ゆうじとは?

若者の街・渋谷。センター街の喧噪を抜けて東急ハンズに向かう。ここまでは誰もが知る渋谷の風景だ。しかしそこから徒歩で数十秒後、この店が視界に入った瞬間、あなたは「渋谷にこんな店があったのか!」と思わず声に出してしまうに違いない。渋谷にはおよそ似つかわしくない、オンボロとしか表現できない店。ここが、東京でホルモン焼といえば真っ先に名が出るほどの有名店「ゆうじ」だ。
驚かされるのは外観だけではない。店内を覗くと、極端に狭く、天井の低い空間に10数名が肩を寄あって座っているのが見える。いや、もとい。本当はその狭い店内すら見渡せないほど異常に煙いのだ。一方店外では漏れてくる煙の匂いをかぎながら、毎晩大勢の人が順番待ちの列を作っているのである。
しかし一口食べればその行列の理由も分かるだろう。肉が新鮮なのはもちろんだが、それに加えてきちんと仕事がなされた美味しさがあるのだ。きっと店主はそれぞれの部位の特性に合わせたカットや味付けなどを研究しているのだろう。美味かったのはまず、関東では珍しく脂をしっかりと残した「ホルモン」。新鮮で真っ白な脂はまるで綿ぼうしのように見える。しっかり焼いてから口に入れると、とろけるようなジューシーさが味わえる。ちなみに店内の異常な煙はこの大量の脂のせい。ホルモンを焼くときは煙がすごいからいっぺんに沢山焼かないようにと注意される程だ。それからミノとミノの間に脂身が入った「ミノサンド」が秀逸。焼き上がりを横から見ると角煮のように見えるこの部位は、口に入れると最初にコリコリしたミノらしい食感が味わえる。で、思い切って奥歯でぐっと噛むと、間から脂がジュワッと飛び出てくるのだ。火傷しそうになるのをハフハフとこらえつつ、コリコリ・ジュワッを反芻するのがたまらない。また、「コプチャン」や「ギアラ」をタレで食べるのもたまらない美味さだ。ちなみにこの2つに使うタレは違う味のものだった。こういう細かい部分に手を抜いていないのが素晴らしい。他にも独特な食感が印象的な「フワ(肺)」など、マニアックな部位も含めてホルモン系の魅力をとことん味わえる。
加えて、きっとこの店の雰囲気も味の重要なスパイスなのだろう。ここの非日常的なまでのボロさが異空間に迷い込んだかのような錯覚をおこさせているのかも知れない。例えればテーマパークに来たような昂揚感。その興奮が味を一段階高みにあげてくれているように感じた。そう、ここはホルモンを食べるという行為をイベントとして楽しめる店、「ホルモン焼テーマパーク」なのである。
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肉の会コアメンバーの勝部君夫妻と一緒に、渋谷のホルモン焼きの名店『ゆうじ』に行った。 4月に『正泰苑町屋駅前店』に行って以来の会合だった。また、『ゆうじ』...

[ 135] ゆうじ (ゆうじ) - YAKINIQUEST - ヤキニクエスト やきにくえすと 焼肉
[引用サイト]  http://www.yakiniquest.com/-/000180/



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