かかるとは?

技術経営(MOT:management of technology)の視点でMEMSを論じる連載「MEMS on MOT」の第17回目。MEMSデバイスの製品化には,10年,いや20年かかる。こんな議論が出るほど,MEMS技術の実用化には障壁が多い。その理由は何か。そして,それを製品企画にどのように生かすべきか。著者の出川通氏が分析する。(三宅 常之=『NIKKEI MICRODEVICES』)
MEMS分野においては,各種のハイテク関連技術をベースにして個々のアプリケーションに応じた製品群が存在し,それぞれが研究,開発,事業化,産業化のステージをもつと考えたほうがよい。すなわち,MEMSの実用化のためには,応用別かつ事業化までの段階別にその進捗状況を見ておかないと,その実態は見えてこない。一般にMOTの常識として「先端技術だけによる事業化には時間がかかる」というものがある。これは,MEMSの事業化展開においても同様である。今回の「MEMS on MOT」では,この考え方と実際の例について検証してみよう。MEMSの開発から実用化への期間は,10〜20年単位のものが普通といわれているだけに,この観点は必要であろう。
「なぜそんなに時間がかかるのか」。よく言われるように“優れた”技術は商品になりにくい面がある。これは“優れた”という言葉が“先端的”という意味で使われる場合に多い。先端技術が,ビジネス基盤から遠ざかり,時間がかかるのは次の理由による。
技術シーズの不確定さ,不安定さの課題がある。まだ発展途上で技術の完成度が低く,それによるリスクの解消に時間がかかる。
既存技術システムとの整合性が不足する。既存インフラ技術とのつながりが不足し,全体のバランスがとりにくいことが往々にして起こる。あるところだけ,改良しても周りが追いつかないので時間がかかるのである。
市場において使う側が,製品の技術・機能内容を理解していないと実用化には障壁になる。従来の常識的な製品が主流の中で,最先端技術による全く異なる製品がマーケットから理解されるには時間がかかる。マーケットにおいて,最先端技術を真っ先に受け入れるオタク系の人の絶対数は少なく,顧客の広がりは限定的になる。
MEMS関連の実用化までの期間を占める興味深いデータがある。研究ステージから量産レベルの実用化に至る期間は最長36年,最短でも11年となっている(図17)。開発ステージからでは,最長30年,最短7年である。平均では20数年である。
それぞれのMEMS実用化において,ボトルネック(律速段階)となったのは,ノズル,加速度センサー,バルブ,化学センサー,ガス・センサー,角速度センサーなどでは研究ステージだった。また,圧力センサー,バルブ,ディスプレイでは,開発ステージだった。事業化ステージが律速していたのは,圧力センサー,マイクロ・リレー,ガス・センサーなどとである。
この情報をどのようにビジネス戦略の展開に使うかは,製品企画担当者の腕の見せ所となる。例えば,10〜20年の単位で長期展開ができて,なおかつ売り上げ指向の大企業は,研究ステージから産業ステージまで取り組むことが可能である。一方,中長期での投資があまりできず,売り上げが少なくてよい中小企業は,開発ステージから事業化ステージに限定して狙った方が成功の確率は高くなる。
一方,ベンチャ企業などでは,開発ステージか,事業化ステージのみに絞って,いわばオタク向けを狙うという手法が考えられる。MEMSにおいて,研究から開発,事業化の完了(産業化)までをすべて自社だけで行なうには,時間がかかりすぎる。自ずと提携戦略や開発アイテムの数の絞込みなど,各社ごとに工夫していくことが必要となる。。(次回に続く)
【MEMS Technology 2008】イノベーションと異分野融合をもたらすMEMSの最新動向MEMSデバイスが,携帯電話機,携帯型音楽プレーヤなどに続々と採用され,機器やサービスに革新をもたらす。さらに,MEMSによってデバイスの3次元化が加速,異分野デバイスを高性能CMOSと統合することも可能になる---。イノベーションと異分野融合をもたらすMEMS技術をどう使いこなすか,そのヒントを豊富な事例でお届けする「MEMS Technology 2008」を発行します。' ) ;
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各種システムの障害は,ソフトウエアの不具合によるもののほか,システムを構成する電子機器,もっと言えば,電子機器に搭載されているさまざまなデバイスの故障・劣化によることが少なくない。
今回はイノベーションについて考えてみたいと思います。製造業はグローバルに競争が激化しています。そんな中で競争力を高めるためには,イノベーションが必要不可欠となってくるわけです。
日なたもあれば,日陰もある。多くの技術者は日陰者のようである。もっと日なたに出てもらいたい。私自身も技術者が表に出てくる活動に汗をかいている。今回は,その一端を紹介しよう。
東京大学ものづくり経営研究センターが主催している「ものづくり寄席」を覗いてきた。先生方が祭りのはっぴを着て,経営学を落語風に語る,という趣向である。…
比内地鶏とか名古屋コーチンとかコシヒカリとか、産地偽装に関する事件がやたらと目に付く。食品に限ったことではない。某百貨店がイタリア展で販売した家具は、実は中国製だったという。
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[ 41] 連載「MEMS on MOT」(17),MEMSの実用化には何年かかる? - MEMS International - Tech-On!
[引用サイト]  http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060301/113811/

KDDIはカメラで撮影した動画をメールに添付して対応携帯電話同士で送受信して再生できる第3世代携帯電話の新サービスを、9月20日から開始すると発表した。対応携帯電話も同時に発売する。
KDDIの代表取締役社長 小野寺正氏。「将来的には全ユーザーのうち、70%のユーザーがムービーやGPSなどの高機能携帯電話を利用するようになる」と予測。「今後の携帯電話もムービー、GPS中心に発売する」と述べた
今年4月に第3世代携帯電話サービスを始めたKDDIは、開始5カ月で200万もの加入者数を集めるなど好調。開始が半年早かったライバルのNTTドコモは約13万にとどまっている。KDDIは新サービス開始でさらにNTTドコモを突き放す考えだ。KDDIの代表取締役社長
小野寺正氏は、「第3世代としてナンバー1の地位を確固たるものにできる」と新サービスへの期待を述べた。
新サービスの「ムービーメール」は、携帯電話に内蔵したカメラで最大15秒まで動画を撮影して、動画に対応するKDDIの携帯電話やPCに送信して再生することができる。J-フォンがすでに今年3月から動画メールの送受信サービスを始めているが、KDDIは動画の録画時間をJ-フォンの5秒に対して、最大15秒とすることで差別化する。なお、15秒間の動画を保存した場合のファイル容量は約20Kbytes。
動画はMPEG-4で保存し、コマ落ちの少ないスムーズな再生ができるという。コマ数はEZウェブの動画コンテンツが1秒間15フレーム、メールに添付する動画は1秒間8フレームとなっている。撮影した動画に最大80文字のテロップを挿入したり、動画を再生しながら音声を別に録音することもでき、編集機能も充実している。こうした多機能性を武器に、動画メールで先行するJ-フォンを追撃する構えだ。
9月の新サービス開始に合わせて新たにKDDIのCMキャラクターを務めるタレントの仲間由紀恵さん(右)と、すでにCMに登場しているタレントの菊川怜さん
新しく発売する携帯電話では、電子メールの機能も向上させた。従来の送信可能文字数を全角500文字から全角5000文字にアップ。添付ファイルの送受信もこれまでの1件から5件に増やした。
KDDIをはじめとする携帯電話キャリアが続々と新サービスを打ち出す背景には、増加が見込めない音声通話の収入を、データ通信費で補おうとする考えがある。KDDIが8月19日に発表したデータによると、今年4〜6月期のユーザー1人当たりの月間平均収入は、KDDI全ユーザーの平均でデータ通信料が1030円。
ところが新たなネットサービスを投入した第3世代携帯電話サービス「CDMA2000 1x」に限ると、3130円と一般ユーザーに比べて3倍以上もデータ通信料を支払っていることがわかる。9月に新しく始めるムービーメールサービスでは、一度送受信すると約43円かかるが、魅力的な新サービスにより、ユーザーにデータ通信を使わせようというのが携帯電話会社の戦略だ。
しかし、ユーザーが一番敏感になるのも携帯電話の料金だ。あの携帯電話は高いというイメージがついてしまうと、どんなに画期的なサービスでも支持を得るのは難しい。KDDIはムービーメールの提供開始に合わせて、10月から月1200円を支払うことで1パケット(128バイト)当たりの通信料が、通常の0.27円から0.1円になる新しい割引サービスを開始する。NTTドコモもiモードの通信料で月3万円を超える分の通信料を1パケットあたり0.3円から0.2円に9月から引き下げる。ユーザーにはできるだけデータ通信料を支払ってもらいたいが、割高というイメージは避けたい、という携帯電話キャリアの本心が透けて見える。
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[ 42] @IT:動画メールでドコモとJ-フォンを突き放しにかかるKDDI
[引用サイト]  http://www.atmarkit.co.jp/news/200208/27/kddi.html



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