起こるとは?
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ブログは私的な日記としても使えるツールですが、読者が見えにくいため、みんなが見ていることを忘れてしまう人が多いようです。つまり、悪口を書けば、書かれた人も見ている可能性がと考えたほうが、たいていの場合正しいのです。誰にも気がつかれていないと思って書いていたブログが、実はみんな知っていたというケースを、私も何度か見たことがあります。 実社会には「空気が読めない人」と言われる人がいますが、そのような人は、ブログでも、コメントやトラックバックをしている閲覧者の怒りに火を付けて、炎上させてしまうことがあります。無数のコメントを全体的にとらえて1つの総意を汲み取り「みんなの意見は案外正しい」的な感覚で真しに受け止め、正しいと思うことは貫き、間違ったことは謝罪する誠実な態度が重要だと思います。 炎上するきっかけとなる、あるいは炎上中に更に炎上を拡大させる行為や情報が出してしまうことを「燃料投下」と呼ぶことがあります。ブログ本文によるものだけでなく、特定のコメントにブログの管理者がむきになって反論したり、挑戦的な発言をすることで燃料投下となることもあります。 先日、楽天証券の社員が、Wikipediaに書かれた自社に不利な情報を削除した、というニュースがありました(関連記事参照)。これは事件発覚から早い段階で謝罪を出したことにより、大事には至りませんでしたが、もし謝罪など対応がなかったならば強力な燃料投下として、関係各所で炎上を起こしていたでしょう。 Wikipediaは、ネットユーザーが自由に編集できる辞典で、情報の信ぴょう性は保証されるものではありませんが、その精度は相当高いものがあるようです。科学誌のNatureでは、Wikipediaの信頼性は「ブリタニカ百科事典」に匹敵すると評価されるほどです。(これに対してブリタニカ社は抗議しています) これほどの事典が、市民のボランティアによって民主的に形成されているものに対して、楽天証券の社員の行為は、公共の場を自分の都合で荒らすマナーの悪い人のようなものです。これを行った社員は、会社のために良かれと考えてのことだとは思いますが、これはネットの世界の空気が読めていなかったことが原因だと思います。 ネットの向こう側に人がいることを忘れて、非常識な発言をしてしまう人がいます。ブログで書くことは、目の前に当事者がいたとしても発言できる自信があるものにしましょう。 やらせのブログやSNSの日記は、ほとんど見透かされ、炎上につながるので、もし、やらせでも行いたい場合は、そのことを明確に宣言した上で運営しましょう。 自分で発言したが、都合が悪くなってしまったことや、都合の悪いコメントを削除した結果、閲覧者の反感を買い、Googleのキャッシュなどからその記載を「発掘」され、炎上につながることがあります。先に述べたように誤りがあった時には削除せずに率直に謝罪し、反対意見や批判的な意見は貴重な意見としてそのままにしておきましょう。 炎上は恐れるものではありません。反社会的な行為を自慢するような書き込みは問題外ですが、自分が正しいと思うことを、炎上を恐れるあまりに発言しなくなってしまったならば、ネットの世界は危機的な状況に陥るでしょう。 現実の世界でも、人に向かってはっきり言える自信があることは、ブログやSNSで発言すべきです。その結果、反論や批判的な意見があったとしてもそれは1つの意見であり、そのことに対しての自分の意見を述べ、議論すればよいのです。 その結果、誤りであったと気づいたことは率直に謝罪し、それでも正しいと信じることは主張するような自由な議論がそこにあることが大切だからです。そして、真しにこれらの人たちと議論し、お互いを理解できたならば、炎上は逆に、新しい支持者を大幅に増やすチャンスに変わるでしょう。 1996年、メール配信システムのシノックスの取締役として創業から参加。退職後、ユーティリティー系ソフトを販売するプロジーグループに入り、オンザエッヂ(現ライブドア)による買収と同時にオンザエッジに合流。 2002年、オンザエッヂの旧ライブドア買収に伴い、無料プロバイダー・ライブドアの責任者として運営に当たる。2003年、ポータルタルサイト ライブドア立ち上げ。同時にスタートしたブログが国内最大のサービスに成長した。このほか、約2年半で50以上のネットサービスを立ち上げる。 楽天証券は、「Wikipedia」の「楽天証券」の項目で、同社社員が自社に不利益な情報を削除したことを認め、謝罪した。 jobtxt1 += '30代で派遣・フリーの仕事はなくなるのか?43歳エンジニアと派遣会社担当者に聞いた'; jobtxt2 += '匿名|最高25社から査定結果が届く。査定|プロが鑑定するあなたの市場価値'; |
[ 89] ITmedia アンカーデスク:なぜ起こる? 「炎上」の力学 (2/2)
[引用サイト] http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0609/04/news012_2.html
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前回の連載で説明したように、CGM(Consumer Generated Media:消費者が生成するメディア)には2つの立場が存在します。1つは「CGMプラットフォーム運営者」、もう1つは「CGMプラットフォームを利用して情報発信する個人や企業」です。今回は、後者が向き合う“CGMの力学”について説明します。 「炎上」という言葉は、ネット業界では以前から使われていましたが、最近「ブログが炎上」などと一般的なニュースにおいても聞くようになりました。 ネットの世界での炎上とは、主にブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の日記に批判的なコメントが殺到する状況を指します。私もライブドア事件の影響で、1つの発信について、批判や、それに対する議論のコメントが1000以上付いた経験があります。 私は炎上を、度合いに応じて3つに分けて名づけています。(1)炎上した結果、再び元の状況に戻る「小火(ぼや)」、(2)コメントやトラックバックを閉じ、一方的に情報配信するだけの「1.0型メディア」となってしまう「半焼」、(3)管理人が耐えられなくなり閉鎖してしまう「全焼(または焼け落ちる)」です。 炎上と混同されやすい現象として「荒らし」があります。これはサイトの運営を妨害するだけの目的のもので、私の定義では、炎上により発生する反対意見や批判的な意見とは異なるものです。 反対意見や批判的な意見は、あくまでも貴重な意見であり、妨害ではありません。それを勘違いして荒らしと決め付け、切り捨ててしまうことは、ブログやSNSの目的である情報発信を放棄するに等しいことであり、さらなる炎上を生むか、受信者から見放され、誰も見ない個人的な秘密の日記のようなものになり果てるでしょう。 ブログやSNSで情報発信をしたいと考える人は、なぜ炎上が起こるのかという「炎上の力学」を理解することで、ネットの向こう側にいる人たちと良好な関係を築き、より安全に快適に利用することが出来るでしょう。 今年8月中旬、岩手県内にある大学の学生が、アルバイト先の書店に来店した皮膚病患者を隠し撮りし、中傷した文章を付けてSNSの日記に掲載しました。このことが「2ちゃんねる」などで話題となり、学生の日記のコメント欄や、所属していた部のホームページ(HP)の掲示板が炎上。HPは閉鎖に追い込まれ、学生は学校から厳重注意を受けることになりました。 この炎上は、学生が「ネットに掲載すること=公に発表すること」だと認識していなかったのか、忘れていたために起きたことだと思われますが、そもそもこのような行為は現実の世界でも非難されることであり、ネットであってもまったく例外はないどころか、より責任をもって発言すべきであることを認識すべきです。 最近ですと、首相の靖国参拝にまつわるエントリーで炎上したブログや、ボクシングの亀田興毅さんのWBA世界ライトフライ級王座決定戦で微妙な判定があったことについて発言し、炎上したブログがありました。 このような微妙な問題に対して、あいまいな知識とノリで意見することは、その問題を真剣に考えている人たちに不快感を与えるため、炎上につながるのだと思われます。 しかし、確固とした考えがあっての意見であれば、発言し、議論し、間違いがあれば正し、それでも正しいと思えば貫くという態度を取れば、炎上することはないと思われます。 あまり他人事のように言えた立場ではありませんが、民主党の永田寿康議員のガセメール事件で前原代表が強気な発言に終始していた時期に、民主党の長島昭久議員がブログで「この勝負絶対勝てる。今日初めてそう確信した。代表や野田国対委員長があくまでも強気である意味が良くわかった」と書き込みました。 しかしこの事件は、永田議員が誤りを認めた形で終わりました。つまり、長島議員が上記のエントリーを書き込んだ時点では勝てるという根拠があいまいだったと考えられます。にも関わらず「絶対勝てる」と断言してしまったため、先のエントリーは炎上してしまいました。その翌日に長島議員が「ブログが炎上した」と追記をしたことで、より炎上が激しくなりました。 しかし長島議員は、ブログに寄せられるコメントの意味を理解し、誤りがあると気が付いた時点で、率直に謝罪をしました。その結果批判的な意見は減少し、その後は炎上する以前よりもコメントやトラックバックの数が増え、むしろ支持者が増えたように見えます。これは炎上をプラスの方向に変えた良い例だと思います。 某電気製品メーカーが、新製品の使用感についてブログを書いていた4人の一般消費者を紹介したのですが、それを見た人達から、「素人のふりをした企業のやらせブログではないか」との疑いを持たれ、ブログのコメントにやらせである根拠や批判的な意見の書き込みが寄せられ、オープン3日で閉鎖に追い込まれたことがありました。 企業が宣伝のためにブログを利用する際、批判的なことが書かれることを恐れるがあまりに、その企業が用意したプロのライターに、何の関係もない素人が書いたように見せかけて書かせることがあるのですが、そのようなものは、やらせであると見破られてしまうとことが多いと思います。 その理由は、ブログの中に、商品やサービスに対する批判の記載がないことが多いためです。どんなことにも長所と短所があるはずなのに、長所だけしか書いていないようではかえってリアリティーがなく、嘘くさく見えてしまいます。 また、企業がSNSを宣伝に使おうとして反感を買った例として、SNSという双方向メディアを使っているのに、オールドメディア的な手法で一方的に情報を配信し、双方向性を拒むような対応したものがあります。これは、コミュニティーの名をかたった「1.0型」モデルの広告に過ぎず、口コミ的な広告効果を期待できるものではありません。 例えば、仲良しのグループの中に突然、自分の意見しか言わず、人の話は一切聞かないという人が入ってきたらどでしょう? おそらく相手にされず、はじき出されるのが落ちでしょう。 このように炎上の原因は現実の世界と同じで、人に向かって不謹慎な発言をしたり、嘘をついたことが判明すれば、誰かが傷ついたり、怒ったりするということです。ネットの世界でも、目の前に人がいるのと同じ結果が起きる可能性が高いことを理解していなかったことが原因で、特に有名な人ほど炎上のパワーが増大します。 jobtxt1 += '30代で派遣・フリーの仕事はなくなるのか?43歳エンジニアと派遣会社担当者に聞いた'; jobtxt2 += '匿名|最高25社から査定結果が届く。査定|プロが鑑定するあなたの市場価値'; |
[ 90] ITmedia アンカーデスク:なぜ起こる? 「炎上」の力学 (1/2)
[引用サイト] http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0609/04/news012.html
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いきなり腰に激痛が! ふと立ち上がった拍子に腰に激痛が! 息が止まるような痛みに襲われて、思わずしゃがみこんでしまう。少し体を動かしただけでも痛いので、動けない……こんな体験をした人はありますか? これは、西洋では「魔女のひと突き」と呼ばれるぎっくり腰の症状です。 ぎっくり腰は、医学的には「急性腰痛症」と呼ばれます。原因には諸説ありますが、腰のねんざと考えられています。普通、ねんざというと、大きな力が加えられて起こりますが、ぎっくり腰の場合、くしゃみをしただけで起こるケースも。それだけにショックは大きく、日常生活に与える影響も深刻です。 実はぎっくり腰には、腰椎の老化が関係しています。腰椎の関節は、じん帯や筋肉に支えられて滑らかに動くようにできています。老化によって、じん帯や筋肉が弱まると、関節のかみ合わせが悪くなり、腰をひねったり、ちょっとした動作でぎっくり腰が起こるのです。 まず、安静第一。固めのベッドやふとんにひざを曲げた姿勢で横になり、安静にしていると、通常は1〜2週間ほどで回復します。 腰以外にも、足の痛みがある場合は、椎間ヘルニアを発症していることもあるので、医師の診断を受けた方がいいでしょう。 ぎっくり腰はクセになる、と言われます。たしかに、ぎっくり腰を1度起こすと、くり返すことがまれではありません。でも、ぎっくり腰は再発しても、どんどん悪化するということはありません。心理的ショックや負担は相当のものですが、さほど気にすることはないでしょう。 日頃の動作で気をつけたいのは、腰に負担がかからない姿勢を心がけること。体を前に曲げた状態でひねった姿勢が、最も腰に負担がかかります。ものを持ち上げるときや洗面時には、ひざを曲げて行ったり、ものを自分のからだに近づけてから持ち上げるなどして、ガードしましょう。 ぎっくり腰を予防するストレッチ ぎっくり腰を予防する効果のあるストレッチを紹介します。すでに痛みのあるときは無理をせず、少しずつ行ってください。 (1)両手を後頭部に組み、深く息を吸いながらひじを後方にゆっくり動かし胸を張る。息を吐きながら、ひじを元の位置に戻す。 また、重いものを持ったときだけでなく、「立つ」「座る」という日常の基本姿勢のなかでも、ぎっくり腰を予防するために気をつけたい点があります。 例えば、立っているときは、長く同じ姿勢をとらないようにしましょう。また、中腰や前かがみの姿勢はなるべく避けましょう。どうしても長時間立つ場合は、片足を交互に10cmくらいの台などにのせて、姿勢を変えるようにしましょう。 また、いすに座るときは、体を机に近づけ、ひざはほぼ直角に曲げ、足の裏全体を床につけるようにしましょう。背もたれの角度は110〜120度くらいが良いでしょう。 突然やって来るぎっくり腰には、恐ろしいイメージがありますが、日頃から動作に気をつけて、腰の負担を軽減するだけで、予防効果がぐっとアップします。腰はからだのカナメといわれます。日常生活でフル活動している部分で、長くお世話になるところですから、意識していたわってあげましょう。 1978年横浜市立大学医学部卒業。同年、聖路加国際病院整形外科勤務。91〜92年、米国ピッツバーグ大学留学。現在、聖路加国際病院整形外科医長・同病院リハビリテーション科長、聖路加看護大学講師を兼任。主な監修書に「徹底図解 くび・肩・腕の痛み」(法研)、「家庭でできる腰痛の原因と治し方」(西東社)などがある。 |
[ 91] 何気ない動作で起こる「ぎっくり腰」! - goo ヘルスケア
[引用サイト] http://health.goo.ne.jp/column/healthy/h003/0052.html
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HOME > ナノテク・新素材 > 材料で勝つ > 周期的に起こる新素材開発ブーム 図1●材料開発時期を年代ごとにプロットしたもの。今使っている材料の多くは1940年〜50年にかけて開発・発見されたものだ。(提供:松下電器産業 技監 デバイス・環境技術担当の竹永睦生氏) 材料はどんな製品・部品にも使われる基本的な要素だが,往々にしてブラックボックス的に使われることが多く黒子的な存在だ,と一般的には思われている。そんな材料に,時としてスポットライトが当たる時期がある。しかも周期的に。現在使っている材料に限界が見えてきて,新素材を求めるニーズが高まってくるのである。 その周期から見て,今という時代は,材料開発の波が“陰”から“陽”へ移ってきたタイミングのようだ。世の中は,再び新素材開発モードに入ったように見える。 そうした時代認識は,企業の研究開発トップの言葉からも読み取ることができる。松下電器産業 技監 デバイス・環境技術担当の竹永睦生氏は2005年7月5日,日経マイクロデバイス20周年記念セミナーで「先端デバイスが拓くユビキタス・ネットワーク」と題して講演,「現代社会が享受している技術は,1940年代〜1950年代に発明・開発された材料を使っており,その応用技術にすぎない。それらの材料を使っている限り,さまざまな分野で限界が見えてきたのが最近の状況であり,それを打破するためには新素材を開発しなければならない」という(図1)。 竹永氏はこの講演で,主要材料が最初に開発された時期を年代別にプロットした図を見せた。繊維に革命を起こしたナイロンが開発されたのが1941年,高純度シリコンが1942年,PETフィルムが1953年,ガリウムヒ素が1955年,ポリカーボネートが1958年,希土類コバルト磁石が1968年と50年代〜60年代に新素材の発見が集中している。 こうした既存材料に代わる新素材として竹永氏が注目しているのが,カーボンナノチューブやシリコンナノワイヤといった,ナノテクノロジーを使った新素材(ナノ電子材料)である。「ここ数年で登場したナノテクノロジーをはじめとする新たな電子材料を生み出そうという動きは,新たな時代を作るものだ」と見る。特に同氏は,カーボンナノチューブを使った材料を塗布したTFTがアモルファスシリコンTFTの10倍の電子移動度を達成したという成果に注目,現状の有機TFTの未来形の材料としてナノ電子材料を位置付ける。 ソニーでコーポレート・エグゼクティブ EVP R&D担当を務める鶴島克明氏は2005年7月12日,日経エレクトロニクスの創刊900号を記念したシンポジウム「NEテクノロジー・サミット2005」で「2010年のエレクトロニクス」と題して講演,「“場”を変える技術革新の重要なものの1つが材料であり,鉄の時代から現在はシリコンの時代になり,将来はカーボンの時代になる」と語った。 ここで同氏が言う「カーボン」とは,カーボンナノチューブなどカーボンそのものだけではない。有機材料全般を指しているという。特に,ソニーの研究陣が最近の研究でペンタセンという有機材料で作ったTFTの電子移動度を大幅に高めたという成果を示し,有機材料が俄然,注目を集め始めたことを紹介した。 鶴島氏は,材料が変わることによって「モノの作り方」が変わることも鋭く指摘する。真空装置で作っていたものを塗布やロール・ツー・ロールで,トップダウンで作っていたものを自己組織化現象を応用したボトムアップ的な方法で作れるようになる。半導体から絶縁体,封止からパッケージに至るまで,ロール・ツー・ロールによって電子部品が大量生産される時代が来るかもしれないと展望する。 我々メディアも,こうした材料開発の波に合わせて情報を提供していかなければならない。過去を遡ると当社は「日経ニューマテリアル」という雑誌(1985年創刊)を発行していた。役割を終えたということで約10年前の1994年に休刊したが,新素材に対する情報ニーズが再燃したということであれば,新素材という窓口で材料情報を一覧できる場を作りたい,というのがこの「ナノテク・新素材」サイトを開設した狙いの一つである。ナノテクノロジーという,新素材を創出する手段も充実してきたことも追い風になっている。 実は筆者は日経ニューマテリアルに開発・創刊から休刊まで在籍していた。新素材には思い入れがある。日経ニューマテリアルは,1993年に誌名を「日経マテリアル&テクノロジー」に変え,実用材料に焦点を当てた編集方針に変えた。このことはつまり,読者のニーズが新素材開発からそれを使いこなす情報に変わってきたことを示している。今思えば,材料開発が水面下にもぐりブラックボックス化する中で,材料の情報を聞き出す取材は難しくなって広告ニーズも減り,残念ながら雑誌媒体としては成り立たなくなったが,別の見方をすれば新素材が実用材料として花開く時期だったのだと思う。 材料開発のサイクルを目の当たりにしてきた者として感じるのは,新素材と,いわば旧素材の共存による使いこなしの重要性である。例えば,鋼にしろ,今となっては旧素材に分類されるシリコンにしろ,新素材にすべて置き換わるわけではない。旧素材は今後も量的に広く使われ,技術開発も続いている。確かに,新素材,例えばカーボン系材料の研究開発は活発化しているが,それがシリコンをすべて置き換えるわけではないのだ。 その点,シリコン半導体を長年研究してきて,最近になって有機半導体の研究を始めた東京大学 国際・産学協同研究センター教授の桜井貴康氏の試み・コメントは含蓄がある。同氏は,電子移動度や電子デバイスとしての特性について比較してみたという。すると「ほとんどの分野で有機材料はシリコンに負ける」。特に機能あたりのコストでは遠く及ばないそうだ。しかし,同氏は「面積当たりのコストが格段に低かったり,フレキシブルだったりというシリコンにはない有機材料の特徴がある。両材料をハイブリッド的に使うことが大切ではないか」と見る。 往々にして旧素材と新素材の開発者は別々で,その間には乗り越えがたい壁や溝があったりする。両者の交流を活発化させて両方の特徴を知った上で,使いこなす知恵が大切なようだ。このナノテク・新素材サイトが両者のバインダーの役目を果たせればと思う。 三菱ガス化学,低誘電性樹脂「オリゴ・フェニレン・エーテル」製造装置を新設---プリント配線板用材料などに展開(2006/09/06) 産総研,自由曲面・大面積の圧電素子開発に有効な材料混合・成形法を確立(2006/07/12) 【nano tech】ポリマテック,磁場配向のナノ構造制御により最高の熱伝導率を持つ高分子フィルムを開発(2006/02/21) (研究リーダーインタビュー)久間 和生氏 三菱電機 役員理事 先端技術総合研究所 所長(2005/01/28) 東大生研など,産学連携で次世代のナノ光電子デバイスを開発 ─ 文科省ITプログラムの実施機関に(2002/05/14) インクジェットでSi TFTを形成,セイコーエプソンとJSRが液体材料によるSi薄膜の形成に成功(2006/04/06) 東北大学,実用的な光学ポリマーにカーボンナノチューブを分散させた材料で超短光パルス発生に成功(2006/03/22) Tech-On! 全体ニュースコラム用語辞典編集部ブログ雑誌記事紹介イベント書店特設サイト英語ニュース Annex会員の方はAnnexにログインしていただくと,クリッピングした記事をここに表示します。(ログイン/Annexへの新規登録 | Annexとは?)'; 【ET2007続報】米Spectralus社と佐鳥電機,超小型プロジェクターの光源に向けて高効率な緑色レーザを試作(10:55) 【電池討論会】三菱化学科学技術センター,正極材にLNCAOを使ったLiイオン2次電池のガス発生原因を解明(09:36) 各種システムの障害は,ソフトウエアの不具合によるもののほか,システムを構成する電子機器,もっと言えば,電子機器に搭載されているさまざまなデバイスの故障・劣化によることが少なくない。 今回はイノベーションについて考えてみたいと思います。製造業はグローバルに競争が激化しています。そんな中で競争力を高めるためには,イノベーションが必要不可欠となってくるわけです。 日なたもあれば,日陰もある。多くの技術者は日陰者のようである。もっと日なたに出てもらいたい。私自身も技術者が表に出てくる活動に汗をかいている。今回は,その一端を紹介しよう。 東京大学ものづくり経営研究センターが主催している「ものづくり寄席」を覗いてきた。先生方が祭りのはっぴを着て,経営学を落語風に語る,という趣向である。… 比内地鶏とか名古屋コーチンとかコシヒカリとか、産地偽装に関する事件がやたらと目に付く。食品に限ったことではない。某百貨店がイタリア展で販売した家具は、実は中国製だったという。 BPnetTRENDYnetビジネスパソコンITテクノロジー医療建設・不動産安全・安心経営とIT動画転職 |
[ 92] 周期的に起こる新素材開発ブーム - 材料で勝つ - Tech-On!
[引用サイト] http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN_LEAF/20050713/106687/
