恐竜とは?

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恐竜(きょうりゅう)は、三畳紀に爬虫類から進化し中生代に大繁栄した生物である。恐竜の大部分は、約6,500万年前、白亜紀末期に絶滅した。しかし獣脚類の一系統に属する鳥類は現在でも繁栄している。
原爬虫類から進化し大型化した種類で、分類学的には竜盤類と鳥盤類を恐竜とする。日常用語では翼竜、魚竜、首長竜なども含むことが多いが、分類上ではこれらは恐竜には含まれない(この3グループの系統上の位置は爬虫類を参照)。
恐竜の大きさは種類によって大きく違っていた。最も小さいものではニワトリほどの大きさであった。最大のものは竜脚類で、その中でもアルゼンチノサウルス(Argentinosaurus)が分かっている範囲では最も大きく、一部のクジラ類を除けば地球の歴史上最も大きな動物であった。さらに、アンフィコエリアスはクジラより大きかったとされる(ただし、こちらは実在が疑問視されている)。いずれにせよ、恐竜が地球の歴史上最大の陸生動物であったことは間違いない。また、体重についてはブラキオサウルスなどが40トン以上であったと考えられている(アフリカゾウは成獣で5t〜8t)。
また、恐竜は多様な進化をしたことでも知られる。大きな特徴として直立歩行(脚部が胴の下側に出ている)が挙げられる。(現在の爬虫類は胴の横から脚部が伸びている)
なお、今現在でも新種の恐竜の化石が発見される、同種だと思われていた恐竜が別種だった、逆に別種だと思われていたが同種だった、骨格から体の特徴が改められるなどの新発見が相次いでおり、毎年のように定説は変動している。従って、現在の知識が必ずしも正しいとは言えない。
恐竜が恒温動物だったという説がある。初めて恐竜が見つかった時には、爬虫類であったことも踏まえて変温動物と考えられていたが、骨格の構造の解析による新しい証拠や科学的な検証から、恐竜は恒温動物であった方が理にかなっているのではないかという説が登場した。
その後、羽毛を持つ恐竜の発見や鳥類との密接な関係が解明されるにつれ、恒温動物説は幅広い支持を集めるに至っている。
しかしこれはすべての恐竜にあてはまるわけではないようで、結論はでていない。たとえば、超大型の竜脚類は、恒温動物よりも変温動物(慣性恒温動物)と解釈した方が合理的であるとの説も示されている。
恐竜の皮膚は化石記録として残りにくく、その詳細は現在も不明である。特に色彩に関しては、現在の鳥やワニ、もしくは恐竜と似たニッチを占める現代の哺乳類から推測する他ない。
以前は恐竜は爬虫類であった事を踏まえ、ワニのような鱗に覆われた皮膚をしていたと想定されていた。また、これを裏付ける皮膚の残った化石も僅かながら発見されていた。
しかし、1990年代以降、中国の白亜紀の地層で羽毛をもった恐竜の化石が相次いで発見され、鳥類と恐竜の系統関係が明らかになってきた。 羽毛をもった恐竜には、シノサウロプテリクス・プロターケオプテリクス・カウディプテリクス・ミクロラプトル・ディロングなどがある。
これらの発見から、従来は鳥類の固有の特徴と見られてきた羽毛が恐竜にも存在していたことが分かり、この羽毛をもった恐竜のグループから空を飛ぶ鳥類が進化したことが明らかになってきた。
しかし前述のように鱗で覆われた恐竜皮膚の化石も発見されており、恐竜各種が各々どのような皮膚をしていたかは今後の研究課題であろう。
例えばティラノサウルスは、子供の頃は羽毛で覆われているが、成長すると巨体のみで体温を保てるようになり羽毛が抜けていたのではないかとの仮説が唱えられている。これは羽毛恐竜として知られるディロングがティラノサウルス類の祖先に近い生物であった事、ティラノサウルス類の大型種の皮膚化石が鱗に覆われた物だった事から推測されたものである。
現存鳥類の気嚢による呼吸システムを、獣脚類(もしくは恐竜全体)が既に持っていたという仮説があり、研究がすすめられている。2005年には、マジュンガトルスの脊椎骨の構造の研究から獣脚類が気嚢を持つ証拠が提出され[1]、この仮説の実証が前進した。
気嚢システムを備えた鳥類の中には空気の薄いヒマラヤ上空を越える物もあり、酸素濃度の低い環境に強いシステムである事が知られている。古生代末から中生代はじめにかけて低酸素時代があったとされ、恐竜の気嚢システムは著しく適応的な形質となって、恐竜の台頭を招いたのではないかとの仮説も提唱されている。(逆に、哺乳類の祖先にあたる単弓類は酸素の薄い環境に弱く、酸素の薄い環境でも高い運動能力を維持できた恐竜に圧倒されたのではないかとも言われている)
また、竜脚類のように長い首を持つ動物は哺乳類や現生爬虫類のような呼吸器官では呼吸する事が難しいが、鳥類に近い気嚢システムであれば呼吸が可能であるとも言われている。
現在の爬虫類の多くは体の側面から四肢が生えているのに対し、恐竜は現生の哺乳類や鳥類のように体の下部から四肢が生え直立歩行する事ができたと考えられており、恐竜とそれ以外の爬虫類を区別する上での大きな特徴となっている。
魚類から進化した直後の陸棲脊椎動物の祖先は、魚が尾鰭を振るために体をくねらせる動きを歩行にも転用した。その為には胴の横から四肢が伸びている方が都合がよかった。現在でもトカゲ類を初めとする多くの動物がこの歩行法を受け継いでいる。
しかしこの歩行法は肺を圧迫するとされ、時折呼吸の為に停止せねばならず連続した運動が難しい。大型動物の場合は大きな体重を支えるのが力学的に大きな負担ともなる。
この為、恐竜が大型化に成功した要因の一つとして直立歩行の獲得があったと考えられている。また、非常に俊敏な種も多かったと推測されている。
恐竜は基本的には二足歩行で、上半身と下半身のバランスを長い尾で振り子のようにとっていたと考えられている。かつては尾を引きずりながらペンギンのように歩いていたと考えられていたが[2]、足跡の化石等の分析が進んで現在では否定されている。
なお、草食恐竜には多数の四足歩行の恐竜がいるが、彼らは体重の増加に伴って二次的に四足歩行に復帰したものである。全ての恐竜の祖先は三畳紀に生息した二足歩行する小型の爬虫類であったと考えられている。その為か、四足歩行の恐竜の多くも後ろ足に体重の大半をかけるようになっていたようである。
恐竜の生態は謎に満ちている。というのも、恐竜は絶滅してしまっているため、その行動を直接見ることは出来ないのである。生態についての数少ない物証としては、ヴェロキラプトルとプロトケラトプスが戦っている状態で見つかった化石や、鳥類のように丸まって眠っている姿勢で発見されたメイ・ロンの化石、同種の歯型が多数残り共食いをしていたことが推定されるマジュンガトルスの化石がある。
恐竜の行動の多くは足跡や巣の状態から推理することができ、骨格、筋肉、足跡の計測などから歩行速度を求めることもできる。
また、子供を育てるなど現在見られる鳥類と類似する社会性をもった恐竜もいたと考えられている。社会性をもつと、捕食動物にもよるが、捕食者が近づいて来た場合の警告がしやすい。また、彼等は家族単位で長距離の移動をしていたともいわれる。しかし、これらすべてはまだ確かではなく、検証はこれから先の課題である。
何にしても恐竜は約2億年もの間繁栄を続けた生物なので、生物としては大いに成功した部類といえる。この事からも現在の生物の社会性との共通点があると見られている。
恐竜をはじめとする大型爬虫類は、白亜紀末期の約6,500万年前に絶滅している。その滅亡原因については諸説ある。
そのうち、巨大隕石の衝突による地球規模の大火災で生態系が破壊され、衝突後に生じた塵埃が大気中に舞うことで日光を遮断することで起きた急速な寒冷化が絶滅の原因とみる説が有名である。この説の根拠は、中生代白亜紀層と新生代第三紀層の間の黒色粘土層(通称K-T境界層)中のイリジウムが数十倍の濃度であること(イリジウムは地殻にはほとんど存在しないため、地球外由来と考えられる)、またユカタン半島沖の地下に巨大なクレータ(チクシュルーブ・クレーター)が発見されたこと、などがある。直径11kmの隕石が秒速40kmで衝突したと考えられている。だが、恐竜の種の数はKT境界層のかなり以前から徐々に減少する傾向にあったとの指摘があり、隕石衝突説を初めとする激減説を批判する意見も根強い。(逆に、K-T境界以前からの恐竜の種の減少は確認できないとして漸減説を批判する意見も強い)
隕石衝突説以外に有力とされているのは大規模噴火説である。金子隆一『大絶滅。』(1999年、実業之日本社)によるとマントル基底部にはイリジウムが大量に存在し、溶解したマントル基底部が上昇してデカン高原を作る噴火を引き起こした、とされている。この説は約3000万年周期の絶滅も説明できる。
何故恐竜が絶滅し、哺乳類その他が生き延びたかについても諸説があり定説を見ない。かつては恐竜が変温動物で、哺乳類より劣っていたからなどと言う説がまことしやかに囁かれたが、恐竜が「遅れた生物」という認識、変温動物が恒温動物に劣るという認識、恐竜が全て変温動物であったという説自体も過去のものとなっており、現在では殆ど支持されることはない。
大規模な気候変動は大型種に不利に働くケースが多く、大型種の比率が大きかった恐竜の大量絶滅に繋がったとの説もある。大型種は大量の食料を必要とする為、気候変動で食料が激減するとダメージが大きい。また、大型種は大量の子を産まない傾向があり(天敵に襲われるリスクが低い為、大量の子を作るより少数の子を確実に育てる戦略をとる種が多いとされる)ひとたび数を減らすと回復が難しい。現在でも大型哺乳類の多くは絶滅を危惧されており、これも大型種が多かった恐竜が絶滅した根拠の一つとして挙げられている。
対して、生き延びた哺乳類と鳥類は白亜紀末には既に多様化を始めていて、小型種に限れば恐竜より種類が多かったとされる。また、恐竜以外の爬虫類は省エネ型の変温動物で、気候変動による食糧不足があまり問題にならなかったと考えられている。一方、恐竜と共に滅んだ翼竜は、白亜紀末期には既に鳥類に圧倒されつつあり、単にとどめを刺されただけとの説がある。
無論、恐竜にも小型種はあり、非常に多様な進化を遂げていた事から、単純に大型だったから絶滅したと結論付ける事はできない。
いずれにせよ、多様に進化した恐竜が全て絶滅してしまった結果を説明するのは一つの説だけでは不可能である。 実際には生物種の大量絶滅は、漸減説や激変説で推測される要素が複数組み合わせられて引き起こされたものと考えられる。しかし反証も多いため、今後の研究の成果を待つしかない。
2000〜2003年、米モンタナ州の約6800万年前の地層で見つかった恐竜化石から、ティラノサウルス・レックス(T-レックス)の化石化していない軟組織が発見された。
恐竜はその大きさゆえに「強い」「恐ろしい」「残忍」などのイメージが一般的である。小学生や古生物マニア等には人気の生物で、デパート等が客寄せに恐竜展などを開催することもある。特に日本人は恐竜好きであり、数年に一度は海外から展示品を集めた大型イベントが夏休みの大都市圏などを中心に開催されている。
恐竜の人気はフィクションの世界でも高く、恐竜もしくは恐竜をモデルとした怪獣の活躍する映画やアニメが多数制作されている。怪獣映画のゴジラや当時としては最新のSFX技術を駆使した「ジュラシック・パーク」等が著名であり、高い人気を誇る作品も多い。また、ゲーム等に登場するモンスターのモデルとされることも多い。
一方、恐竜とは別系統の爬虫類である中生代の水棲爬虫類 や翼竜、哺乳類系の単弓類等も恐竜の一種であるとする誤解が広く流布しており、古生物における恐竜の知名度と人気が突出しすぎている事の弊害とも言える。(1992年にヒットした特撮児童番組『恐竜戦隊ジュウレンジャー』ではプテラノドンだけでなく、哺乳類のマンモスやサーベルタイガーまでが恐竜と呼ばれている)
恐竜は、寛骨丘(かんこつきゅう)に穴をもち仙椎が3個以上など共通の特徴をもつ。 骨盤の形状の違いによって、竜盤類 Saurischiaと鳥盤類 Ornithischiaの2つに大きく分類される。
恐竜の分類はジャック・ゴーティエが1986年に分岐分析法により作成した系統樹により大きく変貌している。鳥類が恐竜(獣脚類)から分岐したこともこのときに示されている。 ゴーティエの仮説は1990年代以降に相次いで発見された中国東北部の羽毛恐竜の化石により実証が進み、恐竜の分類における分岐分析法は現在ではなくてはならぬ主流の学説となっている。
カルノタウルス亜科 Carnotaurinae - カルノタウルス、インドスクス、インドサウルス、マジュンガトルス、ルゴプス、タラスコサウルス、ラジャサウルス
ノアサウルス科 Noasauridae - ノアサウルス,マシアカサウルス、ヴェロキサウルス、エラフロサウルス,メガラプトル、バイトレラプトル
スピノサウルス科 Spinosauridae - スピノサウルス、バリオニクス、スコミムス、イリテーター
メガロサウルス科 Megalosauridae - メガロサウルス、アフロベナトル、ミフネリュウ、トルボサウルス
シンラプトル科 Sinraptoridae - シンラプトル、ユンチュアノサウルス、スゼチュアノサウルス
アロサウルス亜科 Allosaurinae - アロサウルス、クリオロフォサウルス、サウロファグナクス、エパンテリアス
カルカロドントサウルス亜科 Carcharodontosauridae - カルカロドントサウルス、ギガノトサウルス
コンプソグナトゥス科 Compsognathidae - コンプソグナトゥス、シノサウロプテリクス(中華竜鳥)
コエルルス科 Coeluridae - コエルルス、デルタドロメウス、オルニトレステス、エピデンドロサウルス
ティラノサウルス科 Tyrannosauridae - ティラノサウルス、タルボサウルス、アルバートサウルス、エオティラヌス、ディロング、アリオラムス
テリジノサウルス科 Therizinosauridae - テリジノサウルス、セグノサウルス、アラシャサウルス
ドロマエオサウルス科 Dromaeosauridae - ドロマエオサウルス、デイノニクス、ヴェロキラプトル、ミクロラプトル
プラテオサウルス科 Plateosauridae - プラテオサウルス、ウナイサウルス、マッソスポンディルス
マッソスポンディルス科 Massospondylidae - マッソスポンディルス、ルーフェンゴサウルス
マメンチサウルス科 Mamenchisauridae - マメンキサウルス、チュアンジエサウルス、フディエサウルス
ディクラエオサウルス科 Dicraeosauridae - ディクラエオサウルス、アマルガサウルス、レッバキサウルス
サルタサウルス亜科 Saltasaurinae - ティタノサウルス、サルタサウルス、アラモサウルス
ファブロサウルス科 Fabrosauridae - ファブロサウルス、レソトサウルス、テクノサウルス
ステゴサウルス科 Stegosauridae - ステゴサウルス、ケントロサウルス、インシャノサウルス、ダケントルルス、レクソビサウルス、ウエロサウルス、トゥジャンゴサウルス
ノドサウルス科 Nodosauridae - ノドサウルス、サウロペルタ、エドモントニア、ドラコペルタ
 ?ポラカントゥス科 Polacanthidae - ポラカントゥス、ガーゴイロサウルス、ガストニア
アンキロサウルス科 Ankylosauridae - アンキロサウルス、エウオプロケファルス、サイカニア
ヘテロドントサウルス科 Heterodontosauridae - ヘテロドントサウルス、ピサノサウルス
ハドロサウルス科 Hadrosauridae - ハドロサウルス、コリトサウルス、ランベオサウルス、パラサウロロフス、マイアサウラ、シャントゥンゴサウルス、エドモントサウルス、アナトティタン、
パキケファロサウルス科 Pachycephalosauridae - パキケファロサウルス、ステゴケラス、スティギモロク、ドラコレクス、プレノケファレ
レプトケラトプス科 Leptoceratopsidae - レプトケラトプス、アシアケラトプス、モンタノケラトプス
プロトケラトプス科 Protoceratopidae - プロトケラトプス、アルカエオケラトプス、ウダノケラトプス
ケラトプス亜科 Ceratopsinae - カスモサウルス、トリケラトプス、トロサウルス、アンキケラトプス、ペンタケラトプス、アグジャケラトプス、アリノケラトプス
セントロサウルス亜科 Centrosaurinae - エウセントロサウルス、スティラコサウルス、パキリノサウルス、アケロウサウルス、エイニオサウルス、アルベルタケラトプス
福島県いわき市…竜脚類(通称ヒサノハマリュウ)、鳥脚類。(cf:著名な首長竜であるフタバスズキリュウも同地より産出)
TV番組ザ!鉄腕!DASH!!では大久川入間沢付近の河床で恐竜の骨を発見、大量の化石が出土し「首長竜の幼体の肋骨とみられる骨に、鮫の歯が刺さった化石」という世界でも珍しいものもあった。発掘された首長竜・モササウルスなど177点の化石及び首長竜等身大レプリカはいわき市に寄贈された。
石川県白山市(旧:白峰村)…竜脚類(通称ハクサンリュウ)、獣脚類(通称オピラプトロサウルス類)、イグアノドン類(通称シマリュウ)、足跡
福井県勝山市…フクイサウルス・テトリエンシス(イグアノドン類)、フクイラプトル・キタダニエンシス(カルノサウルス類)、獣脚類、竜脚類、鳥脚類、足跡
兵庫県丹波市…ティタノサウルス類、2007年3月6日までに「血道弓」や「尾椎」、肉食恐竜の歯十数点のほか、部位不明の骨片約四百点が出土している。全身骨格の発見がほぼ確実視されている。
オスニエル・チャールズ・マーシュ - コープ(後述)との「化石戦争」において新種の恐竜を次々発見し古生物学に大きく貢献。
エドワード・ドリンカー・コープ - マーシュ(前述)との「化石戦争」において新種の恐竜を次々発見し古生物学に大きく貢献。

[ 137] 恐竜 - Wikipedia
[引用サイト]  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%90%E7%AB%9C



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