ヒーローとは?
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HERO(ヒーロー)は、フジテレビ系列月9枠で、2001年1月8日〜3月19日に放送されたテレビドラマである。 2006年7月3日には、終了後5年ぶりに特別編(単発ドラマ)が放送された。放送時間は21:00〜23:18。ハイビジョン制作。また2007年9月8日の映画版公開にあわせて、同年8月〜9月にかけて「チャンネルα」枠で本編の再放送が(ちなみに、本編の再々放送が2007年10月15日から「チャンネルα」枠で行われる、その他のフジテレビ系列局でも順次再々放送が開始される)、同年9月23日にはドラマレジェンドスペシャルにてこの特別編の完全版(編集により映像追加)が放送された。映画版についてはHERO (2007年の映画)を参照。 型破りで正義感の強い検事(演:木村拓哉)と、一見生真面目だがどこかとぼけたところのある検察事務官(演:松たか子)のコンビの捜査活動を、同僚検事たちの巻き起こすコメディを交えて描く。 主役の木村拓哉演じる型破りな検事が真実を追う姿は、多くの人々の共感を呼び、視聴率が全話30%超(関東地区)を記録した。これは当時の大ヒットドラマとされた。フジテレビ連続ドラマ平均視聴率第1位、最高視聴率第2位。民放ドラマ平均視聴率第2位の記録を有する(2006年5月現在)。(関西地区では30%に達しなかった) 木村拓哉の結婚後の初の連続ドラマだったが高視聴率を巻き起こした。 第28回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 (最優秀作品賞、主演男優賞、主題歌賞、ベストドレッサー賞、監督賞、キャスティング賞) 秋霜烈日章(本来はスーツの襟元に着ける)は、普段はジーンズのポケットにしまい、検察官の身分を示す際(事情聴取や容疑者に処分を言い渡すなど)にだけ、ポケットから出して提示する。 中学の時から無類の通販グッズオタクで、通販で購入した運動グッズで体を鍛えている。石垣島に赴任してから釣りにも興じるようになった。 最終学歴は中卒。高校中退後大検を経て司法試験に合格、希望通り検事に任官した(本人曰く『司法試験ってね、受けてみるもんだよ』)。その経歴から、他の検事には無い独特の視点・洞察力を持ち、被害者の代弁者であり続けるという信念を胸に、多くの事件の真相を解き明かしていく。 従来の検事とは異なり、自らも現場に赴き捜査する行動派の検事。事件の大小にこだわらない考えを持ち、たとえ下着泥棒であろうと疑問に思ったことは時間をかけ納得するまで徹底的に調べ上げる。石垣島に赴任時は、スルメ泥棒を2週間掛けて捜査したというエピソードもある。頻繁に捜査に出かけるため、末次から「お出かけ好き」とも言われている。 雨宮とは検事と事務官という立場上共に行動することが多い。だが次第に異性として意識するようになり第5話で「真面目で堅い子好きになっちゃったりするんだよね」と暗に雨宮のことを指す台詞を発しており、司法修習生時代の同期の巽江里子からも「昔から好きになるのは自分とは真逆のタイプ」と雨宮のことを指摘されている。恋愛関係に発展することを匂わす場面も多々あり、最終話では雨宮とワールドカップを見に行く約束をし、雨宮自らが久利生を訪ね石垣島に赴いたりするといった進展も見せている。だが映画版ではその後久利生がイカ泥棒の捜査に感けて雨宮をほったらかしにし、ワールドカップも互いの忙しさからたった1試合しか観れず、その後音沙汰が無いことが明らかにされている。 過去に友人を庇って起こした傷害事件で逮捕されたことがあり、その際黙秘を通していたが、不起訴処分を受けている。その事件を担当した沼田検事の「事件を徹底的に調べる」という姿勢が、検事を目指すきっかけとなり、その後の検事としての久利生のバックボーンとなっている。 最初の任地青森地検を経て、代議士の汚職事件で沸く東京地検城西支部[1]に異動。10話で榎本由起暴行事件の被疑者を不起訴にしたことを引き金に、外見や言動、過去の逮捕歴などがマスコミで非難報道され、最終話で那覇地検石垣支部に左遷された(表向きは、報道とは関係ない人事異動)。特別編では、札幌地検を経て山口地検虹ヶ浦支部[1]へと異動し、最後は再び東京地検城西支部へ戻る。 24歳(1976年10月15日生まれ - 第6話より)。中村美鈴検事の担当事務官。異動してきた久利生の担当も自ら志願して掛持ちすることになる(美鈴から「二股」と揶揄される)。 自立したキャリア・ウーマンに憧れ、検察庁の内部試験による検事(副検事から検事となる道)を目指す。その事を江上に相談したことで、江上から恋愛感情と勘違いされたり、牛丸部長と検察上層部へ接待していた事で、部長との不倫疑惑を持たれる。 当初は有能なやり手と想像していた久利生に対し、中卒というだけで能力に疑問を持つなど、社会的地位や世間体に重きを置く傾向にあったが、久利生と数々の事件に携わっていくうちに男性として意識するようになる。 性格は極めて生真面目で、いつも自由奔放な久利生に振り回されている。だが第6話では久利生に影響されてか、通販で「見るからに怪しげな」ペンダントを購入している。学生時代には少林寺拳法をやっており、曰く『2級』(DVを受けた被害者を少林寺拳法に誘う場面も)。K-1が大好きな格闘技ファン。 30歳。「被疑者をいじめること」にやりがいを見出す女性検事。美人で普段は猫を被っているが、性格は相当にキツい。同僚の芝山検事と不倫中。 料理は下手で、リンゴの皮がうまく剥けず実を削り落としてしまい、剥いたリンゴを芝山に「耳」扱いされたことがある。久利生には好意的。 36歳。密かにタレント弁護士への転身を考えている検事。第4話で大手弁護士事務所からヘッドハンティングの話を持ちかけられるが、最終的に検事続行を決意する。 既婚だが中村検事と関係を持っている。娘から電話が掛かってくると「パパでちゅよ〜☆」と語りかけるのが特徴。遠藤には「無駄にでかい」と言われる。 25歳。芝山検事の担当事務官。検察内部の情報(主にゴシップネタ)に詳しく、芝山には情報屋のように思われている節があるが、非常に口が軽い。 プライベートでは合コンに明け暮れているが、その際には「東京地検の遠藤検事」と名乗っている(本名が「賢司」なので嘘にはならない)。芝山からは「小さいの」と呼ばれ、芝山の足をよく踏む。 32歳。東大卒のエリート検事。「エース」と呼ばれることを本人は気にいっているが、周りから上手く操られている感も。 雨宮事務官に好意を寄せるが、いつもカラ回り。八つ当たりの矛先は事務官の末次であるが、その末次からは影で「世間知らずなお坊ちゃん」と揶揄される。 ピエロ役となることが多いが、検事としては非常に有能で、その功績からフランス大使館でのパーティ招待状を得ている。 40歳。江上検事の担当事務官。牛丸部長曰く「若い人には無い味がある」ベテラン事務官。美鈴に好意を寄せているようだが、当の本人からは「セクハラで訴えてやろうかしら」と嫌がられている。 江上の機嫌次第で、理不尽な内容、分量の仕事を突然言いつけられる。趣味は社交ダンスで、江上から「ダンサー」と呼ばれる。妻には逃げられ済み。 50歳。検事。検事部長。久利生の直属の上司。元々個性豊かで曲者揃いの城西支部にあって、異色検事の久利生まで加わり胃腸薬を手放せない。 61歳。東京地検の次席検事。久利生が検事を目指すきっかけとなった沼田検事と同期で、久利生の東京地検異動に関与したと思われる台詞があるが、明確では無い。久利生に大幅な信頼を寄せている。 東京地検城西支部の検事・事務官達が行きつけの、バー「St.George's Tavern」のバーテンダー。どんな注文(たとえそれが『寿司』でも)を受けようとも「あるよ」の台詞でお馴染み。バーのテレビにはいつも通販番組が流れており、彼自身も通販好きな様子(手が空いてる時にはテレビを眺めている)。同一人物かどうかは不明なものの特別編にも(虹ヶ浦にある居酒屋の店員として)登場し、お決まりの「あるよ」を披露してくれたが、ついに「ないよ!」というセリフを言ったことはファンにとっては衝撃的であった。なお、鍋島次席検事とは古くからの知り合いのようだ。 何となく頼りなさげな守衛さん。城西支部襲撃事件でもピザ店員に扮装した犯人を確認もせずに通してしまい、制止も確保も出来ず逃走を許してしまった。しかし、夜遅くまで判例を調べる久利生が仕事に集中できるよう、片付けを手伝うといった一面も。 第1話で久利生が担当した下着泥棒の事件に登場。久利生のおかげで、本人曰く「初めて犯人を逮捕」することとなる。その後の回にもたびたび登場し、久利生の部屋に泊まった雨宮の警護のため、一晩中ドアの外で立哨したこともある。 久利生やバー「St.George's Tavern」のバーテンダーが良く見ている通販番組の吹き替えナレーター。 東京地検城西支部が密かに内偵を進めていた代議士の贈収賄事件が、佳境を迎えていた。午前8時、マスコミの注目を集める中、牛丸部長自ら中村検事・雨宮事務官を伴って収賄容疑で岬代議士を逮捕。同時刻、芝山・江上検事が事務官・警察を引き連れ、贈賄企業の強制捜査を行っていた。 まさにその日、青森地検から一人の検事が城西支部に赴任した。周囲が収賄事件で盛り上がる中で、彼が担当したのは下着泥棒。事件に疑問を持った彼は独自に捜査をするが、彼の事務官を志願した雨宮は彼の経歴・姿勢に戸惑いを禁じえずにいた。 久利生の下に顔に殴られた痕跡のある被疑者が送られてきた。警察で「相手が殴りかかってきたので振り払ったら、階段から転落して死亡した」と供述した後は、一切の質問に黙秘を続ける。父親の依頼で大物弁護士が正当防衛を主張するなか、久利生は被疑者の態度と事件の状況に違和感を感じて捜査に乗り出す。 捜査を続けていくにつれ、被疑者や証人(被疑者の友人達)の証言に不信感を募らせる久利生。だが担当事務官の雨宮は江上に誘われたK-1の観戦時間が迫り、牛丸部長は坂ノ上弁護士の圧力を受け、他の検事も久利生が担当する仕事を急遽分担することになり、誰もが久利生の捜査に苛立ちを隠せないでいた。そして何の手がかりも掴めない久利生は、最後に事件現場へと向う。 送検されてきた被疑者高井戸謙介の父に雇われた大物弁護士。日弁連副理事で鍋島次席検事の同輩。牛丸部長に事件を正当防衛で決着させるように圧力をかける。 江上と雨宮がいつものバーでいつものように噛み合わない会話をしていた時、突如背後で争いが起きる。別れ話のもつれから、男性が女性に食事用のナイフで切りかかったのである。翌日、その傷害事件の被疑者として宮川雅史が久利生の下に送検されてきた。そして被害者の証言に何か割り切れない物を感じた久利生は、捜査を開始する。 徐々に明らかになる被害者の過去。異口同音に語られる巧妙な手口の数々。最も難しいとされる結婚詐欺の立件に二の足を踏む久利生に対し、「アーネスト・ホーストにビビッて、リングにも上がれない臆病者」と噛みつく雨宮。江上の手を離れたフランス大使館のパーティ招待状と共に、事件は意外な方向に進展していく。 宮川雅史にナイフで切りつけられた被害者。料理研究家で「男性の為の料理教室」を主催している。当初は被害者として事情聴取されるが、過去に何度か結婚詐欺で告訴されていたことが判明。 女子大生がストーカーに殺される事件が発生。担当の江上は雨宮を連れて被害者の司法解剖に立ち会い、怪我で入院している容疑者と面会する。そして凶器が発見されていない事や被疑者が病院に入院している事などから、警察の意向に逆らって逮捕を見合わせ、引き続き捜査続行を指示する。 が、その夜、容疑者小山田は病院を脱走。江上は警察だけでなく、マスコミからも非難を浴びることになる。久利生の一言から真犯人の可能性を見出した城西支部の面々は、謹慎中の江上を救うため独自に捜査を開始。大手法律事務所から移籍話が舞い込んでいた芝山も、無銭飲食の事案を担当していた久利生も捜査に参加する。 検察の独自捜査に反発を強める警察。慣れない捜査に四苦八苦する検事・事務官達。だが捜査の甲斐なく、小山田逮捕の一報が届く。誰もが諦める中、久利生は現場へと向かう。 警部補。ストーカー殺人事件を担当した刑事。高卒であることから、一流大卒の検察官たちに対抗意識を燃やすものの、同じ事件を追っていく中で久利生と和解。久利生に負けず劣らず通販好き。 無銭飲食で送検されてきた被疑者。彼が無銭飲食した焼肉店はストーカー殺人事件の犯行現場のすぐ近くで、犯行日時も同じ。最後に注文したデザートを食べておらず、無罪を主張する。 一部上場企業のみを顧客とする大手法律事務所 K&S の所長。欠員の補充として、芝山に移籍を持ちかける。 検察庁内で起きた不倫騒動が格好の話題となる中、不倫の果てに妻を傷つけた夫が傷害容疑で送検されてきた。しかし夫は「包丁振り回したのは女房なんです」と容疑を否認。そして愛人は、男の容疑を認める証言を行う。愛人の証言に引っかかる物を感じた久利生は、彼女の本心を知るため南房総へと向かう。 不倫話の最中に勢いで不倫宣言してしまった雨宮は、久利生と共に被疑者の愛人の住むホテルに赴き、成り行きで久利生と同じ部屋に泊まることになる。不倫が現在進行形の芝山は、遠藤に検察庁で起きた不倫騒動の情報を集めさせる。部下の不倫宣言に動揺する牛丸部長、雨宮の身を案じる江上、芝山の動きに不快感を隠せない美鈴、そして江上に振り回される末次。様々な思いを背景に久利生と雨宮は一夜を共に過ごす。 矢口徹の愛人。傷害事件の目撃者として、矢口に不利な証言を行う。事件後、実家のある千葉県御宿町に戻り、家業のホテルを手伝っている。 警官殺しの容疑者が送検されてきた日、雨宮はいつものバーで知り合った男に誘われてバー「Hungry Heart」を訪れる。が、突然の警察の強制捜査(賭博容疑)に巻き込まれ、警察署で不安な夜を過ごすことになる。同じころ警察に自首した被疑者は金で真犯人の身代わりになったとして、一転して容疑を否認。そして真犯人として金融業を営む男が翌日には送検されてきた。いつになく性急に捜査を進める警察。身内を殺された警察の勇み足を警戒する検察。アリバイを主張する被疑者。三者三様の思案を解きほぐすべく久利生は捜査を開始する。 が、久利生に同行する雨宮は、長引いた取調べでの寝不足に加え、強制捜査のときに落とした「落し物」の心配で捜査に身が入らない。そして雨宮が必死に探す「落し物」は、憶測が憶測を呼び、周囲に波紋を広げて行く。そして警察の強制捜査の真の目的が明らかになったとき、雨宮は封鎖された「Hungry Heart」の前に到着していた。 殺人容疑で送検されてくる金貸しの男。事件当日のアリバイを主張し、久利生の取調べにも飄々とした態度で応じる。 いつものバーで久利生が仲良くなった2人組のサラリーマンの1人。雨宮を「Hungry Heart」に連れて行き、雨宮が「パクられる」原因となる。 賭博容疑で「Hungry Heart」の強制捜査を指揮した刑事。実はこの時の強制捜査は、賭博以外に「ある犯罪」の捜査を目的としていた。雨宮が執拗に探す「落し物」が何なのかと怪しむ。 遠藤、末次は検事の人使いの荒さや事務官の仕事に不満を漏らし、雨宮は副検事になるための内部試験を受けようと熱意に燃える。そんな折雨宮が掛け持ちしていた久利生の担当事務官として、新たに正木事務官が異動してきた。遠藤、末次はいつものバーで正木に仕事の愚痴を話すと、正木は「事務官の仕事にやりがいはない」と即答し、事務官を辞めクレープ屋を開く予定だと話す。 一方久利生は大手貿易会社の専務が被疑者となった痴漢事件を担当していた。容疑を徹底して否認し、被害者の女性社員を解雇した被疑者。被害者の過去を調べ、圧力をかける顧問弁護士。口を固く閉ざす会社関係者。そんな不利な状況を打開するため、久利生と雨宮は会社関係者からの事情聴取を試みる…… 城西支部に異動してきた事務官。過去の出来事から事務官は検事に尽くして終わり割り切っている。事務官を辞職して、クレープ屋を開業することを計画中である。 綿貫の会社の顧問弁護士。告訴を取り下げさせようと、被害者である朝倉智美に不利な過去を持ち出してくる。 電車内で痴漢にあった綿貫の会社の女性社員。婚約者に応援されて、この痴漢事件を闘おうとするものの、彼女には婚約者に知られたくない過去があった。 綿貫専務の運転手。綿貫の命令で痴漢事件に関して一切の口を閉ざすが、事件の真相を明らかにしようとする久利生の人柄により、心境の変化が訪れる。綿貫には名前すら覚えられずに運転手をしてきた。 綿貫の秘書。松原同様、痴漢事件については一切語ろうとしなかったが、久利生、雨宮の行動により、彼女もまた心動かされる。 検事室での取調べ中に感情的になって芝山に殴りかかったところ、横からとっさに飛び出してきた遠藤を殴ってしまう。 痴漢事件の裁判でマスコミ注目の美人弁護士巽江里子が中村検事を論破したことが城西支部で話題となる中、医療過誤事件が送検されてきた。専門知識が必要な上、情報を握る病院側の妨害が予想される誰もが嫌がる事案で、当然のごとく担当になったのは久利生。そして病院が雇ったのは、久利生とは司法修習の同期で友人だった話題の巽江里子。 警察での自供から一転、容疑を全面否認する被疑者。手術ミスの証言を土壇場で撤回する証人。巽江里子の容赦ない攻勢に、久利生は反撃の糸口を求め捜査を続ける。 弁護士。久利生とは司法修習同期。もともとは検事志望であったが、久利生が検事志望であったため弁護士となる。マスコミが興味を示す裁判はどんな手を使ってでも勝ちにいく、売れっ子弁護士。医療過誤を巡り久利生と法廷で争う。 田所病院の元准看護師。ミスが疑われる手術の直後に田所病院を辞め、別の病院に勤務しながら正看護師を目指している。 田所病院の医師。医療過誤による業務上過失致死容疑で送検されてくる。警察では手術ミスを認める供述をしたが、久利生の聴取に対しては一転、無実を主張し始める。 通勤途中の雨宮が不可解な事故に遭遇したある日、東京地検城西支部にピザの宅配を装った暴漢が侵入し、煙幕を焚き手当たり次第に備品を破壊して逃走するといった襲撃事件が勃発する。 予想もしていなかった事態にパニックに陥った検事・事務官からまともな証言が得られず、難航する捜査。国家権力に対するテロなのか、特定の検事に対する遺恨、はたまた単なる愉快犯?等の憶測が飛び交う中、過去の被疑者による仕返しに怯え、難航する捜査に苛立ちを隠さない検事・事務官。疑心暗鬼のなかバッグに爆弾を仕掛けられた雨宮は、身の危険を感じて久利生の部屋に泊まることに。そしてついに、中村検事が過去に担当したある事件において雨宮が言ったある一言から雨宮を恨み続けたその女は、雨宮に包丁を向け命を狙おうとしていた…… 城西支部襲撃事件を担当する刑事。直接の被害者である検事や事務官の「要領を得ない証言」や「反抗的な態度」により、捜査は難航する。有力な情報提供した久利生に薄着だったためにカシミアのマフラーを貸す(久利生が防衛に使ってまっぷたつに切れた)。なお、役を演じた高橋は、後の映画版で通行人役(エキストラ)を演じた。 業務上横領の罪で有罪判決を受け、現在執行猶予中の女。有罪になり全てを失った後に雨宮から「反省して下さい」と言われたことを今も恨みに思い、ついに雨宮の命を狙う。 久利生の下に人気キャスター暴行事件の被疑者が送検されてきた。しかし警察での自白を一転して否定、久利生は捜査を開始する。古田を犯人だと主張する被害者榎本は犯人の顔を見ておらず、久利生は証拠不十分として不起訴を決断する。 納得できない榎本は検察審議会に提訴し、更に検察や久利生個人への非難を繰り広げる。そんな中、再度榎本が帰宅途中に暴漢に襲われる。脅迫状の指紋や榎本が襲われた時に見た腕の傷から、警察も古田以外の真犯人の存在に気付くが、面子を保つため古田への追求の手は緩めず、マスコミによる検察=久利生バッシングが激しさを増す中、警察に怯えた古田は最悪の結末を選択してしまった。 ニュース番組のキャスター。美人で辛辣なコメントにより人気を博す。帰宅途中に何者かに襲われ、犯人は古田だと主張する。古田を不起訴にした久利生や検察をマスコミを使って批判するが、二回目に襲われた時に古田ではないことに気づき、最後は自責の念から番組を降板する。 刑事。不起訴となって釈放された古田が犯人ではないと気づいた後も、警察の面子を保つ為に古田を追いつめる。更に久利生の過去の逮捕歴をマスコミにリークする。 キャスター榎本由起暴行事件の容疑者。気が弱く、警察の取調べでは容疑を認めてしまったが、久利生の取調べでは意を決して否認する。不起訴で釈放されたものの、再び起きた榎本由起への暴行事件の犯人として警察に追われる。 榎本由起暴行事件での非難報道の波紋は大きく、検察上層部は久利生に非がないことを認めつつも、石垣島への異動を決定する。そのころ久利生はサッカースタジアムの警備員殺しの事件を担当していた。その捜査の中被害者の息子・良太と出会う。被疑者が完全黙秘を続ける中で、突如東京地検特捜部が警備員殺しの被疑者を取り調べるため城西支部に乗り込んでくる。目的を隠したまま取り調べを始める特捜の検事達、検事・事務官を引っ掻き回す良太。 そんな中、特捜検事の言葉から久利生の異動を知った城西支部の面々は、一致団結して各々のやり方で調査を進めていく。やがてこの事件の背景に、大物政治家とタケマ建設の黒い関係が浮かび上がる。 今回の事件で桐山に殺害された被害者の息子。久利生になついて城西支部を訪れるものの、他の検事・事務官が気にしていることや苛立つ言動しかしないひねくれ少年。親切な言動を行っても、「子ども扱いすんな!」と反抗する。 東京地検特捜部の検事。城島検事とともに城西支部を訪れ、殺人事件で久利生の取り調べを受けていた桐山を、別の容疑で聴取し始める。 東京地検特捜部の検事。芝山検事の学生時代の友人。意識的なのか無意識的なのか、特捜部に所属する自分の自慢話が目立つ。学生時代に芝山の彼女を奪った過去あり。また、嘘をつくときに特徴的な癖がある。 咲坂良太の父を殺害した、タケマ建設の総務部長。しかし総務部長としての勤務実態はなく、被害者の咲坂との接点も見出せず、更に終始黙秘を続ける。 今回の事件の被害者で故人。恨みを持つほどの人付き合いをしないが、借りた金を返さないなど要領よく生活しているためにあまりいい評判を聞かない。 スタイリスト:堀井香苗、塚田亜矢子、税田裕子、棚橋公子、岡島千景、城寶昭子、ICHIKO、坂本久仁子 撮影協力;逗子マリーナ(1)、石原ダンスクラブ(1)、佐川航空(1)、井上商事(1)、センチュリーハイアット東京(1)(4)(7)(11)、住友ケミカル(1)、ジューアイ・イーシー(1)、ユージー・グローイングクラブ(1)、ブッツトリックバー東京(1)、都市基盤整備公団東京支社(2)、ミツトモインターナショナル(2)、JTRIP BAR西麻布(2)、カフェ・デ・プレ広尾(2)、京菓匠鶴屋吉信(2)、SUN FIELD TENNIS CLUB(2)、井上商事(2)、京王電鉄(2)、お茶の水スクエア(2)、三菱地所(3)-(11)、リストランテ マキャベリ(3)、たちばな(3)、壷中庵(3)(7)、八芳園(3)(7)、リバージュ品川ビル(3)、長島梱包(3)(4)、八王子中央病院(4)、Pentel(4)、割烹藤味(4)、安楽亭(4)、御宿いしい荘(5)、ホテルカルチャークラブ(5)、千葉県御宿町(5)、LOGOS(6)、東京流通センター(6)、日の出みりん(6)、FUJITSU(7)、ホテルセンチュリーサザンタワー(7)(11)、東京逓信病院(8)、霞が関東京會舘クリスタル(8)、明治生命(8)、セガ(9)、InSpiRAL(9)、ユニエックス(9)、横浜情報文化センター(9)、TRC東京流通センター(9)、FORUM8(9)、横浜ビジネスパーク(9)、国土交通省京浜工事事務所(10)、東邦港運・ベルタワー(10)、日本住建商事(10)、関西ペイント(10)、財団法人東京港埠頭公社(11)、ビッグタイムリゾート伊計島(11)、澤○○商店(11)、喫茶あめんぼ(11)、東京イースト(11)、埼玉県浦和市(11)、浦和市立駒場スタジアム(11) 終了直後から続編を求める声が寄せられていたが、木村拓哉自身が主演作の続編を敬遠したとも言われており、実現していなかった。また、韓国、台湾、香港、シンガポールなどアジア各国からリメーク権獲得依頼が殺到したが、制作側は、「主人公の久利生検事役は木村拓哉以外にはあり得ない」として断り続けてきたといい、半ば伝説化していたが、2006年7月3日に単発ドラマとして5年ぶりに復活した。 特別編は、久利生検事が本編で転勤した石垣島から北海道を経て、山口県の海沿いの企業城下町・虹ヶ浦にある山口地検虹ヶ浦支部に赴任し、そこで起こった殺人事件を担当することを主軸に描かれている。なお、山口県には虹ヶ浦という地名は実在せず(光市に「虹ヶ浜」という地名はあるが関連はない)、主なロケは山口県下関市豊北町の角島を中心に行われた(一部山口県萩市や千葉県南房総市などで収録されたシーンもある)。 ちなみに、演出面を重視したために実際の山口県の状況と異なる設定もいくつか見られ、劇中に出てきた“あごま”(異臭を放ついしがき鯛の肝漬けの燻製)も山口には存在せず、ラスト近くで久利生が東京に戻る際に駅から列車に乗るシーンでは、山口県では当時すでに走行していなかった国鉄色のキハ58系・キハ65系が登場している。 出演陣は久利生検事以外のほぼ全員が特別編だけのオリジナルキャストであり、本編のレギュラーメンバー達はほんの数分しか登場していない。また、レギュラー時代の主題歌である「Can You Keep A Secret?」も劇中では使用されず(映画版でも使用されていない)、服部隆之作曲のオープニングテーマ曲(これはレギュラー時と同じ)をバックにしたエンドロール(前半部分)であった。 なお、特別編のラストで、久利生が古巣の東京地検城西支部へ戻ったという設定は、放送当時から何らかの形での続編の存在を窺わせるものであり、実際に映画版の前触れとなっていると共に、特別編のストーリーが映画版での伏線の一つとなっている。 2007年9月23日には映画版公開にあわせてドラマレジェンドスペシャルにて完全版(編集により映像追加)が放送された。 鴨井産業の発展に支えられ、海が綺麗なところが特徴の山口県虹ヶ浦。そんな平和な町に殺人事件が発生、石垣島から札幌を経て虹ヶ浦支部に赴任した久利生は犯人と間違えられ留置所に入れられるという災難に遭ってしまう。まもなく虹ヶ浦支部に殺人事件の犯人逮捕の知らせが届く。だが被疑者として逮捕されたのは鴨井産業専務・滝田明彦。町一番の人格者の逮捕に衝撃を受ける虹ヶ浦支部の面々。嘘であってほしいと願う気持ちも空しく滝田は罪を認める。だが滝田の供述に不可解な点を感じた久利生は鴨井産業の家宅捜索に踏み切ることに。 久利生のやり方に戸惑い、虹ヶ浦の住民の反感と敵意を受けながら捜査を進める虹ヶ浦支部の面々。そして捜査の範囲は東京にも広がり、やがて久利生達は滝田が隠し通そうとした真実に辿り着いた…… 虹ヶ浦支部での久利生の担当事務官。久利生が赴任するまではりり子の担当事務官だった。仕事は正確にこなすが、無気力で無愛想なため変わり者扱いを受けている。久利生と共に行動し振り回されるがやがて理解を深める。同じスーツを5枚ぐらい持っているらしい。 東京へ強い憧れを持っている新米検事。子供の頃は悪を倒すヒロインものが好きで、正義感も強かった。東京で仕事をしたことのある久利生に興味を抱き、当初久利生のラフな服装を見てその憧れの強さ故に「クール・ビズ」とズレた解釈をしている。田舎での仕事を嫌い東京でかっこよく仕事をしたいと思っていたが久利生と関わり考え方を変えていく。久利生からは根性と向上心はあると評されている。 久利生の司法修習生時代の友人で弁護士。久利生に頼まれ、東京へ捜査へ向かったりり子の案内役を任される。 虹ヶ浦支部の面々行きつけの居酒屋の店主。虹ヶ浦支部の面々にも好意的に接していたが滝田送検後は一変して敵意を表すようになる。 鴨井産業の先代社長の息子で現鴨井産業の社長。先代社長や専務の滝田と違って苦労知らずな面があり、いまだガードが甘いところがある。 殺人事件の被害者。職業はフリーター。警備員のアルバイトなどもしているが、「緑川祐司」名義で週刊誌などのフリーライターとして活動している。 殺人事件で殺された三宮が持っていた緑川の名刺に記されていた雑誌社の編集者。緑川の消息を求めて東京に捜査にきたりり子に、三宮と緑川が同一人物だと教える。 鴨井産業の専務。妻を10年前に癌で亡くしている。母子家庭に育ち、交通事故に遭い働けなくなった母親を雇ってくれた鴨井産業先代社長に恩義を感じ、鴨井産業に忠誠を尽くすようになる。謙虚な性格で、虹ヶ浦の住人から多大な人望を集める人格者だが殺人事件の容疑者として送検される。 東京地検次席検事。特捜の花岡の贈収賄疑惑の捜査失敗が話題となる中、久利生を城西支部に呼び戻すことを決断する。 バー「St.George's Tavern」のバーテンダーと瓜二つの店員。映画版で明かされるが、久利生はバーテンダーの双子の兄弟だと思っている。 木村拓哉が着用していたA BATHING APEのダウンジャケットが大ブレイクし、プレミアが付くほどの人気アイテムとなった。これ以来、木村拓哉がドラマで着用する洋服は常に注目されるようになった。久利生検事がハマる通販グッズにも注目が集まった。 劇中では検事と警察の確執や助け合いなども良く描かれている。舞台の地検はおそらく区検を模倣したと思われる。劇中では刑事部が支部の内部組織ということになっているが、実際は本庁内の部署である。 検事の捜査権限は警察(刑事など)よりも遥かに大きく、刑事訴追(公判請求)する権限は検察官の専権事項(起訴独占主義)であり、国家権力の執行者といえば警察よりむしろ検察である。また、検事は単独でその権限を行使できる、強大な権力を与えられている。そのため、警察の捜査員を見下している検察官が存在するのは事実であり、劇中でも鋭く描かれている。その中で、久利生検事は刑事さながらの行動派な検事として自ら現場の捜査も行い、その様は法曹界における型破りな検事像である。しかし、実際は検事が事件ひとつひとつを警察のようには捜査しない。検事は捜査権を持ってはいるが、それを行使するのは極めて例外的な刑事事件や重大事件に限定されているので、現実には痴漢や強盗などでは実地捜査まではしない。 また、検察においても警察のように事件に等級を付けるのだが、警察では殺人や強姦・強盗などは無論重大事件として扱うが、検察では大きな事件といえば政治事件や経済事件、暴動事件など大多数の人間が絡むものや、政界を揺るがす大スキャンダルなどである。また、殺人事件や過失致死事件などの人を死に至らしめる犯罪に関する事件のなかでも過失致死より意図的に2人以上殺した凶悪事件のほうが大きく扱われる。普通、警察は政治事件に首を突っ込めないので、専ら検察の独壇場となるのだが、それ以外の事件では警察の捜査領域とぶつかったりするので確執が生まれやすいが、時には助け合うこともあり、戦友としてお互い尊重しあっている所もある。 検事というのは基本的に司法試験に合格したキャリアで、裁判官や弁護士と共に法曹資格者である。その為、いわゆる警察などにあるノンキャリアとキャリアの確執はないのだが、法曹資格者である検事と国家公務員である事務官の確執は少なからず存在している。また作中の雨宮が志向しているように内部試験により副検事となり、更に内部試験により検事に昇進する道筋がある。ただ内部試験で昇格した検事は非常に少なく、一般の検事とは区別され「特任検事」と呼ばれる(副検事・特任検事共に法曹資格は無いので、退官後に弁護士になることは出来なかったが、平成16年の法改正により特任検事は在職5年以上で弁護士になる道が開かれた)。 事務官も起訴権こそないが捜査権はあるので、警察でいえば刑事のような犯罪捜査も直接行う権限は持ち合わせており、逮捕権も持っている。また検察事務官の職務は幅広く、概ね事務局、検務、公判担当、捜査担当、立会事務官等に分かれ、作中に登場する検事を補佐するのは立会事務官である。 ちなみに劇中では「地検特捜部」の検事があたかも「本庁所属のエリート」といった趣で描かれていたが、検察庁は警察の警視庁とは違い、刑事部も特捜部も検察庁本庁の組織で、どちらの検事も地検本庁所属なので、どちらが上でどちらが下という優劣はなく、特捜部も刑事部も地検の中では同等の一部署である。特捜部の検事が花形と思われているのは、単にマスコミに顔を出す機会が多いからであって、刑事部も検察庁の一部として同等の役割は果たしている。 また検事の数は常に不足しており、地方の小さな地検支部には検事が居らず、副検事が代行していることが多い。 ^ a b 東京地検には「城西支部」という支部は存在せず、同様に山口地検にも「虹ヶ浦支部」という支部は存在しない(そもそも「虹ヶ浦」自体が架空の地名)。なお、那覇地検には石垣支部が実在する。 アナウンサーぷっつん物語 - 男が泣かない夜はない - ラジオびんびん物語 - ギョーカイ君が行く! - 荒野のテレビマン - 君の瞳をタイホする! - 教師びんびん物語 - あそびにおいでョ! - 君が嘘をついた - 君の瞳に恋してる! - 教師びんびん物語II - 同・級・生 - 愛しあってるかい! 世界で一番君が好き! - 日本一のカッ飛び男 - キモチいい恋したい! - すてきな片想い - 東京ラブストーリー 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[ 77] HERO (テレビドラマ) - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/HERO_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
