流しとは?

さだまさしの歌で有名な精霊流しは8月15日にあります。精霊流しの起源については諸説ありますが、代表的なところで中国の「彩舟流し」という風習が伝わったものだと言われています。
この彩舟流しは中国との貿易が盛んな頃、航海中や長崎に来て亡くなった中国人の菩提を弔う為に行なわれた行事です。「彩舟流し」には「小流し」と「大流し」の二つがあり、「小流し」は毎年行なわれ、「大流し」は、20年か30年に1回行なわれていました。「小流し」は約4mくらいの中国船を作り、その年に亡くなった菩提を供養して海に流し、合わせて航海安全の祈願をしました。「大流し」は今までに航海中や長崎滞在中に亡くなった中国人を弔うために実物大の中国船を作り、港の中を回航して港外の浜で焼かれました。この「彩舟流し」が今日の精霊流しにつながっていると考えられています。
現在の精霊流しは長崎市を中心に県下に広がっています。特に長崎市元船地区まで運ばれてくる精霊船は大きい物で7mの3連や4連、総長さが28mに達する船もあります。形は昔ながらの大きなミヨシの船が多いですが、中には故人にゆかりのものや好きなものに題材をとった船もあります。例えば車が好きだったとか造船マンだったとかになるとその形に似せて船を作成する事もあります。昔は波止場まで運んだ船をそのままの形で海に流す事もありましたが、近年は環境問題などにも配慮して岸壁で台船に移され、焼却されます。各家庭から出発した精霊船は爆竹で清められた(これがすごい量の爆竹を使う)道中を家族や手伝いに来た知人の担ぎ手(昔は担いでいたが今は車輪つき)に引かれ決められたルートを流します。市内で約1300から1700隻の船が毎年作られ、流されていきます。音と光と造形の美しさに魅せられ数多くの観光客が訪れています。
しかし、酒に酔った担ぎ手が、花火や爆竹を観客に向かって投げる事もあって事故につながる事もたびたびありました。5年ほど前から長崎の学識経験者でつくる「長崎の精霊流しを考える会」を発足させました。オブザーバーに市の職員や当日の警備にあたる警察署、教育委員会などを加え、より良い精霊流しになるように提言書に出して市民に広く啓発運動を行なっています。その結果、ここ3年間は花火による事故は報告されていません。今後も活動を通して安心して参加、見物できる精霊流しにしたいと考えています。
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[ 22] 〜精霊流し
[引用サイト]  http://www.kinshogo.co.jp/festa/festa_syorou.html

精霊流し(しょうりょうながし)または灯篭流し。死者の魂を弔って送る日本の行事。灯篭流しを参照のこと。
精霊流し(しょうろうながし)。長崎県で1.として行われる行事だが、他の地方とは異なっている面が多い。本記事で解説する。
長崎市で行なわれている2.を題材にして作られた、1974年発表のグレープの楽曲(作詞・作曲:さだまさし)。グレープ最初のヒット曲となり、さだまさしは日本レコード大賞作詞賞を受賞した。
長崎市をはじめ、長崎県内各地でお盆に行われる伝統行事である。初盆を迎えた故人の家族らが、盆提灯や造花などで飾られた精霊船(しょうろうぶね)と呼ばれる船に故人の霊を乗せて、流し場と呼ばれる終着点まで運ぶ。
毎年8月15日の夕刻から開催され、爆竹の破裂音・鉦の音・掛け声が交錯する喧騒のなかで行われる。精霊船は山車を連想させる華美なものであり、見物客が集まる。「祭り」と誤解されることもあるが、あくまでも故人を追悼する仏教の行事である。
初盆でない場合は精霊船は作らず、わらを束ねた小さなこもに花や果物(供物)を包み、流し場に持っていく。精霊船や供物は、以前は実際に海へと流されていたが、長崎市では1871年(明治4年)に禁止された。精霊船も水に浮かぶような構造にはなっていない。現在でも島原市、西海市、松浦市、五島市などでは、実際に川面や海上に浮かべることもある。
長崎市には長崎くんちという祭りがあり、精霊船の造りはくんちの出しものの一つである曳物に似ている。 曳物は山車を引き回すことがパフォーマンスで行われており、精霊船をそれを真似て引き回すことが一部で行われている。 しかし、この行為は一般的には好ましい行為と見られておらず、警察も精霊船を回す行為には制止を行っている。
代表的な流し場である長崎市の大波止には、精霊船を解体する重機が置かれている。家族、親類らにより盆提灯や遺影、位牌など、家に持ち帰る品々が取り外され、船の担ぎ(曳き)手の合掌の中、その場で破壊される。遺族にとっては悲しい瞬間である。
精霊船は大きく2つに分けることができる。個人船と「もやい船」と呼ばれる自治会など地縁組織が合同で出す船である。個人で精霊船を流すのが一般的になったのは、戦後のことである。昭和30年代以前は「もやい船」が主流であり、個人で船を1艘つくるのは、富裕層に限られた。
もやい船、個人船に限らず「大きな船」「立派な船」を出すことが、ステータスと考えている人もいる。現代でも「もやい船」の伝統は息づいており、自治会で流す船のほか、病院や葬祭業者が音頭をとり流す船もある。また、人だけでなく、ペットのために流す船もある。
流し場までの列は家紋入りの提灯を持った喪主や、町の提灯を持った責任者を先頭に、長い竿の先に趣向を凝らした灯篭をつけた「印灯篭」と呼ばれる目印を持った若者、鉦、その後に、そろいの白の法被で決めた大人が数人がかりで担ぐ精霊船が続く(「担ぐ」といっても船の下に車輪をつけたものが多く、実際には「曳く」ことが多い)。
精霊流しは午後5時頃〜10時過ぎまで掛かる事も珍しくない為、多くの船は明かりが灯るように制作されている。一般的な精霊船では提灯に電球を組み込み、船に積んだ発電機で点灯させる。小型な船や一部の船ではロウソクを用いるが、振動により引火する危険があるため電球を用いる事が多い。また、数十メートルの大型な船では複数の発電機を搭載する大がかりな物もある。
精霊船は「みよし」と呼ばれる舳先に家紋や苗字(○○家)、もやい船の場合は町名が書かれている。艦橋の部分には位牌と遺影、供花が飾られ、盆提灯で照らされる。仏様や観音様、お経を書いた帆がつけられることが多い。
印灯篭は船ごとに異なる。もやい船の場合はその町のシンボルになるものがデザインされている(例:町内に亀山社中跡がある自治会は坂本龍馬を描いている)。個人船の場合は家紋や故人の人柄を示すもの(例:将棋が好きだった人は将棋の駒、幼児の場合は好きだったアニメキャラなど)が描かれる。
船の大きさは様々で、全長1-2m程度のものから、長いもので船を何連も連ねた全長10mほどのものまである。
精霊船の基本形は前述の通りであるが、近年では印灯篭の「遊び心」が船本体にも影響を及ぼし、船の形をなしていない、いわゆる「変わり精霊船」も数多く見られる(例:ヨット好きの故人→ヨット型、バスの運転士→西方浄土行の方向幕を掲げたバス型など)。
由来は諸説あるが、中国の彩船流しの影響が色濃くでているものとされている。また、流し場までの道行で鳴らされる爆竹は、中国が起源であるなら「魔よけ」の意味であり、精霊船が通る道を清める為とされる。近年ではその意味は薄れ、中国で問題になっている春節の爆竹と同様に、「とにかく派手に鳴らせばよい」という傾向が強まっている。数百個の爆竹を入れたダンボール箱に一度に点火して火柱が上がったりする等、危険な点火行為が問題視されている。観覧者を直撃する事が多くあるため、ロケット花火の使用は禁止されている。度を過ぎた花火の使用をした場合、各船の花火取扱者(事前に精霊流しの花火についての講習を受けた者)に警察から指導が行く場合がある。
長崎市の場合は長崎放送が中継録画を行う長崎県庁前には数多くの船が流れ、「変わり精霊船」も多く見られる。一方、長崎市役所周辺ではもやい船の伝統が残る下町が多く、3連、4連の巨大な精霊船を見物することができる。
船の大きさは最大で全長10m、胴体7m、幅2.5m、高さ3.5m。なお、高さは本体高さでなく持ち上げたり担いだりしたときの高さとなる。
責任者は青、花火取扱者は赤のたすきが必要。このたすきは事前の届け出を行う際に所轄警察署の署長から交付される。
精霊流しが行われる時間帯は長崎市中心部をはじめとする各所で交通規制が行われ、バスや路面電車は経路を変更する形で運行される。
長崎市の人にとっては大変重要な行事であり、長崎出身の歌手さだまさしが聞いた話によれば、1945年8月9日の長崎原爆投下の際には多くの人が「自分が死んだら、誰が精霊船を出してくれるのだろうか」と気に懸けながら亡くなっていったという。
そのさだまさしは、自分の従兄弟の死に際して行なわれた精霊流しを題材にして、ヒット曲『精霊流し』を作った。しかし、その歌と一般的な灯篭流しの情景を結び付け悲愴なイメージを作り上げてしまった観光客が実際に長崎の精霊流しを目の当たりにしてあまりの賑やかさに「歌と違う!」と驚くこともしばしばあるらしい。実は、さだも歌詞の中で「精霊流しが華やかに」と書いており、グレープのデビューアルバム『わすれもの』では『精霊流し』のイントロに爆竹の音が入っており、賑やかさの奥底にある哀しみを描いているのだが、一般的な行事の印象が如何に強いかを物語るエピソードとも言える。

[ 23] 精霊流し - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E9%9C%8A%E6%B5%81%E3%81%97



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