影響とは?

酒税法では、アルコール分1%(1度)以上を含む飲料をアルコール飲料と総称していますが、一般的にはアルコールとはいわゆるお酒のことを指しているようです。
お酒を飲むと顔が赤くなったり、多弁になったり、足元がふらついたりするいわゆる「酔っ払う」状態になりますが、これはすべてお酒の中のアルコールの影響によるものです。
アルコールは人体にとって影響の強い物質です。アルコールは大量に摂取すると、中枢神経抑制作用、血圧低下などの循環器作用、消化不良や胃粘膜障害による胃炎などの消化器作用を示します。最終的には呼吸が抑制されて死に至ります。また、精神的、身体的依存症状を引き起こします。
アルコールは麻酔作用によって脳をマヒさせ、いわゆる「酔った」状態をつくりだします。大脳の理性や判断を司る部分は大脳皮質といいますが、少量のアルコールではこの部分がマヒすることで相対的に情動を司る部分が亢進(こうしん :「たかぶる」こと)し、多弁等の一般的に言われる「酔っ払い」の行動が現われはじめます。
さらに酒量が進むと、知覚や運動能力を司る部分が抑制され知覚や運動能力を鈍らせ、同じ話を繰り返ししたり、足元がふらついたりします。つまり「酔い」の程度は、脳内のアルコール濃度によって決まるのです。
摂取したアルコールの血中濃度は時間の経過と共に上昇し、状況によって異なりますが一般的には摂取後1〜2時間程度で最高血中濃度に達します。よってお酒を飲んだ時には症状がなくとも時間が経つとともに「酔い」の症状が進みます。
お酒を飲むと、アルコールは胃や小腸で吸収されて血液に溶け込み、門脈を通って肝臓へ運ばれます。
アルコールの大部分は肝臓で分解され、アセトアルデヒドに変化します。アセトアルデヒドは、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)により、酢酸に分解され、最終的に水と二酸化炭素になって体外へ放出されます。
顔を赤くしたり、動悸、頭痛、吐き気といった症状を引き起こすのはこのアセトアルデヒドが原因です。一般的にお酒に強いといわれる人はALDH活性の高い人のことで、お酒の代謝が早い人のことです。
お酒に強いからといってアルコールによる影響を受けることが少ない訳では決してなく、むしろ、お酒に強いという人は自分は酔っていないと思うことが多いので問題があることがあります。
アルコールの血中濃度が一定の濃度に達すれば現われる症状は、お酒の強い弱いに関わらず一緒なのです。つまり、酒豪あるいは下戸などの一般的に言われているお酒の強さには関係なく、身体に取り込まれたアルコールは、脳の理性や判断能力に一定の影響を及ぼすのです。
反応時間とは、画面に刺激が呈示されてから、運転者がアクセルを離すまでの 時間をいう。酒に弱い人、強い人とは、自己評価の結果である。
の4段階の条件を設け、「やや簡単な判断の反応時間」と「やや複雑な判断の反応時間」に ついて見てみると、
それぞれに飲酒の影響が見られるが、やや複雑な判断においてより飲酒の影響が見られる。
酒に強い人も、酒に弱い人と同様に、アルコール濃度が高いほど反応時間は遅い。
(科学警察研究所交通安全研究室「低濃度のアルコールが運転操作等に与える 影響に関する調査研究」より)
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[ 74] アルコールが運転に及ぼす影響 :警視庁
[引用サイト]  http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/insyu/insyu1.htm



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