されがちであり、他動詞と自動詞の区別を曖昧にしたまま用いるケースも多い。書籍タイトルなど(『もえたん』など)で多用される「萌える」は、特にそうした用例の一つである。 ただし上記の説明で全ての用法を要約することは難しく、話者各々の後付け解釈によって、さまざまな意図・意味での用い方をされる傾向のある用語である。(文脈によって意味が異なる感情を表した語の例としては、愛しさ(感情の一覧)などを参照) 具体的には、その対象は「架空のキャラクター」に限らず、俳優など実在の人物であったり、人以外の動物や無生物、無形の概念(音楽等)など多様性に富む。また、主体的に感じる感情の内容は、強いて一般的な言葉で言い換えるなら「何かに魅力を感じること」や「魅力を感じることで興奮すること」などとも説明でき、魅了された時の気分や、その際の快よさなどが広く含まれると思われる。 上記のように「魅力を感じること」という、一般的で広い意味でも用いられるが、その用例が「架空のキャラクターへの恋愛感情」に代表(集約)されることも多いため、フィクション寄りでセクシュアリティ寄りのイメージが込められやすい、という一面も存在する。 例えば、実在の存在に対して用いたとしても、対象があたかも架空の存在であるかのように偶像化して扱う傾向があり、また同性に対して用いる際も、ただの好意を示すだけでなく、(冗談も交じえて)疑似同性愛的なニュアンスが加味されるケースも良く見受けられる。日本語で「好き」「愛してる」などと口にすると、恋愛感情を連想させる(それらの言葉が、告白の場面で用いられることが多いため)のと似たような傾向である。 一般語としての「魅力を感じること」と、オタク用語である「萌え」の間にある細かな差異としては、「萌え」が俗語(隠語)であるがゆえに「この用語の意味を解する者だけに言葉を伝えよう」という、言葉の指向性をはらむという要素があり、またオタクが用いるとされる言葉である以上、その話者はある種の「オタクっぽさ」を周囲に感じさせやすい、という点も考えられる。 意味的には可愛いにも近いが、たとえば男性や、芸能人ではない女性や、子供などに対して「可愛い」と同じ感覚で「萌え」を使うのは非常識だという認識がある。前述したように、「偶像化」や「性」のニュアンスを周囲に感じさせるおそれがあり、一般的に女性に対してのみ適応される言語であるためだと思われる。 しかし、オタクなどの限られた層しか使わないというイメージがあるためか、侮蔑的なレッテルとして機能するケースもあり、また、アダルトゲームの広告などでは萌えという言葉が頻繁に多用され、メディアだけではなくオタク文化でもそういった意図で使われることもあるため、性的で露骨な「お色気路線」を連想させる表現を指して使われることも珍しくない。事実、「萌え」の実態について論ぜられる場では、性的な興奮を催すものや、フェティシズム(フェチ)との近似ないし差異が述べられることも多く、これらの解釈を巡っていまだ議論が続いている。 元々、男性による使用例が主であったが、現在では男女問わず用いるユニセックスな言葉として定着している。実際、話者と同性のキャラクターに対して用いるだけでなく、性別とは無関係に、キャラクターの部分的な特徴(容姿や性格など)や、キャラクターにまつわるストーリーやシチュエーション、カップリングなどの諸要素に向けて用いるケースまで様々な使用例がある。それらの適用範囲は広く多彩であるが、その嗜好には一定のパターンが発見できるという見解もある(詳しくは萌え属性を参照)。 「感情」を表す言葉ではなく「対象そのもの」や「ジャンル(文化、業界など)」を指す代名詞として「萌え」を利用する場合もあり、「これって『萌え』なんでしょ?」といったように、一種のレッテル貼りとして機能することもある(そのレッテル貼りは発言者の先入観に左右されやすく、意味合いは一定しない)。また、上記における「自動詞としての萌える」を名詞化したような用法もありうる(その場合は、話者にとって「魅力を感じさせるもの」を意味する言葉となる)。 また、一般マスコミ(もしくは特定の著名人など)が先導するような形で「萌え」という言葉が用いられることに対し、「先入観や誤解を広めるもの」として抵抗を覚える者も多いと思われるが、それを「誤用」と片付けるのではなく、そのような用法をも視野に入れた上で、意味論を考慮しなければならないのが現状であるとも言える。 既述のように、「萌え」の用法は「感情を表す名詞」と「感情を促す対象を表す名詞」の二種類に大別できる。この分別を「可愛い」という単語で喩えるなら、「可愛いと感じる感情」と「可愛いもの」をそれぞれ「萌え」の一言で表しているということである(「可愛い」は形容詞あるいは感嘆詞であり、感情や対象を表す「名詞」ではない、という点にも注意)。 「萌え」という用語が広まりつつあった頃の「萌え」が表す内容は、概ねアニメ・漫画・ゲーム等のキャラクターに適用範囲を限らせていた。もっとも、俗語であるが故に決まりがあった訳ではなく、たまたまキャラクターに「萌え」を感じる事が多かっただけとも解釈できる。しかし、近年は使用者の増加に伴ってその適用範囲は拡大し、その意味や解釈も分野や文化の違いによって変容し続けている。 特に1990年代末期から2000年代初期にかけ、アダルトゲームなどを中心にメディアミックス的販売戦略(メディア戦略)によって萌え絵や萌え属性などの概念が注目を集めるようになる。その後、萌え要素や『データベース』消費という用語を造語する形で、東浩紀の著作『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会』(2001年)で明文化される。 また、アイドルオタクを中心にして実在のアイドル(特にロリータアイドル)に対する使用も目立つようになり、また、機械・現象、さらには学問・食物など様々な対象に対しても「萌え」という用語が使われるようになった。一方で「萌え」を嫌悪・拒絶する人々(萌えフォビア)の間で「萌え=性的で低俗なもの」という偏見が広がり、オタクの弾圧や批判の口実に利用されたケースもあった。 このように認識・解釈・使用法について著しい個体差があり、適用範囲が広範・多岐にわたるため、「萌え」の明確な定義を導くことは困難である。 これは、「萌え」が当時のネット(パソコン通信)上のコミュニティ、またはそれらと構成人員の多くが共通する周辺コミュニティで発生したと考えられる用語・用法であることから、客観的な根拠や物証の呈示が困難であり、また成立の過程と普及に至る契機を分離せず、多数の論者が「個人的に支持する作品やコミュニティにまつわる説」を起源や語源などとして主張してきたため、結果的に多数の説が乱立することになり、この混乱をより複雑かつ面倒なものとしている事も確かである。 「萌え」の起源に関する主要な説は概ね1980年代末〜1990年代初頭頃に集約されることから、成立時期はこの前後と推測されている。 「萌え」の現代的用法の発生・成立に関する説は、現在のところ、既存の隠語を継承した後に発展したとする「継承説」と、まったく新規に発生したとする「新規発生説」の2つに大別され、継承説はさらに「誤変換説」と「意図的な誤用説」に分かれているが、これらの説が混在している説・主張も多く、この分類方法そのものに対する疑問も提示されている。 1980年代からオタク系コミュニティで使用されていた、支持や傾倒、執着などを意味する隠語「燃え燃え」が何らかの要因によって同音の「萌え萌え」と表記されるようになり、後に短縮されて「萌え」として成立したとする説。「萌え萌え」と「燃え燃え」はその発音と成立当初の意味が通ずるとする指摘があり、実際に「萌え萌え」と表記されていた時期には「燃え燃え」とその用法・意味においても特に区別されずに混用されていた移行期間の存在も指摘され、誤変換説などこれを状況的に補強する傍証などが存在することから、断定は難しいが大筋では一定の説得力を持つものとされる。 反論: 当説を支持する主張の大半は体験談に依存しているため、物証に乏しい点が指摘されている。また、「新規発生説」として主張されている説と衝突する点をもって反証とする主張もある。 「萌え」と「燃え」は同音異義語であるため、パソコンやワープロなどで漢字に変換する際に「燃え」と変換すべきところが誤変換によって「萌え」となってしまうことがあり、既存の隠語「燃え」「燃え燃え」が誤変換によって「萌え」「萌え萌え」と表記され、それが受け容れられて成立したとする説。 実際に、1980年代後半から1990年代前半頃にかけてのMS-DOS全盛時代、読み「もえ」の第一変換候補が「萌え」となる漢字変換ソフト(FEP)が存在したとする指摘もあり、同時多発的に誤変換が発生していた可能性を示唆している。 反論: 当説に対しては、本物の「人為的ミス」が同時多発的に発生する可能性は皆無に近いことも指摘されていることから、隠語「燃え燃え」の表記を「萌え萌え」とした契機を誤変換等の不作為的な偶然に拠るものではなく「意図的な誤用」や、「新規発生説」として特定の作品・作者等を始原とする主張・反論などが提示されている。 スラング「燃え」の「萌え」への置き換えを、パソコンやワープロの誤変換などの偶然に求めるものではなく、駄洒落などの感覚で意図的に行ったものする説。人為的ミスに近い「誤変換説」とは違い、“意図的に行われた”ことによって同時多発的に発生した件についてもある程度の説得力はあるものの、往々にして特定の個人やコミュニティ、作品などを語源として主張する文脈と混同して取り挙げられることも多い。 反論: 意図的な誤用を行ったとする各々の主張の間で互いに成立させたとする場所や話者が一致せず、収束が見られない点を以って信憑性に疑問が提示されている。また特定のコミュニティや作品・個人などを始原とする主張の多くは現在広く認知されるに至った隠語「萌え」を「新規発生説」として特定のルーツと関連づけようとする姿勢から、主張者や支持者の利害や恣意性を指摘し、その信憑性を疑問視する声もある。 本来の「萌える」という単語から、草木の萌芽などになぞらえ主に未成熟な対象を指定して形容する、新規の隠語として成立したとする説。特定のコミュニティやその運営者を始原とする(概ねそのコミュニティの参加者や運営者当人、またはその周辺の)主張者、特定の漫画やアニメ作品などに触発されて新規に成立したとする主張などが多い。 反論: 新規発生説に分類される主張の間でさえも、起源とする作品や主張者、成立時期などに互いに一致や収束が見られず、その中にはデマ・偽情報なども多く存在し、コミュニティ(BBSやチャットルーム等)の管理・運営者や関係者などが自らの宣伝や個人的願望のために"起源説"を捏造した例も多いことから、主張者の利害や恣意性だけでなく、新規発生説そのものの信憑性に対する疑問も提示されている。また、「継承説」などの存在からも、少なくとも状況的にこれらの主張は現実を反映したものではないとする指摘もある。 1980年代末〜1990年頃に、当時はもっぱらマニアと専門家の道具であったパソコン通信のBBSやチャットの場などで成立したとする説。 利用者の絶対数を反映して大手の商用BBSを発祥とする主張者が少なくない一方で、複数の草の根BBSを発祥とする主張における起源がやや先行するといった傾向があり、いくつかの先鋭的な草の根BBSで成立・普及した後に大手の商用BBSに持ち込まれ、本格的に普及を開始したのではないかとする見解が概ね妥当とされる。 一部には、特定の会議室や小規模な草の根BBS、特定の話者などを「萌え」の起源・開祖であるとする主張者および説も存在する。 反論: いずれの主張も「意図的な誤用説」「誤変換説」などの一種として評価すれば、これらの利用者の間で表記の誤用などが同時多発的に行われていた可能性が示唆されることとなり、単にそれらのうちの最古の記録をもって始原と同定する等といった判断も困難といえる。またパソコン通信の記録(ログ)における使用例も単に使用の痕跡の記録に過ぎず、「萌え」という用法それ自体が外部から持ち込まれた可能性を指摘する主張もあり、パソコン通信を発祥とする説において、単に現時点で最も古くまで遡ることの可能な記録を持つとされる媒体がパソコン通信であったに過ぎない、とする見解もある。 読者投稿企画を主体とする投稿誌、あるいは月刊誌・週刊誌等の読者投稿欄などを発祥とする説。一部には特定の雑誌や投稿者、作品などを指定して発祥とする主張もある。 反論: 本説の主張における成立時期はパソコン通信説より概ね半年〜一年以上も遅いため、語源成立の証拠としての説得力は薄いと言わざるを得ないとする指摘がある。起源とするよりも、それらが普及する中で印刷媒体上で確認された最古の例と捉える方が適切と考えられる。 1980年代末〜1990年頃に、当時ゲーマー間の交流が活発であった東京都内の一部のゲームセンター等に設置されていたコミュニケーションノート(雑記帳)の上で、ビデオゲームや漫画・アニメのキャラクターなどを対象に「燃え燃え」から転じたスラングとして使われていたとする説。 反論: 本説の根拠となる当時のノートはその殆どが散逸し、整理や体系化はもはや不可能とされる点をもって、信憑性に疑問を提示する指摘がある。 JR中央線水道橋駅の上り線ホームに存在する「らくがきボード」、あるいはJR山手線代々木駅の山手線内回りホーム先頭付近に1990年代中頃まで存在していた同様のメッセージボード上で、1989年〜90年頃に発生・成立したとする説。これらの掲示板は、駅側の厚意によって構内の宣伝ポスターの掲出スペースに摸造紙や裏返した廃棄ポスターなどを貼って充てられていたもので、各種雑誌などへの常連投稿者(ハガキ職人)や同人誌作家等の多くが通う各種学校や予備校が集中していた代々木駅やお茶の水駅などで下車ないしは同駅を通過するオタク層を中心にある程度の存在感を発揮し、1980年代にはしばしば若手の漫画家やアニメーター等が訪れて描いてゆくこともあった。 反論: 上記雑記帳説と同様に、物証の提示が困難である点をもって信憑性に対する疑問が提示されている。これらの掲示板は、基本的に当日夕刻には剥がされて廃棄されていたため、日々の「成果」を毎夕刻ごと(撤去直前)に写真に撮影し記録していた利用者も若干存在してはいたものの、それらは個人的なフィールドワークによるものであり、従って網羅的な資料は存在せず、部分的な資料についてもその殆どが散逸している点などが挙げられる。 雑記帳説や掲示板説は、利用者の多くは並行して月刊誌・週刊誌等の読者コーナーなどに投稿し、中には“読者コーナー”の常連となった読者(参加者)も少なくなかったうえ、パソコン誤変換説などとは違い、ほぼ全てにおいて「人間の手で直接書かれたもの=意図的な誤字」であることからも、もはや起源の同定は困難というのが真相である。またこれらの記録上で確認されうる最古の使用例についても、誤変換説などを評価してもその存在のみをもって始原と同定することは困難であり、明らかにこの時点で成立したと判断されうる記録については、現時点でも公式・非公式問わず該当する記録の存在を確認できていない。 1993年にNHK教育テレビ番組『天才てれびくん』の枠内で放映されたSFアニメ作品『恐竜惑星』のヒロイン「萌」を語源とする(あるいは萌の名に因んで既存の「燃え」を転じ、「萌え」の字を当てたとする)説。オタク評論家の岡田斗司夫は、自らの著書において当説を正史として紹介しており、これをもって文献資料としての正当性を指摘、支持する主張もある。また、三省堂発行の辞書『スーパー大辞林』(『大辞林』の電子版)でもこの説を語源として紹介している。(ただし、ここでも『諸説ある』とことわりがある。) 反論: 同時代のパソコン通信を経験してきた世代からは、恐竜惑星の放映以前から「萌え」「萌え萌え」が使われていたとする指摘もあり、「萌え」成立の契機や語源とする主張は現実を反映した説とは言い難いとする見解もある。その根拠を「(個人的に)保存したパソコン通信のログ」などに求めるユーザーが多い一方で、ルーツと断定することは困難としても、「恐竜惑星」が「萌え」を普及させる契機の一つとなった可能性を指摘する声もある。なお「恐竜惑星」のストーリーの基本設定を担当した金子隆一氏によれば、「恐竜惑星」のヒロインのフルネームは初期設定段階では「結城萌」であった(アニメ本編ではフルネームは出てこない)。金子氏は、岡田斗司夫氏が自著のなかで実在の女流作家・鷺沢萠(さぎさわ・めぐむ)氏の名前と恐竜惑星のヒロインの名前を混同しており、しかも鷺沢氏の下の名前を「もえ」と誤読した点を指摘したうえで、「したがって、この通説は二重の意味で誤りである」(『知られざる日本の恐竜文化』p.125)と「恐竜惑星」萌説を否定している。 漫画・アニメ『美少女戦士セーラームーン』(武内直子作)のキャラクター「土萠(ともえ)ほたる」を語源とする説。「土萠ほたるに燃え燃え」が転じて「土萠ほたるに萌え萌え」などとなり、それが後に「○○萌え」と一般化されて普及していったとする。また、土萠ほたるは一部のファンの間で「土萠(ともえ)」という愛称で呼ばれていたという主張もあり、これが「萌えー」に転じたという主張もある。精神科医の斎藤環もこの説を正史として紹介しており、これを根拠として文献資料としての正当性を支持する主張もある。 反論: セーラームーンという一連の作品の連載およびTV放映の開始時期は上記の恐竜惑星より先行するものの、時系列順に検証すると、作中における土萠ほたるの登場は1994年の第三期『S』シリーズからであり、上記恐竜惑星の放映開始(キャラクター「萌」の登場)より一年遅れる点が指摘されている。また「萌」と「萠」の表記の違いから、土萠ほたるを語源とするのであれば、その成立過程において「萠え(萠え萠え)」という表記が少なくとも「萌え」や「燃え」と併記ないし混用される時期の存在が考えられるが、これが見当たらない点を持って系統発生的に不自然であるとする指摘もある。このため、土萠ほたるを語源とする主張も恐竜惑星説と同様に、現実を反映したものではないとする主張がある一方、セーラームーンは同時代のTVアニメとしては最も知名度の高い作品の一つであることから、既に成立していた「萌え」という隠語をセーラームーンを論じるオタクたちの間に広く認知させ、普及させる契機の一つとなった(彼らの主観において「萌え」を用いた最初の作品がセーラームーンであった)可能性は考えられるとする再反論も見られる。 雑誌「なかよし」で連載されていた漫画『太陽にスマッシュ!』(あゆみゆい作)の主人公「高津萌」の熱狂的なファンがパソコン通信の会議室や掲示板等で「萌ちゃん燃え燃え」と主張していたものが「萌え萌え」になったとする説。語義には高津萌に対する感情が含まれるとされる。 反論: 主張者の絶対数が少ない事から語源にまつわる話題の中で取り扱われる頻度も稀であり、主要な説とは言い難い点などが指摘されている。また時系列上の検証についても疑問が指摘されている。 2004年、「電車男」がヒットしアキバ系文化が注目を集める。2004年には「メイド・コスプレ」「アキバ系」「萌え」「電車男」がユーキャン流行語大賞にノミネートされる。2005年にはユーキャン流行語大賞の上位10作品に選ばれ、「完全メイド宣言(秋葉原のメイド喫茶「@home cafe」従業員によるアイドルユニット)」が受賞した。この時期から、先述の「メイド」や「電車男」などに代表されるアキバ系文化の代名詞として広く認識されるようになる。 TBSテレビ系『王様のブランチ』「萌え特集」や 読売新聞夕刊・毎月最終金曜日掲載「OTAKUニッポン」など、テレビ・新聞等でも紹介されている。 社団法人コンピュータエンターテイメント協会(CESA)は2006年4月24日、一般消費者を対象とした「2006年CESA一般生活者調査報告書」を発刊した。「萌え」の認知度・利用状況については、全国の3〜79歳の1103人を対象とし、萌えに関する調査を行った。CESAにおける萌え定義は「マンガ・アニメ・ゲームの登場人物(キャラクター)などに愛情を抱くこと」とされる。この定義で認知度を測ってみたところ男女性別平均の認知度は男性548人中66.4%、女性555人中65.6%であった。「よく知っていて自分でも使っている」と答えたのは男性の場合20〜24歳の8.9%、女性の場合15〜19歳の12.1%が最高であった。 浜銀総合研究所(横浜銀行グループ)の調査によると、2003年度のコミック・ゲーム・映像などの「萌え」関連商品の市場規模は888億円に達した。また、地域おこしのPRとしても利用されるようになった(参考ニュース)。しかし、「萌え市場はあくまでもオタク向け。オタクが増えない限り成長はなく、数年で数倍、という伸び方はしない。10人に1人がオタクになる時代は来ないだろう」という否定的分析もあり、萌え市場がこれ以上は成長しないとされている。 アニメ作品などで「萌え」を重要な要素としている作品であるにも関わらず、その「萌え」の対象となる人物の表現が破綻しているなど、完成度が低く、鑑賞に堪え得ない状態 これらの状態に対して、「萌え」に該当する感情が湧かず、興醒めしてしまうという意味で、インターネット上などで用いられる。しかし殊更に「萌え」と対置する使用例はそれほど多くなく、そもそも対義語として認識するかどうかは人によると言える。 また、一部には「萌え」の対義語として、同音異義語「燃え」を位置づける者もいるが、対義語という言葉の意味を考えた場合、これは誤用といえる。 |
[ 142] 萌え - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%8C%E3%81%88
