中間とは?

中間市(なかまし)は、福岡県の北部に位置し、東と南は北九州市八幡西区に、西は鞍手郡鞍手町及び遠賀郡遠賀町に、北は遠賀郡水巻町にそれぞれ接している。筑豊炭田の一角を担う町として日本の近代産業発展を支えていたが、エネルギー革命により大きな打撃を受け、一時人口が大きく落ち込んだ。その後炭鉱の町から北九州都市圏の住宅都市として再生し、現在に至っている。旧遠賀郡。
市域のほぼ中央部を南北に貫流する1級河川遠賀川によって、川西(かわにし)と川東(かわひがし)の2つの地区に分けられている。東部地域には住宅地や商業施設が広がり、全人口の約90%がこの東部地域に集中している。一方、西部地域には農耕地や公園などの緑地が広がっており、一部では工業団地も立地している。
中間市域は肥沃な遠賀平野に位置していることから古代より稲作の盛んな地域であり、遠賀川式土器など弥生時代の農耕文化を伝える遺物が多数出土している。垣生丘陵周辺には古墳時代後期に作られたと見られる横穴式の群集墓(垣生羅漢百穴:県指定文化財)が多数見られ、この地に有力な豪族がいたことを伺わせる。また、当初宗像郡宗像郷に属し、宗像郡の中心部であったが、遠賀郡が宗像郡から分郡されて誕生したため遠賀郡宗像郷に属すこととなった。
中間市域は鎌倉時代から室町時代にかけて筑前国山鹿城(芦屋町山鹿)を本拠とする豪族麻生氏の所領となり、現在の月瀬八幡宮(上底井野)がある丘陵に猫城という出城が築かれた。その後宗像大宮司宗像氏との勢力争いに敗れた麻生氏は、1578年(天正6年)宗像氏に川西地区を割譲して従属し、猫城には宗像氏家臣吉田倫行が配属された。1580年(天正8年)5月、豊後大友氏の命を受けた筑前国鷹取山城(直方市頓野)毛利鎮実が猫城に攻め寄せるが、宗像勢はこれを撃退している。宗像氏断絶後は、小早川氏が支配した。
江戸時代には黒田藩の所領となり、1621年(元和7年)には度々氾濫していた遠賀川の治水対策のため遠賀川と洞海湾とを結ぶ運河開削工事が始まった。この運河は堀川と呼ばれ、1762年(宝暦12年)に完成してからは遠賀川一帯の治水、利水に大きく貢献することとなる。
明治時代から昭和時代にかけて、この地で産出される石炭が近代産業を支える重要なエネルギー源として利用されるようになり、筑豊炭田から産出される石炭は遠賀川や堀川を往き来する「川ひらた」という小型の舟を使って輸送されていた。1891年(明治24年)に筑豊本線、1912年(明治45年)に香月線が開通すると鉄道による大量輸送が可能になり、中間は炭鉱の町として全盛を誇った。新手・大隈・岩崎などの炭坑が相次いで開発され、1914年(大正3年)には大正鉱業株式会社が事業を開始した。戦後も大正鉱業株式会社や九州採炭株式会社を中心に石炭産業はますます発展を続け、1956年(昭和31年)には筑豊電鉄が開通し、この頃の市の人口は既に48,000人を数えた。
しかしこの頃から始まった「エネルギー革命」によって石炭の需要は激減し、その結果石炭産業に依存していた中間市は大きな打撃を受け、1962年(昭和39年)には財政再建準用団体の指定を受けることになった。1964年(昭和39年)の大正鉱業株式会社を最後に市内の炭坑は全て閉山し、この頃の市の人口は34,000人を割るほどにまで落ち込んだ。
その後中間市は炭鉱の町から脱却して北九州経済圏の住宅都市としての再生を目指し、川東地区には住宅団地を、川西地区には工場団地を造成した結果、1985年(昭和60年)国勢調査では人口50,000人を超えるほどに回復した。現在は北九州経済圏の伸び悩みの影響を受け、人口は再び減少傾向にある。
2003年(平成15年)から大島忠義市長の時代に北九州市への編入合併の動きが本格化し、2004年(平成16年)1月15日には、北九州市・中間市合併協議会が設置された。法定協議会の中では、現中間市域に当分の間ひとつの行政区を置くこと、中間区の議員定数は定数特例を採用し3人とすること、合併の期日は2006年(平成18年)3月31日とすることなどが決定されていた。10月31日に住民投票が行われ賛成多数の結果が得られたが、北九州市主導の合併協議に対し不満と不安を抱くようになった中間市議が12月24日市議会本会議において合併議案を否決し、平成の大合併における北九州市との合併は白紙に戻った。
2005年度(平成17年度)の普通会計決算での収入総額は179億5,957万円、支出総額178億8,575万円で、差引7,384万円の黒字決算である。
財政構造の弾力性を示す指標である経常収支比率は99.0%とかなりの硬直化を示しており(県内27市中23位)、これは
生産年齢人口の比率が少なく、またベッドタウンであることから主要な産業が育ってないため税収が少ないこと
旧産炭地という立地条件と高齢化の進展により、生活保護や保健福祉などに要する経費が他市に比べてかさむこと
また地方公共団体がどれだけ必要な財源を自力で調達できるかを示す指標である財政力指数は0.42とかなり低く(県内27市中24位)、中間市の財政基盤の脆弱さをあらわしている。この数値は一般的に、基幹産業を持つ自治体や大都市では高く、農山村や旧産炭地など地方の市町村では低くなっており、この財政力の格差を是正するため地方交付税の傾斜配分が行われている。
標準的な財政規模に対する公債費(他会計への繰出金含む)の割合の3ヵ年平均である実質公債費比率は11.4%(県内27市中7位)であり、この数値が18%を超えると地方債の発行に国の許可が必要となる。
中間市は福岡県警察折尾警察署の管轄区域となっている。 中間市には警察署が存在せず、岩瀬と垣生にあった駐在所も再編成されて廃止になってしまった。 現在福岡県の27ある市の中で警察署が存在していないのは、中間市・春日市・大野城市・太宰府市・古賀市・福津市の6市だけである。
中間市における総合的福祉サービスの拠点として建設された施設で、高齢者に対する相談・支援事業を行っている。会議室や視聴覚室、文化教養室などの保養施設に加え、機能回復や健康増進のため水中での歩行訓練ができるケアプールやアクアトレーナーなど全国でも珍しい設備が整っている。また、高齢者への配食サービスなどを精力的に行っている中間市社会福祉協議会や、中間市のボランティア活動の拠点となるボランティアセンターなども館内で活動している。
中間市の中心部にある市営の総合病院で、内科・胃腸科・循環器科・外科・整形外科・泌尿器科・肛門科・耳鼻咽喉科・リハビリテーション科・透析センターがある。
中間市の保健事業の中心として市立病院に隣接して建設された施設で、母子保健事業(乳幼児健診・母子手帳交付・育児相談業務)のほか、老人保健事業(健康審査・機能回復・訪問指導)などを行っている。
社会から孤立する恐れのある高齢者が、仲間とふれあい、機能を回復し、健康診断などを受けることができる通所施設。
ことばや身体の発達に不安のある親子をサポートするため、専門のスタッフが遊びや運動や相談業務を行っている。
中間市の文化の拠点として建設され、音楽・演劇・落語など様々な自主事業を行っている。また大ホールでは毎年九州交響楽団の演奏会を行うなど、本格的なイベントが実施できる設備が整っている。大小会議室や和室もあり、会議や研修などビジネスの場面でも多く利用されている。
生涯学習に関する講座・学級・教室・講演会など多くの催し物が行われている市内唯一の市立公民館。各自治区内で管理運営している自治公民館は市内に62館設置されており、町内会活動・子供会活動・生涯学習活動の地域の拠点として利用されている。
蔵書数約12万冊を誇る中規模図書館。流行の新書だけでなく掘り出し物も多く見つかり、センスのある選書には定評がある。定期的にお話会や読み聞かせなども行われており、子供でも簡単に操作できる図書検索システムが好評。
市民図書館の2階にある施設で、古代からの遺物や近代民俗資料などを展示している。県指定文化財「堀川唐戸水門」の模型や様々な農機具などが所狭しと並べられている。
働く女性や勤労者家庭の主婦が、職業生活や家庭生活をより豊かなものにするため学習や交流をすることを目的とした施設。スポーツ・文化を中心に多くの講座が開講されており、軽スポーツやちょっとしたイベントに便利な小規模体育館のほか、本格的な焼入れができる陶芸窯が特徴的。
地域社会での生涯学習の拠点として、文化・芸術・教養の各種講座や研修、軽スポーツ・レクリエーションなど様々な用途に利用できる施設である。
中間市の体育文化の拠点である体育館施設。バレー・バスケットなら2面、バドミントンなら8面とれる広さとステージをもち、高齢者からスポーツ少年団まで多くの市民がソフトバレーボールやミニバスケットなどのスポーツで汗を流している。
バーベキューやボール遊びなどに利用されている広い芝生の多目的広場、ラグビー場や市民体育祭が開かれる中鶴グランドなど、中間市の象徴である遠賀川の河川敷には多くのグランドがある。
スタンドと夜間照明を備え、内野は土、外野は天然芝の本格的な野球場。高校野球や軟式草野球などに多く利用されている。
6面の人工芝コートとナイター設備、壁打ち練習場、シャワールーム付きのクラブハウスを備えた本格的なテニス場。
水の流れる滑り台を備えた、かわいいひょうたん形の幼児用プール。無料で利用できるため、夏休みには幼児や園児で賑わう。
中間市の保育料は、近隣の自治体に比べ比較的安価に設定されている。これは中間市が進める「子育て支援施策」の一環であり、仕事を持つ両親でも安心して子供を産み育てる環境づくりに配慮した政策となっている。
学区は福岡県第四学区(北九州市若松区、八幡東区、八幡西区、中間市、水巻町、遠賀町、岡垣町、芦屋町)。
同学区で通学できる高等学校には普通科だけでも下記の8校あり、選択の幅が非常に広いことで進学の可能性を広げている。
軌道系交通網としては市中央部を南北に九州旅客鉄道(JR九州)「筑豊本線(福北ゆたか線)」が運行し、中間駅と筑前垣生駅の2駅がある。また北九州市と直方市を結ぶ筑豊電鉄「筑豊電鉄線」が市の東部地域を縦断しており、通谷駅、東中間駅、筑豊中間駅、土手ノ内駅がある。
行先番号61番 香月営業所 - 西小田ヶ浦 - 筑豊中間駅 - 鳥森 - 中間駅 - 通谷駅 - 筑鉄中間
行先番号64番 香月営業所 - 西小田ヶ浦 - 新手 - 大膳橋 - 吉田団地 - 頃末 - 折尾車庫
行先番号74番 香月営業所 - 筑豊中間駅 - 犬王 - 永犬丸 - 引野口 - 八幡西区役所 - 黒崎
香月営業所 - 筑豊中間駅 - 犬王 - 永犬丸西三丁目 - 泉ヶ浦 - 黒崎・折尾駅西口
香月営業所 - 岩崎 - 中間三丁目 - JR中間駅 - なかまハーモニーホール前 - 通谷駅 - 通谷団地口- 塔野口 - 高速千代ニュータウン - 鞍手(直方)P.A - 若宮I.C - 蔵本 - 中洲 - 天神郵便局前
1985年に廃線となった旧国鉄香月線の跡地に建設されたもので、「もやい通り」沿いに世界各地の石像のレプリカ(モアイ像・スフィンクス・凱旋門など)が立ち並ぶ。
春には約2,000本の桜が咲き誇る市内最大の都市公園。園内には埴生神社や古墳群、アスレチックなどもある。また、国鉄線を走った蒸気機関車が1両保存されている。
トンネルすべり台つき木製アスレチックやターザンロープをはじめ、幼児から児童まで遊べるちょっと変わった形の遊具が数多くそろっている。隣にひょうたん型のカラフルでかわいい幼児用プールもあり、夏休みには元気な子供たちの声が聞こえてくる。また、ナイター設備を備えた4面のテニス場も隣接している。
市のほぼ中央を流れる遠賀川沿いには、広い芝生の多目的広場のほかサッカー・ソフトボール・ラグビーのできるグラウンドもあり、夏祭りや市民体育祭など中間市を代表する多くのイベントが行われている。またボートスロープ場には週末になるとジェットスキーやウェイクボードの愛好者が多く集まっており、また全国有数のバスフィッシングポイントとしても有名。
ゲートボールやグラウンドゴルフができる人工芝の多目的広場。敷地内には集会所もあり、老人クラブなどが多く利用している。
中間高校の傍、こんもりとした森の脇にひっそりとたたずむ大岩。「ワクド」とは蛙のことを指し、むかし村人が日照りのときに雨乞いをすると水が湧き出たという言い伝えがある。
垣生公園内にある県指定文化財の横穴古墳群。多くの副葬品が出土しており、この地の有力な豪族の存在を伺わせる。
菅原道真公をまつっている神社で、名前のとおり県道沿いの斜面に咲き誇る見事な梅の木で有名。また、道真公が大宰府に向かう途中蜂の大群に襲われているところを救ったとして、この天満宮では鷽(うそ)の石像や木彫り人形があるのが特徴的。
垣生公園の中央の池に囲まれた神社。神功皇后が征西した際に航海の無事を祈願したとされ、古来から武運(開運)と安産などの神様として知られている。
むかし神武天皇が崗水門に出かけた際にまつったといわれており、中間一の宮として元旦には多くの初詣客でにぎわっている。またどんど焼き(1月)、夏越祭の茅の輪くぐり(7月)、例大祭(10月)、七五三祭(11月)など季節ごとのお祭りも多く催されている。
小高い丘に築かれた筑前宗像氏の端城。現在は月瀬八幡宮の社殿があり、丘斜面に咲く「鹿の子百合」が見事。
約2,000株もの花菖蒲が植えられた住宅地内の庭園。喫茶店「もり珈琲店」が隣接しており、見物客で賑わう。
市内最大の都市公園である垣生公園で実施されている祭り。公園内にある野外簡易ステージでは、市民の手による踊りやカラオケ大会などが行われ、いくつかの出店も並ぶ。この時期は公園内に提灯が飾られ、夜桜見物の客も多い。
市内のまちづくり団体が協力して、遠賀川河川敷(市役所前)にたくさんの巨大な鯉のぼりを並べている。風を受けて一斉にたなびく様は壮観。
お盆に遠賀川河川敷(市役所前)で行われている市内最大のまつりで、ろうそくを立てた小さな舟を川に流して故人を弔う幻想的な精霊流しや、賑やかな盆踊りなどが行われている。河川敷広場には多くの出店が軒を連ね、同時に行われる花火大会では3000〜4000発の打ち上げ花火と仕掛け花火が夜空と水面を彩る。
遠賀川の河川敷(中鶴グラウンド)で行われている、子供からお年寄りまで市民全体の体育祭。特に終盤の公民館(町内会)対抗のリレーや企業対抗のリレーでは、応援にも熱が入り大変な盛り上がりを見せている。
なかまハーモニーホールで行われている祭。ホール内では終日太鼓の演奏やキャラクターショー、ブラスバンドの演奏会、カラオケ大会などのイベントが組まれ、ホール前の芝生広場では市内の各種地域団体や企業が青空市場やバザーなどを行っている。
遠賀川河川敷(市役所前)で行われている、昔ながらの情緒溢れるほのぼのとしたイベント。小さい子供からお年寄りまで、自分で凧を組み立て色を塗り、重心のバランスを調えてこの日を迎えている。好きなアニメのキャラクターを描いた子供や本物の鳥そっくりの凧を披露する人もいて、親子揃って楽しい時を過ごすことができる。
大牟田市 | 久留米市 | 直方市 | 飯塚市 | 田川市 | 柳川市 | 八女市 | 筑後市 | 大川市 | 行橋市 | 豊前市 | 中間市 | 小郡市 | 筑紫野市 | 春日市 | 大野城市 | 宗像市 | 太宰府市 | 前原市 | 古賀市 | 福津市 | うきは市 | 宮若市 | 朝倉市 | 嘉麻市|みやま市
この「中間市」は日本の市区町村に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています(P:日本の都道府県/PJ日本の市町村)。

[ 61] 中間市 - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%96%93%E5%B8%82



お気に入り



  • track feed
    • seo