周辺とは?
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国名:ロシア連邦 ウラジオストク市(市外局番4232)・ハバロフスク市(市外局番4212)(国際電話国番号:7) 一般概して、良いとはいえません。街には、ゴミの散乱した場所が所々に見られ、また車の排気ガス規制などが行われていないために、ゴミ処理問題、大気汚染などの環境問題があります。上水道は水質に問題があり、飲料には適していません。市場などでは食品の衛生管理が十分ではないことが多いようです(日本人とは食品の衛生管理に対する概念が異なるというべきでしょうか)。沿海地方では、医療はソ連崩壊(1991年)の混乱からほとんど抜け出していません。沿海地方には公的医療施設しかない(ただし、歯科では私立の診療所があります)のですが、医療整備は立ち後れています。医療知識・技術の水準は低くないのでしょうが、多くの医療施設ではここ十年間余り(つまり、ソ連崩壊以降)、医療器材・医療器具などの更新は行われず、また建物は整備・保守などが十分に行われていないために老朽化が進んでいます。また、医療従者の賃金が安く(卒後まもなくの新任医師では、月給は100米ドル程度)のため、医療従事者の充足率は60%を下回っています。したがって、これらのことから緊急の場合を除いては受診を勧められる病院はないのが現状です。なお、沿海地方では結核の有病率、B型肝炎ウイルスの陽性率がロシアの平均よりも高く、またHIV陽性者の数は増加傾向にあります。 日本での生活と比較して、「かかり易い病気」として特に挙げるべきものはないと思われますが、上で述べましたように上水道の問題、食品管理の問題などから、夏季には食中毒などの消化管疾患に注意する必要があります。冬季には、風邪などの呼吸器疾患に注意することが必要です。暖房のため屋内と屋外の温度差が大きく、また屋内がたいへん乾燥するためか、「風邪」は治りにくいといわれます。交通事故は増加傾向にあります。こちらの医療事情から、日本では生命に別状はないとおもわれるような怪我でも、不測の事態が予測されることもあるので、十分に注意する必要があります。ダニ脳炎:森林地帯に棲息する「脳炎ダニ」(マダニ)に咬まれることによって発症するウイルス性感染症です。「脳炎ダニ」は春から秋にかけて森林地帯で活動します。この時期、郊外へ出かけるときは長袖、長ズボンを着用し、できる限り肌を露出しないようにして、靴は足全体を覆うものを履き、サンダルなどは履かないなどの注意が必要です。「虫よけスプレー」はある程度効果があるとされています。ワクチンがありますが、日本では認可されていません。こちらの病院で接種できますが、最低2回の接種が必要で抗体価の上昇(病気が予防できる)まで2週間程度かかります。潜伏期間は7日から14日で、頭痛・発熱・悪心・嘔吐などの症状がまず出現します。その後、神経症状が出現します。沿海地方では、例年100人弱の患者が発生し、死亡率は10%程度です。患者のほとんどは森林労働者です。ダニ脳炎は日本では、4種感染症定点把握疾患である急性脳炎(日本脳炎を除く)に属します。春から秋にかけて、ロシア極東を旅行した人が帰国後一ヶ月以内に原因不明の発熱などで病院を受診する場合、念のため、医師にダニ脳炎の可能性について話すことが必要です。 水道水は飲料に適していないので、飲料水として使用する場合は浄水器を使用し、念のため煮沸することが勧められます。市販されているミネラルウォーターは飲料水として使用されています。冬季は特に、新鮮な野菜・果物の入手が困難になるので、日頃よりバランスのとれた食生活に留意する必要があります。また、屋外での活動がほとんどできず、室内で過ごす時間が多くなり、飲酒の機会・量が増える人がよくみられます。過度の飲酒とならないよう十分注意する必要があります。凍結した路面での、転倒事故に注意が必要です。 ・小児:定期予防接種(3種混合、ポリオ、麻しん、風しん、日本脳炎)、A型肝炎、B型肝炎、狂犬病(犬を飼うのであれば) 小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明予防接種証明を求められることは通常ありません。 上に述べましたような理由で、日本人にとっては満足のいく診療が受けられる保証はありませんので、救急の場合を除いては日本での診療をお勧めします。やむを得ず病院を受診される際は、予め電話をして、診察を受けることができるか確認された方がよいでしょう。ロシア語以外は利用できません。支払いはロシアルーブルの現金払いとなります。救急車は、ロシア全国「03」で呼ぶことが可能です。ホテルには、専属の医師がいる場合がありますので、フロントに相談してください。 |
[ 82] ロシア(ウラジオストク周辺)
[引用サイト] http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/vladio.html
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極東の北の島であるサハリンは、一年の内の半分が冬で、残りの半分に春と夏と秋があります。冬には降雪量も多く、気温もマイナス20度台に下がり、交通機関や市場経済が停滞することがあります。環境衛生面では、大気汚染、上下水道の不備などの問題点があります。水道水は飲料に適さず、ミネラルウオーターを購入するか、フィルターをかけたあと煮沸消毒し、その水を利用します。食品衛生上の問題もあり、購入場所、時期、方法など十分な注意が必要と思われます。医療施設は地域ごとに診療所があり、より専門的な医療を受けるために総合病院があります。しかし、外国人が急病になった場合は、診療所ではなく総合病院の救急外来を直接受診するほうがよいでしょう。医療機関のほとんどでは、ロシア語以外の言語は通じません。ロシアの医療機関では外国人は自費診療になりますので、高額の費用になることもあり、旅行傷害保険に加入されてくることをお勧めします。当地に駐在している外国企業の職員は、SOSインターナショナルクリニック(SOS緊急移送会社の診療部門、入院施設無し)と会員契約をしてSOSクリニックを利用しています。しかし、会員以外の利用は不可で、会員でも受診の際にはかかった医療費は、その都度負担します。当地で日本と同じレベルの医療を受けることはできません。基本的には、病気は日本に帰国して治療することが望まれます。長期滞在の場合は、A型肝炎、破傷風などの予防接種を受けてこられる事をお勧めします。 上気道炎:長い冬の間、室内は暖房し乾燥しています。また戸外との気温差は40度以上になります。呼吸器疾患になる方がおおいので、加湿器の購入、インフルエンザの予防接種、マスクやマフラーなどの使用、疲労やストレスを避けるなどの対策が必要です。 鬱病:極東の北に位置する島で、人口も少なく、リクレーションなどの少ない環境です。食べ物も日本に比べて種類が少なく変化がありません。特に冬は外出も制限されるような気象状況になりますので、家の中にいることが多くなります。インフラが十分でないため、停電、断水、温水がでない、暖房が不充分などの状況が常時発生しますが、有効な対策はありません。治安も良くないので、安全に留意すれば、様々な制限が生活に科せられます。スポーツ施設もほとんどありません。よって自宅に籠もりがちになり、精神的に気分が落ち込みやすくなります。また安易にアルコールが手にはいるので依存症になりやすい環境です。 ビタミン不足:地理的な条件から野菜や果物が不足しがちです。また冬季は輸入に頼ることになりますが、悪天候などで輸送手段が滞るときがあります。値段も高いです。ビタミン剤などサプリメントを日本で調達し、持参する方が多いです。冬は日照時間が短いのでビタミンDやカルシウムの摂取も心がけた方がよいでしょう。 初夏ダニ脳炎:当地では1986年に、森林関係の仕事をしていたダニ脳炎患者の死亡が報告されています。ダニ脳炎の病原を持つダニは、サハリンでは13%程度と考えられていますが、予防接種は任意です。日本には、ダニ脳炎の予防接種はありませんが、当地では入手可能です。 ボレリア症、ライム病、リケッチア:1997年からの統計では徐々に患者数が増えており、2002年の患者数は78人です。予防接種はありません。ダニに咬まれないように、肌を露出するような服装は戸外ではしないようにしましょう。 結核:2001年頃より、結核患者が増加しています。2004年1月から3月までの間に90人の開放性結核患者が発生しています。 HIV/AIDS:2004年1月の発表によると、この10年間の当地のエイズ患者は116名で、その半数はこの3年以内に報告されています。死亡者は5名いました。患者は、20歳代の若者がほとんどです。この感染の増加傾向は麻薬の集団接種や売春(未成年者も多く含む)などが原因していると思われます。 飲料水:水道水は飲料に適さないので、ミネラルウオーターを購入するかフィルター水を使うか、水道水を煮沸して使用してください。水道水の水質検査に関して、州国営衛生・疾病予防センターに問い合わせたところ、ユジノサハリンスク市の水道水は国の水質基準に達しておらず、微生物が検出され、化学物質(特に鉄とマンガン)の一部も基準値を大幅に上回っていると返事がきました。 食品の安全性:食品は品質管理に問題があります。州国営衛生・疾病予防センターの専門家により検査をしたところ、2003年度においては、全体の4.4%が法定基準を満たしておらず、9.6%に細菌が検出されました。菓子、肉、パン、天然食品、植物油、穀類などの品質の低下が近年目立っているようです。 環境汚染:2003年10月にモスクワで行われた国際環境会議の報告では、ユジノサハリンスク市はロシア国内でも上位10位以内にはいるほど大気汚染の状況は酷く、腫瘍などの病気に罹る危険性が高いとのことです。この主要原因は車の排気ガスと浄化システムが整備されていない熱併給発電所です。ゴミや廃棄物処理の問題もあります。現在、ゴミや廃棄物処理場は能力の限界を超えており、後を絶たない不法投棄(取り締まる法が整備されていません)で環境汚染の度合いは増すばかりです。 事故:当地の死因別死者数をみると、事故による死亡は1995年より増加傾向にあり、事故の中でも殺人による死者が1990年には116人だしたが、2002年には249人と2倍以上に増えています。アルコール中毒も2000年頃より徐々に増えてきていて、2002年のアルコール中毒による死者数は230人です。犯罪に巻き込まれないよう日々の注意が必要です。 特に入国時に必要な予防接種はありませんが、A型肝炎、破傷風の予防接種は受けてこられることを勧めます。ダニ脳炎に関しては、危険性が高い人は当地で受けることができます。 小児が現地学校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明 当地の定期予防接種は全て必要ですが、証明なしでも則拒否されるわけではありません。 英語で受診できるのは、SOSンターナショナルクリニックだけですが、会員でない場合は利用できません。会費は一人年間2000ドルです。市民病院に邦人が入院した事例もありますが、あくまで例外的です。現地医療機関の受診、治療は現状では緊急避難的な場合に限るべきで、原則帰国して医療機関を受診することをお勧めします。 |
[ 83] ロシア(ユジノサハリンスク周辺)
[引用サイト] http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/y_sakhalinsk.html
