大きとは?
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昨日(30日)は広尾の都立中央図書館に行っていました。目的は達せられなかったんですが、その代わりちょっと珍しいものを見ました。 その中に、1692年(元禄5年)刊の『錦繍枕(きんしゅうまくら)』という図鑑がありました。300年ぐらい前の書物ですが、花の形などを絵入りで説明しています。著者は伊藤伊兵衛。 ガラスケースの中に入っていたので、自分でめくってみることはできないのですが、たまたま開かれていたのが「大きり紫」のところでした。 というと、「別に面白いことはない、現代語の『大キイ』は、古くは『大キシ』だったわけだろう。そのままじゃないか」と言われそうです。ところが、そうでもない。古くは「大キシ」ということばはありえなかった。 というのも、古代の形容詞を見ると、「赤ク」のように「〜ク」の形にしたときに「ク」の直前にきている音は、たいていはア・ウ・エ・オ段の音に限られていたのですね(注)。「アカク(赤)・シロク(白)・アツク(暑)・サムク(寒)・サヤケク(清)・アマネク(遍)」などのように。イ段音が来る場合というのは、「サビシク・ウレシク・ナマメカシク」などのように、「シ」ぐらいしかなかった。 さて、「大キク」の「キ」を見ると、これはイ段音なので、古くからあることばでないらしいと考えられます。じつは室町時代以降にできたことばで、当初から「大キシ」ではなく、今と同じく「大キイ」の形しかなかった。 ということは、「大きし」と書いたのは、『錦繍枕』の著者が古めかしい言い方にしようとして、かえって歴史的にはありえない言い方をしてしまったんですね。角川『大字源』を見たかぎりでは、近世には「大きし」の言い方を載せた辞書はないようです。珍らしいと思うのですが。 注 北原保雄「形容詞のウ音便――その分布から成立の過程をさぐる――」国語国文36-8, 1967.08 追記 湯沢幸吉郎『増訂江戸言葉の研究』(明治書院) p.277、形容詞終止形で下に続ける場合の例文の中に、 私{わたし}どもと違ッて形{なり}は大きし、ちからはあり、宜{いゝ}関取にでも成{なん}なさるだらう という『四時遊観 花筺』(天保12年〈1841年〉)の例が出ています。これは『錦繍枕』よりもだいぶ下るわけです。(2001.03.01) 追記2 境田稔信氏に見せていただいたブリンクリー『和英大辞典』(三省堂、明治29〈1896〉)では、「可愛い」を「カワイシ」という不思議な語形にして掲げています。「大きい」を「大きし」とするのと似ています。 当時の辞書は、見出しを「〜し」形に統一していたので、実際には口では「カワイイ」と言っていたのに、辞書に載せるときは「カワイシ」という実際にはない形にしていたのではないかと思います。歴史的には、「カワユシ→カワユイ→カワイイ」で、「カワイシ」という言い方はなかったのでしょう。 また、同じく境田氏に見せていただいた山田美妙『大辞典』(明治45〈1912〉)では形容詞「かはいい」の項目にかはいしの近體。」との説明があります。つまり、山田美妙は「カワイシ→カワイイ」と移り変わったと解釈しているようです。しかし「カワイシ」は疑問です。(2003.02.11) ●この文章は、大幅に加筆訂正して拙著『遊ぶ日本語 不思議な日本語』(岩波アクティブ新書 2003.06)に収録しました。そちらもどうぞご覧ください。 |
[ 8] 【ことばをめぐる】(980831)大きし,おほきし,錦繍枕
[引用サイト] http://www.asahi-net.or.jp/~QM4H-IIM/k980831.htm
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民間企業の賃金実態を調べて毎年、政府に国家公務員の賃金勧告を出している人事院が、ことしから調査対象を変えて公務員賃金を大幅に引き下げる動きを強めています。 これまで「百人以上」だった民間の従業員規模を「五十人以上」に広げるという研究会報告が三月に出ました。賃金が低い小規模企業に調査対象を広げることで公務員の賃金水準を一気に下げようというねらいです。 いま日本は、小泉「構造改革」のもとで非正規雇用化、労働者の賃金ダウンがすすみ、貧困と格差の拡大による社会のゆがみが深刻化しています。賃金でみれば、二〇〇〇年から四年間で十一兆円も下がっています。公務員も例外ではなく「官民格差」を是正すると称して連続して賃金が下げられました。 新たに比較する「民」の規模を「百人」から「五十人」に広げるとどうなるか。日本は、支配的な力をもっている大企業と、そのもとで締め付けられている中小企業とでは、賃金や労働条件に大きな開きがあります。たとえば厚生労働省の「毎月勤労統計調査」(二〇〇四年)をみると、百人から四百九十九人規模に比べて、三十人から九十九人規模の賃金が現金総額で六十四万六千円も低いというのが現実です。調査対象の小規模化は公務員賃金の劇的な引き下げにつながります。 民間であれ公務員であれ賃金が下がるということは、生活設計を狂わせる大問題です。いや応なしに節約を迫られ、その結果、消費が冷え込み、経済に重大なマイナス効果をもたらします。とくに人事院勧告は、直接には国家公務員が対象ですが、その影響は地方公務員など七百五十万人に及ぶだけに重大です。 つづいて中小企業に波及します。「せめて公務員並み賃金を」という中小企業で働く労働者の目標が下がるのですから、低賃金の改善は遠のくばかりか、逆に下がることにさえなります。 さらに生活保護基準や、最低賃金法にもとづく地域最低賃金の引き下げということにもなりかねません。まさに悪循環です。日本は歯止めなき賃下げ社会に踏み込むことになります。 「公務員の賃金は高すぎる」とさかんに宣伝する財界の意図は、この悪循環の道を開くことにあります。公務員賃金がもつ社会的な影響に目をつけて、これを攻撃して引き下げ、労働者全体の賃金を下げやすくしようというわけです。こういう財界の尻馬にのって、何の根拠もなく、ただ賃金を下げるだけのために調査対象を広げるようなやり方は、絶対にあってはならないことです。 もともと「民」の規模は、一九六四年までは「五十人以上」でした。これを労働組合の「官民一体」のたたかいで今日の「百人以上」に改善をかちとった歴史があります。人事院の方針は、それを四十二年前に逆戻りさせるものです。 人事院がこんな無謀に走る背景として、民主党の前原誠司代表(当時)の言動にふれないわけにはいきません。昨年九月の特別国会で、小泉首相に「改革を競い合いたい」といい、人事院勧告について「零細企業も含めた民間給与の実態をふまえたものとすべきではないか」と主張し、民主党を支持してきた連合労組に衝撃を与えました。 民主党の否定的役割をのりこえて、連合の公務関係労組は官民比較の見直しに反対を表明し、全労連の各労組も反対で一致しています。 かつてともにたたかってかちとった成果が崩されようとしているいま、ヨーロッパのような大きな共同のたたかいへの発展が期待されています。(昆 弘見) 自衛隊が国民を監視 内部文書で告発(全資料公開) 【連載】追跡 闇の監視部隊 いま「赤旗」が読みどきです メディアも注目の「赤旗」 「赤旗」はなぜスクープを連発できるのか 「しんぶん赤旗」は2万号 真実を伝えつづけて 本当がみえる 暮らしに役立つ「しんぶん赤旗」の魅力紹介 働けど…若者たちは 政治国際経済社会 地方国民運動学問文化 科学くらし家庭スポーツ テレビつり行楽電話相談 学習党活動読者の広場 「しんぶん赤旗」主張 Q&A 知りたい聞きたい 注目のキーワード 世界と日本が見える、生きる 勇気がわく 福田政権と正面対決――政治の根本転換もとめる くらしと労働の現場から 平和・憲法をまもるたたかい 世界の流れがわかる くらしに役立つ ゆうPRESS若いみなさんといっしょに考え交流し合っていきます 列島だより ふるさとの話題が満載の特集(毎週月曜日掲載) 囲碁・将棋 「しんぶん赤旗」主催の棋戦 新人王戦熱戦続く日本棋界の若手登竜門 07年・第45期 赤旗名人決まる 「赤旗」編集局案内 ご存知ですか?──日刊「赤旗」はこういう新聞です |日本共産党ホーム|サイトマップ|「しんぶん赤旗」|著作権|リンクについて|メールの扱いについて| |
[ 9] 焦点 論点/公務員賃金の見直し/大きすぎる社会への影響
[引用サイト] http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-16/2006041625_02_0.html
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図1●電力線モデムを使ったインターネット・サービスの構成例 家庭のコンセントに1本のケーブルを接続するだけで,電源だけでなく通信データもやり取りできる。このような特徴を持つのが電力線モデムである(図1[拡大表示])。間近の電柱で商用電源と通信の信号を重畳することで実現している。家庭内で複数の電力線モデムをコンセントに差し込むだけで,LANを構築できる。また,下りの最高伝送速度も数十Mビット/秒とADSLをしのぐ。 このようなメリットを持つ電力線モデムであるが,高速化の道がいったん閉ざされた。総務省の研究会が「現時点で高速モデムは実用化すべきではない」と判断したからである。 家庭に置いた電力線モデムの子機と電柱に置いた親機がやり取りする信号が,電線上などで電磁波を発生させるからだ。電磁波のレベルが大きいと他の機器への妨害ノイズとなりうる。 今のところ,電力線モデムは10k〜450kHzの帯域で利用が許されている。この周波数の範囲の信号を電線にのせていいことになっている。一方,今回実用化に向けて検討が重ねられてきたのは1M〜30MHzの帯域。伝送速度を数十Mビットまで上げるには,広い周波数帯域を信号の送受信に使う必要があるからだ。 ただし,この帯域はアマチュア無線や船舶・航空通信,短波放送やAMラジオなどが電波の送受信に使っている。電力線モデムが漏えいする電磁波が大きいと,これら電波を利用するユーザに影響を与える。 アマチュア無線をはじめとするこの帯域を利用するユーザは,電力線モデムの電磁波影響に大きな懸念を示していた。日本のように大半の区間で電柱を使って電線を配線している環境では,周囲に漏えいする電磁波が大きくなることが予想されるからだ。日本アマチュア無線連盟は,引き込み線で漏えいする電磁波が増幅されるとも指摘している。電力線モデムの信号が使う1M〜30MHz帯域の波長10〜300mが引き込み線の長さに近いからだという。引込み線がアンテナの役割を果たす可能性がある。 建物の周辺や電線の直下などで漏えいする電磁波の強度を測定した。群馬県にある電力中央研究所の赤城試験センターで行った 今回の判断は,2002年4月に総務省が発足させた「電力線搬送通信設備に関する研究会」が下した。電力線モデムの実用化が可能かどうか,可能であればどの程度の基準を設けるべきかを議論するのが目的である。電波暗室だけでなく,オフィスやマンションなど,さまざまな環境において電力線モデムが漏えいする電磁波を測定した。 なかでも2002年6月から7月にかけて取り組まれた電力中央研究所赤城試験センターにおける実験の結果が,最終的な判断に使われた(図2[拡大表示])。実験を行うため敷地に小屋や電柱を新たに敷設した。周辺には民家など建物がなく外部からのノイズ影響が少ない。電力線モデムが生成する漏えい電磁波のレベルを把握するのに適している。 実験は,近くの電柱にモデム親機を置く((2)の電柱),遠くの電柱にモデム親機を置く((7)と(8)の電柱),宅内の電源ケーブルを使って家庭内LANを構築する三つのパターンで行った。 電力線モデムは6種類を用意した。変調方式がOFDMのものが4台,SSとマルチキャリアのものがそれぞれ1台である。メーカ名や型番は非公開である。 モデム親機を置いた近くの配電線直下から10m離れた地点で測定。上のグラフから順に電界強度の最大値,平均値,モデムをオフにした際の値を示す。微弱無線局の出力制限値を約10dBμV/m超えるレベルの電磁波が測定された 結果としては非常に高い電磁波が漏れていることがわかった(図3[拡大表示])。配電線から10m離れた地点でおおむね45〜55dBμV/mという値が観測された。 この値を評価するうえで,研究会が一つの目安としたのは,免許が不要な無線局のなかでもっとも出力制限値が高い微弱無線局の信号レベルとの比較である。例えば,30MHzまでの周波数帯域では54dBμV/m以下の出力のものをいう。図3でわかるように,帯域によっては漏えい電磁波が10dBμV/m以上も高いところがある。10dBμV/m高いということは,ノイズ・レベルの絶対値としては10倍高い。 研究会の構成員である電力中央研究所の富田誠悦上席研究員によると,「電磁波のレベルはどこで測っても実用化にほど遠いくらい高かった。マンションだとすべての住戸にも影響が出る」という。 では,電力線モデムの出力をどの程度まで抑えればいいのだろうか。この点に関しては今回の研究会では議論されなかった。 事務局を務める総務省は「漏えいのレベルが大きすぎたので,どのくらいであれば利用を許可するのかという議論には至らなかった。今のところ新たな研究会を発足させる計画はない」(総合通信基盤局電波部電波環境課の志賀康男課長補佐)という。 これに対して,あるメーカの関係者は「実験ではモデムのレベルをできるだけ大きくして提供するようにいわれた。周囲の環境ノイズに埋もれないようにするためだ。ただ,そのレベルでは当然ながら微弱無線局のレベルを上回ったり,短波放送の受信に影響が出る。そもそも他の通信と共存可能なレベルがどこかを探るという当初の目的が変わっている」と不満を漏らす。 研究会では,「将来的に実用化を探るための検討や測定を続けるべきである」としている。対策技術はある。実験時に,あるメーカがノイズを軽減するフィルタをモデム内部に挿入したところ効果があった。漏えい電磁波のレベルを10分の1程度に抑えることができた。 ただ,どこまでレベルを抑えればいいのだろうか。これに関しては国際電気標準会議(IEC)の国際無線障害特別委員会(CISPR)による電力線モデム規格の策定を待つ必要がありそうだ。1〜2年後に決まる見込みだという。CISPRは国内の業界団体(VCCI)も参考にしているノイズ規制の国際規格である。研究会は「CISPRにおける策定に貢献すべき」としており,総務省がCISPRを重視する可能性は高い。 測定方法や規制値が国際基準で統一されれば議論がしやすくなる。総務省は「再検討は数年後になるだろう」(志賀課長補佐)としている。 ■アマチュア無線連盟が電力線通信の実験結果公表。高速電力線通信の規制緩和に影響か (2002/04/02) ■ソフトバンク ネットワークスが電灯線LAN事業。英メーカーと5月に合弁会社 (2001/04/06) 日本アイ・ビー・エム IBMがリリース 最大16CPUまで拡張可能なクアッドコア搭載ハイエンドx86サーバー 日本アイ・ビー・エム/日立製作所 POWER6のイノベーションを支える数々のキーテクノロジーを紐解く 日本ヒューレット・パッカード コンパクト第3世代ブレード登場 中小規模のシステムにこそ,ブレードのメリットを 日本アイ・ビー・エム ブレードサーバー市場における「IBM 4年連続シェアNo.1」の理由を探る アルバネットワークス 営業部 社内も社外もシームレス“どこでもオフィス”を手軽に〜モビリティ・コントローラ 情報システム 業務アプリケーション 上流工程 SaaS&Enterprise 2.0 グローバル・ソーシング ITpro協力誌 日経コンピュータ 日経コミュニケーション 日経SYSTEMS 日経情報ストラテジー 日経NETWORK 日経ソリューションビジネス 日経ソフトウエア 日経Linux 日経ニューメディア 日経BPガバメントテクノロジー 日経パソコン 日経BPソフトプレス IT経営 システム開発 プロマネ&アーキテクト ネットワーク最新テクノロジー 業績&業界動向 セキュリティ Windows オープンソース 製品&サービス・ディレクトリ 業務アプリケーション 設計開発 OS/DB/ミドルウエア サーバー/ストレージ 運用管理 ネットワーク セキュリティ SIサービス 通信サービス クライアント/OA機器 |
[ 10] 高速電力線モデムは当面凍結---漏えい電磁波の影響が大きすぎる:ITpro
[引用サイト] http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NBY/ITARTICLE/20020906/1/
