同じとは?

この連載では、100人くらいのユーザーのいる小規模ネットワークに起こるさまざまなトラブルを、ネットワークツールを用いて解決していきます。
主人公は、社内の管理者兼プログラマーの律子さん。前回のトラブル・シューティングの模様は第1回「LANから外に出られない」、第2回「どうして課長だけプリントできない」、第3回「ネットワークに同じIPアドレスが2つある?」をご参照ください。
部長に急に呼び出しを食らってしまいました。ひょっとして昇進? いつもプラス思考な律子さんは期待に胸膨らませてノコノコ行ってみたものの、いつもどおりネットワークのトラブルです。
と、部長は一方的に苦情を訴えてきます。律子さんは、部長のメールソフトの設定を疑いました。
「確か、君が僕のパソコンの設定をしてくれたんだね。信頼してるから、任せたから、中身なんて全部見ちゃって構わないから、後、これ、メールの設定とパスワード」
部長は自分のいいたいことだけいってしまうと、律子さんが口を挟むヒマもなく、薄い髪の毛をなびかせながら風のように去っていきました。確かにメールが見られないのは困ったものですが、律子さんも仕事を押し付けられて困ったものです。
とはいえこれも仕事ですし、解決するまでは帰れないので、とにかく部長のマシンで解決を図ってみることにします。
まず、部長のマシンから、メールソフトを立ち上げて送受信してみますが、いわれたとおり受信途中で止まります。何回受信しても同じところで止まって、同じメールばかり増えていきます。設定を確認してみますが、特に怪しいところはありません。
律子さんはいつもどおりPOPサーバに向けてpingを打ってみますが、普通にpingは通ります。また、Webサーバにもアクセスできました。
えっ、どうすればいいの? ネットワークのトラブルではないということは分かったものの、律子さんにはもう打つ手がありません。
律子さんはとっても焦ってしまいましたが、部長がどこかに行ってしまったので、まだ時間に余裕はあります。
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[ 202] @IT:同じメールしか受信できない!?
[引用サイト]  http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/troutol04/01.html

律子さんの会社では自分の覚えやすいパスワードを使いたいというわがままな人が多いので、メールのパスワードをユーザー自身が変更できるようにしています。心配なのですが、前から決まっていたので律子さんもそのルールにのっとって運用しています。
博君をしかりつけてパスワードを変更させました。下っ端とはいえネットワークを管理しているというのに、こんなありさまでは……。 もしかするとうちの会社の人たちって、みんなこんなパスワードにしてるの?
律子:「ほかの人も自分で簡単なパスワードを設定しちゃってるんじゃないかと思うんですよ」
部長:「で、早速だけど、律子君、ほかの人のパスワードが簡単なものに設定されてないか調べてよ」
部長:「よく分かんないけど全員分きっちり調べてね。僕はこれから会議があるんで、後は任せたから、じゃ」
調べてみるよういわれはしましたが、ほかの人のパスワードを確かめていくのってどうすればいいのでしょう。ゆっくり1人ずつ検査していくと何日たっても終わりそうにありません。
もたもたしている間に悪いやつにアカウントを乗っ取られてしまったらどうしよう。律子さんは心配になってきました。さすがに一般ユーザーはメールしか使えないようになっていますが、それでもアカウントを乗っ取られるとメールを盗み読まれたり、SPAMを送信されたりする危険性もあります。
誰かが乗っ取られれば管理者の律子さんのせいにされてクビになってしまうのではないか、そんな考えが頭に浮かんできて離れません。クビになったらせっかく新しいマシンを買ったというのにローンも払えないじゃないですか。
律子さんは博君に頼ってよさげなツールを見繕ってもらおうかと思いましたが、さっきしかりつけた博君に聞くのはプライドが許しませんし、恨まれてちっとも役に立たないツールを紹介される可能性だってあります。
ああ、どうしよう。考えてみたところで良いアイデアが浮かぶわけでもなく、投げやりな気分でネットでブロードバンド放送でも見ることにしましょう。最近ではオリジナルの番組も増えて、いろいろと楽しめるのです。
しばらくテレビを見ていると、すっかり見入って仕事のことなんて忘れてしまいました。すると、急に画面が切り替わりました。画面には、
社内のPCが突然、メールを受信できなくなり、Webも見られない環境になってしまった。そんなとき、どのように対処するべきか
5分で絶対に分かるSIP (2007/11/16)インターネットで電話をかけるためには、発信や着信、応答、切断といった制御が必要です。その手順を取り決めたシグナリングプロトコルの1つ、SIPを5分で理解しましょう
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[ 203] ユーザー名と同じ安易なパスワードを撲滅せよ! − @IT
[引用サイト]  http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/netool06/ripper01.html

最近,パソコンで扱う文字について改めて考えさせられた。UNICODE仕様が決められたときなど,これまでも何度か議論されたことだが,「同じ文字と違う文字」についてだ。そのきっかけは「超漢字V」である。普段Windowsだけを使っているとあまり文字の形について意識させられることはないが,超漢字Vを使うと,実はパソコン上では本来とは違う形の文字を扱っているのだということに気付く。
超漢字Vは,BTRON仕様に準拠したパーソナルメディアの独自OSで,多くの文字を扱える点が特長である。超漢字Vは,VMware Player上の仮想マシンとして実装されているので,Windows上の1つのアプリケーションとして気軽に利用できる。多くの文字を扱え,文字検索機能が充実している(関連記事)。
試しにいろいろと文字を検索しているうちに,明らかに形が違うのに同じ文字として扱われているものや,形が似ているのに違う文字として扱われているものがあることに気付いた。「同じ文字」とは文字コードが同じだということである。形の違いは,単にフォント(グリフ)が違うということだ。それに対して「違う文字」とは,異なる文字コードが割り当てられていることを意味する。
例えば「羽」である。日本では一般に,かまえの内側の「テンテン」部分を「ン」と書く。それに対して韓国では,「挧」のつくりのように「ノノ」と書くようだ。超漢字Vでは,これら2つの文字を,「違う文字」として扱っている(図1)。その一方で,「挧」のつくりは,日本でも韓国漢字と同じ形である。単独の文字では異体字として扱われているが,別の文字のつくりとしては同じ文字として扱われているのだろうか。
異体字は,特に人名漢字に多く存在する。例えば渡邊さんの「邊」や,齊藤さんの「齊」には,形が微妙に異なる複数の文字があり,超漢字Vではそれぞれを「違う文字」として扱える(図2)。例えば1点しんにょうの「邊」は,2点しんにょうの「邊」とは違う文字として扱われている。異体字の「辺」も別の文字として扱われているだけでなく,1点しんにょうの「辺」と2点しんにょうの「辺」が「違う文字」として扱われている。
一般に「同じ文字」と認識されていると思われる文字でも,人名となると「違う文字」と認識される場合もあるようだ。例えば参議院は,インターネットのホームページで,「議員氏名の正確な表記」という情報を掲示している。その中で,鈴木さんの「鈴」は,正しくは超漢字Vで台湾漢字として扱われている文字だとしている(図3右上)。この違いは,アルファベットの活字体と筆記体の違いと同様なもの,つまりデザインの違いであり,多くの人は「同じ文字」と認識しているのではないだろうか。ところが,「挧」のつくり部分が「羽」とは「違う文字」だとするなら,「鈴」と図3右上の文字も「違う文字」とすべきなのかもしれない。
図3●「鈴」の日本漢字の形と台湾漢字の形。日本では2つの文字は区別されずに,同じ文字として認識されることが多い
ほかにも最近話題に上ったものでは,Windows Vistaが標準で備える日本語フォントが「JIS X 0213:2004」対応になることが挙げられる。これによって,これまでパソコン上では「1点しんにょう」で表されていた逗子市の「逗」が「2点しんにょう」になったり,「祇」の「しめすへん」が「ネ」だったものが「示」になったりする(図4)。これまでのパソコン上の文字が間違いで,本来の形に戻ったとも言えるが,これらは画数まで違うのに同じ文字なのだろうか。
文字は,その成り立ちや,使われ方など,文化に非常に強く結びついている。そのため,単純に形だけで“同じ”や“違う”とは言えないところが難しい。
日本アイ・ビー・エム/日立製作所 POWER6のイノベーションを支える数々のキーテクノロジーを紐解く
日本アイ・ビー・エム ブレードサーバー市場における「IBM 4年連続シェアNo.1」の理由を探る
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[ 204] “同じ”文字とは何が同じなのか:ITpro
[引用サイト]  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20061023/251481/



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