すっかりとは?
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1996年以来、EU(欧州連合)圏では取り決めによって、夏時間は3月の最終日曜日に始まり、10月の最終日曜日に終わる。EU加盟国間の夏時間執行機関を一致させて、調和が図られたからだ。ドイツでは中央ヨーロッパ標準時(日本標準時より8時間遅い)午前2時に時計の針が1時間進められて、午前3時に合わせられる。これによって、一瞬のうちに1時間が闇に消えてしまう。然し、10月の最終日曜日に冬時間(標準時)が来れば、この失われた1時間は取り戻される。 冬時間(標準時)は午前3時に時計の針が1時間遅らされて、午前2時に合わせられるから、午前2時aと午前2時bが存在する。5年毎に向こう5年間の夏時間執行期間が公表されているから、差し当たり、次の公表に当たる2007年まではこの規定が保持される。 そこで、EU(欧州連合)圏では素直に皆揃って、春に時計の長針を右に一回転、そして秋に左に一回転させる。幸い、私の枕元にある電波目覚まし時計は自動的に時刻を合わせてくれるので、とても有り難い。 さて、ドイツでは1980年に夏時間が導入されたから、今回は25回目である。重要導入理由の一つはドイツに先立って既に夏時間を導入している近隣の国々に同調させたからであり、もう一つは1973年の石油危機の経験から、日の光をより良く利用して、エネルギー節約に貢献することであった。 尚、ドイツでは既に1916年―1918年、1940年―1947年に夏時間が導入されている。更に1947年は盛夏時間が導入されていて、時計の針は2時間進められた。 では、どうして夏時間があるのだろうか・朝1時間早く起床して、夜1時間早く就寝する。つまり、晩の日の光を有益に利用して、エネルギーを節約する。これが夏時間導入のもともとの理由であり、目的であった。然し、ドイツでは80年代に既に、専門家によって、興醒めな算出がなされている。これによると、ドイツでの総エネルギー消費量は僅か0.01%しか削減されない。連邦環境省は「夏時間の間、晩の電気照明は節約されるが、朝、特に寒い3月、4月、10月はより沢山暖房されるので、結果的に、総エネルギー消費量は増加する。」と認識する。 又、ある科学的研究調査は「夏時間開始の翌日の月曜日は普通の月曜日よりも、自動車事故が増加する。」と報告する。体が尚、目を覚ましていないからだ。体が時刻変更(夏時間)に順応するには二三日を要する。然し、時刻変更で体は損傷を受けない。不快な感じ、疲労を覚えたり、集中力に欠けるだけだ。1999年、EU(欧州連合)委員会は夏時間導入で、経済的又は健康的損害は生じないと科学的に証明した。「夏時間は損害をもたらさないのだから、続行する」ということだろうか、夏時間の本来の目的はもう問われていない。尚、1998年の研究調査は夏時間が本来の目的を果たさないことを証明している。 昨年、ドイツで4850人以上から取られたあるアンケートの結果は夏時間賛成が約49%、反対が約48%であった。1999年に実施された同アンケートの結果は賛成が73%、反対が25%であり、2001年に実施された同アンケートの結果は賛成が65%、反対が30%であったから、夏時間不支持者が増加していることが解かる。然し、今日も、多くの人達が夏時間に好感を持っている。中央ヨーロッパでは夏時間が始まると、晩の日の光が9時頃から10時頃まで延びるから、多くの人達が自宅の庭や、街の屋外カフェーに腰を掛けて、心地好く晩の一時を楽しむ。多くの人達が夏時間を支持する理由の一つであろう。 |
[ 68] 世界・すっかり忘れられた夏時間の本来の目的
[引用サイト] http://www.news.janjan.jp/world/0404/0404062854/1.php
