中毒とは?

中毒(ちゅうどく)とは、「毒に中(あた)る」の意味であり、生体に対して毒性を持つ物質が許容量を超えて体内に取り込まれることにより、生体の正常な機能が阻害されることである。
前者に上げた中毒は、食中毒や強力な毒物を取り入れることで起こる急性中毒と、長期間にわたって少量ずつ体内に化学物質が貯留することで起こる慢性中毒に分けられる(「俗に言う中毒」=依存症を形成する原因物質にも組織や機能の障害を引き起こすものがあるが、必ずしも体内に貯留する訳ではなく、本態的には化学物質で起こる微小な組織・機能障害自体が蓄積されて重篤な身体症状となるのであり、本来の意味の慢性中毒とは異なる病態である)。
また、外部から体内に有害物質が取り入れられて起こる外生中毒と、伝染病や尿毒症などの体内で生成された毒素によって起こる内生中毒(自家中毒)にも分けられる。甲状腺中毒症では、過剰分泌される甲状腺ホルモンが原因である(甲状腺機能亢進症を参照)。
覚せい剤や幻覚剤など、物質の中枢神経系に対する作用による著明な不適応行動や心理的変化が、物質の使用中または使用直後に発現する場合、物質関連精神疾患の「物質中毒」として扱われる。
毒物には摂取後すみやかに効果が現れるものもあるが、長い時間がたってからでなければ効果が現れないものもある。たとえばシアン化ナトリウムやサリンなどは、摂取・暴露後にすぐ症状が現れ、量によっては数分以内に死亡する。一方、ドクツルタケの毒素アマニチンや解熱剤アセトアミノフェンなどでは、食後数時間以上たたないと下痢などの諸症状が現れず、それらの初期症状を乗り切ったあともしばらくたたなければ致死的な症状が発現しない。また、パラコートやアマニチンのように、激しい初期症状が治まったあとしばらくして多臓器不全となるような2段階の症状が現れるタイプの毒物もある。
中毒は全身が万遍なく具合が悪くなるものばかりではなく、特定臓器に被害が集中する場合も多い。たとえばメタノールは少量摂取しても目が失明するケースが多く、またパラコートは肺に重篤な損傷を与える。タリウム中毒では脱毛が著しく見られるなど、毒物の種類によって特徴的な所見を示す例も多く、微量分析によらない中毒源の発見を助ける。
どんな物質であっても大量に摂取すれば有害作用を示すようになるが、通常は比較的少量でも身体に害を及ぼすものを毒物または毒素といい、中毒を起こす最低量のことを中毒量と呼ぶ。しかしながら、中毒量は解毒作用の個体差や状態により大差がある。肝機能や腎機能が低下している場合(高齢者・喫煙者・大酒家・糖尿病患者などに多い)、毒物の解毒作用が弱くなるため、中毒量は低くなる傾向にある。
日本語の場合、精神作用物質の中毒により引き起こされる症状から転じて、しばしば依存症全般の俗称として、さらには精神疾患としての依存症とは言えないまでも、趣味に対して異様な執着を見せるマニア・フリーク等を揶揄して用いられることもある。
テトラクロロエチレン トリクロロエチレン - ジクロロエチレン - ポリ塩化ビフェニル - ダイオキシン類

[ 146] 中毒 - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%AF%92

愛犬がいろいろな中毒によって具合が悪くなることは、まずないだろうと思っているかもしれませんが、中毒の発生率はかなり高いと言えます。たとえば、あなたの家の庭とか犬の散歩コース、および周りの環境などを思い出してください。そういう場所でさえも、犬にとって危険が一杯ある場所なのです。特に成長期の動物においては、まだしつけが十分にできていないので、より危険なのです。
これは推定ですが、動物が成長する過程において、まずいろいろなものを口にしてみる。そのとき、食べたものの毒性がある程度強いと、動物はお腹が痛くなります。すると、こういうものを食べたらお腹が痛くなるんだなということを覚え(これを学習と呼びます)、そのような過程をへて仔犬はだんだんと成長していくのです。
運が悪くて、その学習の過程で許容量以上の毒物に冒されると、中毒の症状が出ることになります。したがって、愛犬のいる場所は安全か、周りに食べたり飲んだりすると危険なものはないかどうかを、飼い主が一度考え直してみることが重要です。
中毒は通常、化学薬品とか食べ物とか、その他の物質を食べたり飲んだりすることから起こります。とくに化学薬品などで注意しなければいけないのは、毒性はないと記されていても、蓄積性の問題があるので、長時間にわたって使用すると、毒性を発揮する場合があることです。
一般的は、突然激しい嘔吐や下痢、ケイレン発作が起こり、虚脱や昏睡の状態になって、動けなくなってしまうことがあります。また、口から泡を吹いたりすることもありますが、これらの症状はすべて中毒に限らず、ほかの病気でも起こることがあるので、注意が必要です。
中毒の診断は最も難しいものです。飼い主が明らかに中毒と思われる根拠をもたらす場合以外は、中毒の診断は非常に難しいと考えてください。ですから、中毒を疑う根拠が何もない場合、通常、獣医師はあらゆる状況を考え、それらの状況に当てはまる病気がないかを調べ、もし無い場合はいろいろな中毒を疑います。
もし飼い主に愛犬の状態は中毒が原因ではないかという心当たりがある場合、最も重要なことは、愛犬を動物病院に連れていくときに、その原因と思われる物質を持参することです。たとえば、殺虫剤や殺鼠剤、あるいはそれに類する化学薬品であれば、それらの成分を見ることにより、解毒剤の決定に非常に役立ちます。
解毒剤が決定され、速やかに対応できるかどうかで、愛犬の生死が左右されることもあるので、冷静に対処することが重要です。
庭で除草剤や殺虫剤を使用した場合、あるいは近所でそれらの薬剤を使用した場合、犬を外に出すと中毒を起こす可能性があります。また、アセビ(馬酔木:ツツジ科)の木を犬が食べると中毒を起こします。日本ではあまり起こりそうにない状況ですが、アメリカなどの諸外国では、自動車のラジエーターの冷却液として使用される不凍液を犬が飲んで中毒を起こすことがあります。この不凍液の成分はエチレングリコールで、犬が好む甘い味がします。古い車からラジエーターが漏れたり、自分でラジエーターを取り替えようとする場合(日本では通常ガソリンスタンドで行なう)、ちょっとしたスキに動物がそのラジエーターを飲んでしまうことがあるのです。
家のなかでは、洗剤、石鹸、消毒剤、タバコ、観葉植物(キョウチクトウ、ポインセチアなど)に注意してください。また、人間用、動物用の各種の薬を誤って飲んだり、心臓病などの薬を服用量の数倍も投与してしまったという場合も中毒を起こすことがあります。
医学的処置はすべて病院でないとできないというわけではありません。飼い主が知っていれば、咄嗟の場合に役立つこともたくさんあります。以下にいろいろな対処法を紹介します。
まず、毒性があると思われる物質に皮膚あるいは眼などがふれた場合には、大量の水で洗います。通常はホースで、それらの毒物をどんどん洗い流してください。できれば、ぬるめのお風呂に入れるのもよいでしょう。できれば飼い主も手袋やエプロンをし、毒性物質にふれないように保護しましょう。
そして、もし動物が飲めば、水を多く飲ませるのがよいでしょう。ただし、飲まないケースも多いようです。次に大切なことは、動物をおとなしくさせることです。興奮しない環境下においてあげてください。
動物を新鮮な空気に当てることも大事です。暑すぎず、寒すぎず、過ごしやすい新鮮な空気の多いところに動物を休ませることです。もちろん、間違って食べたと思われる物質を、動物と一緒に病院に持っていくことを忘れてはいけません。
そして、何よりも動物が食べた毒物がそれ以上吸収されるのを防ぐ努力をすることです。それには、嘔吐させることも有効です。食べた後2時間以内なら、嘔吐がかなり有効なケースが多いようです。
嘔吐させるには、健康な犬であれば、犬の大きさに応じて、食塩をスプーン1〜7杯くらいまで、舌の上にのせて飲ませる方法があります。そうすると、お水を飲み、その後で嘔吐することが期待されます。
元来、人間が食べて中毒を起こすようなものは、犬が食べても中毒を起こすと考えてよいでしょう。しかし、問題なのは人間が食べても中毒を起こさないけれども、犬が食べると中毒を起こすものです。最も有名なものはタマネギ中毒で、これはタマネギ、ネギ、ニンニクなどを一定量以上摂取することによって起こります。また、あらかじめ素因をもっている動物は少量でも中毒を起こします。
実際によくみられるのは、ハンバーガーに入っているタマネギを食べたケースで、すき焼きや天ぷらを食べて中毒を起こすことも多いようです。このタマネギ中毒の場合、煮ても焼いても毒性は変わらず、それらの汁でも中毒を起こすので注意が必要です。タマネギ中毒を医学的に説明すると、タマネギを食べることによって犬が溶血性貧血(赤血球が壊される貧血)を起こし、さまざまな状態が引き起こされるのです。
だいたい犬の体重1キロ当たり15〜20グラムのタマネギで中毒を起こすとされていますが、症状が出ない犬や、これ以下の少量でも症状を出す犬もいます。 また、チョコレートも大量に摂取すると中毒を起こします。いわゆる「チョコレート中毒」です。また、サケ、川魚を焼かないで食べた場合も、中毒を起こすことが知られています。
まず、殺虫剤による中毒で、よく見られるのがノミとりまたはノミ除けの首輪によるものです。通常の使用ではノミとり首輪による中毒は起こらないのですが、薬品に多量にふれる状況で使用すると、中毒症状が現れることがあります。 安全に使うには、ノミとり首輪を入れ物から出し、使用する前に24時間放置しておくとよいでしょう。また、愛犬の首の太さに合わせてバンドを切り、けっして二重に巻いたりしないことも大切です。さらに、なるべく雨とか水分にバンドが当たらないようにしてください。
最近のノミとり首輪は水分などにも強く、毒性を発揮しにくいものもありますが、やはり注意する方がよいでしょう。また、ノミとり首輪を動物同士が嘗めあうと危険なこともあります。複数の犬がいる場合は、ノミとり首輪の上に通常の首輪をして固定し、危険を避けるようにします。
できれば、ノミとり首輪に使用されている薬品の主成分を覚えておいてください。その主成分を含む薬品をほかにも使えば、それだけ中毒を起こしやすくなります。ノミとり首輪の薬品の主成分としてよく使われるのは、有機リン系の薬品です。もし、首輪以外に、ノミとり粉や薬浴液も有機リン系のものを使用すれば、毒性が2倍にも3倍にもなると考えてください。
また、ダニ、ハエ、アリ、毛虫などを殺虫するために殺虫剤が使われます。これらの主成分は、トリクロロフォン、ナラチオン、ロンネルなどです。このような殺虫剤を犬がもし口にすれば、中毒を起こすことがあるので、それらの使用にも注意しなければなりません。
これらの中毒が起こると、先述のようないろいろな症状が出ることがあります。ですから、たとえばノミ取り首輪を付けたとか、何か変わった状況があった場合は、特にその後1週間程度は、注意して愛犬の様態を観察しなければなりません。
また最近、殺虫剤としてホウ酸(90%以上の高濃度)が、ゴキブリ、アリ、ハエの駆除に用いられていますが、これを食べることによって中毒が起こることがあります。主な症状としては胃腸系の障害が見られ、緑青色の吐物や下痢が多いようです。しかし、傷のない皮膚からは吸収されないと言われています。
主にネズミの駆除に使われる薬品です。よく使用される殺鼠剤の主成分はワルファリン、タリウム、メタアルデヒド(ナメクジ駆除剤)などです。そのなかでも、ワルファリンが最もよく使用されているようです。ワルファリンは犬の場合、だいたい5〜50g/kg(体重1kg当たり5〜50g)以上摂取されると中毒が起こります。また、1日に1〜5gのワルファリンが5〜15日間継続的に摂取されると、中毒症状を起こします。
中毒の主な症状はさまざまな部位の出血で、鼻血、吐血、血便、血尿などが見られ、貧血を起こし、衰弱状態になります。そしてほとんどの場合、脳あるいは胸の出血を伴って動物が死んで発見されることが多いようです。
ワルファリンが動物の体内にはいると、血液の凝固機能が妨げられます。通常はネズミが少量ずつ何回も食べると、血液の凝固が抑えられ、眼底出血を起こして死にます。そのため、ネズミは明るいところに出てきて死亡するのが特徴です。
犬が直接この薬物を食べる場合もありますが、以前はこれらの薬物を食べたネズミを食べて中毒を起こすこともありました。治療には、ビタミンKなどの止血剤を中心に投与します。しかし、この中毒症状は急性の経過をたどるので、程度によっては助けることが難しくなります。メタアルデヒドは、カタツムリとかナメクジなどの殺虫剤としてよく用いられています。園芸店にて液体、散剤、顆粒の状態で販売され、植物に直接散布して使用します。
この薬剤によって死んだナメクジやカタツムリが葉の裏によくついていることがあり、それに気がつかずに葉を食べたり、薬剤をかけられたナメクジやカタツムリが死ぬ直前に犬の食べ物に入り込み、それを犬が食べることによって中毒が起こります。
症状としては、ヨダレを流したり、興奮状態になります。1〜2時間すると、運動失調を起こし、立ち上がることができなくなって、意識を失い、呼吸困難に陥ります。そして最終的には、酸素が不足して死亡するケースが多いようです。
除草剤は農薬の一種で、フェニール系、尿素系、トリアジン系などがあります。除草剤は概して皮膚を通してよく吸収されます。また、足の裏についた農薬を嘗めることによって、中毒を起こすことも少なくないようです。ですから、除草剤が付着した疑いのある場合は、足の中心によく洗うことが大切です。症状としては運動失調、ケイレン発作が起こります。そして腎不全が起こり、3日以上経過すると呼吸器系が障害を受けて呼吸困難となり、肺に水が溜まったり、出血が起こります。ダイコートも同じようにケイレン発作があり、胃腸炎と腎不全の症状が現れ、最終的には水分の喪失と電解質の障害により、死亡することが多いようです。トリアジン系は、多くの穀物やトウモロコシに使われる除草剤です。
問題となる重金属には、鉛、水銀、ヒ素、リンなどがあります。これらのうちヒ素やリンなどは、殺鼠剤、殺虫剤、除草剤にも含まれています。現在ではこれらの製造はだんだん少なくなってきていますが、まだある程度は使われています。
重金属中毒で最も有名なのは鉛中毒でしょう。現在のペンキは大丈夫ですが、古いペンキで塗ったものとか、ハンダ、バッテリー、リノリウムなどは鉛中毒の原因となります。また、我が国では少ないのですが、狩猟用の散弾銃の弾も、動物の体内に入ると鉛中毒を引き起こします。
鉛中毒の症状は消化器系と神経系に現れます。嘔吐、下痢が主なサインで、最終的には神経系、すなわちケイレン発作を起こします。特にこれらの中毒は成長過程の犬、つまり仔犬に多く見られます。よく問題となるのですが、この鉛中毒とジステンパーの症状が似ているので、これらの鑑別が非常に重要となります。通常は、慎重な血液検査とレントゲン検査を行なうことにより、鑑別は可能と言われています。鉛中毒もできるだけ早く治療する必要があります。
よく見られるものにヒキガエルによる中毒があります。犬がヒキガエルと遊んでくわえているところを見たら、すぐにカエルを引き離し、犬の口のなかを水で十分に洗うことが重要です。そして、すぐ動物病院へ連れていかないと、ひどい場合は2〜3時間以内で死亡することがあります。
ヒキガエルの毒素は心臓に異常を起こします。ヒキガエルの耳下腺(耳の鼓膜の盛り上がっているところ)からは、強力な毒素が分泌されます。この部分を犬が嘗めたりくわえたりすると、毒素が口の粘膜から吸収されます。これはかなり多い例で、よく動物病院へ連れてこられますが、ひどい場合は死亡します。
蛇による咬傷も場所によっては見られるので、すこし説明しましょう。無毒の蛇と有毒の蛇がいますが、咬まれた痕によって判定が可能です。もし2本の咬み痕があればそれは、有毒の蛇と考えてください。咬まれた後がU字型で多数の歯の形をしていれば、無毒の蛇なので、反応はほとんどないと考えてよいでしょう。有毒の場合は咬まれた場所に激しい疼痛がただちに起こり、動物はさわられると非常に痛がります。そして、出血したり、浮腫が起こって、周辺が急速に盛り上がってきます。嘔吐したり、鼻から出血したりし、最後にはケイレン、昏睡し、死亡することが多いものです。
処置としては毛を刈って、傷を注意深く洗い、包帯を施します。動物が咬まれてから4時間以内に治療されなかった場合には、ほとんど死亡すると言われています。応急処置としては、咬まれた場所の心臓に近い方に止血帯をし、毒が心臓に行かないようにします。止血帯は治療が行なわれるまでそのままにしておきます。そして、動物をおとなしくさせて、まり動き回らないようにさせ、速やかに動物病院に移動して治療してもらうことが重要です。

[ 147] 犬の飼い方と病気:中毒について
[引用サイト]  http://www.pet-hospital.org/dog-005.htm

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* 通信欄には、『戦争中毒』 (英語) xx冊」と明記してください。* 振込み確認後、2日後の発送です。
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「戦争中毒」日本語版の普及に、出版サポーターが大きな力を発揮し、ついに
500人を突破しました。これを期に、出版サポーター基金を設立します。
今後は日本語版だけでなく、英語版も取り扱い、売り上げの20%を基金として
積み立て、グローバルピースキャンペーンの「戦争中毒を認知させる会」や「意
グローバルピースキャンペーンは、『戦争中毒』を2つの目的で普及しています。
2.英語版をアメリカ国内で多くのみなさんに読んでいただき、アメリカの平和の声、戦争の真実を知る人をふやしていく。
この2つの目的を資金的に支援していく目的で【戦争中毒サポーター基金】を設立します。どうかこれを期に『戦争中毒』のサポーターになってください。
お買上げいただいた金額の20%が「戦争中毒サポーター基金」に寄付されます。
*郵便振替にて上記の口座に振込み、通信欄に「戦争中毒サポーター(日本語、または英語) 何口(または何冊)」と明記してください。
「これまで約500人の方がサポーターになり、『戦争中毒』の普及に大きなお力
添えを戴きました。印税、売上の一部を平和活動の資金に当ててきましたが、出
版社とも相談のうえ、サポーター売上の20%が自動的に基金に積み立てられ、
サポータ ーに対する特典はこれまでと同じですが、新しく専用振込先を設けました。これ
円)を第1期の目標にしています。 サポーターの数は、グローバルピースキャンペーン日本事務局のホームページ
今年の1月から3月までアメリカを旅してよくわかったのですが、アメリカ人の殆どは真実を知らないのです。あの報道では知る由もありません。戦争遂行を正当化する情報しか耳に入りません。
アメリカの攻撃を止められるのは、アメリカ人です。国際社会の圧力ももちろん有効ですが、アメリカ国民の反対が米国政府としては一番、痛い。兵隊になる人がいなくなったら、もっと困るのです。
だからこそ『戦争中毒』をアメリカ人全員に読んでもらいたいのです。全員が無理なら、1%でもいい。(2億6千万の人口の1%は260万人ぐらい)とくにアメリカの若者たちが米軍に志願する前に読めるように、まず学校の図書館すべて、それから公立図書館、国会議員、婦人会、子育てグループなどに、この本を寄贈するのです。↓
↓『戦争中毒』はアメリカで1冊8ドル(約1000円)。という訳で、1冊の寄贈につき千円の募金をお願いします。金額がまとまり次第、退役軍人であり平和活動家のフランク・ドリルさんへ送金します。その後、フランクがアメリカ国内の学校、図書館などに『戦争中毒』を寄贈いたします。
『戦争中毒』を認知させる会は、効果がでるキャンペーンになると思っています。しかもお金は平和運動をしている人たちを応援することにもなるので、一石二鳥。(彼らはごく僅かか無給でいのちがけで超人的活動をしています。)
■ お願い : お手数ですが、振替用紙の「通信欄」に、『戦争中毒』を認知させる会と、かならず記入して下さい。また、匿名希望の方は「匿名希望とお書き添えください。
11月末までにみなさんから寄せられた319,500円をドル小切手(2457ドル)にして『戦争中毒』の出版元のフランク・ドリルさんに送金いたしました。これで約300人の先生や学校に、英語版の『戦争中毒』を届けることができます。(アメリカには公立高校だけで22,000校あるそうです)
フランクさんにこのことを伝えると、「本当にありがとう。これでやっとアメリカの先生たちに必要な情報を支払いを強要せずに送ることができる。今、朝から晩まで休む暇もなく、食べるのも忘れるほど忙しい。『戦争中毒』も僕の制作したビデオ「僕がアメリカの外交政策について学んだことー第三世界に対する戦争」も注文が殺到しているよ。これは素晴らしいことだ。どんどんアメリカ人が目覚めていっている。これらのことが起こっているのも、君に負うところが大きい。感謝している。すごく忙しいので、今日はもうこれ以上書けない。募金をしてくれたみんなに、くれぐれも僕からの感謝を伝えてほしい」とのメールをいただきました。

[ 148] Welcome to Adobe GoLive 5
[引用サイト]  http://www.peace2001.org/gpc/war_book/add_inform.html

自殺目的で使用される農薬のなかで一番多い農薬は殺虫剤の有機リン剤であり、死亡率が一番高いのは除草剤のパラコート製剤であるが、農薬には成分・製剤としても様々雑多なものが多数あり、それぞれにより対症療法が異なるため、来院時に原因物質の同定・確認を行うことが絶対的に必要である。飲んだと思われる農薬の瓶・袋を必ず持ってこさせ、原因物質の確認を行う。しかし原因物質が何であれ、胃・腸管内に残存しているものを吸収される前に除去することと、すでに血中に吸収されたものを除去することが中毒治療の基本である。原因物質にかかわらず必要とされる基本処置としては、未吸収物質の除去法として胃洗浄・腸洗浄があり、既吸収物質の除去法として強制利尿・DHPがある。
まず農薬中毒の患者が来院したら、有機リン中毒の場合には意識障害・肺水腫を来していることが多いため,まずは救急外来にて末梢から点滴を確保して硫アトを3〜5A静注し、必要あれば経鼻挿管を行うが、パラコート中毒の場合には全身状態が良好である場合が多いため、すぐに透視台に上げ、クリニーの150cmの十二指腸チューブを先端のバルーンがトライツ靭帯を越える空腸まで挿入する。トライツ靭帯を越えず、十二指腸内でバルーンを膨らませると腸洗浄液が逆流しやすいため、必ずバルーンがトライツ靭帯を越える所まで十二指腸チューブを挿入する。バルーンを約20mlの水にて膨らませ(普通の水道水で良い)、十二指腸にガストログラフィンが逆流しないことを確認しながら、ガストログラフィンを約300ml注入する。ガストログラフィンは優れた下剤であり、経験上、他の下剤よりも一番早く強力な催痢作用を発揮する(1時間以内に大量の水様下痢便が排泄される)。ガストログラフィンの注入が終わったら集中治療室に入れる。意識レベルの低い患者や誤嚥を起こしそうな患者の場合には来院時に経鼻挿管をしておく。
十二指腸チューブ:当院で使用している十二指腸チューブはクリエートメディック株式会社のCLINYバルーンゾンデ(シングルバルーン型21A)で18Fr,1500mmのものである.このチューブは通常のイレウス管と同様に挿入しやすく,バルーンの先端にのみ側口が有るため,有効な腸洗浄が出来る.
腸洗浄液は吸着剤として活性炭・ケイキサレートを使用し、下剤としてマグコロール・マニトールを使用する。
を1クールとし、腹満の程度を見ながら持続して行い、尿中パラコート定性反応が陰性化した後も1〜2日間続けて行う。
を1クール行い、腹満の程度をみながら、最初の活性炭便がでるまで2.3.の下剤を繰り返し行う。活性炭便が十分でるようになれば腸洗浄は中止してよいが,農薬の剤型が粒剤の時には残存する可能性が有るため通常よりも多めに腸洗浄を行う.
腸洗浄に使用する微温湯は普通の水道水で良い。大量補液・強制利尿でラクテック・リンゲル液により大量のNa,CLが補液されるため、腸洗浄には無電解質液を使用した方が、経験上、かえって電解質のバランスが保たれる。
集中治療室にて他の処置が終わった後で、左側臥位にし、大径(10〜12mm)のネラトン型胃洗浄チューブを経口or経鼻にて胃内に挿入し、イリゲーターを使用して胃洗浄を行う。一回につき、約500mlの微温湯を注入し、排液する。農薬の色が取れて、全くきれいになるまで約10Lにて洗浄する。パラコート中毒の場合には微温湯にケイキサレートを5g/L混ぜ、排液中のパラコート定性反応が陰性になるかパラコート色が全く無くなるまで行う。
胃洗浄にて胃内容物を腸内に押し込まないために、胃洗浄は原則として腸洗浄用の十二指腸チューブのバルーンを膨らませた後に行う。胃洗浄は、他の腸洗浄や大量補液・DHPを開始した後の最後の処置として行ってよい。パラコートをはじめ多くの物質が酸性の胃内では吸収されず、腸内ではじめて吸収されるため、この方が合理的であると思われる。
大量補液・大量利尿は腎からのクレアランスの良い物質に対しては非常に効果的な方法である。パラコートも腎からのクレアランスが大きいと言われている。1時間1000〜2000mlの補液を行い、1000ml前後の尿量を得ることが必要である。最初から小量のドーパミンを利尿目的で使うことは有効であり、中心静脈圧を見ながら、適宜ラシックスを併用する。自発呼吸のときは中心静脈圧5cmH2O以下を、人工呼吸器による調節呼吸時には中心静脈圧10cmH2O以下を目標にして利尿剤を使用する。高齢者であれば心庇護のため、最初からジゴキシンを使用し、ジギタリゼーションを行っておく。
現在のところ絶対にDHPを行わなければならない症例はパラコート中毒のみである.睡眠薬中毒でも薬剤によっては効果的であることが多いが、睡眠薬中毒の場合に一番大切なことは、、呼吸循環動態の維持であり、意識レベルが低ければ、人工呼吸器にて調節呼吸を行い、血圧が低ければ昇圧剤を使って保存的に加療していれば、1〜2日で自然に覚めてくるため、特にDHPは必要としない。例外はアセトアミノフェン中毒であり、アセトアミノフェンの服用が10gを越えていて、服用後8時間以内であれば、DHPを行う。アセトアミノフェンではDHPを回す時間は一本を5〜6時間行えば十分だと思われる。
パラコート中毒のDHP施行時には最初に生食500mlにてプライミングを行い、次いでヘパリン5000Uを加えた生食500mlにてプライミングを行っておく。一旦凝固させるとDHPのカラムを交換せざるを得なくなり、また血小板も低下するため、出来るだけヘパリゼーションを強力に行っておく。回路内凝血をさせるよりも余分のヘパリンを使うほうが好ましい。DHP開始時にはヘパリン5000Uをone shotで動脈側に混注し、その後はヘパリンを2000U/hで持続混注開始し、PTTの値が正常値の2〜3倍以上になるように減量していく。通常の使用の場合にはカラムは3〜4時間で交換するが、パラコートの場合には1本目のカラムは4〜6時間使用し、2本目からは6〜10時間使用する。パラコートの場合には実験的にカラムの吸着能が8〜10時間はあるからである。2本目以降の交換時にはヘパリン2000〜3000Uをone shotで側注する。DHPが終わったらプロタミンにてヘパリンを中和させておく。
パラコート中毒の治療で大切なのは治療の迅速さと徹底さである。いかに早く腸管内に残存するパラコートを体外に出すか、また血中・組織中に吸収されたパラコートをいかに早く血中から取り出すか、の二点がもっとも重要なポイントである。来院時にはそのまま透視台に上げ、すぐに十二指腸チューブを入れるが、その時に点滴を取ってあれば、さしあたり全開にして流しながら処置を行い、点滴を取ってなければそのままで処置を行い、必要であれば透視台にて挿管し、とにかく早目にICUに入室する。
ICUにおける処置の手順は、まず経鼻挿管を行い、誤嚥を防止し、左鼡径部より14Fr・30cmのIVHカテーテルを挿入し、右鼡径部よりDHP用のダブルルーメンカテーテル8インチを挿入する(鎖骨下からしない理由は,引き続き連続DHPを行うため,鎖骨下からでは血腫を作りやすいためである).カテーテルを入れたら、すぐにDHP・大量補液を開始する。ICUに入室した段階で、十二指腸チューブより腸洗浄を開始する。導尿用のバルーンカテーテルを挿入する。これらが済んだ後、左側臥位にして経口にて大径の胃洗浄チューブを挿入し、ケイキサレートを混ぜた微温湯にて胃洗浄を行う。胃洗浄終了後、仰臥位にして経鼻胃管を挿入する。この時までに固形便が出ていなければ浣腸を行い、固形便排泄後、クリニーの注腸用チューブを挿入し、バルーンを水40ccにて膨らませ、固定する。DHPは尿の定性反応が陰性になった後も更に一本追加して行う。原則として24時間以上は持続して行い、出来たら48時間続ける。パラコートの血中濃度が低くなると、すでに組織に取り込まれているパラコートも濃度勾配により血中に逆流してくると言われているため、血中濃度を低くするに越したことはないからである。
ケイキサレートのパラコート吸着能は活性炭の4〜5倍と言われているため、パラコートの腸洗浄はケイキサレート・マグコロール・マニトールを入れる。最初は物理的に腸管内を洗い流すことを主眼にし、最初の下痢便があった後は腸管内に絶えずケイキサレートが有る状態を作る。ある程度の腸麻痺を来たしていても物理的に腸粘膜に付着しているパラコートをwash outすることにより腸管の麻痺は改善してくると言われている。そのためにも最初に注入するガストログラフィンは有効である。腸洗浄は1000ml/h程度で、尿定性反応が陰性化した後も1日〜2日続ける。パラコートは腸粘膜の襞内に4〜5日間は残存すると言われており、腸管内を絶えずケイキサレートで満たした状態を作り、腸粘膜からパラコートを吸収するようにする。
パラコートの場合、DHPよりも大事なのがこの強制利尿である。尿クリアランスはDHPのクリアランスよりも大きい。大量補液と大量利尿が必要である。さしあたり時間1000ml〜2000mlのラクテックによる点滴を行い、中心静脈圧を計りながら、必要に応じてドーパミンを使用して利尿をはかり、心庇護が必要であればジギタリゼーションを行う。
パラコート患者の場合、酸素投与は絶対禁忌である。原則として来院時に経鼻挿管を行う。最初からパルスオキシメーターを付け、SaO2が90%以下になったら、人工呼吸器にて調節呼吸を行い、必要であればミオブロックやセルシンを使用してセデーションを行う。SaO2が80%以下になったら、PEEPにて陽圧呼吸を行い、PO2で最低40mmHg、SatO2で80mmHgを維持出来るようにする。PEEPを10〜15cmに上げても、SaO2が80%を下回るようであれば、FiO2を徐々に上げていき、SaO2が80mmHgを維持できるようにする。しかし酸素投与を必要とするようになった患者を生存させることは困難である。肺水腫予防のため、DHPが終了したら、ステロイドのパルス療法を開始し、ソルメドロール3g/3静注を3日間続ける。間質性肺炎・肺水腫の状態が持続するようであれば更に持続して使用する。
点滴でラクテックを用い、多量のナトリウム・クロールを入れるため、腸洗浄では微温湯を用い、それで高ナトリウム血症になるのが防止できる。またラクテック単独でもカリウムが結構入るため、とくに低カリウム血症は来たさず、カリウム濃度が3.0以上を保っていることが多いが、ケイキサレートも使用するため、低カリウム血症に注意し、カリウム濃度が3.0を切れば、腸管の麻痺や不整脈の発生を防ぐため、カリウム補正をして、カリウム濃度が4.0前後を保つようにしなければならない。
有機リン中毒の臨床程度は様々であり、原因物質・飲用量・飲用からの時間により異なってくるため、軽症と重症とに分け、対策を変える。
基準となるのが、瞳孔径(ピンポイントに縮瞳する),発汗(冷汗),徐脈(洞性徐脈となる),気道分泌増加である。最初は硫アトを30分おきに2〜5Aずつ静注し、冷汗が無くなり、気道分泌物が減少し、瞳孔が3mm以上に開いてくるのを指標とするが、瞳孔が開いてくるのが一番遅れる。瞳孔がなかなか開いてこない重症例においては、硫アトを5Aづつ静注するが、それでも瞳孔が開いてこないようであれば、精密点滴セットに入れて、2〜10A/hで持続点滴を行う。重症例でも数日経つと、瞳孔は縮瞳しなくなるが、硫アトをやめると、60回/m以下の徐脈になるようになる。このころには硫アトの投与は瞳孔径ではなく、脈拍を指標とし、脈拍が60回/m以上になるように調節する。
パラチオン、EPN、ビリダフェンチオン(オフナック)などには有効であり、スミチオンやバイジット、マラソンなどの低毒性有機リン剤に対しても、流涎や痙攣などの症状を軽減し、血液ChE活性を回復する効果がある。
低毒性の有機リン剤やランネートなどのカーバメート剤でも筋力低下や筋攣縮が出現するようであればパムを使用する。
初回2〜4Aを静注し、効果がみられなければ、1時間後より微量点滴セットに原液を入れ、3〜20ml/hで持続点滴静注を行なう。
PAMは血中半減期が短いため(半減期1.87時間)、初回静注投与後は点滴静注で投与すべきである。筋力低下や筋攣縮などの症状が残り、長期の呼吸器管理を必要とするときには最低でも1週間は続けるべきである。
重症の有機リン中毒患者では、気道分泌物が多く、長期の呼吸管理を要することが多い。特に高齢者では痰喀出が十分出来ないことが多いため、少量の硫アトの持続投与を続け、抜管を急がないほうがよいし、抜管後も痰喀出が不十分であれば、早めに再挿管し、十分な呼吸管理をICUにて行うほうがよい。
ラウンドアップは,植物の生育を停止させる除草剤グリホサート(41.0%)に界面活性剤ポリオキシエチレンアミン(15.0%)を加えた製剤で,毒性は主として界面活性剤の方にあるといわれている.黄褐色の水溶性液体で,ヒト経口推定致死量は2ml/kgである.
毒作用として粘膜刺激作用と消化管刺激作用があり,症状としては吐き気,嘔吐,咽頭痛,腹痛があり,激しい下痢と嘔吐による脱水にてショック状態となるが,意識は正常である.
誤嚥に十分注意しながら胃洗浄を行い,十二指腸チューブより吸着剤(活性炭)と下剤(マグコロール等)を投与し,腸洗浄(有機リン剤に準じた)を行う.補液を十分に行い,脱水の補正と強制利尿を行う.大量服用例には血液浄化法を考慮するが,グリホサートは分子量が小さく、血液吸着ではほとんど除去できず,血液透析で効率よく除去できる.製剤中の界面活性剤に関しては、血液透析と血液吸着のどちらが有効か明確でない.
バスタ液剤は除草剤グルホシネート(GLF)18.5%と界面活性剤30%を含んでいる(同様の除草剤にGLFを8.5%含むハヤブサがある).グルホシネートは速やかに血中に吸収され,1時間後に血中濃度が最高になり,半減期は4時間で,尿からの排泄は良くて90%が尿中に,10%が糞中に排泄される.
グルホシネートでは服毒後,8〜38時間の潜伏期を経た後に意識レベルの低下や痙攣・呼吸抑制などの症状が出現し,健忘症が出現することがある.臨床ではグルホシネートによる中毒症状(遅発性の意識障害・痙攣と呼吸抑制など)と,界面活性剤による中毒症状(粘膜刺激症状,循環血液量の減少と浮腫,循環不全)とが複合した症状を示す.50ml以上の飲用で症状が出現することがあり,100ml以上では症状必発である.
初期の症状は少ないが,服毒量の多寡に関わらず入院させ,服毒後48時間は経過を観察する.100ml以上服毒した症例では遅発症状が発現する可能性が極めて高いので,気管内挿管と人工呼吸の準備を必ず行う.一般の農薬中毒と同じ十二指腸チューブを使用しての腸洗浄を行い,界面活性剤による脱水の補正をし,強制利尿を行う.
大抵の睡眠薬中毒や精神安定剤中毒において必要なのは、呼吸管理と循環管理と保温である。胃洗浄と腸洗浄はそんなに重要ではない。市販の睡眠薬は一瓶飲んでもすぐには呼吸停止まで来たすことはないため、全身管理さえシッカリやっておけば特に問題はない。しかし飲んだ薬の種類と量は必ず確認しておく必要がある(特にアセトアミノフェンの含有について)。精神疾患であれば、前医に問い合わせ、精神疾患歴と病名、投薬の種類を必ず確認しておく。
眠剤中毒・安定剤中毒では十二指腸チューブを入れての腸洗浄までは普通、必要としない。胃洗浄・腸洗浄は患者を左側臥位にして、普通の18Frの経鼻胃管にて行ってもよいが、残渣が多い場合や錠剤などが胃内に残っている場合には、大径(10〜12mm)のネラトン型胃洗浄用チューブを使う。十二指腸内に胃内容物を押し込まないように200〜300ccの微温湯にて胃洗浄を行う。胃内が綺麗になったら、活性炭30gとマグコロールP一袋or硫酸マグネシウム30〜60gを微温湯200〜300mlに溶かして経鼻胃管より注入し、胃管は抜去する。マグコロールを注入すると嘔吐する人が結構多いため、マグコロールP、もしくは硫酸マグネシウム30〜60gを胃管より注入するほうがよい。
一番大事なのが呼吸管理で、意識レベルが低く、痛み刺激にも反応しないようであれば、誤嚥・無気肺などを予防するため、胃洗浄の前に経鼻挿管を行う。自発呼吸が弱く、低酸素血症・炭酸ガス貯留(PCO2が50mmHg以上)があれば、人工呼吸器による調節呼吸にて呼吸管理を行う。自発呼吸が十分になれば人工呼吸器より外し、意識レベルが上がってきて、喀痰が十分出来るほど元気がでてから抜管する。
意識レベルが低下するような症例では、低血圧を示すことがあるが、ドーパミン・ドブタミン等の昇圧剤や十分な補液をすることにより十分対処できる。挿管が必要であったり、昇圧剤を使うような症例ではIVHラインを入れ、中心静脈圧測定を行いながら輸液管理を行う。
大抵の薬物は腎排泄性であるため、大量補液・強制利尿を行うが、農薬中毒ほど強力に行う必要はなく、200〜300cc/hの補液を行い、100〜200cc/hの排尿が得られる位でよいのではないかと思われる。
睡眠薬や風邪薬の大量服用で問題となるのが、それに含有されるアセトアミノフェンである。アセトアミノフェンの総量が5gを越えるようであれば、十二指腸チューブを挿入し、農薬中毒に準じた腸洗浄(ガストログラフィン・マグコロール・マニトールを使用し、活性炭は使用しない、次に述べるムコフィリンを吸着してしまうからである。)を行い、ムコフィリン(1アンプル=2ml)を十二指腸チューブより注入する。N-Gチューブより注入すると嘔吐を誘発するため、十二指腸チューブから注入するほうがよい。
ムコフィリンの投与は最初は40ml(20アンプル)を、二回目以降は20ml(10アンプル)ずつ4時間おきに1〜3日間投与する。
アセトアミノフェンの吸収は早く、4時間で血中濃度がピークに達すると言われている。したがって、ムコフィリン投与やDHPは少なくとも服用してから8時間以内に始めたいし、24時間以降では無効であると言われている。
大都市の都市ガスはほとんどが液化天然ガス(LNG)に変わっており,一酸化炭素を含まず,空気より軽い.またプロパンガス(液化石油ガスLPG)も一酸化炭素を含まないが,空気より重い.しかし田舎の都市ガスではまだ昔からの製造ガスを使用しており,高い濃度の一酸化炭素を含んでいることがあるため,その地方の都市ガス会社に問い合わせて成分を聞いておかなければならない.ちなみに宮崎市の都市ガスはプロパンガスとほぼ同じ成分であるが、延岡市・都城市の都市ガスには5〜6%の一酸化炭素が含まれている.
製造ガスの都市ガスによるガス中毒やストーブや薪、練炭などの不完全燃焼でも一酸化炭素が発生し、中毒を発生しうる。一酸化炭素中毒が疑われ、意識レベルの低下があれば、すぐに経鼻挿管を行い、一酸化炭素を追い出すために、人工呼吸器による純酸素の調節呼吸を過換気にて行う。2時間も行えばCOHbは追い出される。意識レベルが全くの清明になるまで純酸素を使用する。
強酸である塩酸を含むトイレ洗浄剤や強アルカリである次亜鉛素酸ソーダを含む漂白剤などを飲んで来た場合、まず注意深く胃洗浄を行う。次いで、胸写・腹単を撮り、食道穿孔・胃穿孔の有無をチェックし、腹痛・腹膜刺激症状出現の有無を観察する。絶飲食とし、マーロックス・アルロイドGを定期的に経口摂取させる。2・3日して食道穿孔・胃穿孔が否定出来たら、圧をかけないようにして注意深く内視鏡を行ない、食道糜爛・胃糜爛の程度をチェックし、食事開始の可否を決める。糜爛や潰瘍が強い場合には2〜3週間して狭窄を来たしてくる場合があるため、長期的なフォローが必要である。
灯油・ガソリンを誤飲した場合、催吐はさせないようにしなければならない。誤嚥を起こすと激しい化学性肺炎を起こす。肺の陰影が出現する前に高熱が起き,引き続き肺陰影が現れてくる.二次感染防止に抗生剤を使用し,入院させて経過を見る.大量に服用している場合には挿管して気道を確保し、注意深く胃洗浄を行う必要がある。
開院以来14年間に宮崎市郡医師会病院の集中治療室にて治療を行った中毒症例と現在の考え方についてまとめてみました.
453例中農薬中毒が228例と5割を占め,睡眠薬や精神安定剤などの薬物中毒が4割で,その他の中毒が1割であった.
農薬中毒全体での死亡率は66例・30%であったが,パラコート中毒では58例中44例・76%と死亡率が高く,その他の農薬では15%前後であった.
中毒を起こした背景で,何らかの精神疾患の既往を持つ人が179例・40%を占めていたが,精神疾患を持たない人も274例・60%見られた.
当院への搬入経路としては,他院からの紹介が210例・46%,併設する夜間急病センターからが153例・34%,救急隊による直接搬入が90例・20%であった.最近はこの直接搬入の割合が増加している.
本来,当院のカバーする範囲は宮崎市を含む一市六町の42万人であるが,全体で117例・26%は域外よりの転院搬送であり,その9割は農薬中毒であった.
広島大学大学院法医学と国立医薬品食品衛生研究所安全情報部が協力して作っている薬毒物の迅速な検査法を紹介するページである。
ヒ素や青酸化合物、パラコートや有機リンなどの検出法は進歩し、血清や尿など様々な検体が検出のために使用できるようになっている。中毒治療に従事されている方は是非とも参考にして欲しい。

[ 149] Intoxication
[引用サイト]  http://www.mnet.ne.jp/~hospital/Protocol/Intoxication.html



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