半角とは?

半角カナ(はんかくカナ)とは、JIS X 0201の片仮名文字集合の部分の通称である。0xA1〜0xDFの範囲の1バイト文字がこれにあたる。漢字などの全角文字の半分のサイズで表示されることが一般的だという誤解からこのように呼ばれる。また、Shift_JISやEUC-JPなどの符号化方式やUnicodeでも互換性の目的でこの文字集合をもっている。これらの文字は過去との互換性の維持のために用意されており、新規の文書等では使うべきでないとされている。
ASCIIには7ビットで表現される128文字分のエリアにしか文字は定義されておらず、そこに制御文字、ラテン文字、数字、約物などが配置されている。このようにASCIIはアメリカの開発した基本的に英語用の規格であるため、日本では、8ビットで表現される残りの128文字分のエリアの一部(0xA1〜0xDF)に片仮名と日本語用の句読点などを収録したJIS X 0201を開発して使用していた。コンピュータで漢字を扱うことが困難であった草創期は、この片仮名を用いて日本語でメッセージを表示していたのである。そして後にJIS X 0208が規定され漢字などが扱えるようになった際、それまでのJIS X 0201の資産がそのまま使えるように、JIS X 0208をそのまま使うのではなく、JIS X 0201で空いていた領域にJIS X 0208の文字コードを移動(Shift)して当てはめるShift_JISが開発され、使用されるようになった。
JIS X 0201 (もしくはASCII)とJIS X 0208を組み合わせて使う場合、JIS X 0208側の文字はほぼ正方形で、JIS X 0201の文字はJIS X 0208の文字の半分の幅・同じ高さで表示・印刷されることが一般的であった。そのため、JIS X 0201の文字は『半角文字』、JIS X 0208の文字は『全角文字』、特にJIS X 0201の方の片仮名は『半角カナ』『半角カタカナ』と呼ばれるようになった。しかしそもそも『半角』『全角』は字体・フォントの文脈で使われる言葉であり、また一般に文字コードは文字の幅を規定するものではないため、この表現は間違いである(ただしEUC-JPには文字表示幅の定義が含まれる[1]。またUnicodeにも文字幅に関する規定が存在する[2])。
Shift_JISではJIS X 0201の片仮名は1バイト、漢字などは2バイトで表されることから『1バイトカナ』と呼ばれることもある。しかし文字をあらわすのに必要なバイト数は符号化方式でそれぞれ異なる。実際、『半角カナ』相当の文字を表現するのに、EUC-JPでは2バイト、UTF-16では2バイト、UTF-8では3バイトを要する。
このように正しい名称を与えることが難しいため、結局慣用的な『半角カナ』という呼称が用いられることが多いが、正確性に問題があることに意識がある場合は『いわゆる半角カナ』といった言い方をされることもある。『半角カナ』にこだわらず厳密な定義が必要な場合は、その文脈で使われている文字集合によって『JIS X 0201の方の片仮名』や『Unicodeの半角・全角形の片仮名』と呼ばれる。
ISO-2022-JPは電子メール等で使われる符号化方式であり、エスケープシーケンスによって7ビットの領域に文字集合を指示して運用する。指示可能な文字集合はASCII、JIS X 0201ラテン文字、JIS X 0208-1978およびJIS X 0208-1983であり、JIS X 0201片仮名は含まれていない。一般に「メールでは半角カナは使えない」といわれるのはこの事による。
Shift_JISはJIS X 0201の8ビット符号の未使用領域に漢字などの1バイト目を割り当てたエンコーディングであるので、エスケープシーケンスなどを用いず半角カナや漢字を使用できる。MS-DOSが全盛であった頃は、全角文字を使用できない環境との互換性の問題や、データ量や画面表示幅の節約などの面から2バイト日本語に半角カナが併用されることが頻繁であった。
1バイトJIS X 0201との共存を前提としたため、JIS X 0208文字の1バイト目に使用できる領域が限られた結果、2バイト目に7ビットコードを使用せざるを得なくなり、8ビットを利用した符号化にも関わらずShift_JISを理解しない処理系での扱いを難しいものにしてしまった。
日本語EUC (EUC-JP)も8ビット環境を前提とした文字コードだが、JIS X 0208の1文字目にあたるコードは、JIS X 0201を1バイトで表した場合の半角カナ部分に重なるように配置されている。そのため、半角カナに相当する文字を使用する必要がある場合は制御文字SS2 (シングルシフト2、0x8E) に続けて使用することになる (このため一見2バイトに見えるが、SS2は文字集合を次の1文字分だけ切り替えるという印のため、片仮名自体はやはり1バイトで符号化される)。この記法によるカナ使用を実装していない処理系も多い。
EUC-JPにおいてJIS X 0208を表すために使用されるコード範囲(0xA1〜0xFE)は、1バイトカナのコード範囲(0xA1〜0xDF)を完全に内包するため、偶数の文字数で書かれたShift_JISの半角カナは、EUC-JP文字列とほとんど区別がつかない。逆に、EUC-JPの半角カナ(1バイト目0x8E、2バイト目0xA1〜0xFE)文字列も、Shift_JIS文字列と区別がつかない。これが「半角カナは文字化けする」と言われる理由の1つである。
過去、すでに多くのShift_JIS等の文書で半角カナが使用されており、それらの文書のコード変換において情報が欠損しないようにするために (いわゆるround-trip conversionの保証)、Unicodeには通常の片仮名とは別に半角カナに相当する互換用文字が定義されている。具体的には「Halfwidth and Fullwidth Forms」という分類の中に「Halfwidth Katakana variants」として含まれている。あくまで過去の文章との互換のためであり、半角カナがお墨付きを得たと見るのは誤りである。とはいえ、将来のシステムで半角カナが非サポートとなるような事態はまず無くなったと考えてよいだろう。
電子メールを配送するSMTPやネットニュースを配送するNNTPといったプロトコルは7ビットの文字コードを使用するプロトコルであったため、日本ではJUNET時代にISO-2022-JPを使用することがルールとなっていた。
ISO-2022-JPには半角カナが含まれないためメッセージ中に半角カナを含むことは出来ない。ソフトウェアによっては誤ってメッセージ中に半角カナが含まれていた場合に、8ビットコードのまま送信したり、エスケープシーケンスを用いたりQuoted-printableなどでエンコードし7ビット化して送信するソフトウェアが存在した。後者の場合には対応したソフト同士であれば問題なく表示が出来るが、違うソフト同士や8ビットで送信された場合は正しく表示されないため、「半角カナを使うと文字化けする」と言われるようになった。ここから、ネット上の文章からの半角カナ撲滅を唱えるような急進的な意見が出現した。また、当初Windowsに付属していたメールソフトがSIとSOを使用した勝手な符号化方法を使用して、他のメールソフトとの互換性をなくしていたこともその意見を強めさせた。その後Windowsのメールソフトも他のメールソフトと同じ符号化方法になったが、「いわゆる半角カナの利用は本来廃止すべきなので、あえて対応しない」という理由により半角カナを実装していないメールソフトも多い。
などの変化により、現在ではShift_JISをBase64でエンコードすることなどで、半角カナを正当な方法で送受信でき、半角カナの使用により問題が発生することは以前より減っている。
転送プロトコルであるHTTPにはSMTPのように8ビットコードを扱えないという問題は存在しない。文書を記述するHTMLについては、Shift_JISやEUC-JP、Unicodeなど半角カナを扱える文字コードであればそのまま半角カナを使用できる。
インターネットバンキングでは全国銀行データ通信システムの互換性上、振込などでの口座名義に半角カナを直接入力する。全角入力した文字を半角カナのデータに変換する事で意図しない文字数の変化を避ける信頼性確保のためでもある。
電子掲示板に半角カナを書き込んでも、ほとんどの場合、文字化けしない。ただし、半角カナを使用した場合、前述したようにShift_JISとEUC-JPを区別することが難しいためブラウザやCGIなどで文字コードの自動認識に失敗する事が多いという問題がある。また、半角カナを表示不能な端末もある。
文字コードの自動認識は完全たり得ない為、HTTPレスポンスヘッダやMETAタグで文字コード情報のオプションパラメータを指定する場合もある。また、HTMLのフォームでは、漢字を含む文字列をhiddenとして送信することで確実に送信コードを判別するなどの手法も用いられている。こういった確実な対応がある場合、文字コード誤認の問題は発生しない。
現在でもJIS X 0201しか扱えない機器・端末などでは日本語を表現する手段として半角カナが使用されている。またソフトウェアやデータの互換性を保つ目的で使用している場合もある。
なお、全角カナとの視覚的差異があることや、文字コードによって全角カナの約半分のバイト数しか要さないことなどの特徴から、現在でも積極的に使用されているケースもある。
前者の特徴は、等幅フォントを使用してテキストのみで表形式を表示する場合などで上下位置などを合わせる目的として多く使用される。また、ニュアンスの微妙な違いを伝えたり、アスキーアートを作成するために用いられることも多い(ただし、発信者と受信者のフォントセットが異なる場合、これはうまくいかないことがある)。
後者の特徴は、例えばデータベースなどで使用可能なバイト数に 制限がある場合や1バイトのもしか使用できないシステムで使用されている。また、文字通信に課金がなされるような場合(特に携帯電話など)に有利になるため使用されることもある。
一般的なフォントでは幅が狭く表示されることから、。Microsoft Windowsではメニュー部などで少ない面積でユーザーに情報を与える必要のある場面によく利用されていた。その後、ひらがな・(全角の)カタカナが細い造型のフォント(MS UI Gothic)を用意することによって、脱半角カナを図った。現在、新規のアプリケーションで半角カナをメニューに用いる例は無くなったとみてよい。
黄色で塗りつぶした範囲は7ビットで表現できる領域、ピンクで塗りつぶした範囲はShift_JISの1バイト目として使用される領域である。

[ 125] 半角カナ - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E8%A7%92%E3%82%AB%E3%83%8A

まず、この「半角カタカナ」という名称について考えてみます。半角カタカナというのは、正確な表現できないというのをご存知でしょうか? 「全角」に対して「半角」があるわけですが、これはフォントに依存します。こちらに違いがよく分かるような比較表を作成しました。この比較表を見ていただければ分かりますが、「MS UI Gothic」や「MS P明朝」のようなプロポーショナルフォントでは、半角カタカナでは全角カタカナの半分の幅ではありません。強いて言えば、「MS UI Gothic」で約80%カタカナ、「MS P明朝」で約70%カタカナになります。
また、いわゆる半角カタカナは1バイトカタカナという場合があります。確かにShift_JISでは1バイトなのですが、EUC-JPでは8Eという制御文字が1バイト名について2バイトになります。ですので、1バイトカタカナという名称も、厳密に言えば正しくありません。正しくは、JIS X 0201のカタカナということになるのです。対して、いわゆる全角カタカナはJIS X 0208のカタカナになります。
また、半角カタカナといいながらも、実際にはカタカナでないものも、この領域には含まれます。「。」「・(中黒)」などの半角などです。顔文字などをよく利用される方は注意した方が良いでしょう。
しかしながら、これではほとんどの方にはちんぷんかんぷんだろうと思いますし(私自身、ようやくその呼称の問題点を最近理解できたばかりです)、また国際規格であるUnicodeでも、互換性のために設置された「Halfwidth and Fullwidth Forms」という領域(U+FF00〜U+FFEF。日本語では『半角形/全角形』と訳されているようです。右画像参照)にこのカタカナが定義されています。また、これらのカタカナ一つひとつに、英語での名称があり、「HALFWIDTH KATAKANA LETTER SMALL A」(半角カタカナの小さいア)だったり「HALFWIDTH KATAKANA LETTER A」(半角カタカナのア)します。HALFWIDTHとは半角を意味しますから、国際的にも利用されている名称であるため、本稿では「半角カタカナ」という名称を用います。
このように半角カタカナはJIS及びUnicodeでも定義されており、したがって、どこかのベンダーが勝手に決めた機種依存文字などではありません。ですから、半角カタカナを機種依存文字と呼ぶのは間違いです。文字コード依存文字です。
では、なぜかくまでも半角カタカナは嫌われているのでしょうか? なぜ、半角カタカナはインターネットでは使えないとされているのでしょうか? まず、メールで使えないのは、メール送信の際に一般的に用いられる文字コードはISO-2022-JPという文字コードです。ISO-2022-JPは7ビットの文字コードであるため好都合なのです。皆さんのところに届くメールのプロパティを見てみると、どのようなエンコードで送信されているか分かります(左画像参照)。このISO-2022-JPが半角カタカナを除外していることが、メールでは使えないとされている根拠になります。このことを定義したRFC1468という文書によると、
とあります。つまり、「ISO-2022-JPでは、JIS X 0201のカナ(いわゆる半角カタカナ)は使ってはいけない」となっています。逆に言えば、仮に半角カタカナを使ったメールを送っているならば、それはISO-2022-JPではないということです。「半角カタカナでも実際メール送信できているよ」という場合は、それはメールソフトの方で別の規格(約束事。全角文字に強制修正したり、ISO-2022-JP以外の文字コードで送信している)に基づいて送信しているだけのことであり、もし、その約束事が理解できない別の会社のメールソフトで受信したならば、正しく受信できるとは限らないのです。つまり、メールに関しては、確実に半角カタカナを送受信できる共通規格がないのです。
では、WEB(ホームページ)の場合はどうでしょうか? Shift_JISでもEUC-JPでも半角カタカナが定義されています。しかしながら、例えばShift_JISで半角カタカナ「(0xB1 0xB2)」があった場合(「0x」とはその後に続く文字列が16進数であることを示しています。)、EUC-JPでは「渦」(EUC-JPで0xB1B2)という漢字になります。EUC-JPのJIS漢字は1バイト目・2バイト目とも0xA1〜0xFEの範囲ですが、一方、Shift_JISの半角カタカナは0xA0-0xDFであるため、理論上、全く区別がつきません。imodeのようにShift_JISと決まっているのであれば、見分けがすぐに付きますが、一般のWebでは、半角カタカナ2つと見るか、漢字一文字なのか判別できないわけです。ですので、Shift_JISで半角カタカナだけの文章であれば、文字化けする可能性が大になります。
をアップしました。Shift_JISの半角カタカナがどのように文字化けするのかチェックしてみてください。
また、「ネットスケープ4.Xで特定の文字(試・時・事・私など)が文字化けする場合」の章で説明しましたが、ネットスケープ4.Xで特定の文字が特定の条件下で文字化けする原因は、EUC-JPの半角カタカナとShift_JISの漢字の区別がつかないこと原因でした(この場合は、実際には半角カタカナを使っているわけではなく、ネットスケープ4.Xが勝手にそう思い込んでしまっているのですが、根本的には半角カタカナの存在を考慮した結果であるとも言えます)。
かくして、WEBでも半角カタカナは利用できないということになっています。しかし、ここで疑問が生じます。確かに、Shift_JISの半角カタカナだけの文章であれば、Shift_JISであると判断することはできませんが、あきらかにShift_JISにしか存在しないコードであったり、逆にEUC-JPにしかないコードを持つ文字もたくさんあるわけです。それらと総合的に判断すれば、Shift_JISの半角カタカナをEUC-JPのJIS漢字(もしくはその逆)と勘違いしたりすることは、ほとんど考えられないはずなんです。
そう考えると、会員登録画面などで、ユーザーに名前や住所などを入力してもらう場合に「半角カタカナは入力しないでください」という表現を実に多く見るのですが、あれは妥当なお願いでしょうか? Googleで検索すると「半角カタカナは入力しないでください」は579件(2003年6月10日現在)、「半角カタカナは入力しないで下さい」は284件ありました。
確かに、掲示板など不特定多数の人が利用するサイトで、一人のユーザーが半角カタカナを入力したがゆえに、そのユーザーの投稿と同じページの掲示内容がことごとく文字化けするということはありえます(メタタグ、HTTPヘッダー、.htaccessでの制御などが不十分な場合)。
ですから、決して見当違いなお願いではないと思うのですが、こういうお願いをしているサイトで実際に半角カタカナを入力した場合、どうなるのか、いつも気になります。お願いを書いていようが明記していなかろうが、プログラマーとしては半角カタカナを入力される危険性を常に考慮しておかなければなりません。これに限らず、危険なコードを入力される危険性を常に頭に置いておくのがプログラマーの仕事だと思いますので、半角カタカナの処理も入れるべきであると私は考えます。
話が少し逸れますが、メールアドレスは半角入力であることは当たり前ですが、ユーザーの中にはその区別がつかない人たちも実際少なくありません。IE限定ですが、スタイルシートで半角英数字しか入力できないようにしておいたり(ex. <input type=text name=email size=50 style="ime-mode:dsiabled;">)、あるいは、プログラム内でのエラーチェック時に全角英数字は自動で半角英数字に変えてあげるぐらいの処理は、技術上は何でもないはずです(サーバへの負荷を考えると別)。また、私自身一番腹が立つのが、住所の番地で半角英数字を入力するとエラーを出すサイトです。半角英数字が駄目なら、入力画面にそれこそ書いておいて欲しいし、そもそもなぜ半角英数字が駄目なのか、理解に苦しむことがあります。百歩譲って、半角英数字が駄目なら、半角英数字が入力されていたら、エラーメッセージを出すのではなく、全角英数字に自動変換してくれないだろうかと思ってしまうのです。全角英数字と半角英数字の対応関係はあまりにも明白であり、「2」が「1」だったりすることはないのですから、エラーチェック時にこれぐらいはやってほしいです。
電話番号や郵便番号だって一緒です。ハイフンのあるなしでエラーにするぐらいなら、最初から入力ボックスを分けておくか、もしくは、自分が欲しいフォーマットにプログラム側で修正してもらいたいです。エラーメッセージの挙句、前のページに戻ると入力値が消えていて、腹が立った経験は誰にでもあると思います。もちろん、半角数字しか入るべきでないところに数字でないものが入っている場合(コマンドと解釈されるようなメタ文字など)は排除すべきですが、全角数字「2」を半角の「2」に変えてあげるのは難しくないはずなんです(サーバへの負荷を無視できる場合)。
話が逸れましたが、半角カタカナ(JIS X 0201)の場合も、全角カタカナ(JIS X 0208)との対応関係は明白な訳ですから、簡単に変換できるわけです。例えば、PHPならmb_convert_kana関数で、またCGI(perl)ならjcode.plなどを利用することで半角カタカナ→全角カタカナの変換は数行のコードで可能です。もちろん、POSTもしくはGETで送信されたデータの文字コードが何であるかが分からないとどうしようもないといことになりますが、「通常は」、Shift_JISのページから飛んでくるデータはShift_JISです。EUC-JPのページから飛んでくるデータはEUC-JPです。
ここで、「通常は」と書いたのには訳があります。それは、次章の「EUC-JPのページからShift_JISのデータがPOSTされるケース」で検証しますように、特定の条件下で不具合が発生するUA(ユーザーエージェント。ブラウザ)があるからです。また、「文字コードとセキュリティ」の章で説明しますが、悪意のあるユーザーが故意に文字コードを変えて送信してくるケースもないとは言えないからです。
そのような理由から、出来る限り、サーバ側で受信したデータの文字コードを決め付けることなく、受信したデータで判別するのがベターです。PHPならmb_detect_encodingで可能ですし、CGI(perl)でもjcode.plやjcode.pmで可能です。名前や住所を入力させるフォームで、半角カタカナやNEC選定IBM拡張文字しか使われていないというケースは通常はありえないと思いますが、もし、どうしても文字コードの判別に失敗するようであれば、<input type=hidden name=dummy value="あいうえお">をフォーム内に埋め込み、dummyの値の文字コードを見てみるというのも手です。
いずれにせよ、文字コードさえ分かれば半角カタカナを全角にすることは難しくないのですから、プログラムで変換してあげるのが親切だと思います。
私見では、「半角カタカナは入力しないで下さい」より「機種依存文字は入力しないでください」の方がより重要であるように思います。「機種依存文字は入力しないでください」をGoogleで検索すると、たったの104件(「下さい」は25件)でした。一方、「半角カタカナは入力しないでください」は579件(「下さい」は284件)でした。かなりの差があります。また、「機種依存文字は入力しないでください」の例示には、「ローマ数字などの機種依存文字」「特殊記号などの機種依存文字」という表現は見られますが、「 」などの人名によく使われる文字の例示はみつけられませんでした。
文字コードの判別の難しさという観点から半角カタカナだけがたたかれる傾向がありますが、実際はShift_JISにおけるNEC選定IBM拡張文字(0xED40〜0xEEFC)やIBM拡張文字(0xFA40〜0xFC4B)だって、EUC-JPともろにかぶっているわけです。例えば、Shift_JISのの文字コードである0xFBFCは、EUC-JPではとなります。半角カタカナだけでなく、これらの漢字もやはり文字コードの判別が難しいのです。
もちろん、これらの文字は機種依存文字です。ですから、わざわざ例示するまでもなく、使用してはいけない文字なのですが、これらの文字が機種依存文字であることを知らないユーザーは少なくないと思われます。もちろん、「田中太郎」さんが「」を使う機会は少ないでしょう。特にWEBフォームでは自分の情報を入力するのがほとんどだから、一生入力することはないかもしれない。しかし、戸籍上、「橋」さんである方が、自分の名前が機種依存文字であるということを知っている可能性は低いです。知っていても、「入力できるものを何で入力しちゃいけないの」となるのが落ちです。ただ、このNEC選定IBM拡張文字やIBM拡張文字は、「Macでは表示されない」という機種依存文字であるばかりでなく、Shift_JISでは表示できてもEUC-JPでは表示できない可能性がある点で、「文字コード依存文字」でもあり、非常に厄介です。NEC選定IBM拡張文字とIBM拡張文字(0xFA40〜0xFC4B)では重複がみられますが、実際にWindowsで入力される文字は後者のIBM拡張文字の方であり、このIBM拡張文字は、通常のShift_JIS→EUC-JPの変換テーブルでは変換できないのです。と言っても、実際には、
という形で変換テーブルが提唱されています。ただ、全てのOS・プログラム(バージョンの違いなどを含む)などでこれが実装されているかは別問題ですし、またMacでは、そのままでは表示されないということには代わりがありません。画像にするか「 =&#39641;」などとするしかありません。 後者の方法は数値参照と呼ばれていますが、この入力方法は一部のブラウザでは正しく表示できませんのでご注意ください。例えば、Mac版IE4.5及びIE5.0では「」の代わりに「高」が代用され(「」の場合は「?」になります。)、Mac版ネットスケープ4.7及び6.0では「?」が表示されます。Mac版ネットスケープ7.02では、何も表示されず、その一文字が完全に消えてしまいます。(いずれもMacS9.22でのテスト。)
ページ全体をUTF-8で作成しても、Mac版ブラウザでは実装上の問題があり、うまくいきません。画像で表示が最も普遍的な方法であると言えます。このように、半角カタカナより機種依存文字の方がずっと厄介だと思います。半角カタカナは、プログラムの方で全角にすることが可能ですが、機種依存文字はかなり大変な問題です。
次のページでは、「EUC-JPのページにあるフォームからShift_JISのデータがPOSTされる」という不可解なケースについて検証します。

[ 126] 「半角カタカナを入力しないで下さい」は失格?!
[引用サイト]  http://www.shtml.jp/mojibake/hankaku.html

アルファベットや数字、記号など、等幅フォントで見た場合に、縦と横の比率が2:1で表示される文字のこと。1文字を1バイトで表現する「1バイト文字」(ASCII文字)にほぼ一致する。
漢字やひらがな、カタカナなど、半角文字2つ分の正方形の領域に表示される文字を全角文字という。例えば、「あ」「ア」「漢」「一」「1」「A」「@」「。」は全角文字で、「1」「A」「@」「.」は半角文字である。
全角や半角という分類は、もともと文字表示機能しか持たないワープロ専用機やMS-DOSパソコンなどで使われていた用語である。
これらのコンピュータは、画面を縦横2:1の長方形の格子に分割して管理していたため、1つの格子を使う文字を半角、2つの格子を使う文字を全角と呼ぶようになった。 … 続きを読む
現在では、文字ごとに幅が異なるプロポーショナルフォントが普及したため、全角と半角の分類はあまり意味がなくなりつつある。
全角文字は日本国内でしか通用しないため、英語版のOSなどで全角文字の混ざった文書を表示させると正しく表示されない。
しかし、ほとんどの半角文字には、対応する全角文字が用意されているため、「tanaka@company.co.jp」と記述すべきところを「tanaka@company.co.jp」と入力してしまいメールが届かない、といった混乱を招いている。
半角文字は1バイト文字にほぼ対応するが、文字コードによっては、すべての文字を2バイトで表現したり、2バイト文字として半角のカタカナが用意されていたりするため、完全には一致しない。
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アスキーアート ..定義した文字コード体系の一つで、いわゆる半角文字とほぼ同義。かつてはその名のとおりアスキーコードの定義する..
エスケープシークエンス ..指定していた。テキストデータで全角文字と半角文字の切り替えを行なうために使われたり、テキストエディタに..
全角文字 ..、縦と横の比率が2:1で表示される文字を半角文字という。例えば、「あ」「ア」「漢」「一」「1」「A」「@」「。」..
多バイト文字 ..すべての文字セットで多バイト文字となる。半角文字もUnicodeでは2バイトで表現されるため、Unicodeの場合に限って..
マルチバイト文字 ..すべての文字セットで多バイト文字となる。半角文字もUnicodeでは2バイトで表現されるため、Unicodeの場合に限っ..
文字化け ..原因によってはアルファベットや数字などの半角文字が化けることもある。文字化けの主な原因は、「本来の文字コードと..
関連用語は自動でリンクしているため、同音異義語など不適切なリンクが一部ございますがご容赦ください。' );

[ 127] 半角文字とは - 意味・解説 : IT用語辞典
[引用サイト]  http://e-words.jp/w/E58D8AE8A792E69687E5AD97.html



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