経度とは?
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地理情報コミュニケーションに経度緯度情報を使いたいと思うのは、それが「使える」ようになったからである。 経度緯度の考え方自体は、非常に古い歴史のあるものだ。「経度への挑戦−一秒にかけた四百年」(デーヴァ・ソベル 藤井留美訳 翔泳社 面白い。オススメ)によると、紀元前三世紀には、もう成立していた考え方だそうだ。 歴史は古いし、地理情報を厳密に表現する場合のスタンダードとして確乎たる地位をほこる方法ではあるのだが、いかんせん、一般人には気軽に利用できるものではなかった。まず、自分が今いる地点の緯度経度を測定するのはおおごとであったし、経度緯度が判明しても、そこがドコなのかを(たとえば地図上に)プロットするのも大変だった。 だから、学校の校庭などには緯度経度の記された柱が立っていたりはするものの、だれも、普通の生活の日常の中にとりこもうとはしてこなかった。 カーナビのもっとも効果的な使い方は、いまだ行ったことのない地点の行き先をインプットし、そこまでの道案内をさせるということだが、この行き先の入力値として、ほとんどのカーナビで緯度経度を使うことができる。行き先の緯度経度がわかっていれば、その指示は非常にカンタンになる。 メーカー側は「緯度経度を直接ユーザに触らせるのは、あまりにも敷居が高い」と考えているようだ。たしかに現状ではそのとおりで、いきなり東経何度何分なんか言い出しても、現時点ではヘンナオッサンに過ぎないわけだが、そういうのは一気に変わる可能性がある。何も難しいリロンじゃないのだから、経度緯度の取り扱いがもうすこし一般的な「知識」となるだけでいいのだから。 インターネット上にあるデジタル地図を使うことで、任意の地点の緯度経度を取得することもできるし、緯度経度を与えて、その地点を地図上に表示させることもできる。 なにも「所番地」を捨てて、何もかもを経度緯度で代用させようなんてことを考えているわけではない。経度緯度情報を付記しても、たった一行であるのだから、「それも使っていきましょうよ、なかなかベンリなんだから」と主張しているに過ぎないのだ。 名刺やメールの署名に経度緯度を付記しておく。たった一行の文字列だ。それだけで、相手の利便性がぐっと向上する(可能性がある)。 しかも、それは無料で使え、市街地のみならず、地球上のあらゆる地点を、揺るぎなく指し示すことができる。 つまり、この場所の緯度経度は東経135度21分51.704秒、北緯34度43分05.120秒なのである。前回述べたような事情で、小数点以下は三桁もある必要はない。東経135度21分51.8秒、北緯34度43分05.1秒で充分だろう。 逆に経度緯度がわかっていて、その場所をマピオン上で表示したい場合は、任意の場所の地図を表示し、そこで、その場所のリンク用URLをコピペし、経度緯度の部分を上記の書式で書き直してやればいい。 マップファンでもほぼ同様のシクミで地図を管理しているのだが、惜しむらくは、「ここです!メール」を使わないと、ユーザーには緯度経度の値がわからないようになっている。そのため、ワンアクション増えてしまう。それを厭わなければ、マップファンでも緯度経度の値を知ることができるし、また逆に緯度経度に応じた地図を表示することもできる。 現状では、経度緯度を使う人があまりにも少ないためか、経度緯度からの地図の表示は、マピオンでもマップファンウエッブでもサポートしてないが、やりたがる人が多くなれば、正式にサポートされるに違いない。現に、CD-ROMなどで販売されているデジタル地図では、それがどれでも可能である。 特定地点の緯度経度を調べる方法は、他にもある。それは以前紹介した(5地形図もいいぞ)「地形図閲覧サービス(試験公開)」を使う方法だ。ここで地形図を表示し、緯度経度を調べたいポイントを地図上でクリックすると、別ウインドウが開いて、そこに緯度経度の値が表示される(ただし、この方法で表示できるのは秒まで)。 目隠し状態のまま、車と徒歩で1時間連れ回された後に目隠しを解かれ、その付近の地図を渡され、現在地図上何処に居るか判りますか? 目隠し状態のまま、車と徒歩で1時間連れ回された後に目隠しを解かれ、その付近の地図を渡され、現在地図上何処に居るか判りますか? このサイトに掲載されている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。 ポットメンバーのもの、上記以外のものの著作権は株式会社スタジオ・ポットにあります。 |
[ 51] 緯度経度を取得する[デジタル/シゴト/技術]
[引用サイト] http://www.pot.co.jp/gotogi/8-7.html
