じゃじゃ馬とは?

情けないことに、更新をさぼっている間に本編の方が終わってしまった。しかしここは気を取り直して、じゃじゃ馬グルーミンUPの総括を試みてみよう。
ここ数ヶ月、特にじゃじゃ馬が終了してから、ゆうきまさみ氏の作品を読み漁っていた。残念ながら、OUT時代のパロディ作品は入手できなかったが、現在市場に出回っている物は、すべて読んだ。最も”究極超人あーる”、”パトレイバー”の2作品だけであるが(笑)。
さらにパトレイバーに関しては、DVDになっている物はすべて鑑賞した。今、それらの作品をふまえた上で、じゃじゃ馬グルーミンUPとは、ゆうきまさみにとって、あるいは読者にとって、何であったのかを考察してみようと思う。
となるだろう。ゆうきまさみにとって、この切り口は一つの断片にすぎないが、ここに明確な流れが見えてくる。
前述のように、ゆうきまさみ氏の商業誌デビューはOUTに連載された、ガンダム等のパロディーを発表したことから、その作家生活が始まっている。言うなれば、ギャグ漫画から誕生した漫画作家、それがゆうきまさみであると言える。そのギャグセンスが、”あーる”に集約されているわけである。
”パトレイバー”と”じゃじゃ馬”はともに成長物語である。そして、パトレイバーの場合は本編のコミックの方は、別項で指摘したように、残念ながら成長物語になり切れていない。そこに失礼ながらゆうき作品の成長を見ることが出来る。*じゃじゃ馬BBSで咲村珠樹さんが指摘し、OGTさんが語るように、じゃじゃ馬では、主人公である駿平とひびきが、いわゆるモラトリアム世界の住人から卒業して、一人の大人として旅だってゆく姿を描くことに成功している。
それではパトレイバーではどうかというと、残念ながら野明は未だに特車2課のパイロットと言う、モラトリアム世界に居続けているだろう。確かに映画版2ではその時間経過のない世界から卒業していることを、垣間見せているが、少なくともコミックにおいては、その萌芽すら示されていない。さらに、TVシリーズでは本編であるコミックで出来なかった、野明の成長の萌芽を見せてくれる。したがって、ゆうき氏は自分が関わったこれらのアニメ作品を見て、明確な目標設定が出来たのではないかと思う。
パトレイバーで出来なかった、成長物語としての完結を実現した作品。それがじゃじゃ馬と言えるだろう。初めから意識していたかは、本人でなければ判らないが、少なくともこの2作品を見る限り漫画作家として、その登場人物同様、モラトリアム世界を抜け出すのに成功した作品。これが、ゆうきまさみと言う漫画家にとっての”じゃじゃ馬グルーミンUP”の位置付けと言えるだろう。
掲示板の通称。残念ながらこのページは、コミック終了とともに、昨年2000年12月一杯で常連さん
じゃじゃグルと比べると、奇妙なというか面白い一致が、レイバーには見られますね。今まで論議されたことがあるかもしれませんが
これは駿平の馬に対するものと、野明のレイバーに対する愛情。特にシリーズ開始時点の、接し方は異常かもしれない。
特にこの2目は、問題のような気がします。実際敵が少々荒唐無稽すぎて、成長物語になり切れていない、ジレンマのようなものが、レイバーには見られます。
コミックでも小説でも敵をいかに魅力に感じさせるかによってその成否が決まると行っても過言ではありません。その意味でレイバーの内海は、恐怖の大王的な、未知の恐怖があります。何故彼はあのようなことをしているのか、単に好奇心が旺盛なだけの子供なのか、はたまた単なるマッド・エンジニアなのかあるいは、もっと別の目的があるのか・・・
魅力的なキャラクターではあるのですが、荒唐無稽すぎるキャラクターの所為か現実味薄く、その為野明の成長を敵方から促す存在になっていません。
さらに言うなら、レイバーにはあーる時代からの、ギャグが散見しますが、じゃじゃグルほどには、こなれておらず、これも野明の成長を阻害する一つの要因となっているような気が
もしかしたら、レイバーで書ききれなかったことを、じゃじゃグルで書いたのかな、なんて穿った見方も出来るような気がします。
兎も角、またゆうき先生が好きになったことは、間違いありません。少しずつ、この比較論を進めていきますので、少々時間が掛かりますが、よろしく!
物語は一転新年まですっ飛びました。どうやら年始の休みを利用して駿平くんの両親が来るようです。何処かに案内をなんて言っているうちに、あっという間に1月3日になって、駿平くんの両親が来ました。
まずは駿平くんの両親が、戸籍謄本を取りだし、籍を入れれる話になりますが、駿平くんはひびきさんの希望を聞きます。要するに婿入りでもいいよと言う事なのですが、それは考え過ぎと言うものだと思うぞ駿平くん。ひびきさんのほうは以外とさっぱりと、「私はどっちでもいいよ!どちらにしても一緒になる事に変わりないから。」と言う事で、この件は収まります。
続いて、結婚式の話になります。この件に関しては、駿平くんの式に「援助してくれるなら、その分オレの学費にまわしてくれ!」の一言をきっかけにして、子供が生まれた後にごく簡単な披露宴を開くと言う事で、収まりました。
最後に梅ちゃんの発案になる、父親にエスコートされて厩舎バージンロード、駿平くんのもとに、となります。この時の社長の顔と来たらまあ、完全に土砂崩れ起こしてます。
有馬記念が終わってその日の夜、悟さんを追いかけるように次ぎから次ぎへと、羽子板からシャンパン、花束が届きます。それを見て、悟さんは素面のうちは「さすがにまめな人だなぁ」等と言っていました。さて宴会はイーグルが勝った瞬間のビデオを流して、盛り上がっています。それにつられて、駿平は凄いピッチで飲んでいます。すでに出来あがった駿平は、ひびきさんに半ば強引にキスをします。それも、恐らく30秒くらいのロングキッスです。
周りではやしたてるひと、水掛けろ!と言う人など色々でしたが、たずなちゃんの金属性の”おたま”によるナイスショットが、駿平の頭に決まります。これをきっかけにして、皆カラオケに行きましたが、駿平はひびきちゃんに介抱されながも、ひびきさんをベッドに押し倒します。しかしのみ過ぎた為か、その直後に寝入ってしまいます。
などと、凄い事を言っています。なんか朝帰りの一件(18巻参照)以来どうもこの二人は怪しい。羽子板と言う存在が無ければ、とっくに結婚まで行っていておかしくないような気がするのは、私だけだろうか?
ともかく今後は、イーグルの種馬生活、駿平の大学挑戦、そしてこの怪しい二人が話しの軸になってきそうな予感がします。さてどうなるのでしょうか?中途半端にだけは終わらせてほしくないですね。
さてWINS静内のひびき、駿平、梅ちゃんの三人組みは、紙の様になっちゃっている梅ちゃん、呆然としている駿平、周りから祝福の嵐のひびきと三者三様。一方渡会牧場では、電話がなりっぱなしの状態になっています。
中山では板東騎手とイーグルのウイニングラン。それに対する歓声に馬主の佐渡原さんは感無量の様子。ラストランを有馬優勝で締めくくった、イーグルを迎える野々村調教師も感無量ですが、ダービーに出してやれなくて・・・。とそれだけが心残りのようです。馬から降りた板東騎手は全身全霊を込めて乗ってくれたようで、膝が笑っています。
さて場面は飛んで、渡会牧場。二人の婚約披露パーティー兼イーグルの祝勝回が始まりました。そして婚約指輪贈呈が終わって、誓いのキッスを・・・なんて言っている所になぜか悟さんが。なにしに来たかはともかく、これは次週(もう今週ですが)何が起こるか。BBSで話題になっているように、あぶみマリア様がご降臨、羽子板乱入となったら、もしかすると血の雨が降るかも?これは楽しみですねーーー。
と言う訳で、先週はちょっと致命的かと思われた4角手前での差を、いとも簡単に刺しきったイーグル。やっぱりイーグルは不器用と自分勝手と鬼脚が混ざっているようですね§^。^§。
ところで、佑騎さんが乗るロマンガンはどうしたかと言うと、ずぶずぶに馬群に沈んでいきました。直線に向いた所で、刑部騎手の乗るギムレットに追いすがられます。これで少し動揺したその心の間隙を埋める間も無く、ランランに簡単に差し切れれます。おそらくギムレットの抵抗が無ければ、もう少し冷静に対処出来たのではないかと、ちょっと同情的です。
さらに抜け出したランランに対して、イーグルが差しこんで行きます。この場面ひびきさんと駿平は並んで仲良くすごい表情で、モニターを見つめています。梅さんはすでに馬券外してへろへろ、ひづめっちは画面にくぎづけ、ちょっとはしたない格好、あぶみさんは電機売り場のモニターの前でニコニコ、ケンさん達は牧場の休憩所でガッツポーズをしそうな雰囲気で、テレビに見入っています。
そしてゴールを真っ先に駆け抜けたのは、ストライクイーグルでした。その瞬間駿平達はそこがWINS静内である事を忘れて、抱き合います。その周りで、ひやかす人達がいて、足元にはへろへろの梅さんがと言う構図で今週は終わりました。
さてこれで、心置きなく二人の結婚ネタに入れると言う訳で、今後の展開がこれまでと違った意味で、面白くなって来ました。
まだ有馬のゴールまで行っていません。4角を回って、ロマンガン等の各馬が直線に向いた所で、また来週となりました。
ロマンガンに乗る佑騎さんは、先行逃げ切り馬でしかも二の足を使える乗馬の特徴を、よく掴んだ走りをしています。弓削匠が朝から使っていた馬場の良い所を選んで走ると言う、先行馬の特権とも言うべき戦術で、終始レースをリードしています。
恐らく4角手前で詰まったように見えたのは、意識的に若干ロマンガンのペースを落とさせた為でしょう。ここから佑騎さんの腹積もりとしては、ロマンガンの二の足で逃げ切ると言うものでしょう。
一方の主役で有るイーグルのほうはと言うと、指定席の最後尾でゆったり走っています。板東騎手は手綱を若干引いて、ぼちぼち差を詰めて行こうかと言う体勢で、正面スタンド前を通過して行きます。しかしTVで名前が呼ばれるほどには差を詰めきれずに、4角まで来てしまいます。いくら差し足のイーグルと言えど、この距離はちょっと致命的かと思われるのですが、果たしてどうなるのでしょうか。次週も目が離せない様です。
今週は中京勝たせた同期の騎手、俵田君から聞いたロマンガンの特徴を、佑騎さんが鞍上で回想しているところから、始まります。しかし自転車乗りながらの携帯は、まじで危ないですよ!
場面変わって社長夫妻、こちらはどうも夫婦の会話が噛み合っていません。よくよく聞いて見ると、社長は佑騎さんの乗るロマンガンの話、奥さんはこの有馬がラストランとなるストライクイーグルの話をしていました。社長は、しまいには野々村調教師に祐樹の調子を聞くありさま。奥さんが何とか場を繕いましたが、まじで社長舞い上がってますね!!
社長たちが招待席に上がると、いよいよ本馬場入場。まずは1枠のストライクイーグルが登場。本馬場に入ってきたイーグルを見て、社長達はしみじみと
一方本馬場では、佑騎さんが一緒に走る一流の騎手達の顔ぶれをあらためて見て、良い意味で緊張感とやる気が出てきたようです。
WINS静内では、このごに及んでも、買う馬券が決まっていない駿平が悩んでいます。しかしひびきさんのストライクイーグルに注がれる真剣な表情を見て、心が決まったのか、締め切り直前に窓口に掛け込みます。はたして、駿平はどんな馬を買ったのでしょうか。
いよいよゲートイン、順調に入りすぐさまゲートオープン。ストライクイーグルも良いスタートを切りましたが、その上をいったのが佑騎さんの乗るロマンガン。元々先行逃げ切りタイプの馬だけに、佑騎さんの腹積もりとしては、とりあえず中盤までは先行、そのあとペースを落とせれば、落としておいてラストでロマンガンの二の脚で抜け出す、と言ったものでしょう。果たしてそう上手くいくか?ストライクイーグルの差し足はどうか。弓削や刑部騎手はどう乗るのか!こうご期待です!
さあいよいよ有馬記念。このコミックのもう一つの主人公である競走馬、その中でも牧場の出世頭のストライクイーグルの最後の出走が近づいて来ました。
ひびきさんの弟がのるロマンガンも出走していて、さながら今までコミックを盛り上げた馬たち、騎手たちが勢揃いと言った感じになってきています。それだけに、最近まとめに入っているかのごとくの、ストーリーとあいまって、ちょっと危機感を持っています。まだまだ解決していない伏線や、布石がたくさんある中で、急転直下解決して、最終回なんて事だけは、止めてほしい。
さて有馬が終われば、いよいよひびき&駿平の結婚の具体的な話へと突入すると共に、もう一つのラブロマンスである、あぶみさんのその後も気になるところです。また主人公二人が取り上げた、ヒメ(ドルチェビータ)とヒコの動向も気になります。ヒメのほうは初勝利を挙げましたが、果たして競馬界の常識である”双子は走らない”を、破るストーリーにするのか、はたまたやっぱり駄目でしたにするのか?そこに至る経過も含めて、今後のストーリー展開がますます楽しみになって来た今日この頃です。
このコミックは残念ながら当初は飛ばし読みをしていたものである。それが何かのきっかけで、恐らく俺フィーが終わった直後に何時もの勢いで買ってしまったサンデーを、もったいないから全部読んだのがきっかけだと思う。したがって、むやみやたらなコミック打ち切りも、読者にとって新しい発見の手助けとなり、有意義な事だったと感謝している。
この物語は、競走馬を生産する牧場で働く事になった、青年の成長の記録である。またこの手の成長期に付き物の、ラブストーリーもしっかり盛り込んである。しかも牧場には美しい4姉妹(但し一人は連載開始当時小学生)がいて、その彼を中心にした3角関係やら、ライバルの男を交えた4角関係にまで発展する。
今ではそのラブストーリーも一応収まる所に落ち着いたようであるが、まだまだ決着を見ていない伏線が数多くあり、今後が楽しみである。
これらのラブストーリーが縦糸だとすれば、横糸は馬の成長過程である。主人公はまだまだ未熟ではあるが、一応牧場の従業員として一人前に近くなってきた。その彼が当初取り上げた子馬が、そろそろレースで走りそうな気配である。ここまで来る為に、彼はヒロインと共に、努力を続けてきた訳であるが、その努力が徒労に終わるか、報われるのか、この辺りのストーリ展開にも、注目したい所である。

[ 147] じゃじゃ馬
[引用サイト]  http://www.page.sannet.ne.jp/htsuka/gazo/yuuki/zyazya.htm



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