ちゃおとは?
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集英社発行の「りぼん」、講談社発行の「なかよし」と並ぶ、三大小中学生向け少女漫画雑誌の一つであり、その中では最も後発である。誌名の由来はイタリア語で親しい人に「こんにちは」「さようなら」の意味でつかう挨拶の言葉「チャオ(ciao)」。 増刊号は「ちゃおデラックス」が年6回・隔月刊ペースで発売されている。かつては年4〜5回発売で、2000年〜2005年は他に「少女コミック」との共同編集による「ChuChu」という増刊があったが、2005年12月に独立し、現在の形態になっている。 コミックスは「ちゃおコミックス」というレーベル名で毎月1日頃に発売される(但し、併合した「ぴょんぴょん」および、同一作品が平行して連載されることのある学年誌系がてんとう虫コミックスレーベルであることなどから、一部てんとう虫コミックスレーベルで発売されることもある。また、逆に学年誌の作品がちゃおコミックスレーベルで発売されたことがある)。 ターゲットとする読者は小学校低学年〜中学生の少女。ただし、近年は小学校中学年以下に読者が偏っており、小学校高学年・中学生読者の割合は三大小中学生向け少女漫画雑誌の中では最も低めである。 長い間「りぼん」・「なかよし」とは競合関係にあったが、「ぴょんぴょん」の併合や「ChuChu」の分離創刊を経て対象年齢は低下(結局、「ちゃお」が「ぴょんぴょん」の位置まで下がり、元の「ちゃお」の位置に「chuchu」が来る形で読者層がスライドしただけである)。従来の本誌を含む少女漫画雑誌が重視しなかった小学校低学年以下の層をターゲットに含めるようになった。現在では前2誌と競合する少女漫画誌というより、女の子だけを対象とした幼年漫画誌という位置づけとなった。発行部数が示すように、この路線では他誌を突き放し、孤高の存在となっている。なお、書店によっては少女漫画雑誌コーナーではなく、学童・幼児向け雑誌のコーナーに並べられている。 内容も「なかよし」・「りぼん」と比べると、子供向け漫画らしさを重視している。ストーリーが明るくて浅く、総ページが少ない漫画が多いことや、女児向け人気キャラクターの漫画や情報の過半数近くを網羅していること、「ラブ&ベリーカード」などの限定版カードなど、付録が非常に充実していることから、小学校低学年・中学年の層での支持は非常に高い。また、就学前の幼児が読んでいるケースもしばしば見られ、少女漫画誌というよりも「女児専門のコロコロコミック」とも言える雑誌である。女児向けコロコロコミックというコンセプトであった「ぴょんぴょん」を吸収合併した影響が大きいようだ(他に、対象年齢の比較的高い作家を「chuchu」に移籍させた影響もある)。 その代わり「卒業」する年齢も「りぼん」・「なかよし」より早く、小学校高学年になると読まなくなる子が出始め、遅い子でも中学2年生ぐらいまでには読まれなくなる。そのため、高校生以上の読者は本誌で漫画家としてのデビューを志願する投稿者と、ごくわずかに存在する男性読者を除けば殆んど皆無であると言われている。コミックスの購買も中学生以下の女の子が主となるため、短期的に部数を捌くことが難しいと言われる(発売日に購入できる購買力が無いため。また、連載が短期でまとめられる作品が多く、単行本へのニーズが過去作をさかのぼって追う読者に偏るからでもある)。 このように対象読者を低めに設定しつつある一方で、あらいきよこや八神千歳など、比較的大人びた作品を描ける執筆陣も確保している。 「ぴょんぴょん」を併合し、その内容を引き継いだ1992年以降、タイアップ作品は本誌を語る上で欠かせない要素である。 掲載漫画を原作とした「アニメ化」よりも、アニメのコミカライズやアニメ・グッズ製作を前提としての先行掲載などのタイアップ物の比率が圧倒的に高いのが特徴である。タイアップされるアニメ作品は、その時点での読者の平均年齢と同等か、それより下の年齢向けの作品がほとんどだが、時々『少女革命ウテナ』・『魔法少女隊アルス』・『電脳コイル』など、読者の平均年齢より対象年齢を高めに設定されているアニメ作品とのタイアップを行う場合がある。 また、玩具メーカーやテレビ東京などのテレビ局などと積極的に連携してきたことが実り、男児向けの「コロコロコミック」と同様、ホビーの要素を漫画雑誌に散りばめることに成功している。 タカラトミーとは合併前の旧トミー・旧タカラ時代から縁が深く、掲載漫画のアニメ化ではいずれかがメインスポンサーになることが多かった。両社の合併後も変わらず、関係が続いている。 対してバンダイは元来、競合誌の「なかよし」「りぼん」原作漫画のアニメのスポンサーにつくことが多く、本誌関連のアニメ作品では『キューティーハニーF』と『アニメ週刊DX!みいファぷー』が不振だったため、以降しばらくは疎遠だった。だが、2004年版「たまごっち」では本誌を販促ルートとして活用したタイアップが大成功し、現在でも関係が継続されている。また、後述の「ちゃおスタイル」もバンダイとのタイアップである。2005年には『ふしぎ星の☆ふたご姫』のコミカライズ作品(漫画:阿南まゆき)も製作されたが、こちらは効果がほとんど無く1年を待たずに終了、後継の『ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu!』でのタイアップは行われなかった。 2002〜2005年には、「メゾピアノ」ブランドで知られる子供向けアパレルメーカーの代表的な企業であるナルミヤ・インターナショナルとも『シンデレラコレクション』(今井康絵)で連携をしていた。 また近年は、掲載作品単独のみならず、本誌名をブランドとして展開、玩具・文具・アクセサリー・ゲームソフト[1]などのグッズを展開している。ただし、アニメ化されている作品などはスポンサーの兼ね合いから、キャラクターがグッズから省かれることがある。実例としては、旧トミーがスポンサーをしていた『Dr.リンにきいてみて!』、『わがまま☆フェアリーミルモでポン!』のキャラクターは、旧タカラから発売された「ちゃお」ブランドの玩具商品には使用されなかった。 2005年12月、「ちゃおスタイル」というトータルコーディネートブランドを立ち上げた。これは、文房具や小物ばかりでなく、アパレル製品や携帯電話(ウィルコムのPHS)にまでグッズの幅を広げたもの。 2006年8月25日からは全国のサティのうちの14ヶ所および北大路ビブレ(京都市)に、小規模な販売コーナーが設置され、その後も順次増加している。さらに2006年9月以降は、全国のサティ新規出店店舗に大規模な販売コーナーが順次設置されている。また、売り場の改装に合わせて従来のコーナーを大規模化した店舗もある。さらに2007年7月には原宿に単独での店舗を開設した。 なお、店舗(販売コーナー)の規模によっては取り扱ってない品目もある。また、店舗のない地域でも、グッズは公式ホームページから通販で購入出来る。 「少女コミック」や「別冊少女コミック」(現・「ベツコミ」)より1段階低い、小学高学年〜中学生の年齢層の読者を獲得することを目的とした。 独立創刊号の表紙は上原きみこが描いた。創刊当初から1990年代初頭にかけては、「りぼん」・「なかよし」・「ひとみ」(秋田書店発行)などより上の年齢を主な読者層としていた。しかし、長らく部数低迷が続き、「りぼん」・「なかよし」に比べてマイナーな感が拭えなかった。 1985年に『アルペンローゼ』(赤石路代)がアニメ化された。また、スタジオぴえろの『魔法のスターマジカルエミ』・『魔法のアイドルパステルユーミ』のコミカライズ版(共に漫画:あらいきよこ)を掲載するなど、アニメとのタイアップにも乗り出した。『マジカルエミ』は本誌が関係するアニメでは初めてのヒットとなったが、後続の『パステルユーミ』とアニメ版『アルペンローゼ』は大幅な放映期間短縮という憂き目に会い、この路線は定着に至らなかった。 小学生向けで恋愛物が少なくギャグ中心であった「ぴょんぴょん」の路線に倣い、小学低・中学年の女児も視野に入れる。『水色時代』(やぶうち優)や『アリスにおまかせ!』(あらいきよこ)などの合併前からの人気連載もそのまま継続され、低学年にも高学年・中学生にも読める誌面構成にした。そして、1994年の『とんでぶーりん』(漫画:池田多恵子)は、本誌が関係するアニメ化作品では久しぶりのヒットとなった。しかし、1994年当時はりぼん・なかよしの最盛期であり、部数がそれぞれ200万部・150万部を超えていた中、それに食い入ることが難しく、50万部台から部数を伸ばすことが出来なかった。 1996年に『水色時代』が本誌掲載作品では久々のアニメ化。放映期間中は『新・水色時代』(やぶうち優)が掲載された。アニメも放映期間が延長されるなど、そこそこの人気を得る。また、1995年から1997年まで『愛天使伝説ウェディングピーチ』(漫画:谷沢直)、『少女革命ウテナ』(漫画:さいとうちほ)、『キューティーハニーF』(漫画:飯坂友佳子)など、アニメの企画を元にした漫画を多数連載。しかし、これらは本誌の売り上げ増にはあまり貢献しなかった。特に『ウテナ』は、漫画を担当したさいとうの画風が他の掲載作品と大幅に違うこともあって、アニメ版の高評価とは裏腹に、本誌での人気は低迷した。 『ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー』(漫画:月梨野ゆみ)が連載開始。男児中心だった「ポケットモンスター」人気が女児に浸透し始めた時期にも呼応しヒット。それとともに本誌も女児へ認知されはじめた。他にも安室奈美恵やSPEEDブームに乗った『はじけてB.B』(今井康絵)も人気に。1999年には発行部数が70万部台に上がり、「なかよし」を追い抜いて少女漫画誌では2位に上昇。 2001年に『Dr.リンにきいてみて!』(あらいきよこ)がテレビアニメ化。続いて2002年には『ミルモでポン!』(篠塚ひろむ)が『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』のタイトルでテレビアニメ化され大人気に。この時期に本誌の発行部数は100万部を突破、「りぼん」も抜いて三大小中学生向け少女漫画雑誌のトップとなった。 『ミルモ』は本誌のみならず、小学館の幼児向け雑誌でも看板的な存在となったが、玩具の購買対象は幼児中心に留まったため、もともと小学生を主体にしていた関連商品のラインナップとのミスマッチを起こし、高視聴率の割りには関連商品の売上が伸びなかった。加えて、2004年に(「なかよし」陣営の)『ふたりはプリキュア』が幼児層に爆発的な人気を得てからは『ミルモ』の商品が対称的に売れなくなり、2005年春には商品展開がほぼ打ち切られる。そして、放映が2005年秋、原作の連載も2005年末(2006年2月号)をもって終了した。代わって、同時期にタイアップされた『たまごっち』(2004年版)と『オシャレ魔女ラブandベリー』が人気を博し、メディアミックス雑誌としての定着を見せる。 2006年春に『きらりん☆レボリューション』(中原杏)がアニメ化されヒット。「ラブ&ベリーカード」、「きらりんミルフィーカード」、「たまごっちデータカードダス」限定版などの付録の効果もあり人気を持続。少子化や『ミルモ』世代の読者が「卒業」するなどの影響で、発行部数はやや減少気味ではあるが、日本雑誌協会公式ホームページJMPAマガジンデータによると2006年12月現在も100万部台を維持している。 この年5月に発表された2006年度「子供とメディアに関する意識調査」(日本PTA全国協議会主催)で、「親が子どもに読ませたくない雑誌」の第2位にランクイン。第1位の「少女コミック」と並び、小学館の少女漫画雑誌が上位2つを占める結果となった。また、この頃には『オシャレ魔女ラブandベリー』・『たまごっち』(2004年版)ブームが沈静化、さらには看板作品の『きらレボ』も(「なかよし」陣営の)『Yes!プリキュア5』などに人気が押され始めており、全般的に逆風にさらされている。その一方で、この年7月26日の日刊スポーツの公式ホームページでは「130万部発行」と報じられた。 1990年代後半以降、急激な成長を遂げた一方で、そこからひずみも生まれ、そのまま問題点となっていった。その問題点を列挙する。 短期型の連載が多い。連載の半数以上は全3回か全6回、または6回のものを何シリーズかに分けたものである。内容・絵柄共に小学校低学年の読者を視野に入れていることもあり、特に小学校高学年以上の読者からは「じっくりと読ませる作品が少なすぎる」「全体的に漫画の内容ばかりか絵柄も幼稚」と批判されることがある。 付録は、紙類を基本としたものから文具・アクセサリーにして読者の獲得に成功したものの、一方で「豪華すぎるのでは?」と指摘されることも少なくない。 見開きの巻頭カラー(扉)が、2001年以降は全くと言っていいほど無くなった。これは、広告のカラーページを他競合誌に比べて多くしたことで、漫画に割けるカラーページが減少してしまったため。巻頭以外ではカラー扉もあるが、扉の後は延々と広告が続き、なかなか本編にたどり着けない有様である。 入賞者には担当者がついたり賞金などがもらえるほか、「ちゃお銀賞」以上を獲得するとデビューが決定する。また、上半期・下半期それぞれの半年間の中で「ナイス賞」「ちゃお銅賞」を獲得した作品の中から一番優秀な作品が「ベスト賞」に選ばれ、デビューすることができる。 近年では部数増加の影響に加え、「りぼん」の投稿生が低年齢化したことや、「なかよし」が生え抜き作家を大事にしない傾向があることからか、投稿先を「りぼん」や「なかよし」から本誌へと変更する投稿者が増えてきている。まいた菜穂は「なかよし」の漫画家をやめたうえで一から出直した上で「ちゃお」に投稿、篠塚ひろむや中原杏を皮切りに、最近本誌に連載作を発表した葵みちる、小坂まり子などここ約10年の間に「ちゃお」でデビュー作家の多くが「りぼん」から「ちゃお」に投稿先を変更した人物だったりする。 ただそれゆえに二重投稿がしばしば見られ、問題になっている。そのため2007年1月号以降、柱に「二重投稿は厳禁です」という趣旨の警告文が書かれている。 2007年1月号では「著作権」について採り上げた。これはデビュー作が実は盗作だった、という不祥事を受けての事であろう。 本誌の読者の事を公式の通称として「ちゃおっ娘」と呼ぶことがある。これは「りぼん」読者を「りぼんっ子」と呼ぶことに対抗したものだと推測される。 低学年向けの情報の数がかなり多いが、高学年・中学生の読者を取り込むために3ヶ月に1度程度のペースで芸能人の情報特集を掲載している。ジャニーズ系など小学校中学年の層にも親しまれている男性芸能人が多い。 2007年10月号をもって30周年を迎えたが、その一方で2006年1月号の表紙には「ありがとう30年」と記されていた。この「30年」というのは、「少コミ」や「別コミ」の増刊時代も含めてのことである(歴史の項を参照)。このような表示をしたのは、前年2005年に創刊50周年を迎えた「りぼん」や「なかよし」に対抗したものと考えられる。 2003年から2005年頃にかけてテレビ東京系の朝の情報番組「おはスタ」の(基本的には)毎月最終金曜日に、執筆する漫画家が出演する企画が存在した。しかし、漫画家のスケジュール調整や漫画家のプライバシー保護などの理由で出演が難しくなり、廃止された。もっとも、漫画家の顔写真を出す機会は、「りぼん」・「なかよし」と比べると今なお多い。 「連載2作目以降である」「デビュー6年目以上の作家の新連載とぶつからない」という条件さえクリアできれば、デビュー5年以内の作家が表紙を任される機会が、「りぼん」や「なかよし」と比べて多い。 6回程度の短期連載作のキャラクターであっても、応募者全員サービス品のキャラクターに採用される事がある。商売敵の「りぼん」や「なかよし」では、そのような事はまずありえない。そこからも、いかに「ちゃお」には短期連載作が多く、かつ短期連載作によって支えられているきらいがあるかがうかがえる。 増刊号のちゃおデラックスも含めて、基本的に男性が主人公の漫画は掲載されない(ただし増刊時代のChuChuには男性主人公の漫画は存在した)。近年での例外は、テレビアニメとのタイアップで「金色のガッシュベル!」の4コマ漫画が連載された程度である(それでも、タイアップであっても基本的に「ポケットモンスターPiPiPiアドベンチャー」のように、この制約に合わせ原作から大幅な設定変更がなされるのが普通である)。かつては男性主人公でも良かった時期はあり、やぶうち優が学年誌で連載した「少女少年」は元々本誌向けに構想されていた漫画である(これもちゃおデラックスに連載を移す際に大幅な設定変更がなされている)。 テレビアニメやOVA化こそされなかったが、市販のドラマCD化された作品として「ちゃーみんぐ」(久川綾主演)と「ビューティーポップ」(皆川純子主演)がある。ただし前者はイメージCDのプログラムのひとつであった。映像化されなかったもののドラマCDにはなったことがある作品は「りぼん」にも複数存在するが、すべて読者サービス用の非売品だった。 ^ 「ちゃお」ブランドのゲームソフトは以下の2本が発売中である。カッコ内は左から機種/発売元/発売日/ジャンル/税込価格の順。 ちゃおまんがスクール(ニンテンドーDS/TDKコア/2006年11月9日発売/シミュレーションゲーム/5040円) ちゃおドリームタッチ! ハッピーあにばーさりー(ニンテンドーDS/マーベラスインタラクティブ/2006年12月7日発売/アドベンチャーゲーム/5040円) おいでよどうぶつの森?しあわせ通信? | きらりん☆レボリューション | 恋するプリン! | 極上!!めちゃモテ委員長 | こっちむいて!みい子 | チャームエンジェル | はぴはぴクローバー | ビューティーポップ |
[ 149] ちゃお - Wikipedia
[引用サイト] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%8A
