掛けとは?

つり具を用いて行う荷掛けおよび荷外しを行う作業をいぅ。すなわち、クレーン等を用いて荷役運搬作業を行う場合、つり荷をクレーン等のフックでつるために玉掛用ワイヤーロープ等を利用して行われる準備、荷のつり上げ、つり荷の移動およびつり荷を所定の位置に置くまでの作業をいう。
フックに玉掛け用ワイヤロープのアイを掛ける掛け方で、玉掛け用ワイヤロープの数により、1本づり、2本づり、3本づり、4本づりなどがある。
アイの部分をフックに掛けない方法で、玉掛け用ワイヤロープの数により、2本づり、4本づり、6本づりなどがある。
重心が中心にないものや重心位置が高い荷には適さない。ワイヤロープが滑って危険である。
双方の張力が同じにならないと、フック上をワイヤロープが滑るおそれがあるので注意が必要である。
フックの肩の部分にワイヤロープを巻き付けて掛ける方法で、2本以上を同時に掛けることは少ない。あだ巻き掛けのワイヤロープの巻付け位置をフックの肩部分に移すとこの形になる。
目的はあだ巻き掛けと同じであるが、あだ巻きよりもワイヤロープに癖がつきにくいので、比較的太いワイヤロープにも使える。
つり荷側につり手等があることが条件であるが、製品や設備などに使えれば、扱いやすく便利である。バランスの良い荷であって、専用的に使われる玉掛用具に適している。
つり手が設けられている運搬台などであっても、荷が片寄って乗せてあるときは注意が必要であり、特にフック側が半掛け状態であるときは危険である。
つり角度が大きくなるとワイヤロープが互いに引き寄せられて滑りやすくなり、不安定なつり方となる。
ワイヤロープが引き寄せられても、滑らない工夫が必要である。荷の重心が片寄っていたり、重心が高いものはつり荷が転倒するおそれがあるので、つり荷のバランスの見極めが必要である。
玉掛け用ワイヤロープの方のアイに反対側のアイまたは二つ折した部分を通して、つり荷を絞り込むように掛ける方法。深絞りと浅絞りがある。
荷が絞りこまれることによって摩擦力が増し、つり荷とワイヤロープの滑りを防止できる。
2つ折りした状態で絞るときは、アイの部分で絞ったほうが強度の低下も少なく張力も均等になる。
2点づりするときは、つり荷により、絞りの向きを考えること。荷が回転したりねじれたりする。
つり角度によって引き寄せられようとするワイヤロープの滑りを防止するために最も効果的な掛け方で特に長尺物には有効である。
円板形状の物に最適なつり方である。少々ワイヤロープの長さが異なっても張力はほぼ均等となる。
クランプを使用するときは、メーカーの指定する用途以外には使用しないこと。また、取扱い説明書を良く理解したうえで使用すること。
ハッカーを使用するときは、メーカの指定する用途以外には使用しないこと、また、取扱い説明書を良く理解したうえで使用すること。
2本の玉掛け用ワイヤロープを用いて玉掛けしたとき、つり荷の質量mを支える力は2本の玉掛け用ワイヤロープにかかる張力F1、F2の合力Rに等しい。玉掛け用ワイヤロープにかかる張力F1、F2は同じ質量の荷であっても、つり角度が大きくなるにしたがって大きくなる。また、玉掛け用ワイヤロプを内側に引き寄せようとする力Pが働く。
また、つり角度があまり大きくなると玉掛け用ワイヤロープのアイ(目)がフックから外れることがある。このためつり角度は60度以内となるようにする。

[ 39] JCA
[引用サイト]  http://www.cranenet.or.jp/tisiki/tamagake.html

サテン掛け:ちらっと見て“なんだウェディングかぁ、私には関係ない”と思ったあなた、まちがってますよ。サテン掛けはハイソサエティではよく知られた方法ですから、これの知識を持っているだけで(特に若い人だと)一目置かれることができるんです、というようなこととは別に、たとえ自分が結婚するわけじゃないとしても“お嫁に行くために靴にサテンをかける”という行為が儀式めいていてメルヘンちっく、写真と説明を絵本のようにお読みいただきますと、あれこれすてきな想像や妄想が広がり、ひととき楽しめることまちがいなしです。
●23-8121/23-8122/23-8123)のいずれかに、サテン地(と白いソール)をかけ、ウェディングなどに使用した後はサテン地をはがし(ご自分ではがせます)、またノーマルパンプとして使えるという、夢の上塗りのようなすてきな方法です。
ホワイトサテンのサンプルは偶数月は吉祥寺店で/奇数月は学芸大学店で、ピンクサテンのサンプルは偶数月は学芸大学店で/奇数月は吉祥寺店で、ご覧いただくことができます。たいへんきれいで目の保養にもなりますので、ご来店の折にはぜひ実物を見てやってください。
★Order Form の書き方は、ご希望のパンプスの商品番号・色・サイズの近くの余白に“サテン掛け”とお書きになり、サテンの色も忘れずにお書きいただければ大丈夫です。
届いた靴をフィッティング→ 3. フィッティングを確認済みの靴をタルサタイムに返送、その時にサテン掛けをご注文というだんどりがベストです。そのために日程的に十分な余裕を持ってのご注文をおすすめします。またその間かかる送料はお客さまの負担になりますので、あらかじめご了承ください。
これを見て“結婚したい”と思わず口走った独身主義のスタッフがおります。不謹慎の極致ですが、そう言いたくなるのも納得の美しさです。
ソールはソフリナ(最高級の合成皮革)です。ソールも白なのがサテン掛けの、ある意味実は最大のポイントかも知れません。一般の白パンプをウェディング用として使おうとする時の最大のネックになるのが、ソールの黒や茶色だからです。全身白なのに足元にちょびっとでも黒や茶色があるのはいかにも画竜点睛を欠きますが、靴の底までも白(オイスターホワイト=とても淡いグレイです)のウェディングドレス姿は完璧にきれいです。
内側はこのようになっています。カウンター内側のベージュのうすいスウェード・サテン・ソールをはがせば元のノーマルパンプに戻すことができます。(はがすのも楽しそう、1回やってみたい。)
ウェディングだけでなく、発表会・パーティーなどにも完璧な装いができます。

[ 40] フォーマル、サテン掛け/Tulsa Time
[引用サイト]  http://www.tulsatime.co.jp/formal/index.htm

エクストリーム・アイロン掛け(Extreme Ironing, エクストリーム・アイロニング, 究極のアイロン掛け)は、人里離れた場所でアイロン台を広げて服にアイロンを掛けるエクストリームスポーツ(究極の、極限のスポーツ)である。このスポーツのプレイヤーはアイロニスト(ironist)と呼ばれる[1]。
エクストリーム・アイロン掛けを行う場所としては、難易度の高いクライミングを伴う山の斜面や、森、カヌーの上、スキーやスノーボードの最中、大きな銅像の頂上、大通りの真ん中などがあり、アイロン掛けの目的をほとんど無視して、スキューバ・ダイビングをしながら行うこともある。
エクストリーム・アイロン掛けは、エクストリームスポーツを行う刺激と、アイロンをすっきりと掛けたときに得られる満足感を組み合わせたものであると言われる。このスポーツは一見パロディやいたずらのように見えるが、アイロニストたちの多くは極めて真剣である。イギリスの新聞社・ガーディアンはこのスポーツについて、イギリス人の持つ奇行(eccentricity)の伝統を踏襲したスポーツであると紹介している。現在この競技に関するイベントの多くに、家電製品のメーカーであるロウェンタ社(Rowenta)がスポンサーとして参加している。
このスポーツは、イギリスのイースト・ミッドランズ地域にあるレスター(Leicester)の住人、フィル・ショウ(Phil Shaw)が自宅の裏庭で行ったことに始まる。しかし、このスポーツはもはやイギリスだけのスポーツではない。1999年6月、ショウは、「スチーム」というあだ名の通り、蒸気が出るほどに奮起し、このスポーツを広めるための世界遠征に旅立ち、途中アメリカ、フィジー、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなどに立ち寄った。ニュージーランドでドイツ人旅行者達と出会い、その出会いがエクストリーム・アイロン掛け事務局(Extreme Ironing Bureau, EIB)と、エクストリーム・アイロン掛けドイツ支部(German Extreme Ironing Section, GEIS)の設立のきっかけになった。
2002年9月には、初の世界大会がドイツ・ミュンヘン郊外のバレイ(Valley)で行われた。エクストリーム・アイロン掛けドイツ支部が開催したこの第1回世界大会は成功を収め、世界各国のメディアの注目を引き付けた。参加者はオーストリア、オーストラリア、クロアチア、チリ、ドイツ、イギリスなど世界各国から集り、10ヶ国の参加者の全8チームが競技を行った。
このスポーツが考案されて以後、本流からの分派を自称するグループ、アーバン・ハウスワーク(Urban Housework, "都市における家事労働"。アイロン掛けの代わりに野外で掃除機を掛けるグループ)ができつつある。このグループは自然環境を乱し、植物が腐食せず、堆肥化をしなくなるような行為を行うために、アイロニスト達からは邪道と見做されている。
2002年12月、ずばり「エクストリーム・アイロン掛け(Extreme Ironing)」という題のドキュメンタリーをイギリスのチャンネル4が作成した。
2003年のロウェンタ杯は、南アフリカのウォルフバーグ・クラック(Wolfberg Cracks)にある峡谷の上でアイロン掛けを行ったグループに贈られた(彼らは高さが30mもある峡谷上に渡したロープにぶら下がりながらアイロン掛けを行った)。その年の後半フィル・ショウは「エクストリーム・アイロン掛け(Extreme Ironing)」という本(ISBN 1843305550)を出版した。また翌年には「空の下でアイロン掛け(Ironing Under the Sky)」というDVDが登場した(ASIN: B00070DW00, 製作元: Hot Under the Collar Productions)。
2004年、事務局(EIB)はさらなるアイロニストを募集するため、ロウェンタ・ツアーと称してアメリカに旅立ち、マウント・ラッシュモア、ニューヨーク、デビルズタワーでアイロン掛けを行った。このツアーはアメリカのテレビ局 ABC の朝のニュース番組 "グッドモーニング・アメリカ" のインタビュー取材を受け、最高潮を迎えた。
2004年のアテネオリンピックの直後、金メダルを5大会連続で獲得したスティーヴ・レッドグレーヴ(イギリスのボート競技の選手)が、エクストリーム・アイロン掛けをオリンピック競技にしたほうがいいと後押しした。「すばらしいスポーツだ。少し変わったところがいくつかあるけれど、あと数年もすればボート競技がオリンピックからはずされて、エクストリーム・アイロン掛けが入るかもしれないよ!」
創始者のスチームは「スティーブがボート競技を本気で終わらせようと考えている訳ではないと思うが、それでもイギリススポーツ界の第一人者に後押しされたのはすばらしいことだ。ひょっとすると、ボートを漕ぐ選手たちにまじって、エクストリーム・アイロン掛けという新しいスタイルのスポーツが始まるのを見ることができるかもしれない」と付け加えている。
これらの意見を擁護するために、スチームは懐疑派の人達に対し、シンクロナイズドスイミングとそのオリンピックにおける立場を考えてほしいと言っている。さらにオーストラリアのアイロニスト、ファブロン(Fabulon)は、カーリングというスポーツを見て欲しい -- あれが冬季オリンピックの正式種目になるんだったらエクストリーム・アイロン掛けが正式種目として認識されるのに何の問題もない、と言っている。
このスポーツの最近の発展により、色々なエクストリーム・アイロン掛け世界記録が作られている。この流行は、イギリス人のアイロニスト二人組が、エベレストのベースキャンプでアイロン掛けを行ったことで始まった。記録はまもなくキリマンジャロの頂上(5859m)でアイロンを掛けた "南アフリカのY字の星"(South African Yster[2])によって破られた。現在のアイロン掛け高度記録は、アルゼンチン・アコンカグアの頂上(6959m)でアイロン掛けを行った "アイロン男・カリック"(Iron Man Carrick)が保持している。"ホットプレート兄弟"(Hot Plate Brothers)もこの記録に挑戦したが、頂上に到達できなかった。
エクストリーム・アイロン掛け水中最深記録は、イギリス人のアイロニスト、ダイブ・ガール(Dive Girl)がエジプト沖で達成した、水深100mである。2005年1月、オーストラリアのスキューバダイビングのグループが、水中で43人同時にアイロン掛けを行うことにより、水中の多人数エクストリーム・アイロン掛け記録をニュージーランドのチームから奪取した。それ以来ニュージーランドのチームが挑戦を続けている。
2004年4月、クリース・ライトニン(Crease Lightnin')が、アイロン掛けの道具を全て装着してロンドンマラソンに出場し、途中で服にアイロンを掛けながらフルマラソンを走破するという記録を達成した。リーズ在住のこのアイロニストはマラソンコースを4時間8分で走破した。
苛酷な状況で衣類にアイロンを掛けた最長の記録は、創始者であるフィル・ショウ(通称:スチーム)が 2003年12月に発祥の地であるレスター(Leicester)で達成した。彼はクリスマスの買物客が困惑している所の20メートル上空で、デビッド・ブレインというマジシャンが使うような透明で巨大な箱の中に入り、アイロン掛けを行った。
イギリスの人気ドラマ、イーストエンダーズ(EastEnders)の2004年8月2日の回で、エクストリーム・アイロン掛けが引用された。事務局 EIB によると、ドラマの登場人物がホットプレート兄弟の最高高度記録を引用したという。
エクストリーム・アイロン掛けは、アメリカのテレビ局CBSの番組、サタデー・モーニングのニュースで取り上げられたほか、ニューヨーク・タイムズ、ザ・サン、シドニー・モーニング・ヘラルド、カルカッタ・テレグラフ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポスト、トロント・スター、タイム、ESPN.com、フィナンシャル・タイムズなど多くのメディアで取り上げられた。
日本では、NHK BShi『熱中時間 忙中"趣味"あり』2006年12月7日(BS2では12月8日)放送分にて、エクストリーム・アイロニング・ジャパン発起人の松澤等が出演し、筑波山に登頂して頂上でアイロン掛けをする様子が放送され、その後NHK社屋を使って石井正則(アリtoキリギリス)とエクストリーム・アイロニング対決が行われた。藤岡弘、が熱中人探検コーナーで追跡調査をしているが、筑波山を30分で駆け上る松澤のペースには藤岡ですら息を切らして、登山途中でへたり込ませてしまったほどの健脚ぶりを披露し、おふざけやパフォーマンスと誤解されがちであるが、この競技に対する松澤の本気の鍛え方が伺える。尚筑波山の案内には頂上までの平均所要時間は90分と記載されている。 松澤はテレビ朝日系『笑いの金メダル』の1コーナー「投稿あなたもヒロシランキング」にも紹介されたことがある。そのときの掛け方は、滝に打たれながらアイロンをかけるというものだった。
毎日放送『ちちんぷいぷい』2007年2月13日放送分で、特集として紹介された。競技や概要の説明がされ、公園(おそらく大阪市内にある児童公園)において実演(鉄棒で腕立て伏せをしながらのアイロンがけ、鉄棒にぶら下がり逆さになりながらのアイロンがけ、自転車に乗り走りながらのアイロンがけなど)もなされた。また同放送において、日本国内での競技人口が5人(取材当時)であることも公表された。
テレビ東京系『ハロー!モーニング』2007年3月18日放送分では、公園で、オートバイで走り過ぎざまのアイロンがけ、雲梯に逆さにぶら下がってのアイロンがけなどが実演された。また、アイドルの藤本美貴と亀井絵里がすべり台をすべりながらのアイロンがけなどに挑戦した。
日本テレビ系『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の2007年5月9日放送分で「インパクト人間大集合」という企画内でアイロニングを行う日本人が紹介された。同じ日のフジテレビ系『ザ・ベストハウス123』でも紹介された。
MONDO21『山田五郎アワー『新マニア解体新書』』の2007年6月6日放送の第39回に「アイロンマニア」として松澤等がゲスト出演した。山田五郎との忌憚のない意見交換のほか、湘南海岸ロケによる屋外デモンストレーション、新江ノ島水族館内で「アイロニング×癒し」の挑戦(アイロン×イルカ、ペンギン、サメとの競演)、スタジオ内でのアイロニング実演を披露した。番組内で松澤は、「イナバウワーアイロニング」「滝行アイロニング」を紹介したほか、「エベレスト頂上での単独無酸素軽装備エクストリーム・アイロニングが夢」であると語った。
NHK総合テレビ『ベッキーズスクール』の2007年8月18日の放送でも、「未公認ゲームX」と題して取り上げられた。水中でのアイロニングや富士山頂でのアイロニングが紹介された。
アーバン・ハウスワーク(都市における家事労働):野外で掃除機を掛ける。この行為は環境に悪影響を及ぼすと多くの人々が考えている。
エクストリーム・会計事務:パロディのようにしか見えないが、実は管理会計協会 CIMA と会計ソフトウェアの会社 CODA が協賛している。
エクストリーム・サンドイッチ:マーマイト(ビール酵母から作ったマーガリンのようなもの)の販売戦略のために行ったコンテスト。

[ 41] エクストリーム・アイロン掛け - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%B3%E6%8E%9B%E3%81%91

吊り掛け駆動方式(つりかけくどうほうしき)は、電車・電気機関車等の電気車において、モーターから車輪に動力を伝達する(モーターを台車に装架する)方式の一種。手法としては単純で、すでに古典的な方式である。
釣り掛け、吊掛、釣掛とも表記するが、絶対的な統一表記はない。英語では nose-suspension drive 。
日本では、電車の駆動方式としてはカルダン駆動方式に取って代わられ、現存例は多くないが、電気機関車の駆動方式としては21世紀初頭現在でも広く使われている。
路面電車用バーサスペンション方式の吊り掛けモーターの例(筑豊電気鉄道2000形電車)。手前に軸受が見える。回転軸の右側にある棒状の部分を台車枠に取り付ける
モーターは車軸と平行に配置され、モーター軸から平ギアで車軸を駆動する。モーターの車軸側には軸受が設けられており、この軸受部分を車軸に乗せる。車軸と軸受の間にはアクスルメタルを挟む。
車軸と反対側の部分は台車枠に取り付ける。この取り付け部分の支持方式はノーズ・サスペンション方式とバー・サスペンション方式の2種類がある。
ノーズ・サスペンション方式とは図のようにモーターの片端に設けられたノーズを台車枠に固定する方式である。台車枠とノーズの間にはバネを挟む。大形の鉄道車両に多く用いられている。
バー・サスペンション方式はモーターの片端に棒状の部品(バー)を付け、このバーを台車枠に固定する方式である。台車枠とバーの間にはバネを挟む。軸距の短い台車の場合に有利である。主に路面電車、軽便鉄道で多く用いられたほか、江ノ島電鉄、箱根登山鉄道など比較的小型な車両を使う鉄道で使用されたが、大型電車では少数派である。[1]
どちらの方式でも、モーターは車軸と台車枠の間に橋渡しされた状態、すなわち車軸と台車枠に吊り掛けられた形になる。「吊り掛け」の呼称は、ここから来ている。車軸とモーターの位置関係がアクスルメタルで固定されるので、相対的な偏位は起こらない。
モーター重量の50%が車軸に直接かかり、バネ下重量が大きい。このため線路・台車・モーター自体への衝撃が極めて激しい。従って高速運転には本質的に不向きである。乗客にとっては乗り心地も悪くなる。発車の際には猛烈な騒音と激しい振動がおこる。
吊り掛け駆動用モーターは、衝撃に耐えるため、頑丈に作らざるを得ない。結果として重量は増え、バネ下重量も増加してますます衝撃が強まる。悪循環である。
高回転化は困難である。このため低回転・大トルク型のモーターを用いることになるが、このようなモーターとの組み合わせでは、山・谷の大きな、歯の粗い頑丈な歯車と組み合わされるため、歯面同士の打音は大きくなりがちで、走行時には吊り掛け式特有の激しい騒音を発する。
アクスルメタルや歯車などが、大トルクによる負荷や、大きな重量による衝撃のために消耗しやすく、又、ギアボックスを密閉できないため、メンテナンス上の配慮を要する。メンテナンスサイクルもカルダン駆動方式に比して短い。ただしトータルランニングコストに関しては、軌間や軌道の状態によっては必ずしもカルダン方式が優位とはいえない場合もある。
これらの問題点は近年改善が進んでいる。車軸架装ベアリングにおいてはプレーンメタルに代わってローラーベアリングが導入されるようになり、アクスルメタルやノーズがゴム緩衝されたり、歯車においても材質、焼入れ、歯の形や角度、バックラッシュの最適化等が為されている。この結果、摩耗・消耗・騒音の抑制が図られるようになっているが、バネ下重量が大きくなる構造という根本的な制約を克服するまでには至っていない。
エジソン研究所出身のアメリカ人発明家フランク・ジュリアン・スプレーグ(Frank Julian Sprague、1857年 - 1934年)が、1887年に架空電車線方式と共に考案、バージニア州リッチモンドに路面電車を運転開始したのが最初。このため「スプレーグ方式」と呼ばれることもある。
発祥国であるアメリカでは、世界の先陣を切って1930年代にPCCカー等の高性能電車が開発されたことに加え、1940〜50年代にニューヨーク等の地下鉄電車を別にして高速電車そのものが衰退したこともあって、路面電車の一部や動態保存車を除けば殆ど存在しない。
だが21世紀初頭においても、ヨーロッパを中心に電車の駆動方式の主流を、吊り掛け駆動方式が占める国は多く存在する。代表例としてはイギリス、オランダ、ベルギー、デンマーク、オーストリア等といった諸国において、主に都市近郊電車を中心として存在している。このほか、日本同様の1067mm軌間で、規格も近似する台湾でも、特急“自強号”用電車を中心に吊り掛け駆動方式電車が多数在籍する。
但し1980〜90年代前半位まで吊り掛け駆動方式を採用したケースもあるこれらの諸国でも、新車はVVVFインバータ制御へのシフトと共に駆動方式も改められており、同方式が過去のものになりつつあることに変わりは無い。
1890年には早くも吊り掛け駆動のスプレーグ式路面電車が日本に持ち込まれ、東京・上野公園で行われた第2回内国勧業博覧会に出品されている。1895年に登場した日本初の電車(京都電気鉄道、のちの京都市電)もこの方式であり、以後電車・電気機関車におけるほとんど唯一の駆動方式として広く普及する。
吊り掛け式モーターは、当初はアメリカ、イギリスからの輸入に頼っていたが、第一次世界大戦による輸入途絶を機に、1917年以降国産化が進められ、1920年代中期にはライセンス生産ではあるがほぼ国産化に成功していた。1927年には電車用150kW形、1928年には電気機関車用225kW形を国産開発するに至る。
1930年代以降、ばね下重量の低減に早くから積極的であった欧米の電気車ではカルダン駆動方式が実用化され、1950年代以降は日本の電車にも導入されるようになった。
特に、輸送力増強を迫られた大手私鉄が、その対策として即効性のある「電車の性能向上」に取り組んだことが日本でのカルダン駆動方式の普及につながっている。1951年頃からカルダン駆動方式の試験が開始され、1953年にまず京阪電気鉄道と帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)がカルダン駆動方式の新車を製造、続いてその他の大手私鉄各社も順次カルダン駆動を採用していった。また国鉄も、長距離優等列車に電車を利用する見地から、1958年以降は高速走行性能や乗り心地、騒音を改善できるカルダン駆動方式にシフトした。
1960年代後半以降、吊り掛け駆動の電車は一部の特殊例を除いて新規製造されなくなる。その後も遠州鉄道、江ノ島電鉄、近鉄特殊狭軌線、下津井電鉄や各地の路面電車など、一部私鉄が構造の簡便さや特殊な規格に起因する架装スペースの都合から採用を続けた例はあるが、これらも1980年代にはカルダン駆動に移行し、現在では吊り掛け式を新規採用する鉄道会社は皆無となった。
ただし、吊り掛け駆動の旧型車から走行装置を流用した「車体更新車」はその後も一部の私鉄が製造を続けており、1980年代以降に至っても東武鉄道や名古屋鉄道等で製造された例がある。
しかし1980年代以降、VVVFインバータ制御が実用化され、常時給油や職人芸的調整を要するプレーンメタルはおろか、刷子も持たない交流誘導電動機を使用することが可能になったことで、カルダン駆動方式の導入だけでは成しえなかった保守点検の簡便化が実現し、性能面でも飛躍的な改善がなされた。
この結果、大手私鉄の吊り掛け駆動更新車は性能・メンテナンス性ともに完全な新車に比べて大きく見劣りするようになり、運用の場を狭められ、廃車が進んでいる。また地方私鉄でも他社のカルダン駆動方式中古車・中古部品を譲り受け、吊り掛け駆動方式をすべて廃車とした事業者が多くなっている。
路面電車では高速走行を必要とせず、構造簡便で、かつ台車外側に吊り掛けることでホイルベースを極限まで短縮できることから、後年まで吊り掛け式が多く採用されたが、VVVFインバータ制御の実用化に加え、現在では各地で超低床路面電車の導入が少しずつ進められ、引き替えに吊り掛け車の廃車も進められている。路面電車型の低床車を使用する事業者では、現在なお吊り掛け車が主流である事業者もいくつかあるが、そのような事業者でも吊り掛け車の新規製造は行っていない。ただし、経営基盤が脆弱な日本の路面電車事業者は車両新造の際に旧車の機器流用する車体更新車が主力を占めていたこともあって、近年まで機器流用車に関しては吊り掛け駆動車の新造が行われていた。そのため、軽快電車形の近代的な車体に吊り掛け駆動の動力を持つ車体更新車が主力を占めている路線も少なくない(岡山電気軌道、長崎電気軌道、都電荒川線など)。
1067mm軌間の普通鉄道最後の完全新造の吊り掛け電車は1983年製造の江ノ電1200形であり、バー・サスペンション方式である。
普通鉄道最後の完全新造の吊り掛け電車は1990年製造の三岐鉄道北勢線277形(762mm軌間、近鉄時代の製造)である。
日本における狭軌鉄道速度記録・175km/hを1960年に樹立した国鉄の試験電車クモヤ93形000号も、吊り掛け駆動車であった。
2007年現在、JR各社における吊り掛け式電車は、事業用等を含めて全て運用を終了しており、大手私鉄においても名鉄瀬戸線で使用されているもの(6750系、数年中の置き換え見込)と、特殊狭軌線(762mm軌間)ゆえにカルダン駆動車の投入が不可能な近鉄の内部・八王子線の260系が残るのみとなっている。
所属する電車がすべて吊り掛け駆動となっている日本の鉄軌道事業者は、2007年時点では筑豊電気鉄道が唯一の存在である。
路面電車における最新の吊り掛駆動車は、2004年製の土佐電気鉄道2000形電車2003号車である。2002年製の函館市交通局8100形電車は唯一の吊り掛け駆動式の超低床車である。いずれも、廃車となった旧型車両の機器類を転用したものである。
日本の路面電車事業者の大部分は吊り掛け駆動車を所有している。吊り掛け駆動車がない路面電車路線は、東急世田谷線、富山ライトレール、京阪大津線、福井鉄道のみである。
一部の特殊な機関車では中空軸可撓吊り掛け駆動方式(EF66形)、カルダン駆動(EF80形等)や、それに近い「クイル式」や「リンク式」と呼ばれる方式を採用した少数例もあるものの、狭軌鉄道において大出力モーターを使用する場合には、信頼性において単純な構造の吊り掛け式に一日の長があり、現在でも広く用いられている。JR貨物における最新型の電気機関車では、一基で500kWを越える大出力吊り掛けモーターが使用されている。
^ 電車にバー・サスペンションの主電動機を採用した青梅電気鉄道(現・JR青梅線)は、1944年の国有化に際し電動車全車の電装が解除されたが、これはノーズ式が標準の国有鉄道とは規格が相違して、部品供給やメンテナンスに難があったためである。

[ 42] 吊り掛け駆動方式 - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8A%E3%82%8A%E6%8E%9B%E3%81%91%E9%A7%86%E5%8B%95%E6%96%B9%E5%BC%8F



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