演じるとは?

「あれはまだカブト家とクワガタ家が醜い争いをしていた時のことじゃ。カブト家の一人息子ロミオがこともあろうにクワガタ家のジュリエットと恋に落ちてしまったんじゃ。それが、この悲劇の始まりじゃった…」
「クワガタ家の樹液パーティーなんて行ったら、また大ゲンカになるに決まってるじゃないか!」 「そんなのわかってるさ。だから変身するんだよ。ク・ワ・ガ・タに!」
「私はジュリエット、クワガタ家の一人娘なの」「存じ上げております。あの、もし私の失礼をお許しくださるなら、ダンスのお相手をしていただけませんか?」
「お前はカブト家のマキューシオだな! なぜ、ここにいる!よし、飛んで火にいる夏の虫とはお前のことだ!」「うそ、うそだわ!? ロミオ様がまさかカブトムシだなんて!」「いや、この通り体はカブトムシでも、君を愛しく思う気持ちは本物なんだ!」
「おお、ロミオ、ロミオ。あなたはどうしてロミオなの?よりによってカブト家の方だなんて。いえ、私があなたに恋い焦がれるのにルールなどありません。ああ、ロミオ、もう一度あなたに会いたい」
「チクショー! 何でジュリエットが、カブト家のロミオなんかと結婚してしまったんだ。 腹の虫が納まらねえぜ!」 「ロミオ安心しろ! チボルトごとき、このオレが簡単に黙らせてやるぜ!」「上等だぜ、この命知らずのバカブトムシがぁーーー!」「チボルト!マキューシオのかたきだ、覚悟しろ!」 「ほー、なかなかやるじゃないか、ロミオ。でも、この俺様の大アゴに勝てるかな!」 「我らカブト家をなめるな!お前などこの角でひと突きだ!」
「神父様、どうか私をお助け下さい!ロミオ様とはもう一緒になれないのでしょうか?」「よし、お前に秘密の薬をやろう。今夜それを飲みなさい。するとお前は1日だけ死んだ状態になる」「えっ 死ぬ?」
「ジュリエット、あなたのいない世界なんて、もはや僕の生きている意味など何もない。僕もこれからあなたの元へと参ります」「ロミオ様、これで私とあなたは約束どおり永遠に一緒に生きていけるのです。この大きな角で私もあなたの元へと旅立ちます」
特殊内視鏡レンズ(左写真)による虫のミクロな視点で、虫たちのさまざまな表情をとらえます。CGの虫は一切登場しません!
オリジナリティに溢れた企画を、子供も大人も楽しめるドラマティックな教育的エンタテインメント作品として結実させました。
経済産業省 デジタルコンテンツ支援事業成果集7不許複製 禁無断転載本コンテンツに出てくる製品名等は各社の商標または 登録商標です。 ※掲載されている内容は2002年3月現在の情報です。

[ 67] 虫が演じるシェイクスピア ロミオとジュリエット
[引用サイト]  http://www.dcaj.org/bigbang/mmca/works/07/07_12.html



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