本質とは?
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本質(ほんしつ)(希 ουσια (ousia), 羅 substantia / essentia)とは、あるものがそのものであると云いうるために最低限持たなければいけない性質をいう。もしくはそうした性質からなる理念的な実体をいう場合もある。或る存在を必然的にその存在として規定する内実がその本質である。伝統的には、「それは何であるか」という問いに対する答え(「何性」)として与えられるもの。 それに対して、ものに付け加わったり失われたりして、そのものが、そのものであることには関わらない(必然性のない)付帯的な性質を、偶有(性)という。 一般的には広義の使われ方として、「見せかけ」や「表面上の事柄」に対する概念としての「正体」や「真髄」など「ものの奥底にある表面的でない、中心的な、本当の性質」の意味で使われる。 中世盛期スコラ学以降は、essentia (本質存在)は実存(現実存在 エクシステンティア exsistentia)の対概念とされてきた。 元来アリストテレスのウーシアは「存在するもの」という語構成を持っている語で、「本当に実在するもの」を意味し、彼にとってはまずもってそれはイデアではなく具体的な個物であった。この形相と質料とからなる個物は、述語として用いられうる普遍者としての第二実体に対比された場合、主語としてしか用いられない基体としての第一実体と呼ばれる。ここからさらに、その個物の素材である「質料 ヒュレー」ではなく、その「形相 エイドス」こそが、ものの真の実在性を担っているという考えにたったとき、個々のものの本質としては質料と対比された形相のほうが第一の実体であると説かれる。すなわち、彼にとってウーシアという言葉は実体という含意と本質としての形相という含意をともに持っていた。 これがラテン語に翻訳されるとき、substantia と essentia という二つの訳語が行われた。substantia は、ウーシアと同義で用いられていたヒュポスタシス「下に立つもの」(のちにキリスト教神学の文脈ではウーシアとヒュポスタシスは区別されるようになった。この場合の訳語はpersona)の直訳で基質としての実体という観点からの訳語であり、essentia は「あるところのもの」という観点からの訳語であった。 アリストテレス的枠組みに立つ限り両者は区別されず訳語の違いにすぎなかったが、中世盛期スコラ学、具体的にはトマス・アクィナス以降、実体 substantia と本質 essentia は区別されるようになった。ただし、このときでも近代哲学とは異なり、本質こそが実在であるという観念論的な枠組みは維持された。存在は、本質として概念的に存在している実体と、本質に現実存在( existentia )がプラスされた、現実的に存在する実体とに区分されたのである。 なお、概念が本質存在する(概念として存在する)ということは、単に文法的・形式的な理由で名目的に表現可能であるというだけではなく、論理的矛盾なく想定可能だということを指す。言語の不備から、曖昧な、あるいは矛盾を孕む概念が観念されることはありうる。しかし、そうした名目的概念は、その名辞に対応する実体を持たないと考えられた。しかし、このことはかならずしもその概念に対応するものが現実存在するということを保障しない。概念から最高存在の現存在を証明する実体論的証明を退けた者にはカントがいる(純粋理性批判)。 このことは可能や不可能など様相を問題にする場面でとくに問題となり、また現代ではハイデッガーや実存主義によって、存在するということがものの本質や属性に含まれないという点から着目された。たしかにデカルトなどにとっては、たとえば神はその完全性のうちに存在を含むものであった。しかし、存在するものとしてしかその本質が考えられない(スピノザ)、というだけでは、やはりそのものは現実存在するとは限らないとの批判がたとえばカントなどからなされている。すなわち、述語として考えたときに「存在する」という述語は、他の述語にはないやや特異な位置を占める。 なおアリストテレスの上述の議論を継承した中世の普遍論争においては、実在するものは個物であるとする立場にたつ唯名論と、普遍(形相)こそが実在である実在論とが対立した。 この「本質」は、哲学に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正して下さる協力者を求めています。(Portal:哲学) |
[ 47] 本質 - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E8%B3%AA
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日本国内でもWeb2.0に関する議論が活性化し事例や関連情報が増えてきた。前編ではWeb2.0の全体像を整理し、後編は事例を中心に紹介する。Web2.0の本質に迫ってみたい。 2004年にティム・オライリーらにより提唱された“Web2.0”という言葉、コンセプトは2005年半ばから日本国内のニュースサイト、ブログ、雑誌でも数多く取り上げられるようになり、世の中での認知度は上がってきている。 Web2.0では、Webという生態系(ビジネス的要素や技術的要素)を議論の対象とし、Webの今後の方向性を導き出そうとしている。よってWeb2.0の全体像を整理し本質を知るということは、すべてのWeb利用者(メーカー、小売業から消費者まで)にとって有益である。 日本国内でもWeb2.0に関する議論が活性化し事例や関連情報が増えてきた状況下で、前編ではWeb2.0の全体像を整理し、後編は事例を中心に紹介する。そして最後にWeb2.0の本質に迫ってみたい。 Web2.0とは「Webの世界で起きている新しいトレンドの総称」である。厳密に何かを定義した仕様ではなく、過去・現在・未来において常に変化し続ける“Webを取り巻く環境の変化”をとらえ、Webの今後の方向性を洞察する試みだ。 そもそもなぜWeb2.0という言葉が生まれたのか? Web2.0によって何が分かるのか? Web2.0の本質とは何か? 答えを求めてGoogleで“Web2.0”を検索してみると、事例紹介、ビジネス面の分析、Webアプリケーション開発手法の変化や要素技術の解説など、さまざまなとらえ方や分析の切り口を得ることができる。しかし各論のみではWeb2.0の全体像をとらえることが難しく、ひいてはWeb2.0の本質が見えてこない。 一方でWeb2.0の議論ではテーマの広範さからさまざまなアイデアが生まれており、今後のWebの方向性をとらえる指標として有益である。例えばWeb2.0のキーワードの1つに“マッシュアップ”があるが、マッシュアップの事例集であるmashupfeedを参照するとそのアイデアの多様性に驚かされる。そしてこの事例集自身もWeb2.0的な手法で構築されているから面白い。Web2.0の議論に参加することで、企業の視点に立てば新しいWebビジネスのアイデアが見つかる可能性があるし、ユーザーの視点に立てばライフスタイルに影響を与えるような新しいWebの利用方法が見つかるかもしれない。 Web2.0にWebビジネスを成功させる秘訣や上手なWeb利用方法のヒントが含まれているとすると仮定し、Web2.0の要素を実践するとなると、やはりWeb2.0の全体像把握や本質の整理が必要になる。Web2.0の全体像や本質を整理する手順を図表1-1のように提案する。 Generation of Software(次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル)”とされていることからも分かるように、Web2.0の議論の中核はデザインパターンとビジネスモデルである。この2つを総称して本文では“Webビジネスの構造”*(1)とする。 (1)通常、ビジネス構造というと企業資産やビジネスプロセスのすべてを意味するが、本文ではWebが関連する範囲に限定する Webがビジネスにおいて利活用されるための位置付けやターゲット顧客層の変化 そしてマッシュアップやロングテールといったWeb2.0の特徴を表すキーワード群はこの3つの軸に分けて考えた方がより理解が深まるだろう。 またWeb2.0で取り上げられるビジネスの成功事例や先進的事例は、いま、現実に起きているWebビジネスの構造変化を把握するのに役立つ(詳細は後編で紹介する)。これらの事例はWebを取り巻く環境変化を感じ取り、上手に適応した例でもあるため、事例の背景としてWebを取り巻く環境変化がどのようなものであるかも整理してみたい。 図表1-2に国内外のWeb2.0に関する記事でよく取り上げられるキーワード群を示す。 Web2.0に登場するキーワードの中でも特にWeb2.0のコンセプトを体現しているキーワード キーワード群をふかんしただけでもWeb2.0が指し示すテーマの広範さがよく分かる。 図表1-2 Web2.0の主なキーワード群「出所:野村総合研究所」(図版をクリックすると拡大します) さて、図表1-2でWeb2.0の特徴として挙げた7つのキーワード群を図表1-1で示した「ビジネスモデル」「情報モデル」「技術トレンド」にマッピングしてみよう(図表1-3)。図表1-3の横軸は時間軸を意味し、Webの黎明期をWeb 図表1-3 Webビジネス構造の変化 「出所:野村総合研究所」(図版をクリックすると拡大します) この3軸の関係は独立ではなく、相互にリンクする。例えば「ロングテール」を意識したビジネスを展開するためには「ユーザー参加型」により多くのユーザーフィードバックを集めることが欠かせないし、多くのユーザーを参加させるためにはAJAXなどを用いて「リッチなユーザー体験」を実現し、ユーザーが口コミ情報を入力したくなるような魅力的なWebサイトを構築する必要があるだろう。 これら3軸において過去から現在に至るまでの変化を振り返り、Webビジネスの構造変化をとらえてみたい。 Page2<ビジネスモデルの変化(実店舗型からロングテール・サービス型を意識したビジネスへ)> 情報モデルの変化(静的な情報から混ぜ合わせ活用される情報へ)/技術トレンドの変化(テキスト主体から構造化されたWebへ)/Webを取り巻く環境の変化/情報発信者の多様化 Web2.0の全体像から読み取れるWebビジネスの心得とは?/ユーザー主導型のプラットフォームを取り込む/口コミ情報を最大限に利用する/ロングテールビジネスは規模(アクセス数)の獲得とターゲット(顧客)の設定が必要/自動配信する情報の中身とターゲット(配信先)を設定する/マッシュアップするのか、されるのかを考える/Web2.0でできること ゲームから読み解く、俺スクリプト時代の知的な挑戦 (2007/11/28)「初音ミク」画像を検索できたLive SearchやマッシュアップツールPopFly、デスクトップアプリPrism、SNS用ウィジェットOpenSocialなど全8トピック “リッチクライアント”に至るまでの軌跡と現在(いま) (2007/11/26)今回はフォーラム名にもある“リッチクライアント”の成り立ちとAjax、Flashなど現在活躍している主な技術を一覧で紹介します バリデータとフォーマッタで“使える”Flexアプリを作ろう (2007/11/21)現場で“使える”Flexアプリケーションを作るために、データの検証を行えるバリデータと文字列表現を指定するフォーマッタを解説します Silverlight開発を始めるための基礎知識 (2007/11/19)学習に必要な基礎知識として、開発・実行・配布など実際にSilverlightを活用するための一連の方法について解説 エンジニアとしての力量を数値で測った経験は?ITSSレベルを無料で判定、12月25日(火)まで ホワイトペーパー利用者に「Amazonギフト券」を抽選で100名様にプレゼント!――TechTargetジャパン リニューアル・キャンペーン @ITトップ|リッチクライアント & 帳票フォーラム トップ|会議室|利用規約|プライバシーポリシー|サイトマップ |
[ 48] Web2.0の本質から読み取るWebビジネスの心得とは? - @IT
[引用サイト] http://www.atmarkit.co.jp/fwcr/special/web2001/01.html
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厚生労働省では、製品の原材料となるものについて、医薬品としての使用実態、毒性、麻薬用作用等を考慮し、「医薬品に該当するか否か」の判断を示しています。 医薬品に該当する成分本質(原材料)については、「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」(以下医薬品リスト)に、医薬品に該当しない成分本質(原材料)については、参考として「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」(以下非医薬品リスト)にその例示が掲げられています。 医薬品リストに掲載されている成分本質(原材料)は、いわゆる健康食品に使用することはできません。これらを1種でも原材料として使用したものは「医薬品」と判断されます。ただし、これらを薬理作用の期待できない程度の量で、着色着香等を目的とした食品添加物として加えられていることが明確である場合には「医薬品」と判断されない場合もあります。 非医薬品リストに掲載されている成分本質(原材料)は、薬事法上は医薬品に該当しないと判断されているにすぎません。日本で食品添加物として認められていない等の理由で食品に使用できないもの、食品添加物の基準に従って使用しなければならないものがあります。食品への使用に際しては、お近くの保健所等で食品衛生法の担当に確認してください。 また、どちらのリストにも掲載されていない成分本質(原材料)は「医薬品に該当するか否か」の判断が示されていないものです。掲載されていないからといって医薬品成分ではないとは言えません。リストへの帰属をはっきりさせるためには、原材料の性質(原材料の学名、使用部位、薬理作用又は生理作用、毒性、麻薬・覚醒剤様作用、国内外での医薬品又は食品としての前例など)を明らかにし、個別に厚生労働省へ照会する必要があります。製造所・輸入営業所がある都道府県の薬務課へお問い合わせください。 健康食品を輸入する際には、医薬品にしか使えない成分が含まれていないことの確認が求められます。こちらのリストと原材料をよく照合したうえで、掲載されていない成分があった場合には、所管の薬事部局にご相談ください。 また、特に痩身を目的とした製品の場合、以下の成分の含有の有無について試験検査を求められることがあります。 消費者は、製品の表示などによって原材料の確認をするしかありません。よって、原材料が医薬品的なものであるかどうかの判断も、分析などによるわけではなく製品の表示などに基づいて行います。 よって、実際に配合・含有されていない医薬品成分であっても、配合・含有されていることを表示すればその成分が原材料として使用されているものとみなし、製品を「医薬品」と判断します。 以下の表に示す原材料(例)など、通常食品添加物として使用されている原材料は、医薬品と判断されているものであっても、食品に使用できる場合があります。ただし、その原材料を使用していることを記載しないか、又は記載しても食品添加物として使用していることを併記してある場合に限ります。また、使用する際には、食品添加物として使用できるかどうかなど、食品衛生法の担当にお問い合わせください。 その他、でんぷん質軟化用のアミラーゼやビールなどの清澄剤・肉軟化剤として使われるパパインなどは医薬品成分とされていますが、食品加工用に成分そのものが流通することがあります。その場合、食品調理用であることをはっきりと表示してある場合には「医薬品」に該当しません。 非医薬品リストに掲載されている原材料からの抽出物であっても、医薬品成分に該当しないかどうか確認が必要な場合があります。 非医薬品リストに掲載されている原材料から、水やエタノール以外の溶媒によって抽出したものは、その抽出された物質が医薬品成分に該当しないかどうか確認する必要があります。 また、原材料そのものは非医薬品リストに掲載されていても、抽出物・精製物が医薬品リストに掲載されているものもあります。たとえば、タウリン(医薬品成分)を含むタコやイワシ(非医薬品)などです。このような場合、タコやイワシの加工食品等を「医薬品」とみなされないようにするためには次の条件を満たす必要があります。 原材料が非医薬品成分であっても、原材料表示の内容によって、医薬品成分が使われていると判断されることがあります。 一部の植物や動物には、その部位によって医薬品に該当するか否かの判断が分かれているものがあります。たとえばセンナは、茎は非医薬品成分ですが果実・小葉・葉柄・葉軸は医薬品の成分です。この場合、センナの茎のみを使用していたとしても、単に「センナ」と表示すると医薬品成分も含むとみなし「医薬品」と判断します。非医薬品部位を使っていることをはっきり表示してください。 また、植物の生薬名を表示している場合にも、原材料が非医薬品成分であっても製品を「医薬品」とみなします。これは、非医薬品成分のなかには実際に医薬品として使用されているものがあり、生薬名の使用によって「医薬品」である誤認を与える可能性があるためです。 物の成分本質(原材料)が、専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)であるか否かについて、別添1「食薬区分における成分本質(原材料)の取扱について」(以下「判断基準」という)により判断することとする。 なお、その物がどのような成分本質(原材料)の物であるかは、その物の成分、本質、起源、製法等についての表示、販売時の説明、広告等の内容に基づいて判断して差し支えない。 判断基準の1.に該当すると判断された成分本質(原材料)については、別添2「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」にその例示として揚げることとする。 なお、別添2に掲げる成分本質(原材料)であっても、医薬部外品として承認を受けた場合には、当該成分本質(原材料)が医薬部外品の成分として使用される場合がある。 また、判断基準の1.に該当しないと判断された成分本質(原材料)については、関係者の利便性を考え、参考として別添3「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」にその例示として掲げることとする。 |
[ 49] 物の成分本質(原材料)について
[引用サイト] http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/yakuji/kansi/kensyoku/46-sei0.html
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リーダーシップについて恋はブックマークジョブスに学ぶプレゼンスキルGoogle OS を妄想するアップルにして欲しい次の革命ソウルのあるもの作りプロトタイプの効用 最近、「これからのウェブ・アプリケーションはAjaxだ」という声を良く聞く。ソフトウェアを生業としているエンジニアとしては、この手の「流行もの(hype)」に触れた時には、表面的なものに踊らされずに、その本質を自分なりにしっかりと捕らえて消化・吸収して自分のものにしなければいけない。今までも、「オブジェクト指向」、「マルチ・ティアー・アーキテクチャー」、などの言葉が一人歩きするたびに、「これからは○○だ」とか「○○の時代は終わった」などと、過激なことを言って読者の目を引こうとだけするマスコミや企業のマーケティング戦略に数多くの人が踊らされてきた。 そんなノイズだらけのメッセージに混乱させられた結果、「Cではオブジェクト指向のプログラミングは出来ない」と信じているエンジニアがいまだに沢山いることは全く嘆かわしいことだ。「オブジェクト指向のプログラミング」は、設計姿勢・プログラミングスタイルに関わることであり、C++やJavaと言った言語に依存しなければ出来ないものではない。つまり、Cでろうとアセンブラーであろうと、「オブジェクト指向のプログラミング」は可能なのだ。にも関わらず、組み込み系のプロジェクトで、Cコンパイラーしかない環境でプログラムを書かせようとすると、「C++で書かないとコードがスパゲッティ状態になってしまいます」などと甘ったれたことを言うエンジニアが多いので困ったものだ。 Ajaxに関しても、全く同じ誤解が生じそうなので、ここで一言書いておく。Googleなどが進めている第二世代のウェブ・アプリケーションのアーキテクチャーの本質は、XHTMLやXMLやJavascriptにあるのではない。その本質は、 (1)アプリケーションの明示的なインストールが必要ない。(2)サーバーとの通信を非同期に実行することにより、通信遅延によりUIをブロックしない。(3)サーバーとのやり取りは、RPCではなく、メッセージで行う。(4)データ・バインディングはサーバー側ではなく、クライアント側で行う。(5)UIにインテリジェンスがあり、ある程度はサーバーに戻らずにユーザーとやり取りをする。 の5点にある。この5点さえしっかりと守れば、開発言語はJavaであろうとFlashであろうとも良いし、サーバーとのメッセージにXMLを使わなくともかまわない。その意味で言うと、Ajaxという名前(J=Javascript、x=XML)がそもそもふさわしくしくないとも言える。単に、「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション(Asynchronous Message-driven Web Application)」と呼ぶ方がずっと明確だし、特定の言語にしばられなくて済む。 (1)アプリケーションの明示的なインストールが必要ない。 こうでなければ、ウェブ・アプリケーションとは呼べない。 (2)サーバーとの通信を非同期に実行することにより、通信遅延によるUIのブロッキングを避ける。 第一世代のウェブ・アプリケーションがリッチ・クライアント・アプリケーションと比べて圧倒的に使い勝手が悪くなるのは、、ハイパーリンクをクリックするたびにユーザーを待たせるためである。通信を非同期にして、ネットワーク遅延をユーザーからできるかぎり隠し、ストレスの少ないユーザー・インターフェイスを提供する点が第二世代のウェブ・アプリケーションだ。 (3)サーバーとのやり取りは、RPCではなく、メッセージで行う。 サーバーとの非同期通信には、大きく分けて非同期RPC(Remote Procedure Call)と非同期メッセージングの二通りがある。RPCのそもそもの利点は、「あたかも呼び先の関数がローカルで実装されているかのようにシームレスにプログラムが書ける」点であることに注意すれば、どちらを使えば良いかは自明である。ローカルの関数呼び出しとリモートな関数呼び出しのスピードの開きが1000倍にもなる今の環境では、プログラマーにシームレスにプログラムを組まれては困るのである。その意味で言って、メッセージを使ったプログラミングスタイルでは、プログラマーはネットワーク遅延を強く意識しながら作るので、結果として使い勝手の良いアプリケーションができる。 (4)データ・バインディングはサーバー側ではなく、クライアント側で行う。 第一世代のウェブ・アプリケーションは、データとビューのバインディングをサーバー側で行っていたため、新しいデータが必要になるたびに、UI(HTMLページ)全てを再度サーバーに取りに行き、再構築していた。第二世代のウェブ・アプリケーションは、まずビューをクライアントに取り込み、次にデータをメッセージの形でサーバーから取ってくる仕組みであるため、データだけを変更する場合の使い勝手は格段に向上する。 (5)UIにインテリジェンスがあり、ある程度はサーバーに戻らずにユーザーとやり取りをする。 ユーザーの入力に対して、クライアント側でレスポンスが可能なものに関しては、それを処理するようなインテリジェンスをUI自身(上で述べたビュー)に持たせておき、サーバーとのやり取りなしで処理してしまう。 最後にもう一度繰り返すが、オブジェクト指向のプログラミングに必ずしもC++やJavaが必要ないのと全く同じ理由で、「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション」のプログラミングには必ずしもHTML、Javascriopt、XMLは必要ないことを覚えておいて欲しい。もちろん、「ブラウザー上でプラグインなしで動かしたいからHTML+Javascriptを使う」とか、「ウェブ・サービスとの連携にHTTPを介してXMLをやり取りする」などの理由はもっともなので、それを否定するつもりは全くないので誤解しないで欲しい。実際、メッセージに"XML over HTTP"を使うことには私も大賛成だが、その議論と「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション」の議論とは全く独立したものである。 言い換えれば、Ajaxの提唱者たちは、「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーションを作ろう」という主張と、「HTML+Jascript+XMLを使ってウェブ・アプリケーションを作ろう」という主張を一緒くたにして発信しているだけなのである。受け取る側としては、それが二つの独立した主張が混ざったものであることをきちんと理解した上で、消化・吸収することが大切である。 [追記] 読者の一人に「ここに書かれている考えはどこから来ているのですか?」と聞かれたので、お答えします。実は、現在米国 Google で活躍している Adam Bosworth と Gary Burd と私は、マイクロソフトで Internet Explorer 4.0 を一緒に開発していた仲です。マイクロソフトが XML と DHTML の機能を初めて導入したブラウザーです。あの当時から、彼らとは「次世代ウェブ・アプリケーション」の話ばかりしていました。非同期通信の話とか、UIをブロックしないだとか、XML over HTTP の話はその時に始まった話です。ある意味で、Adam も私も、10年近く同じことを言い続けているわけですね。Gary が私の誘いを蹴って Google に行くと言ったときに、あやしいと思ったのですが、案の定あんなことが始まってしまいました。私も人のことを言える立場ではありませんが(笑)。 [お願い]ソシアル・ブックマーク・サービスをお使いの方がこの記事をブックマークするさいには、何か一言コメントを添えていただけると助かります。ブックマーク・コメントに関しては、恋はブックマークをご覧ください。 [このブログの記事で良く読まれているもの]日本語とオブジェクト指向ビル・ゲイツの面接試験−私の場合愛すべき理科系人間たち自分が少数派になるだろう項目ベスト10 だからAjaxってなんなのさ! ということを聞きまわっている僕にとって、これまででもっとわかりやすかった説明がこれ。こういうことが知りたかったんだよなあ。 [Read More] Ajaxの本質、「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション」のススメ サーバとのデータのやりとりに必ずしもXMLを使う必要はないのでAjaxのxはおかしいというのは同感。実際、遊びで... 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[Read More] 「Ajaxの本質」という非常に明確に説明されたエントリを発見したのでメモ。引用すると... [Read More] 日本語で読めるAjax関連情報のリンク集 XMLはメタデータというより生データとしての利用価値が高まりつつあり、AjaxによるUIの切り離しがそれを加速する Ajax: Web アプリケーション開発の新しいアプローチ Webアプリのユーザビリティを改善しまくるAjax Ajaxの本質、「非...... [Read More] GoogleMapが単にすごいってわけじゃなく、こういったアーキテクチャだからできるんだってことを理解しないといけません。すごい分かりやす... [Read More] IT 関連の仕事をしていて、技術の流行廃りに敏感な人や会社はよく見かけますが、いったいどれだけの人がその本質を掴んでいるのでしょうか。どんなに優れた技術や道具があっても使い手次第でいかようにもなります。"本質を知る"という事についてひとこと言いたい。 日本でのWeb2.0について、これまで二回、説明してきた。((1)、(2))前回では、ビジネス面での説明が多かったが、今回は、技術面を、インターネットの世界で最近話題になっている技術と、インターネットビジネスに限らずシステムとかソフトウェアのとかの領域で起こっている変化とについて説明したい。言い換えると、前回までは、大部分のユーザーにとって近い過去に起こったことだが、今回は、これからの近い未来に起こることをかなり示している。... [Read More] 最近流行のこのコトバなんですが、何ができるのか、どういう技術なのでしょうか。 ひ... [Read More] IT 関連の仕事をしていて、技術の流行廃りに敏感な人や会社はよく見かけますが、いったいどれだけの人がその本質を掴んでいるのでしょうか。どんなに優れた技術や道具があっても使い手次第でいかようにもなります。"本質を知る"という事についてひとこと言いたい。 PDAは定型的な情報(PIM)を扱うためのもので、他の機器との連携といえばPCコンパニオンとしてPC情報を切り出す程度のことしかできなかった。でもPDAは通信機能を手に入れ、スマートフォンとなった。スマートフォンは、通信機能付きPDAではない。ローカルのソフトウェアとローカルのデータから解放された、広大なネット空間を背後に持つ全く新しいデバイスだ。スマートフォンがPDAと同じシゴトを行う必要はない。インストールされているソフトと、自分が入力したデータだけに縛られる必要は全くない。ネットを通じて自由... [Read More] プログラミングは門外漢なので、この5つのポイントについて「理解した」などとは口が裂けても言えないのですが、本質を捉えることが重要だということはよくわかったように思います。 追記の「10年前から・・・」というお話もおもしろかったです。技術って、水面下で醸成されていたものが、ある日突然のように表舞台に出てくることってあるんですよね。 すみません。こちらでエントリを書いたのですが、なぜかTrackbackがうまくできないので、URLを書かせて頂きます。 どれもこれも、大変興味深い記事で、ワクワクしております。梅田さんが一押しするのも、超納得です。^^;ひとまず、御礼申し上げます。ありがとうございます。 イプログダイレクトの店長さん、コメントありがとうございます。このブログも書き始めて、もう二年になります。好き勝手なうんちくばかり書いているのですが、こうやって励ましのお言葉をいただけると、「これからも書き続けよう」と元気が出ます。 |
[ 50] Life is beautiful: Ajaxの本質、「非同期メッセージ型ウェブ・アプリケーション」のススメ
[引用サイト] http://satoshi.blogs.com/life/2005/06/ajax.html
