神経痛とは?
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こうきっぱりと書くと、大学病院や大きな病院で頭痛外来をなさっている先生方はおそらく、「片頭痛が最も多いのが常識だ。」と反論されるかもしれません。教科書には確かにそう書いてありますが、前線で仕事をしておりますと、後頭神経痛に悩まされている方が片頭痛の患者さんよりもはるかに多いことは事実です。 後頭神経痛とは、頭の皮の神経痛です。今回は、この後頭神経痛と三叉神経痛の話です。神経痛ときいて、お年寄りの病気だから、私には関係ないとか、神経痛なんて怖い病気ではない、などとお思いの方もあるでしょう。この神経痛は子供の頭痛の原因になることも多く、まれに神経痛が脳梗塞や脳腫瘍の症状であることもあります。 1 神経痛とはどんな痛みですか。神経痛とは、一定の末梢神経の走行に一致した領域におこる痛みです。痛みのおこる神経により、後頭神経痛、三叉(さんさ)神経痛、肋間神経痛、坐骨神経痛などがあります。その中で頭痛をきたすのは、後頭神経痛、および三叉神経痛です。 2 後頭神経痛はどんな頭痛ですか。後頭神経痛の患者さんは急に耳の後ろや後頭部が痛くなったと言って外来を受診します。左右いずれかのこともありますが、後頭部全体が痛くなることもあります。後頭神経とは頚の第2番目の神経の枝です。神経の走行は図1に示しておりますが、その部分に沿って痛みます。肩凝りや耳鳴り、急に頭を動かした時にふらっとするめまいなどを伴うこともあります。頚の付け根から突き上げられるように痛みが上がる、キヤッとする、などと表現される痛みです。そして神経の通り道を押さえると、痛さのあまり顔をしかめる、というのが典型例です。 3 三叉神経痛はどんな頭痛ですか。顔が痛くなることから、よく顔面神経痛と誤って呼ばれますが、正確には三叉神経痛といいます。額、目、頬、顎そして歯茎が痛くなります。神経の走行は図2に示しておりますように、三叉神経は脳から出た後、3つの枝に分れることから、三叉神経と呼ばれます。その3つの枝は、それぞれが三叉神経の第1枝、第2枝、第3枝と呼ばれます。第1枝は、額、目、鼻梁などの知覚に関与し、その出口は眉の付近にあります。第2枝は、上顎、頬、上口唇などの知覚に関与し、その出口は頬の上付近にあります。第3枝は、下顎、下口唇などの知覚等に関与し、その出口は下顎にあります。以上の枝に沿って痛むのが三叉神経痛です。第1枝の神経痛だと額や目が痛くなりますし、第2枝の神経痛だと上顎(うわあご)の歯や頬が痛くなります。第3枝では下顎(したあご)や下顎の歯が痛くなります。三叉神経痛には2通りあります。一つは瞬間的に痛さが訪れるもの、もう一つは痛さが持続的であるものの2つです。前者の場合、御飯を食べるとき、会話をするとき、歯を磨く時などに瞬間的に激痛が走るため、患者さんによっては自殺を考える程に深刻な痛みです。このタイプの三叉神経痛はまれですし、原因として。脳から三叉神経がでたところで血管により神経が圧迫されていることが多いため手術して治す方法があります。 4 原因は何ですか。一般的に、神経痛は、体の調子が悪いことを知らせる注意信号と考えた方がよいかもしれません。どんな時に神経痛がでやすいかというと、仕事が忙しく疲労のたまっている時、風邪をひいて体調のすぐれない時など肉体的ストレスが原因となります。また精神的ストレスも原因となります。そのようなストレスが見当たらない場合には、貧血(血が薄い)が原因であることがあります。さらに神経痛の影に他の病気が潜んでいることもありますし、帯状疱疹(水ぼうそうのウイルスが原因で起こる皮膚の病気)が原因となることもあります。 5 小児の頭痛も神経痛ですか。小児の頭痛の多くはこの神経痛です。大人と同じように、各種ストレスが原因であることもありますが、ビタミン不足により起こります。野菜を食べない、炭酸飲料ばかり飲んでいる、カップ麺を食べてばかりいる、などがあると神経痛が起こりやすくなります。また慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿)が三叉神経痛の原因となることもあります。 6 治療はどうするのですか。最も良いのは各種ストレスを取り除いて、休養を十分に取ることが最善の策です。薬は必要ではありませんが、中にはストレスをなくすことが容易ではない方も多く見られます。このような時にはまず消炎鎮痛剤(痛み止め)を使い、ビタミン剤と一緒に使います。但し精神的ストレスが原因である場合には効果が少ないため、そのような場合には、精神の緊張を抑える薬を使います。また神経ブロックといって、痛むところに注射をすることもあります。 7 神経痛は治りますか。誰でも風邪をひくことがあります。そして風邪はいずれ治ります。では一生風邪をひかなくて済むかというと、そんなことはありません。神経痛もそのような病態です。体調が悪いと神経痛は起こります。そして治ります。 8 特殊な神経痛はどんなものですか。後頭神経痛が脳梗塞の警告となることがあります。椎骨脳底動脈血流不全症と呼ばれる病態の時に後頭部が痛いことがありますが、この場合は脳梗塞の前兆となります。また頚の骨がいたんでいることによりおこる後頭神経痛もあります。三叉神経痛の場合は、痛みが持続的であり、また三叉神経の領域の知覚が障害されている場合(たとえば右と左とで額の感覚が異なる、頬をつねっても痛くない、などの場合)には、脳腫瘍により三叉神経が圧迫されていることもあります。 |
[ 63] 頭の神経痛
[引用サイト] http://www.coara.or.jp/~maruhp/pages/%93%AA%82%CC%90_%8Co%92%C9.html
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特定の末梢神経の支配領域に、発作性、反復性に痛みがみられる場合、神経痛と呼びます。痛みは、針で刺されたような鋭い痛みで、不規則な間隔で繰り返し起こりますが、長時間持続することはありません。 原因が不明な特発性の神経痛と、原因として炎症、腫瘍(しゅよう)、外傷などがある明らかな症候性の神経痛とがあり、帯状疱疹(たいじょうほうしん)後の神経痛などはそのひとつです。 神経痛には三叉(さんさ)神経痛、舌咽(ぜついん)神経痛、後頭(こうとう)神経痛、肋間(ろっかん)神経痛、坐骨(ざこつ)神経痛などがあります。ここではこれらの神経痛を中心に述べます。 三叉神経痛 三叉神経は顔面、口内粘膜、歯の感覚を支配している神経で、左右3本の枝からなっています(図27)。このどちらかの枝の支配領域に、数秒から1分くらいの発作性の鋭い痛みが認められます。この痛みの発作は繰り返し認められますが、発作と発作の間(間欠期)には無症状です。一般に、三叉神経の第2枝、第3枝に高頻度でみられ、歯磨きの際に誘発されやすいなど、痛みの発作を誘発する特定の誘発領域が認められます。 三叉神経の腫瘍、多発性硬化症(たはつせいこうかしょう)、帯状疱疹などに伴ってみられる症候性のものと、特発性の神経痛とがあります。しかし、最近、特発性の三叉神経痛の原因として、動脈硬化などで蛇行した血管が三叉神経を圧迫して症状を起こしていることがわかってきました。そのため、厳密には特発性とはいえなくなっています。 舌咽神経痛 舌咽神経の支配領域である舌根(ぜっこん)、口蓋扁桃(こうがいへんとう)、咽頭側壁などの神経痛です。嚥下(えんげ)、会話、咳(せき)などで誘発されることが多くみられます。三叉神経痛に比べてまれです。後頭神経痛 第2、3頸(けい)神経(C2、C3)領域の神経痛で、後頭部の大後頭神経や小後頭神経の支配領域に神経痛が認められます。肋間神経痛 坐骨神経痛 坐骨神経の支配領域に沿った痛みで、大腿背面から下腿、足背部などに痛みがみられます。椎間板(ついかんばん)ヘルニア、腰椎症(ようついしょう)による第4腰神経〜第3仙神経の神経根の圧迫により生じることもあります。腰痛と関連して頻繁にみられます。 神経痛全般にいえることですが、問題になっている末梢神経に圧迫や炎症などがみられるかどうかを診断するため、CTやMRIなど画像診断が必要です。また、神経の電気的診断のため、筋電図検査も必要になってきます。 神経痛の治療には薬物療法、神経ブロック、外科療法がありますが、薬物療法が基本になります。三叉神経痛ではまず、抗てんかん薬のカルバマゼピン(テグレトール)が用いられます。この薬は量が多いとふらついたりしますし、頻度は高くないのですが白血球が減ったりすることがあるので、専門医の指示に従ってください。薬物療法があまり有効でない場合には神経ブロック療法や外科療法を考慮せざるをえませんが、専門医とよく相談してから行ってください。 三叉神経痛の場合、最近、外科療法が注目されています。ジャネッタによって開発された方法で、根治療法として大変高く評価されています。三叉神経を直接圧迫している血管を見つけ出し、三叉神経と圧迫血管の間に筋肉片あるいは綿などを入れて、神経に対する圧迫を除く方法です。 まず、神経痛の原因になっている炎症や腫瘍、血管による圧迫の有無などをよく調べることが必要です。そのためには、まず専門医に相談して適切な診断をしてもらい、その原因に対して適切な治療を行ってもらうことが大切です。 ※初診に適した科を掲載しています。なお病院・診療所によって診療科目の区分は異なりますので、受診の際はよくご確認ください。 北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県 病気検索サービスは「ビッグ・ドクター 最新版 家庭医学大全科」法研・刊をデータベース化したものです。掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。Copyright:(C) 2007 HOUKEN CORP. All Rights Reservedヘルスケアの免責事項について |
[ 64] 神経痛 - goo ヘルスケア
[引用サイト] http://health.goo.ne.jp/medical/search/10880400.html
